The Story of White Country   作:zakki0620

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モチベが湧きませんでした。
そろそろ終盤です。あと1話?2話?


第6話 無法自治区にて

何日か歩いた後無法自治区に着いた2人。

無法自治区、その名前の通り街には険悪な雰囲気が流れています。

特にあてもなくブラブラと歩いていると見知らぬ男に声をかけられました。

「君たち?ここは子供のうろつくところじゃないよ。あっちから大きい街に出れる。さぁ、早く行くんだ。」

「違うんです。僕たちは警察から追われてて、ある人からここに来れば何とかなると言われて……」

「違うんだよ。ここ、俺の縄張りなんだよな、だからさ部外者がいるのクソムカつくんだよな……」

気がついたら2人は男たちに囲まれていました。

そのうちの一人が襲いかかろうとした時に

「喝!」

そんな声と同時にどこかで見たことのある男が空中を飛び、男たちの輪の中に入っていきました。

「すまないね。君たちとは入口で合流したかったんだけど」

「あ、貴方は……!?」

そこに立つ男の姿。誰からも好かれそうな好青年。それはまさしくジョンです。

「ちょっと待っててくれ。こいつら全員動けなくしてやる。」

そう言うと先程襲いかかろうとしていた男の腹を手に握っていたナイフで突き刺しました。

零れる赤い液体。この匂い。まさに逃走の原点になったあの場所。

エレミヤは隣の女の子を恐る恐る見ました。

やはり。目が点になり何か同じ言葉をずっと呟いていました。

エレミヤはその子の目を手で覆いました。彼にはそれくらいしか出来ませんでした。

その後はジョンは周りにいる男を峰打ちにしていきました。正直人間の所業とは思えない。そう、明らかに人間がナイフでやれることではないのです。まさに神業。

程なくして周りの人間が戦闘不能になりエレナも落ち着き。ジョンは行きたい場所があると2人とある場所へ向かいました。

「ここは僕たちのアジトなんだ。君たちの事は伝えてあるから心配しないでくれ。」

そう言われ目の前にある小屋の戸を開けると男が何人かいました。

しかしその男たちは何事も無いかのように2人を無視しています。

「まぁ周りの人間の私情を探らない、これが無法自治区での暗黙の了解だ。」

ジョンは小さな声で二人に教えてくれました。

 

そこでの暮らしは穏やかなものでした。

2人はただご飯を作ればいい、そう言われました。

互いの私情を詮索してはいけない、その条件の元2人は2人なりに楽しんでいました。エレナの狂気が現れることも無くなっていきました。

何ヶ月か経ちましたがジョン以外の人の事は何も、名前すら分かりません。

 

そんなある日とのこと2人は突然アジトにいた老紳士から声をかけられました。

「私たちには私情や過去を詮索してはいけない、というルールがある。しかし君たちの姿を見ていると不安なのだ。君たち本当に警察に追われているのかい?」

「と、言いますと……?」

「君たちみたいな子供がここに来るような犯罪を犯したのか、だとしたらここに来る前に警察に捕まるはずだ。警察とて子供2人に手こずる組織ではない。だからな……」

2人は何も言いませんでした。

しかしエレミヤはついについに来たのだと思いました。彼女のした事の精算。自分のしたことの精算。2人でしたことの精算。エレミヤ何故か分からないけどこの事件を見つめ直すという事は彼女の足についた親を殺したという枷と自分の足についた彼女を壊したという枷を外すことだ、そう思っていました。そうしてこの老紳士のお陰でそのチャンスが与えられたんだ。もしかしたらここまで行くことになったのもすべて神のお導きなのではないか、とすら思うほどでした。

「見つめ直そう……」

彼の口はもう勝手に動いていました。

「僕たちがしたことを見つめ直そう。そうすれば多分救われる。」

エレナは何も喋ることはありませんでした。ただ昔のように首を縦に振るだけです。

エレミヤにとってそれはかつてのエレナが戻ってきたかのようでした。




もしかしたら次が最終回かも。あと1〜3話くらいですね。
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