東北きりたんが、結月ゆかりを大好きな短編小説集   作:甘味処

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MMDが話に出てきますが、実際にパソコンにいれたこと無いので何か変な所あるかもです。
それと客観的に見ると、ゆかりさんのロリコン化が進んでそうですが本人的には妹兼友人とじゃれてるだけです。それに需要と供給が噛み合ってるので問題無さそうなので安心してください。


㊷エッチな動きをするゆかりさんと、しゃっくりするきりたん

「MMDをパソコンに入れてみました。」

きりちゃんの部屋には私用の物をいくつか置かせてもらっている。その中の一つ、私用のイスまで手を引かれるまま誘導されて座ると、きりちゃんは私の膝に乗ってそんな事を言い出す。目の前のパソコンを見ると、何も無い白い空間が映った画面が表示されていた。

MMD...ああ、ニコニコ動画でよく見かけるやつだよね。

 

 

「そうそれです。それで、ゆかりさんソックリのグラフィックがここにあります。」

顔に触れるきりちゃんのサラサラな髪と、無意識に抱きしめるために回していた腕が心地よくてボーッとしていたが、画面に現れた私に正気を取り戻した。...いや、何で?一般人な私のモデル何かWeb上にあるわけ無いし、まさか自作したの?

 

 

 

「はい。頑張りました。」

......そっか、頑張っちゃったか。

うーん...うん。頑張ったのなら、とりあえず褒めておこうかな。悪いことじゃ無いし、と頭を撫でてみる。

  

  

 

「えへへ...さらにですね!ネット上には大抵のキャラクターにエッチな動きをさせる汎用モーションのファイルもあったりします。...さあ!」

さあ、じゃない。ちょっと待てやコラ。

すぐに撫でていた手を止め、きりちゃんを取り押さえるが、もみくちゃになっている間に再生ボタンは押されてしまった。動き始める画面内の私。

 

 

 

 

 

「ぇ...あっ!ゆ、ゆかりさん、手をどけて下さい!!見たいです...私、とっても見たいん...ひぅっ!?」 

小学生にはまだ早い光景を映し出す画面を見せないために、両手できりちゃんの顔を覆う。するときりちゃんがバタバタ抵抗し始めた。両手が塞がっているので、無力化するために目の前の小さな耳にふーっと息を吹きかける。途端にビクッと反応して脱力するきりちゃんを持ち上げ、画面を見せないように私と向かい合う形に抱き替える。

そしてパソコンでなんとも言えない動きをし続けている私を無事止めることができた。...きりちゃんの緊急停止、最近何だか手慣れてきた感がある。

 

 兎にも角にも、今日も何とか多感な小学生女子がエッチな事に触れる機会を潰すことができた...と自己満足しつつ、たまにピクピクしてる脱力したきりちゃんが再起動するまで待った。

 

 

 

 

 

 

 

 

「...ヒック、しゃ...しゃっくりが出て...ヒック」

 

無事再起動し、しゃっくりをしつつ弁明するきりちゃんによると私に止められた時点で本気で再生するつもりはなく、じゃれつく事に狙いが移ったらしいのだが、誤って指が触れ再生してしまった私の艶姿?を見たくて頭がいっぱいになって暴れてしまったらしい。

...まあ、きりちゃんが暴走するのはいつもの事だから良いとして、本人曰くそれが原因で何故かしゃっくりが出始めたらしい。

 

 

 

「ヒック、エッチなゆかりさんの前で目隠しで耳にイタズラされるなんて...ヒック、特殊なプレイで興奮し過ぎて、ヒック、しゃっくりが...」

 

しゃっくりって、そんな理由で出るものだっけ?

それとエッチなのは画面の向こうの私だし、プレイとか言わないで。現実の私は至って健全だから。...まあ確かにきりちゃんとワチャワチャやってるの楽しいけど。

 

 

 

 

 

 

「いや現実のゆかりさんの方がむしろ...まあ、いいや。こんなしゃっくりの出方は私も始めてです。ヒック...鼻血は出てない、みたいですね。ヒック」

ペタペタと自分の顔を触って確認し、安心するきりちゃん。興奮して鼻血出す人ってほんとに実在するのか知らないけど、しゃっくりを出す人は目の前にいるし、鼻血を出す人もいてもおかしくないのかも知れない。...世の中って広い。

 

 

 

 

「そうだ、ゆかりさん。私を驚かして、しゃっくりを止めてくれませんか?...ヒック」

えっ、そんなこと急に言われても...

 

 

うーん。えーと...

...じ、実は私、男だったんだよ!

 

 

 

「ひっく...ナンダッテー。...あれ?でもそれなら私と合法的に結婚できますね。じゃあ式場はどこにしましょうか?私的には神前でも教会でも...」

 

私の即興の嘘にしゃっくりとカタコトの言葉でダメだしをしつつ、妄想が花開いたらしくペラペラと話し出すきりちゃん。

性別以前に、小学生と合法的に結婚できるほど、この国は終わってないです。って言うか、しゃっくり止まってない?

 

 

「え...本当ですね。ちょっと残念です。」

全然驚かせなかったけど...確か簡単な計算とかをして頭を使っても止まるって聞いたことがあるので、それで止まったのかも知れない。

 そしてなぜだが少し残念そうなきりちゃん。しゃっくり止めたかったんじゃないの?

 

 

 

「いえ、ゆかりさん天然が入ってる所がありますから、何か私に役得な驚かせ方をしてくれそうな気がしてたのに...まさか一回目で治っちゃうなんて」

 

いやいや、そんなことはしな...ヒック。...あっ。

 

 

「あっ、もしかして、しゃっくり移っちゃいましたか。」

 

う、うん...ヒック、そうみたい。

きりちゃん、今度は逆に驚かせてくれない? ...ヒック。

 

 

 

 

「痙攣が伝わって何かエロ...じゃなくて、えーっと急には思いつきませんね...あっそれはそうと、さっき見たら、ゆかりさんのポケモン《最初からはじめる》しかなかったですよ?やり直すためにセーブデータ消したんですか?」

 

えっ、そんな!?

あの厳選した努力が水の泡に!!?せっかくイジッパリの....あ、嘘か。

 

 

 

 

「はい、嘘です。...しゃっくり、止まってますね。」

 

あー...うん。止まってる。

 

 

「ふふふ...お互い単純な性格で良かったですね」

 

...まあ、そうだね。

なんか納得いかないけど、しゃっくり止めてくれてありがとう。

お礼を言いつつ頭を撫でると、きりちゃんからも頭を撫でられる。

 

「いえいえ、私も止めてくれてありがとうです。」

互いにお礼を言い合い、互いに頭を撫であった。

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