いっぱい種類あってどれ買えば良いのか、めっちゃ迷ってますが...
花粉症なので、今話のきりたんが身に着けた機能付きのボイスロイドがあれば、喜んでそれを選ぶんですが。
「最近、大分暖かくなってきましたね。」
うん。そうだね。
上にコートとか羽織らずに外に出ても大丈夫になってきた。
頭の後ろから聞こえる言葉に、そんな返答をする。私ときりちゃんは、ベットの上でうつ伏せで重なってごろごろしてる。
あれだ、2体重なってる《たれぱんだ》的な状態。まあ、きりちゃんはうつ伏せになったり仰向けになったりして、たまに私の背中から転がり落ちてるけど。
「そうなってくると、ゆかりさんの暖房器具を自負する私のアイデンティティーの危機な訳です...そんな訳で、私、アップグレードしてみました!」
...はぁ。そうですか。
それよりきりちゃん、ぷよぷよVSテトリスって言う色物ゲーム見つけて来たんだけど、やってみない?3DSの本体が2つあればソフト1つで対戦できるみたいだから。
「やります。でも私のとっておきな話題を流さないでください。ゆかりさんに末永く使ってもらうために必死に企業努力してるんですから」
いや寒くなくても、きりちゃんとずっと一緒に居たいって思ってるからそんなことしなくても別に...
なんて返しつつ、3DSの準備を進める。
「こっちも起動できました...ゆかりさんって、人たらしですよね。しかも割りと無自覚の。」
通信が上手く繋がり、ゲームを起動できたらしいきりちゃんに指摘される。何か視線を後頭部に感じるからジト目されてるのだろう。
今の私の発言を振り返って見ると...うん。改めて考えると確かに恥ずかしい言葉を発したのかも。
「な、何で時間差で恥ずかしくなってるんですか...かわいくてズルイです!責任持って、こっちにお顔見せてください!!」
そう言われても...きりちゃんの反応で恥ずかしい言葉だったんだって自覚しちゃって。
えーと、ごめんね話しの腰折って、続けて?そっちは向かないけど。
「むう...こほん。それでですね。私にこの度の追加された機能は...花粉対策バリヤーです!!」
...はあ。そうですか。
それより、どうせならテトリスとぷよぷよ別に選んで戦ってみようよ。私テトリスやってみたい。
「あっ、テトリスやったこと無いんで助かり...ふふん。ゆかりさん、今は自分が花粉症じゃないからって油断してますね。花粉症ってならない人は存在しないんですよ」
それじゃあ、ゲームスタート。
...いや、全員が全員花粉症になるわけでは無いでしょ。
「アレルギー反応は人によって許容量が違うんです。今は症状が無い人も、体内に少しづつ花粉が蓄積して、何時か発症しちゃうんですよ!」
...へえ、そうなんだ。
それなら未然に防げる花粉バリヤー?は、花粉症になってない私でも嬉しいかも。...これテトリス不利じゃない?連鎖しづらくて攻撃しずらい。
「そうなんです。でもバリヤーも万能じゃなくてですね...むふふ、ゆかりさんの選択ミスですね!倍返しだ!」
攻撃して見たが、積み込みが足らず、逆に連鎖を重ねたきりちゃんの攻撃に相殺されて倍返しされてしまう。ぬわー。
「ふっ、これは決まりましたね。...で、ですね。バリヤーの話しですが万能でもなく制限があります。私から10...じゃなくて、5...いえ、...えっと2mくらいが限界...なわけではないのですが、うーんと......しょ、諸事情により、あんまり範囲を広げたくないので、ゆかりさんは私に日ごろからくっついててください!」
最後らへん困ってるのは伝わったけど、説得を雑にしすぎ。きりちゃんはもう少し本心をごまかす術を学んだほうが良い気がする。ずん子さんを見習...わなくていいや。うん。
んぅ?テトリス、ぷよぷよのお邪魔ぷよと違って、相手の妨害ブロックも連鎖に組み込めるんだ。
きりちゃんの攻撃によって、積み上げられたブロックを連続で消していき、連鎖が繋がっていく。
「でも、ゆかりさんに対して嘘は付きたくないと言うか...って、何ですかその仕様。それだとぷよぷよが圧倒的に不利...そっ相殺できな、ぬわー!」
お邪魔ぷよに埋もれてしまったきりちゃん。
これ、ぷよぷよ側は確実に倒しきれる攻撃しないと逆転されて《死ななければ安い》ってやつになっちゃうね。
それでバリヤーのことだけど、2mだっけ?それなら今は大丈夫だよね?
「むー、なるほど...あっ今はくっついてるしOKです。後、商品名《東北きりたん》は、日ごろからメンテナンスをする必要があって、具体的には定期的なナデナデとか...」
その後もゲームをしつつ、きりちゃんの仕様だか、メンテナンスだかで色々要求された。
だけど要求された以上の回数や距離を普段こなしているので、特に負担に感じず、二つ返事で受け入れた。