オラリオに銃剣士がいるのは間違っているだろうか? 作:ゆきラテ
バトルシーンは苦手なのでご容赦を
リューさんと別れたあと俺は彼女が書いてくれた地図に従い廃墟の方え歩いていった。
『ヘスティアファミリア』
名前の通り竈の女神である女神ヘスティアのファミリアだ。眷属はベル・クラネル一人の零細ファミリア。
確かストーリーでは主人公は恋の力による成長チートで強くなっていく話だったかな。
そうそうチートと言えば、俺は2丁の拳銃を持っている。デザインはシンプルで質素なものだ。
5発まで連発できて、たまは二十発装填できる。銃については知識が全くないため詳しくはわからない。ただ、ファンタジーで銃無双はあこがれだったから素直に嬉しい。
そんなことを考えていると、一人の小柄の少年が走ってきた。白い髪にルンベンライトの瞳。
何だろう、元気よく走ってる姿は野を駆ける白兎を思い描いてしまう。
取り敢えず声を掛けよう。
「そこの少年、ちょっといいか」
若干不審者じみてるから、自身に対して不信感が湧いてしまう。あれ、俺ってコミュ障かなんかなのか?
「あの、…どちら様ですか?」
前言撤回、俺がじゃなくてこの子があまりの子ウサギっぷりに俺が怪しく見えてしまっているだけだった。
「あー、なんて言えばいいかな、ファミリア希望者だよ」
「…………………へっ?」
スマホがあれば速攻で写真を撮りたくなるほど呆然としている。それもそうだろう、眷属は一人しかいないし、貧乏だ、そこに眷属が増えるとなれば戸惑い、不安、喜び、が混ざりあってのことだろう。
「おーい、ベル・クラネル君?」
少しは待ったのだが惚けてる時間がながかったから声をかけたのだがしくったぞ……。
「えっ?あの、なんで僕の名前を?」
もちろんダンまちを知っているからなんて言えないだろ。
「ある人の紹介でね、君のとこのファミリアをね、ファルナは誰からでも変わらないんだろ?いい神なんだろ、きみの主神は?」
少し意地悪だがこれで話を聞いてくれるだろう。彼は作中神様を大切に思ってたみたいだし。でも実際の話、ファミリア選びは大切だ。誰からでも貰えるファルナは変わらないが、かと言って適当に選んでいいものでもない。例えばだが、探索系、鍛冶系、薬剤系などのファミリアの方針もあるし、場の空気や神の性格、選ぶ要素でいえば色々ある。
それに零細ということは、長くファミリアの成長に携われるし信頼も築いて行けるだろう。
「はいっ!神様はとっても優しくて凄い神様なんですっ!」
自分の主神が褒められて嬉しかったのだろう。すごくいい顔だ。
「俺の名前はサイオンジ 澄晴だ。ベルでいいか?早速だがホームに案内してもらってもいいか?」
「はいっ!付いてきてください!」
・
・・
・・・
・・・・
・・・・・
ここがホームか、かなり廃れているが元は教会かなんかだったのだろう。眷属が一人しかいないにしてはいい場所なのではなかろうか?多少のボロさもアクセントになって俺は嫌いではない。
俺がホームを見ていたからか勘違いをしたのか、ベルが弁護してきた。
「見た目は古いですが中は綺麗にしてるので見た目ほどじゃないですよ!それに地下にありますから!」
ベルの話を聞きながらついて行き中に入ると確かに地下への階段があった。これなら多少ボロくても中は風など問題ないだろう。
地下の出口に着くとベルが主神ヘスティアに挨拶をした。俺はその後に隠れるようにして中に入った。
「神様、帰ってきましたー!」
ベルが声を張り上げ踏み入ると、広がるのは地下室とは思えない生活臭溢れる小部屋だった。充分に人が暮らしていける空間だろう。
ベルが呼びかけた神物はベットの横に置かれている古びた紫色のソファーに仰向けに寝そべりながら本を見ていた。
ベルに気づいた彼女は、唐突に立ち上がると、トトトっとベルに駆け寄ってきた。
外見だけを見るなら幼女………但し巨乳だが。ここまで『ロリ巨乳』が当てはまることなど早々ないだろう。だが確かにただの人間とは違った感じがする。
恐らく彼女が女神ヘスティアなのだろう。
「やぁやぁおかえりー、今日は早かったね!」
何だろうすごく幼くて天然な気がするのだが……、神と聞いていて少し緊張していたがその人柄は普通の人と大差ないようだ。
「ちょっとダンジョンで死にかけっちゃって」
おいおいっ!?大丈夫かよ!?と思うも、あっ、そうだったと思い直す。確かここでアイズ・ヴァレンシュタインに助けられて物語が脈動し始めるのだ。
「おいおい、大丈夫かい?"君に死なれたら僕はショックで死んでしまうよ?僕を一人にしないでくれよ?」
本当に心配している様子で、ベルの体に密着しながらぺたぺた触っている。だがその顔は少しにやけている。なるほど、ヘスティアはベルのことが好きなのか。
「神様!その事なんですけど、眷属になりたいって人を連れてきました!」
おー、やっと俺の出番かな、ここまで来てるのにヘスティアに気づいて貰えなかったよ、トホホ。
「な、なんだってぇぇぇ!?」
聞いても驚いただろうしベルの後に俺がいたことにも重ね重ね驚いたのだろう。全く失礼なやつだ、俺も傷つくぞ。
「はじめまして、神へスティア、俺の名前はサイオンジ 澄晴だ。口調はなれないからダメだが申し訳ない」
驚きから帰ってきたヘスティアは嬉しそうに歓迎してくれた。
「ああ、いいとも勿論だ!でも入団テストとか大層な事じゃないけど何個か質問するよ?嘘はつけないから正直に言うんだよ?話したくなかったら構わないからねっ!」
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結論からいうと包み隠さずに全てを話しました、はい。そりゃそうだわ、普通の人に通じる嘘混じりの事実が通用しないんだから。ことある事にバレてたから大変だった。そんな俺にヘスティア達が がかけた言葉が印象的だ。『君はこれから僕の眷属になるんだぜ?どんなことでも受け入れてみせるから教えてくれよ、話したくないんだったら今じゃなくてもいいから』だぜ?器の大きい包容力のある女神だよ、本当。ベルはそんなの関係なしに異世界に興味をもちさえしていた。
「でもよ、ヘスティアにさっき話さなきゃテストの意味無いぞ?」
緊張からほぐれたため余裕が出来たから少しからかおうとしたが、
「僕は人を見る目ならあるんだっ!元からそんな試すつもりはなかったしね」
と、華やかな笑顔で言われてしまった。嬉しいことを言ってくれる。決定だ、認めてもらったことだし今日から俺はヘスティアファミリアの眷属だ!
「「ようこそ、ヘスティアファミリアへ」」
声を揃えてベルとヘスティアが歓迎してくれた。
今何をしているかと言うと、ヘスティアに俺の上裸を見られている。そもそもなんで見られているかと言うと、ヘスティアが『早速、ファルナを刻むから服を脱いで』と言ったのが元凶だ。
そこは俺も惚けて下半身から脱ごうとしたから、
「ファルナは背中に僕達の【
と言って、顔を若干紅潮させて説明してきた。なるほど、あんまり照れないのは常日頃ベルの上裸を見てるからか。
「俺の前にベルのやって見せてくれないか?」
俺はベルを見て言った。だって見るからに楽しみそうにしてるんだよね、ベル。恐らくステータスの更新だろう、ファルナは【
「じゃあベル君の【ステータス】を更新しようか」
「はいっ!」
ベルはベットに向かい、冒険者用のライトアーマーとインナーを脱いで横になる。
ベルの背中にはびっしりと黒い文字が刻まれていた。その文字は【
ヘスティアは細い針を出して自分の指を軽く刺すと出てきた血を数滴ベルの背中に垂らした。そして背中を何やらいじくっている。
そんな中、ヘスティアはベルに話しかける。
「そう言えば、死にかけたって何があったんだい」
「話すと長くなるんですが…」
そんな調子で、ベルが俺に会う前に何があったのかを話した。
ベルはダンジョンに出会いを求めている。それは原作から知っている。んでミノタウロスに襲われてる所をアイズに助けられると同時に憧れ惚れた訳だ。
「俺はいいと思うんだけどな、目標があることは」
そうこうしてるうちにベルの【ステータス】の更新が終わった。
「ふふっ、いいかいベル君?そんなひと時の迷いなんて捨ててもっと近くの出会いに感謝するんだよ?君を優しく包み込んでくれる包容力に溢れた相手がすぐ近くにいるはずだよ」
ヘスティアがベルを諭しているが、暗に自分を見ろと言っているようだ、少し手助けを、
「例えばお前とかな」
「そうそう僕を、てっ、えぇぇ_?!?」
自分で言ってて照れてるんだからしょうがないやつだよ。まぁ、ベルは気づいてないけど。
「はい、ベル君、きみの【ステータス】」
ステータスは基本アビリティ───『力』『耐久』『器用』『敏捷』
『魔力』の諸項目───は5つで更にSからIまでの十段階で能力の高低が表される。その分野の能力を行使すればするほど伸びる。
Lvは最重要事項。これがひとつ上がるだけで基本アビリティ補正以上の強化がされる。簡単に言えばLv1とLv2では差がありすぎる。Lvが上がるとめちゃくちゃ強くなる。これを【ランクアップ】という。すると二つ名が付けられるらしい。
ベルのステータスの写を見せてもらう。
ベル・クラネル
Lv.1
力:I…77→82
耐久:I…13
器用:I…93→96
敏捷:H…148 →172
魔力:I…0
《魔法》
【】
《スキル》
【ذلتديبااذباادبغتا】
自身のステータスを見てベルがヘスティアに質問をした。どうやら疑問があったらしい。
「神様、このスキルのスロット欄はどうしたんですか?何か消しあとがあるような………?」
「……ん、ああ、ちょっと手元が狂ってね。いつも通り空欄だから安心して」
期待していたのだろう、目に見えてガッカリしている。しかし俺は疑問を覚えずにはいられない。なぜなら、スキルの欄のところは手が狂ったんじゃない、意図的に消していた。
それに気づいた俺はヘスティアを見たが黙っていてくれと目で伝えてきた。
「……それじゃあ、神様、僕はご飯を作ってきますね」
そう言ってベルはキッチンがあるらしい方へ歩いていった。
「なぁ、ヘスティアさっきのスキルの話なんだが」
取り敢えず聞いてみる。ヘスティアが隠したってことはベル自身にも話さない方がいいと判断したからだろう。そのためかを聞きたかった。
「教えなかったのはベルのためなんだよな?」
「当たり前じゃないか!」
少しムッとしたのか頬を膨らませて即答した。それだけベルのことを思っているんだろう。
「確かにスキルが発生していたけどベル君自身にも周りにも知られない方がいいんだ、神々のおもちゃにされてしまうかもしれないから」
神の玩具にされるってのは大袈裟ではない、この世界の神は基本的に退屈な神界から降りてきて娯楽を求めている。そんな所に面白そうなものがあらばちょっかいを出してくるだろう。
「分かった、俺からは何も聞かない」
そういうことなら、聞く必要は無いだろう、この神がベルをわるいようにするばずがないのだから。
じゃあ、今度は俺の番だな。
「じゃあ、今度は俺の番だな」
俺はベットに寝そべって、ヘスティアが刻み終えるのを待つ。ベルがくすぐったそうにしてたのもうなずける、確かにくすぐったい。
「ッ!………終わったよ、これが君のステータスだ」
何かヘスティアが息を呑んだ気がしたけど気のせいかな。俺はヘスティアから写を貰って自身の初ステータスを見た。
サイオンジ 澄晴
Lv1
力:I0
耐久:I0
器用:I0
敏捷:I0
魔力:I0
《魔法》
【クリエイト・アームズ】
・魔力を消費することで銃と銃弾を生成する
・サイズや形に応じて使用魔力が変動する
【
・弾丸に魔法を付与できる“
・魔力弾を撃てる、威力は魔力に依存
《スキル》
【
・集中するほど命中率補正
【
・攻撃がヒットすると次の攻撃の威力に補正
なるほど、基本アビリティは普通だか、スキル魔法がチートだな。これはあの爺さん神の贈り物かな。
まぁ、ここからどんどん強くなって、ヘスティアファミリアをオラリオ1のファミリアにしよう!
♠♠♠ヘスティアside♠♠♠
僕はヘスティア。ヘスティアファミリアの主神で澄晴とベル君の親だ。
今僕はすっごく困っている。なぜなら眷属の子達がとても優秀で僕にはもったいなすぎる。それに彼らのステータスは絶対に他の神には知られてはいけない。
あー、どうして僕の子達のステータスは普通じゃないんだっ!
ベル・クラネル
Lv.1
力:I…77→82
耐久:I…13
器用:I…93→96
敏捷:H…148 →172
魔力:I…0
《魔法》
【】
《スキル》
【
・早熟する
・懸想が続く限り効果持続
・懸想の丈により効果向上
サイオンジ 澄晴
Lv1
力:I0
耐久:I0
器用:I0
敏捷:I0
魔力:I0
《魔法》
【クリエイト・アームズ】
・魔力を消費することで銃と銃弾を生成する
・サイズや形に応じて使用魔力が変動する
【
・弾丸に魔法を付与できる“
・魔力弾を撃てる、威力は魔力に依存
《スキル》
【
・集中するほど命中率補正
【
・攻撃がヒットすると次の攻撃の威力に補正
【
・レベルアップ時ステータスに高補正
・高確率で魔法を習得
・ランクアップに必要なエクセリアを増加する
こんなの絶対に他の神々に知られるわけには行かない!二人とも僕の大事な眷属なんだっ!
どんな事があっても手放すものか!絶対に守ってやる!
side out
批評や悪口は受け付けません。
作品を良くするアドバイスや感想よろしくお願いします!
早くリューさんを出したい!!
ではまた今度!