グレイトジェネレーション ゼロフォウルの野望   作:匠 良心

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15話 大会の暗躍

 

 

 

 

総弩の試合が終わり控室の席で座った後に駆けつけたひかり達、あの大会の時に出現した()()について話した。

 

 

 

 

ひかり「え?煙幕の中に人影?」

 

 

覇龍哉「どういうことだ?総弩」

 

 

 

総弩「わからねえ・・・ただあいつはこの大会の主催者を酷く憎んでいた。」

 

 

 

直江「主催者が何か裏を引いてるってことか?」

 

 

総弩「いずれにしてもこの大会には何か裏がありそうなんだ」

 

 

覇龍哉「そうか・・・だったら俺がいく」

 

 

 

直江「おい!一人で行くのかよ!だったら俺も!」

 

 

ひかり「わたしも行きたいです」

 

 

 

覇龍哉「駄目だ!いくらなんでも女の子2人を連れていくなんて」

 

 

 

総弩「いかせてやってくれ兄貴!」

 

 

 

覇龍哉「総弩・・・」

 

 

 

総弩「この二人は魔女だ。そんじゃそこらの女の子とは違うぜ!だから、な?」

 

 

 

覇龍哉「うーん・・・」

 

 

 

覇龍哉はこのまま2人を観客席にいたらあるいは暗躍している敵に襲いかかる可能性もあるかもしれないと思った。

 

 

結果、

 

 

 

覇龍哉「わかった!でも総弩、この大会には絶対勝ち上がってこい!優勝すればサン グラースが目の前で何をしでかすか用心しとけよ!」

 

 

総弩「ああ、わかった!」

 

覇龍哉「それと」

 

総弩「?」

 

 

覇龍哉「クロスリングの使用はあまり避けてくれ。万が一また森部のような奴だったら厄介だ。だからワールドフォンを使って戦ってくれ」

 

 

総弩「ワールドフォンか」

 

総弩は服の懐にしまっているワールドフォンを取り出す。

 

 

総弩「この大会で使ってみたいヒーローになりたいと思ってたからな。わかった!」

 

そう、言い残し3人は控室に出た。

 

 

 

 

 

 

ーグラースの部屋ー

 

 

 

 

 

 

 

森部碧「くっ!?」

 

 

 

 

大会の主催者であるグラースはソファに座り込み目の前には鎖で繋がれた森部碧がいた。

 

 

 

グラース「森部か・・・・貴様はあの森部道場の主、森部孝志(もりべたかし)の孫か」

 

 

 

森部碧「サングラース・・・・!!」

 

 

 

 

 

 

見下すグラースを睨み付ける碧

 

 

 

グラース「お前達の家系は代々()()()()を使えられない一族、私から見れば興味もない・・・」

 

 

 

森部碧「興味が・・・ないだと!?」

 

 

 

 

グラースの言葉に碧は怒りで襲いかかろうとするが鎖つきの腕輪で身動きできない。

 

 

 

 

 

森部碧「だったら・・・お前が私の父と母も弟も・・・そして・・・・おじいちゃんを・・・・」

 

 

 

 

 

 

何故殺した!?

 

 

 

 

碧は怒りのあまりグラースに向かって吠える。

 

 

 

 

 

グラース「ふん!私の目的はある石を手にいれることだ・・・」

 

 

 

森部碧「ある石?」

 

 

 

 

グラース「その石の名は・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

プリズムクリスタル

 

 

 

 

 

碧「プリズムクリスタル?」

 

 

 

 

グラース「そう、もともとは虹色に輝く巨大な宝石でね、その欠片がお前達森部の一族がもっているという噂だ」

 

碧「!!」

 

 

孝志『碧……この石を……必ず……勇者と呼ばれる者に届けよ……』

 

 

 

 

碧「そんなの知らないわよっ!」

 

 

 

グラース「では後ろの腰に吊るされている袋はなんだ?見せてみろ!」

 

 

碧「あっ!」

 

 

 

 

グラースは強引に碧の袋を取り上げ中身を見る。

 

碧「返して!それは!」

 

 

 

グラース「これだ・・・・これだ!!」

 

 

グラースは袋にあった中身を天高く上げた。

 

 

 

 

グラース「これがプリズムクリスタルだ・・・この石のために俺は頂点まで上り詰めた。」

 

 

?「ではどうします?」

 

 

 

 

グラース「あんたか・・・」

 

 

 

突然裏口から入ってきたのは紫髪でラフな格好もとい()()()()()()()()したスーツを着た男性がいた。

 

 

 

 

 

 

グラース「決まってる!この石を使って俺が真の最強に成り上がる!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方 覇龍哉、ひかり、直枝は大会の主催者 グラースの部屋に向かっていた。

 

 

ひかり「勇光さん・・・大丈夫なんですか?優勝するのに酷い怪我するんじゃ・・・」

 

 

 

覇龍哉「それはありえないな・・・」

 

 

 

直枝「なんでそんなこと言えるんだよ!!」

 

 

 

覇龍哉「あいつは15年から修行して異世界の人間達と関わり戦ってきたからなそんじゃそこらのプロレスラーやヘビー級ボクサーを簡単に倒せるほどのレベルに達してるからな」

 

 

ひかり「そうなんですか・・・」

 

 

 

 

 

 

覇龍哉「止まれ!」

 

 

 

3人は一斉に止まると目の前には主催者グラースの部屋があった。

 

 

 

覇龍哉「まずは俺が様子を見る!」

 

 

 

覇龍哉はそーっと扉のガラスのほうでグラースを覗いてみた。

 

 

 

 

だが肝心のグラースがどこにもいなかった。

 

 

 

覇龍哉「どういうことだ?」

 

 

覇龍哉はそーっとドアを開け中に入ると

 

覇龍哉「!」

 

 

ガシャァァーーーン!!!

 

 

 

ひかり「覇龍哉さん!?」

 

 

直江「金海!?」

 

 

 

突然 覇龍哉が部屋に入ると突然入口の上から5本の柵が出現し、覇龍哉を閉じ込めた。

 

 

 

覇龍哉「なんだこれは?どういうことだ?」

 

 

 

 

❓「決まってるじゃないですか……」

 

 

 

覇龍哉「!!」

 

 

 

その時、覇龍哉の耳から聞こえたその声が覇龍哉に恐怖と悪寒を覚える。

 

 

 

 

覇龍哉「その声……まさか……」

 

 

覇龍哉は振り向くとそこにはグラースの傍にいたスーツの男が立っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

❓「お久しぶりですね…リュウドラさん♪」

 

 

 

その時、青年は黒いカードを取り出して上に投げた。

 

 

その時、黒い光が青年を包み隠しピエロのような姿になった。

 

 

だが覇龍哉はその青年が変わった姿に驚き、その男がかつての上司だということに呆気をとらう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

覇龍哉「ジョーカー……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

実況『さあ!これで幾多の戦いを制して唯一残ったのは、この二人だああああぁぁぁぁぁーーー!!!!』

 

 

 

 

 

 

 

決勝戦!

 

 

勇光 総弩vs火円 暴

 

 

 

 

 

 

総弩「とうとう決勝まできたか…」

 

 

目の前の暴は腕を鳴らしながら歩み寄ってくる。

 

 

 

暴「俺は嬉しいぜ!お前のような男と戦うことが…なにより嬉しいぜ!!」

 

 

 

総弩「嬉しい…そうだな」

 

 

 

 

 

 

総弩はワールドフォンを取り出し、暴は全身の力を解放した。

 

 

 

 

 

 

「それでは決勝戦!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   「始め!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

to be content

 


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