深い真夜中の昭和タウン、
特別任務で帰ってきた勇光総弩は深く腹が減っていた。
ぐぅ~~~~
総弩「う~~特別任務とはいえいろいろと苦戦が多かったからな・・・店に寄ろうとしてもどれも閉めている。こんな時間に働いている店なんてこの町にはないな・・・・ん?」
総弩が愚痴をこぼしている時、目の前の路上で屋台があることに気づいた。
総弩「拉麺屋か・・・寄ってこ!」
総弩は善は急げということで拉麺屋に向かった。
総弩「おじさん!ってうわっ!」
拉麺屋の暖簾を引いて見るとそれは湯気がとても濃くて拉麺屋の店主の顔が湯気によって隠れている。
?「お客さん一人?」
総弩「うん・・・一人」
?「御注文は?」
総弩「とんこつ味噌拉麺」
?「あいよ!とんこつ味噌拉麺1丁!」
店主は湯気の中で拉麺を作り始めた。
総弩「あの湯気の中に・・・作ってんだよね?」
総弩はすこし不安げに湯気の中にいる店主を見つめた。
?「お待ち!とんこつ味噌拉麺1丁!」
総弩「おおお!!いただきます!!」
総弩は勢いよく麺をズルズルとかぶりついた。
総弩「うーーーん!!旨い!!」
?「はははは!そうか旨いか!」
総弩のたべっぷりに店主は歓喜した。
?「ふぅー」
総弩「どうした?急にため息なんかついて」
?「いえね・・・この店は今日で店じまいするんだよ」
総弩「ええっ!こんなに旨い拉麺があんのに!?」
?「ああ、きっかけは友達の一人がいなくなったからさ」
総弩「友達?」
目の前の濃い湯気に包まれている店主は話し出した。
?「そいつはいろいろとアイデアが詰まったような奴でね。俺の拉麺を食べて喜んで感想を言った時はとても嬉しかった・・・だが、今年の夏ぐらいにそいつはどこかに行っちまった。」
総弩「え?どこかって!?」
?「どこに言ったのか俺には知らん。だがあいつはまた別のところで活躍してんじゃないだろうかね。」
店主は鼻水をすするような音がした。
どうやら過去の話であまりにも涙ぐんでいたのだろう。
?「あいつがいなくなってもうお客は一人も来なくなった。だからあんたが最後の客で本当によかった」
総弩「これからどうすんだ?」
?「さあな、だが俺は拉麺屋をやめてもこれからのことは計画しているんだぜ!」
総弩「これからのこと?」
?「俺のこれからの計画・・・・それは小説家になることだ!」
総弩「え?小説家?」
?「ああ、これから先嬉しいこともあれば苦しいことも険しいことが待っているだろう!だが!」
総弩「?」
?「俺はくじけたりしない!俺は小説家になって最後まで自分の作った物語を完成してみんなをあっといわしてやるんだ!!」
総弩「へぇー」
?「そしたらあいつも・・・・」
店主は過去の彼を思いだしまた悲しんでしまうと思いきや‼️
総弩「いいね、それ!俺も応援する!」
?「え?」
総弩「俺もその話を最後まで見てみたい!絶対にだ!」
総弩の真っ直ぐな気持ちに店主は大笑いした。
?「ははははははははははははは!!おもしれえ坊主だぜ!!」
大笑いした店主はなにやらゴソゴソと何かを探していてそれを、手にし総弩に渡した。
総弩「これは?」
?「友達が最後に会った時に渡されたもんだ!これをお前さんにやるよ!」
総弩が受け取ったのは青く輝く龍のカードであった。
総弩「ブルー・・・メサイア・・・ドラゴン?」
?「それが必ずお前さんの力になってくれる筈だ!」
店主はそろそろ屋台を引きずり始めた。
?「じゃあな!」
総弩「おーーう!」
総弩も店主もお互いに手を振り合ってそれぞれの道へと突き進んだ。
拉麺屋の店主は僕なんです。
そして友達はかつて感想をくださった青龍騎士さんです。
今年は夏ぐらいに彼がいなくなってすこし鬱な気持ちになっていました。
でもこれからは切り換えて小説を書くつもりです。
それではみなさん!よいお年を