The Story of White Country 作:zakki0620
サブタイトルはそうですね、テキトーですね。ごめんなさい。
エレミヤとエレナの逃避行から1週間が経過しました。
生活費はエレミヤが日当の出る仕事を転々としていたので命を繋ぐ程度の少ないものですが何とかなっていました。そもそも2人はそんなに裕福ではない家の生まれなものですからそんなに生活には変わりは無いのです。だからそれなりに逃避行は充実したものでした。
そんな2人にも心に刺さるものはもちろんありました。エレナは勿論自分の罪、エレミヤは家にいる母親の事です。それだけはどうしても2人の心に刃物のように刺さっているのです。
そうこうしている内に2人の家から1番近い都市、マキナに到着しました。
「ここが……マキナか。結構遠かったね。馬車ならこんなかからないけど、まぁやっぱ遠回りしちゃってたのかな?」
いつも通りエレナに話しかけるエレミヤ。しかしエレナは首を縦に振るだけです。
ここに来るまででエレナはより一層静かになり表情が顔に出なくなってしまっていました。
「とりあえずここで暫く働いてみるから寝泊まりできるような廃墟とか無いかなぁ」
そんな事を言っているとある男の人から声をかけられました。
「なぁ君たち、もしかしてお金に困ってない?日当でこれくらい出せる仕事あるんだけど……やらない?」
その男が見せびらかす封筒から見えるお金があれば2人は暫く働かなくても生活出来る程のお金です。喉から手が出る程の値段。とっさにエレミヤは答えました。
「何をすればいいんだい?」
「なに、ただの警備さ。大人がやると怪しまれるからね。君たちみたいな旅する子供が1番怪しまれない訳でね?どうたい、やってみるかい?」
「ぜ、是非やらせてください!」
「よし、話が早いねぇ少年。じゃあ明日来てくれ。少年一人で来るのかな?」
「はい!何でもやらせてください!」
「いいね、その気合い気に入ったよ!じゃあ明日ここで集合でよろしくな」
そう言ってエレミヤに詳細な情報が書いてある紙を渡すとその男はご機嫌な様子でどこかへ消えてしまいました。
次の日エレミヤは時間通り集合場所に行きました。エレナはかなり怪しいと心配していましたがあんなお金を見せびらかされ断る程、生活に余裕はありません。暫く待っているとちょっと遅れて昨日いた男の人が来ました。
「やぁやぁ少年、よく来たねぇ。俺はジョン・メイって言うんだ。まぁジョンさんとかって呼んでくれ」
ジョンと名乗る男の人は初っ端から威勢よく挨拶をしていきました。
「おはようございますジョンさん、僕はエレミヤっていいます。今日1日よろしくお願いします。」
「さぁさぁ、仕事するよ。仕事内容は昨日言った通り警備だ。」
ジョンが指差したのは豪邸。
「ここの警備をしてもらう。まぁ長丁場になるから疲れたら適度に休憩してもらって構わないぜ。具体的な警備内容は〜」
仕事内容はそんなに辛いものではなくエレミヤにも出来るものでした。
何時間か経ち仕事が終わり日当を受け取り帰ろうとしたところに
「おーい少年!」
呼び止めたのはジョン。こちらへ走っていきます。
「まぁお二人さんに何があったか知らないけど何者かに追われてるって事は分かった。暫くはマキナにいるんだろう?今日だけとは言わずに何日でもここに来てくれ。丁度人手不足でな。無論日当は保証するぜ?
あと俺は昔やんちゃしててな、色んな人に追われてたからお二人さんの気持ちはちょこっと分かるぜ、だから何かあったらここに連絡してくれ。何か助けになるかもしれない。」
そういって自分の連絡先と住所が書いてあるメモを渡してきたジョン。
それを聞いたエレミヤはこの人は危ない人じゃないんだということを理解しジョンの間にあった壁は無くなったかのように思えてきました。
このジョンという青年、2人が窮地に落ち込まれた時に本当に助けに来てくれるのですがそれはまた後の話。
エレミヤはその日あった事をエレナに話しました。疲れたこと、面白かったこと全てを話しました。そうすると気のせいかエレナは少し笑ったようにエレミヤには見えたのでした。
まぁグダらないように、エタらないように地道に頑張っていきたいと思います。
あとまぁリアルではこの小説で煽られるようになりました。まぁ嫌味を言う人はなにやっても嫌味しか言わない、まったくその通りです。そういうわけなのでこれからも創作はしていきます。
試験期間になるので来週は更新しないかも。