もし潮田渚が色々チートだったらどうなるか   作:紗也

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10話です。


10話 全校集会の時間

磯「急げ、遅れたらまたどんな嫌がらせされるかわかんねーぞ。」

岡「前は本校舎の花壇掃除だったっけ?」

前「あれはキツかった。花壇広過ぎるんだよ。」

岡「なんで私たちだけこんな思いしなきゃならないの〜〜!!!」

 

今日は、全校集会だ。

なので、僕たちE組は旧校舎から本校舎まで、山下りをしなければならない。フリーランニングで行った方が断然速いと思うが気にしないでおこう。

それも、本校舎の生徒よりも早く整列していないといけないという 条件付きでだ。

 

僕ー潮田渚と茅野カエデは集会に参加したくないのが、本音だ。

その理由は、集会の後に会うある男子生徒に学校では会いたくないから。

 

そんな事を考えていると、いつの間にか本校舎の校庭に着いていた。途中、岡島くんが災難な目にあっていたが。

 

勿論、国家機密の殺せんせーは旧校舎に残ってもらって。ヴィッチ先生は、本校舎に着く頃には疲れ果てていた。…一応殺し屋なんだし、もうちょっと体力つけなよ。

 

磯「何とか間に合ったな。…ほら皆、急いで整列しようぜ」

 

そう言われて、体育館で整列した。

 

途中、声を掛けられることもあったが無視した。

 

 

月に1度の全校集会でも、僕たちE組の差別待遇は変わらない。

僕らはそれに長々と耐える。

 

校長「えー、要するに君たちは全国から選りすぐられたエリートです。・・・」

 

と、長い長い校長のお話は右の耳から左の耳へ通り抜けていった。…聞こうとしなくても覚えてしまっているけど。

校長のお話の一言で周りが笑い出す。…黙ってよね。小学校で習わなかったのかな?集会は静かにしろって。

 

そんなことを思っていると、後ろの菅谷君が

菅「渚、そういえばカルマは?」

と聞いてきた。

渚「サボり。集会ふけて罰食らっても痛くも痒くも無いってさ。」

僕も、サボればよかったかも。学校では、学秀とは会いたくないし。

 

 

次は、生徒会からの発表らしい。…はぁー。学秀が出てくる。アイコンタクトで、『待ってろ』とか言われるんだろうなぁ。

 

おっ、烏間先生が来た。他のクラスの先生たちに挨拶してるよ。やっぱり堅物だな。挨拶されてる先生、微妙に惚れてるし。

 

そんな時、中村さんと倉橋さんがナイフケースを取り出して見せ合っていた。烏間先生は、『可愛いのはいいが、ここで出すな。他のクラスには秘密なんだぞ!』と言って、注意していた。

 

その時、ヴィッチ先生も体育館に入って来てE組の方を見ていた男子生徒や他の先生たちはヴィッチ先生に釘付けになった。…やっぱりイリーナは見栄っ張りだな。

 

そして、僕の方に来て小声で、

イ「・・・他の弱点も教えてください。ナギさん。」ボソッ

と、言って来た。僕は、最初に決めた交換条件を破ったイリーナに教える訳は無く、

渚「・・・何簡単に約束破ってくれてんのかな?殺されたいの?…まあ、約束破ったから弱点は教えないけど。」(黒い笑み)

と言って、イリーナだけに殺気を放った。

イ「ご、ごめんなさい」

渚「その代わり、今度もう1人の仲間を教えてあげる。まだ知らないでしょ?」

イ「ありがとうございます。」

 

いつの間にか、生徒会の発表準備が終わっていたようで、他のクラスの生徒たちは生徒会行事の紙を持っている。やはり、E組の分は無いようだ。

荒木「今配ったのが生徒会行事の詳細です。」

 

磯「すいません、E組の分まだなんですが」

荒木「あれー、おかしいな?ごめんなさい。E組の分忘れたみたい。すいませんが、全部記憶して帰ってください。それに、E組の人は、記憶力も鍛えた方がいいと思うし。」

そう上から目線で荒木鉄平は言う。

 

記憶力を鍛えた方がいい、か。E組でも憶えられるんだったら他のクラスの生徒たちはもっと簡単に憶えられるはずだよね。だったら、

 

「すいませんが、ちょっと見せてくれませんか?3秒でいいから。」と隣のクラスの1人に言う。OKだそうで、3秒だけ見せてもらった。よし、憶えた。

 

渚「生徒会行事の詳細について・・・」

と言って、プリントの内容を言い始める。内容を全て言い終わる前に荒木くんが

荒木「な、何でそれを知っているんだい?」

壇上にいる荒木くんが驚きながら言う。

 

渚「えっ、記憶してって言われたから隣の人に3秒だけ(・・・・)見せてもらった時に記憶しただけだけど?文句でもあった?それに、E組の(・・・)僕でも暗記出来るんだから、当然(・・)他のクラスの人も暗記出来るはずだよね?」

そう言うと、周りが一気に静まった。あかり(茅野)と学秀と烏間先生は呆れた顔でこっちを見ていた。

やり過ぎたかな?けど、あかりの事を悪く言ったようなものだから、見過ごせないしね。

 

そんなことを考えていると、プリントを渡された。手書きのようだ。こんな芸当が出来るのは、殺せんせーだけだ。

 

殺「磯貝君、問題ないようですね。」

 

そんなこんながあったが、無事集会は終わった。

 

生徒会長からの話の時に、学秀にアイコンタクトで『やり過ぎだ。もう少し自重しろ。それと、集会の後、少し待ってろ。』と言われた(?)ので仕方なく体育館前の自動販売機で飲み物を買って待っていたら、

 

高田「おい渚。お前らさ、調子乗り過ぎじゃね?」

田中「集会中に笑ったりとかよ、ちょっとは周りの迷惑考えろ。」

高田「E組はE組らしく、下向いてろよ。」

田中「どうせ、人生詰んでんだからよ。」

はー、やっぱバカだコイツら。人生詰んでんのはお前らの方だってこと気づいてないんだ。

学秀「潮田くん、ちょっといいかな?…この人たちは何をしているのかな?さっきのことで君たちよりも潮田くんの方が頭が良いと言うことがわからなかったのかな?」(威圧)

高・田「「す、すいませんでしたー。」」

学「よし、行ったね。それじゃあ、ちょっといいかな?」

 

〜校舎裏〜

 

渚「・・・何の用、学秀?」

学「それは勿論、A組への勧誘さ。」

またか。

渚「・・・それは勿論断る。」

学「そうか。それじゃあ、今度のテストで本気を出してくれ。」

渚「・・・わかったけど、全力じゃない。それと、あかりは正体バラしてないから本気出さない。」

学「よし、これで渚と張り合える。あかりは、仕方がない。…それじゃあ、今日の放課後勉強会しないか?あかりも誘ってな。」

渚「・・・別にいいよ。あかりには、私から伝えておく。場所とかは、メールで送って。それと、私とは張り合いにならないよ。」

学「ああ、わかった。それじゃあ、また放課後に」

 

学秀と話した後、旧校舎に戻った。

 

 

〜理事長室〜

 

endのE組が普通の生徒を返り討ちに(言葉でだが)して歩いていく。だが、それは私の学校では合理的ではない。少し改善する必要がある。だが、普通の生徒を押し退けて歩いて行くのは僕が気に入っている渚さんだ。改善するべきか悩みどころだ。

 

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