デスシャドーを降りると、ちょうど地球の春の陽に似た爽やかな風と太陽がトチローを迎えた。
防寒の必要のない気候だと計器が告げていたから、マントも帽子も艦内に置いてきた。半袖シャツから出た腕を風がくすぐる。ひとあし先に艦を降りて、給水ホースを担いでいたハーロックがふり返って日差しに手をかざして眩しげな笑顔を見せた。
「いい天気だな、この星は」
「ああ。頭のてっぺんがほかほかする」
防寒でなくとも日よけのために帽子はあったほうがよかったかもしれんな。
見上げた空には、ペールピンクの太陽とふたつの薄い月がぷかりと浮かぶ。と、砂をはらんだ風が吹いてバサバサと髪を巻き上げていった。視界をさえぎる髪の毛に難儀しつつ、工具箱を背負って甲板に上がる。久しぶりに大気圏の風とたわむれるメインマストの髑髏の旗も楽しげに笑って見える。
「本日天気晴朗ナレドモ風強シ、ってなぁ」
艦の機嫌が良さそうな日には整備もはかどるというものだ。
ただし、この風のおかげで視界にヤヤ難アリ、である。ふむ。
カタンカタンと梯子を上る足音を背中に聴きながら、最後のボルトをきゅっと締め上げる。声がかかるより前に、鼻に届くコーヒーの香り。
「どうだ?」
「ひとまず艦は問題ない。となれば飯だな!」
投げてよこされた紙包みはまだ暖かい。軍手を歯で噛んで外して尻ポケットに突っ込んで、ゴソゴソと包みを開けると卵とナニカの肉を挟んだサンドイッチのようだった。器用に片手持って上がってきたポットとカップを並べて、ハーロックも甲板に腰を降ろした。地上の風は砂ぼこりを巻き上げるが、デスシャドーの艦上にまで届きはしない。機械油で汚れた手をてきとうにシャツでぬぐって、トチローはトーストしたてのパンにかぶりついた。
ほのぼのと照る太陽。新鮮な水で淹れたコーヒー。カリリと焼いたパンの香ばしさ。
整備のためにフル回転させていた頭の中の機能が一斉に動きを放棄していく。クルクルと歯車が空回るような余韻だけを片隅に残して、トチローはなにを見るでもなくライムグリーンとピンクの混ざったような空が続く地平線を目に映していた。こういうときにこそ、設計中の新しい艦のためのちょっとしたアイデアがポツリポツリと降ってくるものである。だが、それを練り上げるのは紙とペンと資料を雑多に広げた自分の机の上と決まっている。今は、思いつきの形のまま頭の中のしかるべき所へ収め、しかるべき時に取り出せるようにしておく。
そうやって、黄色い卵の頬の端っこにくっつけたまま、口を半開きにしてぼーっとしている顔は、傍から見ればさぞや間抜けだろう。だが、ここにはそんなトチローの様子を馬鹿にする人間はおらず、気心の知れた親友もまた彼なりに無言でコーヒーを啜っていた。
そんな時間がどれほど過ぎただろうか。ふいに黙り込んだのと同じだけ唐突に、トチローは半分かじりかけの昼飯を思い出して残りの半分を口いっぱいに押し込んだ。ぬるくなったコーヒーでも、いつもより美味いと思うのは野外の風のおかげだろう。
掌を合わせて「ゴチソウサマデシタ」と言うと、ハーロックもいっしょに繰り返す。お行儀のいい宇宙海賊たちは顔を見合わせてにやりと笑った。と、ハーロックの手がトチローに伸びてくる。頭のてっぺんをツンとひっぱられる感覚があった。
「髪、伸びたなぁ」
「あー。うん。そうなんだ」
機械の隙間に頭を突っ込んで整備するのに邪魔だったから、そこらへんにあった結束バンドで髪を括っていたのだった。すっかり忘れていたが。ポニーテールができるような長さではもちろんないが、前髪から横のほうの髪まで一束にして、頭の上で結ぶくらいはできる。玉ネギみたいかな、と思い浮かべて眉をしかめる。
「邪魔っけなら、切ってやろうか」
「えー。おれ髪切られるの嫌いだ」
「いつまでも伸ばすのか?」
「むーん……」
トチローが髪を伸ばすと決めたとしても、ハーロックは別に反対もしないだろう。
トチローが風呂に入りたがらないときも、艦内を嵐のように散らかしたおしたときも、この親友は「これでどこになにがあるかよくわかるものだな」と苦笑はしたが(そして探し物となれば手伝ってくれもしたが)、口うるさく片付けろと言うようなことは一度もなかった。それが良いことなのか悪いことなのかはともかく、ふたりの夢を現実にする、それ以外のことについてハーロックはまるきり無頓着だ。同じくらい無頓着なトチローがそう思うのだから間違いない。
また強い風が吹いてドクロの旗を翻す。ハーロックの髪も風になびいて頬に影を作る。
「と、言うかハーロック。おまえだって髪、長くなったんじゃないか?」
「そうか?」
「そうだそうだ。俺だけ伸びるなんてことがあるものか。おまえも切るなら俺も切る」
工具箱の中から手頃なハサミを探して取り出しふり向くと、ハーロックが手の平をこっちに向けて差し出していた。
「ん? ナンダその手は?」
「それなら、俺が先におまえの髪を切る。そうじゃないと、おまえ自分の時は飽きて嫌がって逃げ出すかもしれん」
「いや、そんな子どもじみたふるまいをするような俺では、ないと……ないようで、あるといえば、あるかもしれんが……」
うーむ。自信を持って反論できない。
1ミリも引く様子のないハーロックの手の上にハサミを乗せると、反対の手が俺に座れと指し示す。
そもそもが床屋に行くなんて上品な習慣を持つ宇宙海賊はまぁ滅多にいないのだ。となれば、おのずと伸ばす時は伸ばし放題。切るときは少年のような短く、に決まっている。思い切りのいいハサミの音がザクザクとトチローの髪を落としてゆく。
髪型にこだわらず単純に短くしていくだけのハーロックの手つきは速いが、風呂も歯磨きも嫌いなトチローにとっては、じっとしているだけで既に尻の座りが悪くてたまらない。もぞもぞと動こうとすると、耳を切り落とされたくなかったら大人しくしてろ、と叱られた。言葉だけでなく、ハーロックの長い脚がしっかりとトチローの腰を挟み込んで固定してしまう。ちくしょう。悔しいが体格差ってやつは圧倒的だ。けっこう本気で抜け出せん。
「ちぇ、めんどくさいなぁ。いっそバリカンでも作るべきか」
「それもいいが、ふたりそろって坊主頭の海賊は恰好がつかんな」
規律正しい軍人のような姿は、今ではさっぱり似合わないだろう。
それがふたり並ぶ姿を想像してみたらおかしくって、肩をゆらして笑う。
「だから、動くなって」
「すまんすまん」
「もうちょっとだから」
「だいぶ軽くなった」
「長さが揃ってない」
「いい、いい。どうせすぐ寝癖でわからんくなる」
だいたい悲しいかな、どんな髪型になろうと見てくれる女はいないのだ。
宇宙の旅は気ままで、冒険と発見に満ちていて、トチローの愛するもののほとんど全てがここにあると言っていい。が、あいにく女だけはそうではない。トチローは美しい女が大好きなので、時にはひどく嘆くこともあったが、それでも自由な宇宙の旅ときれいな女のいるどこか平穏な惑星の暮らしと、どちらか選べと言われたら、躊躇うこともなく親友のいるデスシャドーに駆けこむのだろうから、しかたがないというやつだ。ま、女はタマに都市惑星で会うくらいで我慢しよう。でも、だったら、かわりに髪の長短に気を使わずに済むといいんだがなー。と、筋が通っているような通っていないようなことを思う。
どーして爪も髪も伸びるんだろーなー。
トチローはもちろん爪切りも嫌いだが、こればかりは怠ると精密作業の邪魔になるから伸びてきたら渋々切る。あ、また伸びてるな。こっちも切らんといかんな。伸ばした短い指先は機械油と錆の色で黒いような青いような茶色いような色に染まっていて、そこに縦より横の方が広いくらいの丸い短い爪が並ぶのがトチローの手だった。
「どうした、手なんか眺めて。どこか痛めたのか?」
「うんにゃ。汚ねーなーと思って」
「それは飯を食う前に気づけ」
しゃべりながらでも、シャキシャキとなる音はとまらない。今ハサミを持っている親友の手が、いつもの革手袋を外せば端正な形をしているのをトチローは知っている。男の手なんぞきれいでもしょうがないとハーロックは笑うが、いま自分の髪に触れているのが、あの長い指と形のいい爪をもつ手だと思い浮かべてみると、それはそれで悪くない気分になった。
「きれいな艦を造ろうな、ハーロック」
「俺は強い艦がいい」
「あたりまえだ。宇宙一強い艦に決まってる。だが、おまえが乗る艦なら、美しくなくてはいかん」
「そうか」
「ああ、そうだとも」
トチローが唐突に脈絡のない言葉をしゃべりだしても、ハーロックはすぐに答えを返す。トチローはそれがあたりまえのことだと思っている。つまりは、トチローの頭の中もハーロックの頭の中も、四六時中考えに考えているのは同じ夢なのだ。
視界の端を鉄色がよぎってトチローはぎゅっと眼を閉じる。少し慎重なハサミの音が、シャキリと耳元で鳴る。
目蓋の裏に浮かぶ夢の艦のシルエットは旅の中で日々刻々と変わってゆくから、トチローはなんど設計図を書き直したかしれない。だが、その艦橋で腕を組んですっくと立つのはいつも同じ男だった。その姿をまるで掌中にあるようにトチローは思い浮かべることができる。トチローの視点は宇宙からその艦を眺め、機関室でそのエンジンの鼓動を感じ、艦橋からその男を見上げることができる。ふつふつと愉悦がこみ上げて喉が鳴る。あぁ、最高だ。たまらんな。俺たちの夢ときたら、どんな美女より魅力的に微笑んでいる。
「やけに機嫌が良くなったじゃないか」
「なぁに。風が吹いているからな」
「ああ」
しばらくしてハサミの音が止まった。
薄く開いた視界の中で、風がハーロックの手から髪をさらう。
ひと束は一瞬で散り散りに飛び去り、風の軌跡を描いて遠く高く。
「俺も風の強い日は好きだ」 とハーロックが言う。
「海賊の血だな」 とトチローが返す。
「そうさ。海が呼んでいる声が聞こえるだろ、俺たちの海が」 とハーロックが歌うように言う。
トチローの目蓋の裏の艦がまた形を変える。
彼方に遠ざかった故郷の青い海の白波を割って、遥か昔に滅んだ船が甦るのだ。夢の風を帆に受けて、暗黒の海原をゆく不死の艦となって、王者の威厳と死神の尊大さを纏ってその艦は姿を現す。
相対する敵はひとめ髑髏の旗印を見ただけで、恐怖と畏怖に魂が凍えるだろう。だが、惜別の眼差しで見上げる者は誰でも、その艦の名をくちびるに乗せれば、心の中に星のきらめく夢を思い出すのだ。
そういう艦だ。そういう艦こそふさわしい。
「ハーロック、ハーロック! すばらしい艦になるぞ、俺たちの艦だ」
吹きすさぶ風の中に両の手をめいっぱい広げて、トチローは叫んだ。
今にも飛び立ちそうな小さな体を抱きとめるように、ハーロックの左腕がトチローを抱いた。トチローは頭のてっぺんに硬い重さを感じた。
「ああ。見たいな、おまえの見ている艦を……トチロー、トチロー。はやく俺にも見せてくれ」
短くなった髪にひたいを押し当ててハーロックが囁いた言葉は、熱い固まりとなってトチローのうなじからゆっくりと脊椎を伝って腹の底へ落ちてゆく。ぞくぞくっとトチローは震えた。ハーロックめ、こいつ自分がどんな声でなにを言ってるか、わかってないんだろう。背筋をふるわすのは興奮であり愉悦であり、いっそ限りなく快感に近いほどの、それは幸福そのものだった。
ふっと頭の上の重さが消えて、終わったぞ、とハーロックが言って、腕と脚がほどけた。熱っぽい余韻を振り払うようにトチローは勢いよく立ち上がって、服をばさばさと揺すって髪の毛を落とす。ひさしぶりに耳が出るくらい短くなった髪を両手でわしゃわしゃと撫でてみた。掌をくすぐる短さは、ヘビーメルダーの酒場の路地裏でトチローに餌をねだった野良犬を思い出させた。
「うん。うん。いい感じだ」
どうだ? とトチローが振り向くと、ハーロックはちょっと目を細めて笑って、俺の頭を大きな手で撫でる。この友は身長差があるわりに普段はあまりこういうことをしないのだが、見慣れない短さがもの珍しいらしい。
いや、なんか笑ってるが、おまえが切ったんだからな?
それじゃあ、とハーロックから受け取ったハサミを手にしてシャキリシャキリと刃をすりあわせる。トチローの口元にも、にんまりと笑みが浮かぶ。トチローがこの世でいちばん嫌いなものは風呂と歯磨きで、この世で一番好きなのは自分の手指を動かして物を作ることだ。他人の髪を切るのはまちがいなく後者だ。
つけくわえると、面と向かって本人に言うつもりはないが、トチローはこの親友の容姿が好きなのだ。印象的な瞳を閉ざせばその麗質はきわだつ。茶色い髪とひとことで言っても、トチローのコシのある褐色の髪とちがって、ハーロックの髪は細く軽くやわらかい。きれいに洗髪した後などは、艶やかな金属光沢をもって明るい金茶に見える色素の不思議さも、またトチローの目にはおもしろく映った。先祖からひきついだ血筋の違いは、彼らの外見にことごとく異なったパーツをあてはめている。この親友は美しいのだと、トチローは見惚れる思いで眺めた。俺が女ならほおっておかない。等身大の玩具を手に入れて、トチローは上機嫌にハサミをふるった。
「おい、短くなればなんだっていいんだぞ」
「いや、そういうわけにはいかん。俺の美的センスがゆるさないのだ」
「自分の時は早くはやくと急かしたくせに」
「そりゃあ、おまえ、俺の頭の上に乗っているもんは俺には見えんのだから、そんなものはどうだっていいのだ。だが、俺の隣に立つおまえの髪を俺が手がけるとなったら、できうる限り見目美しいフォルムを切り出してやるのが親友の務めだ」
「切り出すって……俺はおまえのプラモデルかなにかか?」
「ふむ。遠からずだな」
ハーロックがため息をつくのが後頭部で伝わる。それとも笑ったのかな。
「それでおまえが楽しいなら。気が済むまで好きにすればいいさ」
結局のところ自分の頭の上に乗っているものに対して無頓着なのはハーロックも同じだった。
ひとつの太陽とふたつの月が追い駆けっこしながら地平線に傾いてゆく空の下で、異星の春の日がデスシャドーとふたりの乗組員を暖かく照らしていた。
やがて歳月が流れ、艦が変わりクルーが増えても、彼らのやりとりは変わらなかった。
気持ちのいい風と明るい太陽と豊かな水のある惑星にアルカディア号が碇を降ろした日は、艦内中のあらゆる洗濯物が洗われ、甲板から幾本も紐を渡して何重枚もの毛布とありったけの服が干された。風呂も洗濯も掃除もきらいなトチローでさえ、風にひるがえって海鳥の群れのような布たちを見上げる光景だけは、何度見ても気持ちが良かった。
服一着、サルマタ一枚ですら、誰のモノかわかるほどに気心の知れたクルーたちが、みなトチローにとって家族に等しかったからだろうか。そうして、洗濯物が乾くまでの間に、伸ばし放題の無法者たちの髪もさっぱりと短く切ってしまえ、というのがいつのまにかアルカディア号の習慣になっていた。
騒々しい男達の声がエメラルドグリーンの湖畔を跳ねるあのおだやかな日を、トチローは今でも思い出す。手慣れたハサミで俺の髪を切っていく友の声とともに。そしてまた、異星の風に舞い上げられて軽やかに飛んでいくダークブロンドの切れ髪とともに。
「……あぁ、伸びたなぁ」
ヘビーメルダーの砂ぼこりにまみれて灰色がかって見える髪をひとふさつまみあげて、誰にともなくつぶやいた。長らく風呂にも入っとらんし、洗濯もしとらんし、もっと長らく髪も伸ばし放題だった。
(そろそろハーロックに切ってもらわなくっちゃな……)
あたりまえのように、そう心に浮かんだことに、軽く笑いがこみあげた。
「はは、は…っ、ごほ、ごほ……」
力なく笑った拍子に咳き込んで、ずるずると床にしゃがみ込む。
もうじき、そう遠くないうちに、髪の長さなぞ気にかける必要もない体になる。
そうだ、ハーロックの髪も伸びてるんじゃないだろうかとふと思った。俺の作る最後の発明品になるだろうこの転送装置が完成すれば、またあいつと果てしない宇宙を旅できるようになるはずだ。だが、
(あいつの髪を切ってやることは、もうできんのだなぁ……いいや、悲しむまい。悲しむまい)
あの鮮緑と橙色の空の下で、あいつと交わした他愛ない言葉はまだ俺の耳に残っている。賑やかな仲間たちと騒いだあの気持ちのいい昼下がりを俺の眼は覚えている。俺のこの掌は、あいつのやわらかなダークブロンドを忘れはしない。この砂と錆びにまみれた惑星で、俺の心は幸福なあの日々で満たされているのだ。思い出す思い出のあることをこそ喜ぼう。
だから、そう。どこかに心残りがあるというのなら、
(誰か、あいつの髪を切ってやってくれるといんだが……)
あの朗らかな笑い声のたえない湖畔でそうしたように。
俺が愛したあの素晴らしい男を、かつて俺たちそうしたのと同じくらいありふれたやり方で、誰かに愛してやって欲しいんだ。
「なあ、友よ、デスシャドウよ、おまえもあの春の日を、まだ覚えているだろう……?」
ヘビーメルダーの砂が古い船体に叩きつけられ唸る音が、友の肯きのように聞こえた。
end.
(いったい誰がハーロックの髪を切ってくれるのか。ミーメが果たしてハサミの使い方を知っているのかどうかしばらく考えていたら、むしろ見かねたエメラルダスが切ってくれそうな気がしてきた)
「髪が伸びましたね、ハーロック」
「ああ……そうだな、気づかなかった」
「切らないのですか?」
「ん……そのうち、な」
そんな返事にエメラルダスはため息。
「切ってあげましょう」
「君が、か?」
「トチローほど、うまくはないかもしれませんが」
なにもかも見透かされていると知って、苦笑して。
「宇宙一の美女に床屋のまねをさせるなぞ畏れ多いな」
(で、わりと不器用なエメラルダスに酷い髪型にされて、ヤッタランが大笑いして、蛍ちゃんあたりが泣きついて「キャプテン!お願いですから、これからは私かマスさんに切らせてください!」と面倒見てくれる流れになるとトチローも安心して船の魂できる)