東北きりたんが、結月ゆかりを大好きな短編小説集   作:甘味処

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ずん子さん視点です。きりたん誕生日と旧ツイッターで聞いて久しぶりに書きました...が、なかなか話がまとまらないのでキリが良い所まで投稿します。

この後、ずん子さんから説明を受けたゆかりさんが勘違いされてしまう状況をなんとかしなきゃとアワアワする話(なんともならない)を書こうとしてるのですが、書けるか不明です。


[52] (ずん子さん視点)濃厚ドスケベ百合エッチをしている...?ゆかりさんときりたん

「あっ、イタコさん、ずんちゃん。おはよぅございます」

起きたばかりだからか、いつもより舌足らずな声で挨拶をしつつ居間に入って来たのは結月ゆかり...私がゆかりちゃんと呼んでいる大切な友人だ。

挨拶をされた私...東北ずん子は隣に座る姉と一緒に挨拶を返すのだが...起き抜けの彼女の姿は色々ツッコミ所が満載だった。

 

まず一つ目のツッコミどころは、小さな少女が正面からコアラのように抱き着いている事だ。

 

 

 

「んっ...ぅみぃ」

「...きりちゃん、まだ眠ってる、みたいなんで、一緒に顔洗ってきますね」

その小さな少女...いや我が妹のきりたんは、ゆかりちゃんに両手両足でしがみつき幸せそうに鳴き声をあげているものの、まだ眠っているようだった。

 

まあ、それは良い。二人が出会ったその日から大体こんな感じだった。ただ最近変わった事があり、それが2つ目のツッコミどころで...

 

 

「...ねぇ、ずんちゃん。きりたんちゃん...その、ゆかりちゃんの服にもぐりこんでた...ですわよね?」

2人が洗面所に向かい姿が見えなくなった後、姉がコソコソと耳打ちした通り、妹は抱き着きながらゆかりちゃんの寝巻に頭...と言うか上半身ごともぐりこんでいて、なんというか、なんて言えばよいのか...とりあえず、残念?そう、残念な状態だった。

 

どうも長期休暇で二人っきりにしていたらこんな風景がよく見られるようになった。以前から距離感が近いと言うか、くっついていたのだが、今はそれぞれの寝間着1枚分の厚さすら介在できないような仲になったらしい。将来的には互いに裸でくっついていそうだ。

 

 

 

「あと、ゆかりちゃんの首筋...あれって......」

第3のツッコミどころ、ゆかりちゃんの首筋についたキスマークだ。どうもきりたんに噛み癖?のような癖がついてしまったらしく、起きている時だけでなく眠っていても大抵カプカプしており、その痕跡が薄っすらとつくようになっていた。結果として、ゆかりちゃんは首筋だけでなく腕やらお腹やらにも跡がたっぷりついていた...事をこの前一緒にお風呂に入った時に知ってしまった。

 

 

正直、めちゃくちゃエロい。ゆかりちゃんの体型は標準...よりも痩せている方なハズなのだけれども、エロさがハンパなかった。あれで普段首元をさらすような服で出歩いているのだから、いつかエロ過ぎて補導されそうだと心配してしまう。

 

 

「んー...まあ、仲良さそうなのは良い事、ですわね」

跡をつけた挙句それを見て独占欲丸出しの笑みを浮かべる妹の所業に、流石にマズいとゆかりちゃんに謝ったり、きりたんを叱ったり引き剥がそうとしたのだが...ゆかりちゃん曰く、言いつけ(おっぱいとかエッチな所は吸っちゃダメ)を守り、きりたんなりに頑張って我慢しているから受け入れている...らしい。

 

正直何を言っているのかわからないのだが...まあ、本人たちが納得しているのならば、まあ良いのだろう。多分。

 

ついでに蛇足かも知れないが、頑張って我慢しているご褒美?も兼ねて、きりたんの吸乳欲(?)を発散するために今度哺乳瓶でミルクを飲ませてあげる計画をゆかりちゃんは立てているようだった。真剣にミルクの味調整や、赤ちゃんへの飲ませ方を調べる姿に、また妹の性癖がゆかりちゃんに形どられる未来を想像した。

 

 

 

「それにしてもゆかりちゃん、相変わらずきりたんちゃんの魔力が上から下までたっぷりでしたわね...」

この前の魔力試験で、きりたんがゆかりちゃんに魔力を貢いで...いや、譲渡し続けていることが判明した。魔力が混じってる事自体は、魔力を感じ取れる私やイタコ姉様は計測前から何となく察していた。

 

ただ、魔力が混じっているのは二人が【性行為】をしている事が原因だと、勘違いもしていた。

 

 

 

性行為をする事で、魔力を相手の体内に送ることができる。これを洗練させ、より多く、より長く魔力を譲渡する【房中術】と呼ばれる技術は存在する。とは言え、どれほど深く交わっても本人の魔力の半分程度が譲渡限度で半日も保持できないらしいが。

 

 

つまり、既存の技術では【性行為を伴わない現実的な魔力譲渡方法は無い】。それ以外の方法では体内に入った他人の魔力は異物としてすぐに排出されてしまうのだ。

 

よって論理的に言うと、【きりたんの魔力を大量に保有するゆかりちゃんは、きりたんと濃厚ドスケベ百合エッチをしている】と言うこととなる。

 

これは理性的な話だけでなく、魔法や異能を扱う...私やイタコ姉様は本能的に理解しているものでもあり...

 

 

「頭では知っていても...やっぱり、二人がさっきまでエッチな事をしてきたようにしか見えませんわ」

姉がこぼしたような感覚が生じてしまう結果となっていた。

 

無論、私と姉はこの前の魔力試験で【くっついているだけで魔力を授受する上保持できる特異な関係】だとわかっている。だからおそらく、二人は健全...?な関係......なのだろうが、それでもなお、本能的にエッチな事をしてそうだと感じてしまう。

 

この感覚は説明が難しいのだが一般人視点で無理やり例えるなら、ラブホテルから仲むつましげに出てきた二人を見てしまった感覚に近いだろうか。しかも互いの体にはキスマークやらなにやらがたっぷりついている感じ...あっ、いや。実際にゆかりちゃんにはキスマークがたっぷりついているんだった。例えが例えになってない。

 

と言うか、ゆかりちゃんに譲渡されている魔力が多すぎて、魔力を感じ取れない一般人にすら、この感覚が伝わってそうだ。

 

 

 

「説明しずらい、ですわねぇ...」

 

当人なゆかりちゃんに伝えないわけにもいかないが、伝えるのが難しい感覚。しかも性行為と魔力の一般的な関係と言う割とセンシティブな前提も話さなくてはならない。

 

そんな状況に私とイタコ姉様は思わずため息をこぼした。

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