幸運の子   作:水上竜華

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気がついたら投稿ボタンを押していた件について

週一投稿とはなんだったのだろうか………



今回は少しだけ増量ちゅう




第七話 孵化 後編

 

□将都安穏京・西門前 【弓武者】夜ト神寝子

 

 私達は今、将都の西にある草原を目指すために、主に私が突破すべき第一の関門である西門の目の前にいる。

 

 私の右横にはさっき孵化した私の〈エンブリオ〉であるザシキワラシが私と手を繋ぎながら私が足を踏み出すタイミングを待ってくれている。

 

 隣にいる小さくとも頼りがいのある相棒の与えてくれたチャンスを無駄にしないように、私は決意を固め前に進むために足に力をいれる。

 

 あと十歩も歩けば外に出られる位置にいる私達は一歩ずつその歩みを進めていき、私はここに至るまでの記憶を振り返っていた。

 

 

 

 

 

一歩目……

 

 

 

 

 

私は最初、このゲームにそんなに期待してなかった

『夢のゲーム』なんて、信じていなかった……

 

 

 

 

 

二歩目……

 

 

 

 

 

でも、チュートリアルだけで分かるほどの繊細なリアルさを体感した

まさかと、心のどこかで感じてきていた

 

 

 

 

 

三歩目……

 

 

 

 

 

そして、チュートリアル後に空中に投げ出された時、死ぬほど怖かった

けど、視界に入る世界の広さにヒトトキの間、その瞳を輝かせた

 

 

 

 

 

四歩目……

 

 

 

 

 

街の中で想像の何倍も生き生きと生活している人々の営みを見た

善や悪、喜怒哀楽も、現実のそれと比べても遜色(そんしょく)のない生きた世界があった

 

 

 

 

 

五歩目……

 

 

 

 

 

果てしなく続く外の世界に、今まで感じたことのない未知の憧れを感じた

そんな世界を見て、感じて、歩いて、戦って、そして、心に傷を負った……

 

 

 

 

 

六歩目……

 

 

 

 

 

世界が変わってしまった。恐怖にとりつかれた。

そして耐えきれず、逃げ出してしまった。

 

 

 

 

 

七歩目……

 

 

 

 

 

だけど、またこの世界(・・・・)に戻ってきた。帰ってきた

己が失ったものを取り戻す可能性(・・・)を探すために

 

 

 

 

 

八歩目……

 

 

 

 

 

この世界で私のことを思ってくれる人達に出会えていたことに気付いた

そして、心強いパートナーに巡り合えた

 

 

 

 

 

九歩目……

 

 

 

 

 

そして今、私は、私に恐怖を刻み込んだ世界へと再び挑む

この手に感じる(ぬく)もりを信じてその一歩を踏み出すのだ!!

 

 

 

 

 

勇気を振り絞って踏み出した十歩目……

 

 

 

 

 

私は内側と外側の境界線を越える

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし足を踏み出した瞬間、私の意思に反して体が硬直しその歩みが止まる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(まだ、………まだダメなの)

 

 

 

 と、自身の心に根づくトラウマの強さに心が負けそうになり諦めかけたその時、私の右手に力が込められる

 

 

 

 

 

ザシキワラシだ

 

 

 

 

 

 最後まで私が諦めないことを信じて、ここまで一緒に付き合ってくれた私のパートナー

 

 

 

 まだ、出会ってからそう時間も経っていないおらず、お互いのことをまだ深く理解しあえていない私達だが、少なくとも彼女が私のことをこの世界で誰よりも思ってくれていることだけは、私には分かった。

 

 

 

 鼓動が速くなり、息も荒くなっている

 

 

 

 気分も最高に悪いし、眩暈(めまい)もしてきた

 

 

 

 だけど、そんなものは関係ない

 

 

 

 恐れは、私達の歩みを止める理由になりえないことを私は思い出したのだから!

 

 

 

 

 私は、私たちは超えて見せる!!一緒に、その壁を!!!

 

 

 

 

 そして、私は、硬直した体を動かすために全身に再び力を入れる

 

 

 

 

 だんだん全身に震えが生じさせながらもその足を持ち上げていく

 

 

 

 

 周りから集まる視線に気にも留めず、呼びかけられる声にも返事を返さずに、ただただ前を歩くことだけに全神経を集中させ、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、私は大きな一歩を踏み出すことに成功した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 いつの間にか、まるで外に行くことを拒むように私の動きを止めていたあの体の硬直もなくなり、体が軽くなっている。

 それを確認すると、急に体から力が抜けて倒れそうになる。

 しかし、私の体は地面に衝突することなく途中で止まっている。

 

 

 ザシキワラシが横から支えてくれたのだ。

 

 

「マスター、急に倒れないで欲しいのデス。僕のSTRはそこまで高くないので当てにされては困るのデスよ」

「あはは、ごめん。急に力が抜けちゃってさ。頑張りすぎて、腰が抜けちゃったみたい」

「全く、世話の焼けるマスターなのデス」

 

 

 

 

 そう言いながら私の体を門番の人が駆けつけてくるまでザシキワラシは支え続けてくれるのだった。

 

 

 

 

                   ◇

 

 

 

 

 あの後しばらく体に力が入らなかった私は門の横まで運んでもらい、何とか歩けるくらいの体力を取り戻してから、名目上の本来の目的であるザシキワラシの能力の確認をするために草原を目指して歩き出していた。

 

 

「もう、外を歩いても大丈夫なのデスか?マスター」

「今のところ、大丈夫だよ。モンスターも遠くから見る分には問題なかったし」

 

 

 遠くで数体の【リトルゴブリン】を狩っているプレイヤーのパーティーの方を見ながらそう答える

 

 これなら弓での狩りは今でもできそうなのだが、現状は予想よりマシなもののかなり厳しいと言える。

 

 なぜかというと、今の私は前の時と違いフィールドにいるときの警戒心が段違いに上がっているせいか、自前の索敵能力が跳ね上がっており、これまで私たちの半径30メテル以内に入れる前にモンスターやプレイヤーのことを察知することができている。

 

 

 「別に悪いことはないのでは?」と思うかもしれないが、実はこれができるようになってから私は感知以外の他のこと、例えば目の前の敵に攻撃をするために集中することなどが、フィールドで出来なくなったのだ。

 

 

 私は弓を射る際に、目の前の敵に集中して狙いを定めないと命中率が下がるため、事前に周囲の状況を確認してから攻撃をしていた。

 しかし、今の私には攻撃をする最中に視野を狭めてしまうというのが許容できないため弓が使えないのだ。

 それは、あの時私が奇襲を受けて死にかけてしまったため、どんなに索敵を徹底してもどこかで敵を見落とすことなど十分にあり得ると常に考えてしまうからである。

 今の私達で戦うことが出来るのはザシキワラシただ一人なのだが、彼女もキャッスルの姿にならないとほとんど戦えないらしい。

 こうした理由で、接近戦すらできない私は敵を避けることに全力を費やすしかなくなったのだ。

 

 

 

 そして、なんとかモンスターと遭遇することなく将都の西に位置する〈西鷹草原〉に到着した。

 〈西鷹草原〉ではレベルの低いモンスターが主に生息しているため、初心者の狩り場として認知されている場所である。

 

 最近では〈マスター〉の大量出現によりモンスターの数が加速的に減ってきており、まだ何とかなってはいるものの一部のモンスターはその絶滅を危惧されるほどの減少速度である。

 

 この世界のモンスターは神に作られた設定を持つ神造ダンジョンのモンスター以外は基本的に自然にPOPすることはないため、この草原にいるモンスターの中から絶滅するモンスターが出てきてもあり得る話なのだ。

 

 今は一時期よりも減っているというだけで、それなりの数のモンスターはまだ存在しているので、ザシキワラシの性能の確認にはピッタリな場所だろう。

 

 一先ず、私たちは戦闘を避けてフィールドの中心に近い見晴らしのいい場所まで移動した。

 そこに到着するなり、立地に満足したのか「この辺りでいいデスかね」と言いながらザシキワラシは私の前に立つ。

 

 

「それではマスター、お待たせしたのデス。ついに、僕の真の姿を見せる時が来たのデス!では、とくとご覧あれ、なのデス!!」

 

 

 そういうや否や、ザシキワラシが眩しすぎない程の光を出した次の瞬間、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 私の目の前に一階建ての家が現れた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 外見は一昔前の日本にありそうな小さめな日本家屋であり、窓には格子が付いており、出入り口は天地では一般的なスライド式の戸口である。

 

 余りに予想外の代物が出てきたため、一瞬辺りの警戒を緩めてしまった。

そんな私の頭の中にザシキワラシの声が響いてきた。

 

『マスター、驚いてもらえたのデス?』

「う、うん、結構驚いてる」

『それは良かったのデス。ではマスター、外は危険ですので僕の中に入って下さいなのデス。この状態の僕の視界は全方位に対応されているので索敵はお任せなのデス』

 

 思惑通りに私が驚いたのが嬉しいのか、喜色を交えた声でザシキワラシがそう言うと同時に、私の前にある扉がひとりでに開いた

 

 

 

 若干ホラーである

 

 

 

 とりあえず周囲を警戒しつつ中に入ってみると、そこには玄関から入ってすぐのところに四畳半ほどのスペースにコタツが敷いてあり、左側に押入れ、奥に台所が一畳分しかない簡素な一人部屋があった

 

 個人的にかなり落ち着きやすい空間である

 

 中に入ると、開いていた扉がまたしてもひとりでに閉じた。

 

『ささ、マスター、安心して部屋にあがってコタツでくつろぐといいのデス。ここから先は僕がマスターを守り通してみせるのデス』

 

 かなり自信ありげな様子でそう言うので、ここはひとつ相棒のことを信頼して提案に乗ることにした。

 

 

 

 

 

 

               ◇◇

 

 

 

 

 

 

 簡潔に言おう。ここマジ天国。

 

 

 夏場とか関係なく、コタツが気持ちよく感じる温度で部屋が保たれているし、布の触り心地もいい。いつまでもぬくぬくできそうだ。

 台所の方も水道とコンロがMPを前払いすることで使えるらしい。

 ただ流石に食器などの小物はなかったため今は使い道が余りない。

 今度、お茶と煎餅でも買ってゴロゴロしたいものです。

 ここまでずっと警戒してた分の疲労が取れてきている気がする。

 今、自分がフィールドにいることを忘れさせるくらいにはとても快適な空間だった。

 

 

 

 

 

 

 

………のだが、

 

 

 

 

 

 

 

「これ、本当に大丈夫なの?本当にただの民家なんだけど」

 

 

 

 いくら信用しているとはいえこれは不安になる。

 

 

 戦える感じが全くしない。

 

 

 

『ふむ、モンスターが来たら説明しようと思っていたのデスけど、来る気配もないので先に能力の確認だけ済ませることにするのデス。マスター、ステータス画面に〈エンブリオ〉の詳細について書かれてる欄があると思われるのでそちらを確認してほしいのデス』

 

 

 

 実は、ステータス画面にあることは知っていたのだが、実物を見てからのお楽しみにしようという思いと、見てしまったら不安になってしまい心が揺らいでしまうのではと思ったため、今まで見ていなかったのだ。

 言われた通りにステータス画面を確認すると〈エンブリオ〉の欄があり、詳細を確認する。

 

 

 

 

 

 

 【凶運妖女 ザシキワラシ】

 TYPE:メイデンwithキャッスル

 到達形態:Ⅰ

 

 ステータス補正

 HP補正:G

 MP補正:D

 SP補正:G

 STR補正:G

 END補正:G

 DEX補正:G

 AGI補正:G

 LUC補正:C

 

 

 

 

 補正とはザシキワラシがいるだけで常に上がるステータス補正らしい。

 ザシキワラシのステータス補正はLUCの補正が一番高く、次点でMPが高いが、他が軒並み低い有様だ。

 これだと魔法職が一番シナジーしそうな補正だ。

 

 

 しかし、LUCなんて上げてどうするのだ?確かLUCは確率によって判定があるスキルの判定補正とか、ドロップアイテムのドロップ率をあげるくらいだったはずだ

 

 

 正直な話、このステータスをあげる旨味は他と比べると少ないように感じる。

 

 

 私にギャンブルでもやらせるつもりなのか、このエンブリオは

 

 

 そして下の方を見ていくと『保有スキル』という項目があった。

 

 

 

 

《温度最適化》:

周囲の環境に合わせて温度の調節を行う。冷風、温風、加湿、除湿も可能。

 パッシブスキル

 

 

 

 

《童のもてなし》Lv1:

キャッスル内のコタツに入っている者にHP,MP,SPのいずれか一つを継続回復する。

Lv1では1秒に1ドットずつ回復する。

 パッシブスキル

 

 

 

 

《童のお裾分け》:

HP,MP,SPの全てが上限値に達している時、MPまたはLUCをチャージし、アイテム化することができる。

アイテム化した、MP及びLUCの使用権はチャージをした者にのみ与えられる。

MPは10秒に1ドット、LUCは59に1ドットずつカウント。

貯蓄上限はスキルを使用した者の総合レベル×1059まで。

MPは飴玉、LUCはドロップに変換した状態で生成される。

口に含めることでMPは回復、LUCは加算され、ステータスの変動は使用してから1時間まで有効である。

 アクティブスキル

 

 

 

 

 

 

 ここまではかなり便利な能力に見える。

 正直ここに籠って生産活動するだけで生活できる気がする。

 そして、次のスキルが戦闘用のスキルらしい。

 

 

 

 

  

《去運不返球》:

〈マスター〉がザシキワラシの中にいる時発動可能。

MPを10消費することで接触したモノに固定ダメージ1を与え、LUCをマイナス9する遠距離攻撃を放つ。

スキルの速度は「自身のLUC×10」の数値をAGIに変換したものとする。

着弾した対象のLUCが、自身のLUCの10分の1以下になったとき、【飢餓】、【衰弱】、【脱力】、【食中毒】、【呪縛】のバッドステータスを与える。

有効時間五十分、デスペナルティ以外のログアウト時の時間はカウントされない。

効果は対象に着弾してからそれぞれ別個に発動。

 アクティブスキル

 

 

 

 

 なかなかすごいことになっている。

 このスキルを見てから分かったことだが、他の二つのスキルはこれを使う前提の補助のスキルだったようだ。

 

 威力こそないけど、その本質は相手を複数の状態異常に陥らせることに特化したスキルなのが分かる。

 どの状態異常が、どんな効果を持つのかは知らないが字面的にロクでもないことが起きそうだ。

 

『ちなみに、【飢餓】は空腹感を相手に与えるだけで、【衰弱】は相手のステータスを半減、【脱力】はその下位互換で相手のSTRを半減させるのデス。【食中毒】は嘔吐感と継続HPへのダメージを与えて、【呪縛】は相手の動きを拘束する状態異常なのデス』

 

 

 

 やはり、予想通りロクでもなかった………

 

 

 

 実際に使ってみないと分からないけど、きっとひどいことが起きるに違いない。

 

 

 

 ……にしても、完全に私エネルギータンク扱いだな、これ。

 

 

 

 そんな事を考えているとザシキワラシからモンスターの襲来を知らされる。

 相手のモンスターは【レッドボア】という草原にいるモンスターの中でもSTRがかなり高いモンスターで、その突撃をまともに食らえば上級戦士職の者でも痛手を負うほどの威力を持つモンスターとして有名である。

 

 しかし、突撃をしている間は直線上にしか移動できないため、ある程度の戦闘経験がある者には容易に躱すことが出来るため、然程(さほど)脅威となるモンスターではない。

 

 

 

 

 ……なのだが、今の私たちは移動して戦うことができないため、相性的に最悪の敵に思われた。

 

 

 

 

 言わば、城門と破城槌の戦いのようなものだ。

 

 

 

 

 しかも、ザシキワラシの耐久値は見た目相応であるらしく、一撃でも入れば大破する未来が待っているだろう。

 しかも相手の数は三体らしく、一体でも脅威なのに絶望的とも言える。

 

 

 

 

『安心してほしいのデス、マスター。僕が絶対にここまで近づけさせないのデス!!…………と言っておいてなんなのですが、マスター、よろしければ僕のスキルでチャージしたLUCを使ってもらってもよろしいのデス?』

 

 

 

 

 様子を見るためにコタツから出ていた私にそう言ったザシキワラシは、コタツの上に黄色い紙に包まれたドロップを出現させた。

 おそらく、確実にスキルの効果を発動しやすくするためだろう。

 拒否する必要もないので大人しく言うことを聞いてドロップを舐め始める。

 すると、急速にLUCのステータスが上がっているのを確認した。

 ここまで私がコタツの中に入っていた時間は約30分ほどであるため、大体+30くらいの補正が私のLUCにかかることになり、元々のLUCが22であったため〈エンブリオ〉による補正と含めて私の今のLUCは74になっている。

 

 つまり、今《去運不返球》が当たれば、敵のLUCが7以下になりさえすれば追加効果が発動するということだ。

 

 相手の方も突進の準備を済ませている様子でこちらに体を向けている。

 

そして、【レッドボア】達の突進が開始される、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前にこちらのスキルが発射される。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 お互いの距離は大体50メテルほどであるが、《去運不返球》は弾丸のような速さで瞬く間にその距離を埋めて【レッドボア】の一体に着弾する。

 

 着弾した瞬間、その【レッドボア】は急に力が抜けたように横に倒れる。

 体は痙攣し、口からは泡を吹かせながら苦しんでいるのが分かる。

 

 他の二体はその様子に驚き、突撃姿勢を解いてしまっていたところに追加で放たれた《去運不返球》の直撃を受けて仲間と同様の目に遭ってしまった。

 

 それから10分程で【レッドボア】は光のかけらになってドロップアイテムを残し、消えていった。

 共通スキルの《遠視》で一部始終を見ていた私は驚きのあまりこう呟いた。

 

 

 

 

「い、一撃で戦闘不能にしちゃったよ」

『まあ、相手のモンスターはSTRが高め、AGIが次に高い偏ったビルドなので、リソース的に妥当な結果かと思うのデス』

 

 

 

 

 それでもこれはすごい、と私は思う。私の出番が本格的に要らない。

 むしろコタツでジッとしてた方がいいくらいだ。

 なにせ今の戦闘で私のMPはほとんど空になっており、次のモンスターが来たらまず確実にやられるといった具合になっている。

 私はコタツに入って戦闘に関してはMPの回復に専念して、攻撃をザシキワラシ任せにした方が今は得策だ。

 

 やはり、ジョブの見直しが必要なようだ。

 

 戦闘を前提にするのなら魔法職がいいだろう。この戦闘スタイルなら今の私でも狩りができる。

 

 

 

 移動中が肝だが、そこは街に戻ってから考えよう。

 

 

 

 まだ問題点は多いけれど、だんだん光明が見えてきた気がする。

 

 

 

 こうして、私たちは先ほどと同様の手順で、近づいてきたモンスターたちを倒してからドロップアイテムを回収してから街に戻るのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 ………ちなみに帰りはまだ外が怖いので、いったんログアウトをしてから街の中にあるセーブポイントにログインすることで何とかした。

 

 

 

 







ついにエンブリオの概要を出せました。


主人公が望むモノを詰め込んだ結果こうなりました。


一見強そうな能力ですが、もちろんデメリットは存在します。
能力で気になることについては感想で書いていただけたら、今後の展開に支障がない範囲で答えていこうと思います。

にしても、ここまで長かったです。本当に

ここからが本作の本格的な始動なのですが、最終段階はプロットに書けているのに途中の章が完成していない体たらくです。(なお、一章の最後辺りを現在書き直している作者である)

そんな作者が気まぐれで投稿していきますので、今後も生暖かい目で見守ってくれると幸いです。(なお、そこまでストックに余裕はない)

原作で天地が出てくる前にはある程度書き終えたいな………

しかし、どんな現地人がいるのかも知りたいというジレンマがががが

次回はかなり時間が経過した後の主人公達デース

~追記~
ザシキワラシのスキルのテキストを一部変更しました(五月十四日)

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