グレイトジェネレーション ゼロフォウルの野望   作:匠 良心

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ブリザードフェーミナ編はあと二話で次で終わらす予定です。


20話 襲撃者の正体

総弩「いくぞ!」

 

 

 

ジオウはジカンギレード ジュウモードに変換しキュアスネークを狙い撃った。

 

 

 

ドンッ!ドンッ!ドンッ!ドンッ!

 

 

 

キュアスネーク「ふん!遅い」

 

 

 

キュアスネークはジカンギレードの弾を蛇のようにスーッとと避ける。

 

 

 

 

ひかり「あの動き方まるで蛇みたい・・・・」

 

 

 

キュアスネーク「そうさ・・・・アタシは蛇の力を持ったプリキュア キュアスネークさ」シャアア

 

 

ひかり「ひっ!」

 

 

 

キュアスネークは舌を出したことでひかりはキュアスネークに恐怖を抱いた。

 

 

 

直枝「う・・・・うう」

 

 

総弩「管野ちゃん!」

 

 

 

ジオウはひかりがおぶっている直枝がだんだんと顔色が悪くなっていることに気づく。

 

 

 

 

総弩「雁淵!ここは一旦引くぞ!管野ちゃんが危ない!」

 

 

 

ひかり「えっ!管野さんが!」

 

 

 

キュアスネークの蛇の毒にやられている直枝を見て驚くひかり、このまま放置すると命に関わると感じ今は逃げることに専念することに決めた。

 

 

 

キュアスネーク「逃がしゃしないよ!プリキュア!スネークウィップ!」

 

 

 

シャアア!!!

 

 

キュアスネークは蛇を鞭のように振るいその先の頭が牙を剥き出しにして襲い掛かった。

 

 

 

総弩「させるか!」ブシャッ!

 

 

シャアア!!!

 

 

ジオウのジカンギレードで蛇の首を切り裂いた。

 

 

総弩「よし!逃げるぞ!」

 

 

 

ひかり「でもどうやってこの状態から・・・・」

 

 

 

総弩「まかせろ!ヒーローチェンジ!」

 

 

≪チェンジ!スーパー1!≫

 

 

総弩はトランスギアで仮面ライダースーパー1に変身した。

 

 

 

 

総弩「チェンジ!冷熱ハンド!」

 

 

 

スーパー1の特殊武器ファイブハンドの一つ冷熱ハンドを装備させ、左腕の冷凍ガスを放射した。

 

 

 

総弩「くらえ!」シュウウウウウ!!!!

 

 

 

 

キュアスネーク「うわっ!」

 

 

 

変温動物の蛇をモチーフとしたキュアスネークにとって冷凍ガスには敵わず防御することで精一杯だった。

 

 

 

 

総弩「よし逃げるぞ!」

 

 

 

ひかり「はい!」

 

 

 

 

スーパー1は直枝を抱えて部屋から一目散に逃げていった。

 

 

 

 

キュアスネーク「ちくしょう!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キュアスネークを退けた総弩とひかりは廊下を走っていくなかでクラスメイトの夕子と出会った。

 

 

 

 

ひかり「夕子ちゃん!」

 

 

夕子「雁淵さん!それになんで男の人が!?それに管野さんまで」

 

 

 

総弩「そこは後でいい、保健室はどこだ?」

 

 

 

夕子「保健室?そこを曲がった辺りにありますよ」

 

 

 

総弩「よし!行くぞ!」

 

 

 

ひかり「はい!」

 

 

 

夕子「あっ待ってください!雁淵さん」

 

 

 

ひかり「どうしたの?夕子ちゃん」

 

 

 

突然の夕子に訪ねられてひかりは止まった。

 

 

 

夕子「あの・・・・晶さん・・・・見ませんでしたか?美香さんを連れ戻しに行くと行ったきりで来ないんですが・・・・」

 

 

 

 

ひかり「晶ちゃんが・・・・」

 

 

 

 

総弩「おい!!」

 

 

 

ひかり「あっはい!夕子ちゃん!また今度!」

 

 

 

それだけ言い残しひかりは総弩の所に走った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Bフェーミナ「はあっ!」

 

 

 

 

 

 

アナザーフリーダム「ギギィィーー!!」

 

 

 

ガキンッ!ガキンッ!ガキンッ!

 

 

 

一方ブリザードフェーミナとアナザーフリーダムの空中戦を繰り返していた。

 

 

 

 

アナザーフリーダム「ギギィィーー!!」

 

 

バシュゥーー!!バシュゥーー!!バシュゥーー!!

 

 

 

アナザーフリーダムは腰に装備されたクスィフィアスレール砲を発射した。

 

 

 

Bフェーミナ「フリーズシールド!」

 

 

 

ガン!ガン!ガン!ガン!

 

 

 

ブリザードフェーミナの左腕から氷の障壁を発動しクスィフィアスレール砲のビームを防いだ。

 

 

 

 

Bフェーミナ「今度はこっちの番だ!アイスオブアート!」

 

 

 

ブリザードフェーミナのアイスキルレイピアから多数の氷山が出現し、それをある形にくっつけた。

 

 

 

 

一方、キュアスネークを退けた総弩達はブリザードフェーミナとアナザーフリーダムの戦いを見た。

 

 

 

総弩「氷が・・・・龍の形に」

 

 

 

ひかり「何ですか!あれ?」

 

 

 

ヒロン「あれがあの戦士の力ヒロ!」

 

 

 

 

 

 

氷山「ビャアアアーーー!!!」

 

 

 

Bフェーミナ「行くぞ!」

 

 

 

ブリザードフェーミナの特殊能力の一つアイスオブアートは多数の氷山を呼び出し、それを頭のイメージで考えた通りのものを復元できるのだ

 

 

 

そしてBフェーミナがイメージして作られたのは巨大な翼を持つワイバーンであった。

 

 

 

 

アナザーフリーダム「ギギィィーー!!」

 

 

 

バシュウウウーーーーーー!!!!!!

 

 

 

アナザーフリーダムは上に装備されたバラエーナプラズマ収束ビーム砲とクスィフィアスレール砲を同時に発射プルバーストを炸裂させた。

 

 

 

Bフェーミナ「喰らえ!!」

 

 

 

ゴオオオオオオーーーーーー!!!!!!

 

 

 

ブリザードフェーミナが作り出したワイバーンから氷の息を放射した。

 

 

 

 

ゴオオオオオオオオオ!!!!

 

 

 

 

氷の息とビームの強烈な打ち合いにアナザーフリーダムのほうが圧してると感じたが徐々にブリザードフェーミナのほうが威力を増していた。

 

 

 

 

Bフェーミナ「私の勝ちだ!」

 

 

 

氷山ワイバーン「ゴオオオオオオーーーーーー!!!!!!」

 

 

 

 

アナザーフリーダム「ギギィィーー!!??」

 

 

 

 

氷山ワイバーンの氷の息吹きによってアナザーフリーダムは氷漬けにされた。

 

 

ドオォォォーーーン

 

 

 

氷漬けにされたアナザーフリーダムは空中から落下した。

 

 

 

 

Bフェーミナ「ふう」

 

 

 

勝利を感じたブリザードフェーミナはワイバーンから降り着地した。

 

 

 

 

 

ひかり「生徒会長さん!」

 

 

 

総弩「・・・・」

 

 

ひかりと総弩はブリザードフェーミナの方に駆け付けた。

 

 

 

Bフェーミナ「雁淵・・・・それにその男は」

 

 

 

ひかり「この人は勇光総弩さん、見た目は悪いけどとてもいい人ですよ」

 

 

 

総弩「おい!見た目が悪いってなんだ!」

 

 

ひかり「ひっ!」

 

 

つい口を滑らしてしまいひかりは丸まった。

 

 

 

Bフェーミナ「おい!やめないか!そもそもこの学園に男が侵入するのはご法度だ!来い!」

 

 

ブリザードフェーミナは総弩の腕を掴み連行しようとするがひかりは必死で止めようとした。

 

 

 

ひかり「生徒会長さん!違うんですってば」

 

 

ググ・・・・

 

 

ひかり「え?」

 

 

 

何か後ろに小さな音が聞こえたひかりは振り向くとそこには

 

 

ひかり「生徒会長さん!危ない!」ドンッ

 

 

Bフェーミナ「なっ!」

 

 

 

バシュンッ!

 

 

 

ひかり「ああ・・・・」

 

 

 

突然、Bフェーミナの後ろから緑色の光弾が当たろうとしたがそれに察知しひかりはBフェーミナを押し出し、その光弾がひかりの背中に当たった。

 

 

 

総弩「雁淵!!」

 

 

総弩はひかりを支え、意識を伺うがひかりは直枝と同じように息を切らしていた。

 

 

ひかり「はあ、はあ、はあ、・・・・」

 

 

 

総弩「雁淵!おい!雁淵!」

 

 

 

Bフェーミナ「まさか!」

 

 

 

Bフェーミナは後ろを振り向くとそこには氷付けにされたアナザーフリーダムのビームライフルが氷を突き抜けてビームを発射した。

 

 

総弩「てめえ!よくも!」

 

 

総弩はジクウドライバーを腰に装着しようとしたその時、

 

 

 

ケビン「待て!」

 

 

 

総弩「!?」

 

 

Bフェーミナ「!」

 

 

 

総弩とブリザードフェーミナが声が聞こえた方向を見るとそこには赤いライダー、仮面ライダーゲイツことケビン明坂が来た。

 

 

 

総弩「お前は・・・・あのときの」

 

 

サンタ事件の時、クルシメマスオルグの戦いに参加したあの赤い仮面ライダーであった。

 

 

 

 

Bフェーミナ「なんだお前は?」

 

 

 

ケビン「少なくともお前達の敵じゃない」

 

 

 

 

ゲイツはビームで傷を負ったひかりの方に近づきワールドフォンでアイテムを出現させた。

 

 

 

ケビン「このヒールクリームを塗れば傷は癒える。塗れ!」

 

 

 

総弩「あ・・ああ」

 

 

 

総弩はヒールクリームを受けとりひかりが負った傷を塗った。

 

 

 

 

ひかり「うっ!うう・・・・」

 

 

 

総弩「雁淵!我慢しろ!」

 

 

 

ひかり「うう・・・・」

 

 

 

傷口を塗りすこし落ち着いた表情になった。

 

 

 

ひかり「あれ?」

 

 

 

総弩「雁淵!大丈夫か?」

 

 

ひかり「痛くない・・・・傷も治ってる」

 

 

 

総弩「はあ」

 

 

 

ひかりが無事なことに総弩は安心しため息を吐いた。

 

 

 

 

総弩「お前は・・・・何者だ?」

 

 

 

ケビン「俺はこの世界でアナザーヒーローを出現させている奴を突き止めに来た・・・・それが今わかった」

 

 

 

 

ひかり「え?」

 

 

 

総弩「それは本当か!?」

 

 

 

ケビン「あの金井莉愛、そしてあのアナザーフリーダムに変えられた女子高生、水木晶・・・・」

 

 

 

ひかり「え!あれ!晶ちゃんなんですか!?」

 

 

 

Bフェーミナ「なんだと!?」

 

 

 

アナザーフリーダムの正体はひかりと直枝と同じクラスの水木晶だったことに衝撃が走った。

 

 

 

ケビン「そして・・・・これまで陰で見下ろしある女を殺すための計画でもあったんだ」

 

 

 

 

総弩「ある女って?」

 

 

 

ケビン「お前だ、氷河院 雪李」

 

 

 

Bフェーミナ「私?」

 

 

 

 

ケビン「そして、この計画を企画し自分の親友と犬猿の生徒を利用し、殺害しようとした張本人」

 

 

 

 

 

総弩「・・・・」

 

 

ひかり「・・・・」

 

 

Bフェーミナ「・・・・」

 

 

 

 

 

ゲイツはヴァルキリーコロシアムのゲート前の方に目をやるとそこに現れたのが

 

 

 

 

美香「・・・・・・・・」

 

 

 

 

 

ケビン「鏡 美香・・・・いや氷河院 美香 貴様だ!」

 

 

 

 

ひかり「え?美香ちゃん!?それに氷河院って」

 

 

 

Bフェーミナ「美香が・・・・私を」

 

ケビン「俺は奴の素性を調べた。奴と氷河院 雪李はかつて氷河院コーポレーションの双子であった。母親は先代のヴァルキリー、ブリザードフェーミナであり、人々からは絶大な尊敬を与えていたが・・・・ある強力なメデューサが現れ母親は殉職それで氷河院家の印象は徐々に崩壊する寸前だった・・・・そして氷河院家の跡取りに悩んだ父親は姉の方に跡取りとして育てることに決め、妹の方は父親の妹、鏡家のの方に引き取らせた。姉の方は母親の意思を受け継ぎその力は母親以上であったと聞く・・・・だが妹の方は適合性は低くまるで妹の存在などは世間からはなかったかのように消えていった。そして今、このヴァルキリー学園に来て妹は目立たないようにして姉を殺すチャンスを伺っていたというわけだ。違うか?氷河院 美香」

 

 

 

 

美香「・・・・・・・・」

 

 

 

ひかり「そんな!嘘だよね・・・・美香ちゃんが生徒会長さんを殺そうだなんて・・・・」

 

 

 

ひかりは仲良しになった美香が雪李を殺すなんてありえないと判断したが・・・・美香は

 

 

 

 

美香「・・・・くくく・・・・あははははは・・・・きゃははははははははは♪」

 

 

 

 

 

総弩「!」

 

 

ケビン「!」

 

 

ひかり「美香・・・・ちゃん・・・・」

 

 

 

美香の突然の変貌にひかりは唖然とした。

 

 

 

美香「そうだよ・・・・全部その赤い人の言うとおりだよ・・・・私がこの学園に来たのは元姉、生徒会長、氷河院 雪李を殺すためなんだよ!!」

 

 

 

美香は眼鏡を外しそれを落とし足で踏みつけた。

 

 

 

ひかり「どうして!どうして美香ちゃんがそんなことをするの!?」

 

 

 

 

美香「ひかりちゃん、教えてあげるよ・・・・これまで味わった私の屈辱、嫉妬はこの女が元凶だとね!」

 

 

 

 

美香は姉の氷河院 雪李を指差した。

 

 

 

 

美香「私はあの頃・・・・氷河院の性だった頃はとても幸せでパパもママもそしてお姉ちゃんも優しかった。ママはとても強く優しくかっこよく、私もいつかあんな風になりたいと思っていた・・・・だけどママが死んだことで全てが変わった!!パパが跡取りの件でお姉ちゃんの方に指名され、私は鏡家の性を受け継ぐことになった。あの婿養子気取りの男の素に・・・・そしてそのときは散々だったよ。私が氷河院の娘って名乗ったらみんなは嘘つき呼ばわりされ苛めを受けられた。そして中学の頃、テレビで映っていたお姉ちゃんがママのヴァルキリーを着た時はどれ程羨ましかったのか・・・・あの顔を見るとまるで上で私を嘲笑って、自分の力を見せびらかすかのように映っていた。私は怒りと憎しみ、悲しみでぐちゃぐちゃになった。そして私は決心した!氷河院コーポレーションもヴァルキリーもみんな消えちゃえばいいんだって・・・」

 

 

 

 

雪李「美香・・・・違うんだ!これは・・・・」

 

 

美香「何が違うの!?今もそうやって私を嘲笑ってたんでしょう!」

 

 

 

雪李「違う・・・・」

 

 

 

美香「でもいいの・・・・私にはもう晶ちゃんが変身したお陰でその力が私の物になったんだから」

 

 

 

 

 

総弩「何!!」

 

 

ひかり「美香ちゃん!!」

 

 

 

美香は氷漬けにされたアナザーフリーダムの方に近づいてきた。

 

 

 

 

アナザーフリーダム「ギッギギ・・・・」

 

 

 

手が動かすことで精一杯のアナザーフリーダムは美香が近づいてきたことで恐れてしまった。

 

 

 

美香「晶ちゃん・・・・ありがとう・・・・こんな苦しいことさせちゃって・・・・だから・・・・ご苦労様!!」

 

ガチッ!

 

 

 

美香は氷に閉ざされたアナザーフリーダムの胸の部分を手に近づけさせるとそこにはアナザーフリーダムのライドウォッチが出現した。

 

 

晶「あ・・・・ああ・・・・」

 

 

 

ライドウォッチを奪われたことでアナザーフリーダムは晶の姿に戻った。

 

 

 

ひかり「晶ちゃん!」

 

 

 

 

美香は四人にアナザーフリーダムのライドウォッチを見せるとアナザーフリーダムのライドウォッチが徐々に変化を遂げた。

 

 

 

 

ゴゴゴゴ

 

 

 

≪ストライクフリーダム!!≫

 

 

 

禍禍しい音声でアナザーフリーダムライドウォッチがアナザーストライクフリーダムライドウォッチに変化した。

 

 

 

 

美香「見なさい!氷河院 雪李!そして全てのヴァルキリー!これが私の革命の一歩だああああ!!!!」

 

 

 

 

≪ストライクフリーダム!!≫

 

 

 

 

 

ひかり「美香ちゃん!!」

 

 

 

総弩「なんてデカさだ!!」

 

 

 

 

アナザーストライクフリーダム「ゴロズ!!ズベデゴロズ!!!」

 

 

 

アナザーフリーダムよりもその大きさはその倍よりもあり、見た目もガンダムというよりもはや怪鳥に近い怪物となった。

 

 

 

Bフェーミナ「美香・・・・」

 

 

 

ブリザードフェーミナは妹の変わり果てた姿にショックを受けて膝をついてしまった。

 

 

 

 

アナザーストライクフリーダム「さあ、お姉ぢゃん、先ずは、あんだをごろずじであげる・・・・」

 

 

 

to be continued




次回予告



雪李「私は・・・・もう・・・・戦えない」



ひかり「あきらめちゃ駄目です!」



総弩「俺はお前のように人を他人呼ばわりされるのが嫌いなんだよ!」



ひかり「それでも!最強のヴァルキリーか!!」




次回 「私のできること」

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