グレイトジェネレーション ゼロフォウルの野望   作:匠 良心

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14話 あるサイレン音

体育館倉庫内

 

 

醸下院「来ると思ってましたよ・・・・」

 

 

 

 

?「はあ はあ はあ・・・・ 」

 

 

その女子高生は体育館倉庫まで走って息切れし、そこにいたのはレッドバーニングの世界でシュロムを自分の力にしようと企てたグラースの側近であり元バッドエンド王国幹部の、醸下院 罰人ことジョーカーがいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

醸下院「あなたが欲しいのは・・・・これでしょう・・・・」

 

 

 

醸下院が少女に渡したものは青と黄色のMS V2ガンダムとフリーダムガンダムのロストフィギュアだった。

 

 

 

少女「・・・・・・・・」ゴクッ

 

 

 

醸下院「欲しいですか?貴方の願いのために・・・・」

 

 

 

 

 

 

少女「欲しい!・・・・頂戴!・・・・あいつを」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

少女「氷河院 雪李(ひょうがいん ゆきり)を倒すために!!」

 

 

 

 

醸下院「くくく・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃、総弩はひかりと初めて会った時に落ちてきた刀、烈風丸(総孥は刀名は知らない)を武器屋の狸屋の店長、ポンポーに見せた。

 

 

 

 

 

総弩「どうだ?店長」

 

 

ポンポー「・・・・・・・・」

 

 

 

ポンポーはメガネを掛けて烈風丸の刃の部分を見て結果、

 

 

 

 

 

ポンポー「駄目だな・・・・」

 

 

 

総弩「駄目か・・・・」

 

 

 

ポンポー「これを打った奴・・・・ド素人だったらしい・・・・その証拠にこの刃の部分を見てみろ」

 

 

 

総弩「どれ」カチャ

 

 

総弩はメガネで烈風丸の刃の部分を見ると総弩はちょっとドン引きそうな気持ちだった。

 

 

 

 

総弩「マジかよ・・・・」

 

 

 

ポンポー「どんなに見た目が綺麗な武器だとしても、細かい部分には小さな刃こぼれや埃があったらそれを扱う人間にとって毒なんだよ!」

 

 

 

総弩「・・・・直せねえーのか?」

 

 

ポンポー「俺は武器商人で鍛冶屋じゃねーからムリだな」

 

 

 

総弩「そうか・・・・」

 

 

 

ポンポー「俗に剣士が「一振りの剣では5人は斬れぬ」っていうのがあってな、達人が刃筋を見極めて上手い具合いにやれば刃も欠けず脂もつかない・・・・しかしながら剣が振るわれるのは戦のなかだ。鎧がある皮がある骨に当たることもあればしゃにむに振り回す事もある。もし相手の武具と打ち合えば刃は欠ける血管を断ち切り刃は血脂で塗れる。一振りの剣では五人と斬れねーっていうもんだ」

 

 

 

総弩「・・・・」

 

 

 

ポンポー「にしたってこれはどうかと思うがな」

 

 

 

ポンポーはボロボロとなった刃の情態の烈風丸を見て残念そうな目で眺めた。

 

 

 

 

総弩「・・・・・・・・やっぱ専門家の鍛冶屋にいかないと駄目か」

 

 

 

ポンポー「ああ、そうしとけ・・・・あっ!」

 

 

 

総弩「どうしたん?」

 

 

 

ポンポーは何かを思いだし、総弩はそれを質問した。

 

 

 

 

 

ポンポー「総弩、知ってるか?デルトラっていう世界の話を・・・・」

 

 

 

総弩「デルトラ・・・・確か影の大王って奴がそのデルトラ王国を侵略しようとしたがある鍛冶屋の男の手によって七つの宝石を埋め込まれたベルトを造り、それを腰につけまばゆい光で影の大王を追い出したっていう話か・・・・」

 

 

 

ポンポー「その影の大王がプリキュア帝国と手を組んだって話を聞いたことあるか?」

 

 

総弩「プリキュア帝国と手を組んだ!?」

 

 

 

ポンポー「ああ」

 

 

ポンポーの言葉に総弩は動揺しポンポーは話の続きをした。

 

 

 

ポンポー「プリキュア帝国はゼロフォウルに対抗するためデルトラ王国の秘宝でもある七つの宝石が必要とされて影の大王と結託することになったそうなんだ。そしてプリキュア帝国はデルトラ王国を襲撃されたらしい・・・・」

 

 

 

総弩「デルトラか・・・・そういえばあそこは剣とかを造る鍛冶屋がもとになった王国だよな・・・・じゃあ、あそこならこの刀を打ち直すことができるかもしれない!」

 

 

 

ポンポー「だが、そのリーフ王はプリキュア帝国襲来によって行方不明になっちまったらしい・・・・まあこの世界にいるのかどこか待ち合わせの世界にいるとかじゃねーか?知らんけど」

 

 

 

総弩「えーー・・・・」

 

 

 

ポンポー「とにかく帰んな・・・・用がすんだのならお前の仕事に専念するんだな」

 

 

 

それだけ言い残しポンポーは狸屋の入り口のドアを閉めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

狸屋から出た総弩はしぶしぶ街道を歩き回り、今後のこの刀についてどうするか悩んでいる。

 

 

 

総弩(いっそ質屋に売ろうかな「「プルルル!」ん」

 

 

 

 

総弩のコートのポケットからワールドフォンの着信音が鳴り響き、それを取り出して着信先は愛子からだった。

 

 

 

総弩「どうしたん?愛さん・・・・そろそろ俺は次の戦士のいる世界に行こうと思ってんだけど・・・・」

 

 

 

 

愛子『ああその件で呼んだんだけど・・・・』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

総弩「はあああああああああ!!!!??雁淵と管野ちゃんだけで行った!?」

 

 

 

 

愛子『そっ♪』

 

 

 

総弩「何がそっ♪だよ!こうしちゃいられねー!!」

 

 

 

総弩は急いで家まで走ろうとするが突然、柄の悪いグラサンの掛けた男とゴリラが前に立ちふさがった。

 

 

 

 

滝東也「待ちな!兄ちゃん」

 

 

 

総弩「誰だ?」

 

 

 

 

滝東也「兄ちゃん・・・・この近くに勇者様の家があるらしいが・・・・知ってるか?」

 

 

 

ラース「ウオオオ!」

 

 

 

 

総弩「・・・・知ってたらどうするつもりだ?」

 

 

 

 

滝東也「決まってんだろ!俺達のな「ウウウウウウーーーーー!!!!」ウッ!」

 

 

 

 

突然の巨大なサイレン音が耳をつんざくように響いてきた。

 

 

 

どうやらこの近くに大事件が発生したらしい。

 

 

 

 

放送局『みなさん!速やかに避難してください!繰り返します速やかに避難してください!』

 

 

 

 

総弩(この放送・・・・今までとはすこし違う・・・・この慌てようの声・・・・なにかあったのか?)

 

 

 

 

 

放送局『みなさん!今このアルカS地区に』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

放送局『プリキュア帝国が出現しました!!』

 

 

 

総弩「!?」

 

 

 

 

to be continued




次回予告



ひかりと管野は総弩が向かうはずだった次の世界、次の舞台は




ひかり「女学校・・・・」



愛子「二人はここでこの学校の生徒になりまーす♪」



直枝「まじかよ!?」



そして立ち塞がるもの達



そして・・・・



次回 ブリザードヴァルキリー!



ぶっちぎるぜっ!!

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