もし、パラケル君が最初からいたら   作:あびゃー はぴぴぴー

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ライドォ...(ルーン魔術)

 

 所長が先頭に、歩いていくと―黒い影が。「待ってください、マスター。もう一人います。」

「よし、パラケルスス。―じゃあもう一体を受けてくれ。キャスターだから厳しいかもしれないが―」

 「確かに―私はキャスターです。しかし―いざとなればこれが―」

「わかった。じゃあ、頼む。」彼を信頼して、言う。

「ええ。では、罠を―」そう言うと、まず陣を描き始める。...何処と無く見たことがある、あれは火、あれは水―とその程度しか分からないが。

 さて、「マシュ、―」「分かっています。逃走も難しい、なら―」「ああ、戦おう!」「ええ、突破です!」

 異形の大腕を振り回し、かつ緻密に短剣を投げる。が―マシュには逆効果である。大盾でもって受けとめ、果敢にバッシュしていく。「マシュ、強化だ!」魔術、礼装の仕込み魔術だが、マシュに放つ。「っ!セヤアアァァ!」大声をあげ、殴る。殴打する。...先程のマシュとは思えない程だ。...!槍!?

 「マシュ、避け―」「ご安心を。罠は設置しておきましたので。」「ガッ!?な、何だこれは...ァ!」...魔方陣?から蔓が伸びる、いやこれは―岩石?まぁとにかく、相手のサーヴァントを捉えた。沢山の槍、僧兵、そして、主武装の槍。―これは―「パラケルスス!あいつの脛を狙え!」

 「!...ええ、承知致しました。」...うわ、岩石で脛ガンガンやってる、痛そう。...折れた!...あ、消えてった。

 「ア、ランサーガ落チタカ。ナラバ、セメテソノ隙二―」

 「隙なんざねぇよ。アンサズ!」

ボォン。と、爆発音が響いた。その先に居たのは―「ルーン魔術。青髪。ドルイド。つまり―」パラケルススは心当りがあるようだ。「よう。助けに来たぜ。と言っても、もう遅いか。」

 すると、所長が。「いえ―助かりました。貴方は?」とすかさず聞く。「俺はキャスターでいい。あんたらこそ―いや、余計な詮索はなしか。ところで―」何気なく、さりげなく。「俺と手を組んで、この聖杯戦争を終わらせねぇか?」こちらに、手を組まないかと提案してきたのであった。

 コホン、とパラケルススが咳をする。「ええ、私は承ります。ですがその場合のこちらのメリットと、そちらのメリットをお教えください。ー光の御子。」

 すると、キャスターは、「チッ。真名が分かってんなら俺が策略とか苦手なの知ってんだろ?とりあえず手を組みゃあこの聖杯戦争は終わるし、そっちの戦力も増す。悪い話じゃねぇと思うが?」

 「...所長?どうします?」

「分かったわよ、連れていってくれるんなら好都合だし。<...クーフーリンって...アルスター神話の英雄じゃない!何故こんなところに...いえ、そんなことより...>」

「ではその通りに。よろしくお願いしますね、クランの猛―」

「あ゙あ゙?」

 「...いえ、失礼しました、光の御子。<やはりこちらの貴方も...>」

 ...クーフーリンについて...何か、知っているのだろうか...?そう思いを馳せながら、取り敢えず聖杯へ向けて進むのだった。




 <>は小声です。 む せ る
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