グレイトジェネレーション ゼロフォウルの野望   作:匠 良心

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6話 風のエリア ウインドバレー 甦れ!ウルトラマン

ゴオオオオオオオオ!!

 

 

 

カッ!

 

 

ドガーーーーーーーーーン!!

 

 

 

心太郎「うわっ!!」

 

 

 

心太郎が今いるのは緑の扉の向こうの世界風のエリア ウインドバレーである。

 

 

 

心太郎「まったく・・・こんな天候の荒い世界に封印の妨害を企む奴なんているのかよ・・・」

 

 

 

この世界に来た時点で暴風の嵐に巻き込まれて、このエリアまで飛ばされたって訳よ・・・

 

 

心太郎「そういえば・・・こんな雨を見ると昔小学校で放課後に一緒に帰った美憂を思い出すな・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あの時は自分の傘をいじめっ子にとられて困ってる所に美憂が学級委員の仕事を終わらせて帰ろうとしていたんだっけ?

 

 

 

 

 

 

 

 

心太郎「美憂ちゃん・・・」

 

 

 

美憂「どうしたの心くん?傘は?」

 

 

 

心太郎「・・・・・・」

 

 

 

 

美憂「もしかして・・・・・・またあいつら!?人のものを勝手に取り上げるなんて最低!!」

 

 

 

心太郎「美憂ちゃん・・・その・・・」

 

 

 

美憂「私の傘で一緒に帰ろう♪心くん」

 

 

 

 

あの時は傘の中でよく僕のヒーローの話を最後まで聞いてくれたよな・・・

 

 

 

それに僕の傘を取り上げた連中は美憂の男勝りな拳でそいつらを泣かせたんだっけ・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それに今は・・・僕が美憂を助ける番なんだ!ここから執念場だ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

心太郎「とはいったものの暴風に豪雨に雷・・・・・・一体、なんでって・・・・・・え!?」

 

 

 

僕はこの気象の荒い天候の原因はなんなのか周りを見回した時、そこにいたのは・・・

 

 

 

心太郎「あれ・・・怪獣・・・」

 

 

 

僕が今、目撃したのはクラゲが突然変異したような形をした巨大な怪獣

 

 

 

心太郎「台風怪獣・・・バリケーン・・・か」

 

 

 

 

 

 

 

バリケーン「キュウウウウウウウウ!!!!」

 

 

 

 

台風怪獣バリケーン・・・ミクロネシア近海で誕生したとされる怪獣・・・奴は触手を広げ回転し大型の台風を発生させる厄介な奴だ・・・

 

 

 

心太郎「あいつと対等に戦えるヒーローといえば・・・」

 

 

僕の手に持っている2つのフィギュアを見た。

 

 

 

心太郎「始まりの戦士と・・・超古代の戦士・・・」

 

 

 

今まで怪人と戦ってきたからここからは怪獣と戦うため巨大ヒーローとなって戦うことになったのだ。

 

 

 

心太郎「まずは・・・こいつでいってみるか・・・超古代の戦士の力を!!」

 

 

 

《トランスチェンジ!ティガダーク!!》

 

 

 

心太郎(え?ティガダーク?)

 

 

 

 

 

僕が変身したのはかつて3000万年前の地球を守った光の戦士ウルトラマンティガに変身した・・・はずだった

 

 

 

心太郎「なんでだ?なぜ闇の姿のティガに・・・」

 

 

 

 

バリケーン「キュウウウウウウウウ!!!!」

 

 

 

心太郎が悩んでる最中にバリケーンが心太郎に襲いかかってきた。

 

 

 

 

心太郎「悩んでいる暇はない!!」

 

 

 

バリケーン「キュウウウウウウウウ!!!!」

 

 

 

 

心太郎「ハアッ!」

 

 

バリケーン「キュウウウ!!」スッ

 

 

心太郎「何!?」

 

 

バリケーン「キュウウウウウウウウ!!」バリバリバリバリ

 

 

心太郎「ジュアアア!!」

 

 

ティガダークの飛び蹴りでバリケーンに攻撃しようとしたがそれをすらりとかわされ、チャンスだと感じたバリケーンは両腕の触手でティガダークの体を絡め、自慢の得意技である高圧電流を流した。

 

 

 

 

心太郎(駄目だ・・・・・・このままじゃやられる・・・・・・こうなったら仕方ない!)

 

 

 

僕は仕方なくもう一つのフィギュアを取り出してトランスギアに装着した。そうはじめて地球を訪れた怪獣退治の専門家と呼ばれた戦士・・・

 

 

 

 

《トランスチェンジ!ウルトラマン!》

 

 

 

 

心太郎「シャアッ!!」

 

 

ブチッ!ブチッ!

 

 

バリケーン「キュウウウウウウウウ!!!???」

 

 

 

 

心太郎「これで決める!!」

 

 

 

僕はウルトラマンの必殺技の特徴である両腕を十字にして光線を放つ!その必殺技の名は

 

 

 

心太郎「スペシウム光線!!」

 

 

ビイイイイイイイイイイイイイ!!!!!!

 

 

 

バリケーン「キュウウウウウウウウ!!!???」

 

 

 

ドーーーーーーーーーーーーン!!!

 

 

 

スペシウム光線を浴びたバリケーンは光に包まれて爆産した。

 

 

 

 

 

心太郎「・・・・・・おかしい・・・バリケーンを倒したのに・・・暴風雨が止まらない・・・・・」

 

 

ゴロゴロゴロ

 

 

ドカーーーーーーーーーーーン!!

 

 

 

 

その時、巨大な雷雲から雷が降り注ぎ、そこに現れたのはこの谷をも覆い尽くすほどの巨大な翼を持った女性型の巨人が現れた。

 

 

 

 

?「きゃはははは♪あたしの名はウインドハーピー!この世界の番人さ」

 

 

 

 

心太郎「まさか、お前がこの世界の天候を荒らしたのは・・・」

 

 

 

ウインドハーピー「きゃははは、そうだよあたしはアイツに授かった力で天候を好きなように操れるのさ」

 

 

 

心太郎「アイツ?アイツとは誰だ?」

 

 

 

ウインドハーピー「それはあたしを倒してからにしな!まっ無理だろうけどね!!」ヴァサア!!

 

 

 

心太郎「うわあ!?」

 

 

 

あいつの巨大な翼から強力な風を羽ばたかせ、僕が変身しているウルトラマンもこの巨体をも吹き飛ばすほどの威力で吹っ飛んでしまった。

 

 

 

ウインドハーピー「今度はこれだよ!」ピッピッピッ

 

 

 

ゴロゴロゴロゴロゴロゴロ

 

 

 

心太郎「え?」

 

 

ウインドハーピー「痺れろ!!」

 

 

 

ピシャアアアアアーーーーーーーン!!!

 

 

 

 

心太郎「うわあああああああ!!??」

 

 

 

あいつの翼から羽根が3本抜き取りその羽根が上空に上がりそれが雲に突き刺さったのか雷雲が現れ、強力な雷が僕に当たった。

 

 

 

ウインドハーピー「今度はこれだよ!知ってるんだよ!あんたの変身している奴はこの天候がいちばん苦手だってことをね!」

 

 

 

心太郎「苦手?(ウルトラマンがもっとも苦手な天候・・・)ま・・・まさか!?」

 

 

 

 

ウインドハーピー「凍えろ!!大吹雪!!」

 

 

 

ビュオオオオオオオオオオ!!!!

 

 

 

 

心太郎「うわあああああああ!!??」

 

 

 

ピコン!ピコン!ピコン!ピコン!ピコン!ピコン!

 

 

 

心太郎「あっ?しまった!カラータイマーが!?」

 

 

 

カラータイマー、それはウルトラマンが怪獣と戦うためにつけられたパロメーターいわゆる生命器官でもあるのだ。

 

 

通常は青色だが活動時間が1分になった時、怪獣と戦うにつれ、赤色へと変わり点滅が開始するいわゆる地球にとどまる時間が徐々に減っていくのである。

 

 

そしてウルトラマン達がもっとも苦手とする天候、それは寒さ、冬期である

 

 

 

ウルトラマンの故郷の光の国は冬がなくそのせいで寒さに対する防衛策は少ないのだ。

 

 

 

 

ピコン!ピコン!ピコン!ピコン!ピコン!ピコン!ピコン!ピコン!ピコン!ピコン!ピコン!ピコン!ピコン!ピコン!ピコン!

 

 

 

ヤバイ!!どんどん点滅が激しくなっていくこのままじゃ!!

 

 

 

ウインドハーピー「これでトドメだよありとあらゆる天候が纏った羽根で串刺しだ!!」

 

 

 

心太郎「こんなところで・・・」

 

 

 

ウインドハーピー「行け!!!」ビュッ!ビュッ!ビュッ!ビュッ!ビュッ!ビュッ!ビュッ!ビュッ!

 

 

 

 

ブチ!ブチ!ブチ!ブチ!ブチ!ブチ!ブチ!ブチ!ブチ!ブチ!ブチ!ブチ!ブチ!ブチ!

 

 

 

心太郎「あああ!!」

 

 

 

 

ドスウゥゥゥーーーーーーーン!!!

 

 

 

全身の体を羽根で突き刺され、僕は倒れてしまった。

 

 

 

 

 

ウインドハーピー「きゃははは♪やった♪やったー♪これであたしはもとの世界に戻れる!やったーー♪♪」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

心太郎(・・・・・・・・・駄目だ・・・体が・・・思うように・・・・・・動けない・・・)

 

 

 

 

 

 

僕は・・・・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あきらめないで!

 

 

 

 

 

 

 

心太郎「え?」

 

 

 

 

 

 

 

この声どこかで・・・とても・・・・・・懐かしい・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

彼はまだ諦めていない・・・・・・だから彼方も諦めないで・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ウインドハーピー「きゃはははははは・・・・・・えっ?」

 

 

 

カッ!

 

 

 

 

雷雲が覆い尽くした空に一筋の日の光がカラータイマーに当てられた瞬間、黒くなったカラータイマーが一瞬でもとの青色の状態に戻った。

 

 

 

 

心太郎「シャアッ!!」

 

 

 

 

ウインドハーピー「そんな・・・なんでだよ・・・」

 

 

 

 

心太郎「最後まで諦めず不可能を可能にする・・・それがウルトラマンだ!!」

 

 

 

ウインドハーピー「ウルトラマンだ?なに勝手にヒーローぶってンだよ!!テメーみたいなキモい奴は死にやがれ!!」ヴァサア!!

 

 

 

 

奴はまた翼を広げ、羽根を出そうとするが僕はそれを防ぐため初代ウルトラマンにはない僕だけのオリジナル技を出した。

 

 

 

心太郎「させない!!ウルトラトルネード!!」

 

 

ブオオオオオオオ!!!!

 

 

 

 

ウインドハーピー「そんな!?あたしの羽根が・・・」

 

 

 

 

全身の体を高速回転し、竜巻を作り上げウインドハーピーの羽根を全部竜巻に飲まれた。

 

 

 

 

心太郎「忘れ物だ!!返すぜ!」

 

 

 

ビュッ!ビュッ!ビュッ!ビュッ!ビュッ!ビュッ!

 

 

 

 

ブスッブスッブスッブスッブスッブスッブスッブスッ

 

 

 

ウインドハーピー「ぎゃああああ!!??」

 

 

 

竜巻によって回収した奴の羽根をダーツのように胴体に突き刺した。全部百発百中である。

 

 

 

 

ウインドハーピー「痛い!痛い!痛い!痛い!」

 

 

 

 

 

心太郎「トドメだ!カラーリウム光線!!」

 

 

 

ビビビイイイイィィィィーーーーーーーー!!!!

 

 

 

 

 

ウインドハーピー「ぎゃあああああああああああ!!!!!!!!」

 

 

 

 

 

ドォォォォォォォォーーーーーーーーーン!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

僕は腕をL字に組んだスペシウムを超えた超必殺光線カラーリウム光線を炸裂させ、奴は爆散した。

 

 

 

その時、奴を倒したせいか空が晴れて、青空が広がり谷は心地いい風へと変わった。

 

 

 

シュュュゥゥゥーーーーーーーーーン・・・

 

 

 

 

心太郎「ふーーー・・・ありがとうウルトラマン」

 

 

 

初めての巨大ヒーローの戦い、あんなにも苦戦が強いたげる戦い・・・あの時の日の光を浴びてなかったら僕は本当に死んでいた。

 

 

 

 

心太郎「それに・・・・・・なんで」

 

 

 

 

最初に変身したティガのフィギュア・・・なぜあの時、ティガが闇の姿に・・・・・・

 

 

 

 

心太郎「あと・・・・・・あの声・・・」

 

 

 

前にどこかで・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーとある禁断の大地 とある場所ー

 

 

 

 

 

 

バゴォォォーーーーーーーーン!!

 

 

 

 

 

巨大な緑の宝石が光とともに崩れ去った。

 

 

 

 

 

 

?「あと2つ・・・」

 

 

 




ー次回予告ー



青のエリア アクアガーデン



その時、現れる全身の機械に包まれた敵、




?「覚悟しやがれ!勇光!」



そのパイロットは彼をいじめた者の一人だった。




勇光「僕はガンダムで出る・・・」




勇光「トランザム!!」

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