其は正義を手放し偽悪を掴む   作:災禍の壺

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( °壺°)「凄く長くなりました」
( °壺°)「中途で分けようかとも思ったんですが、纏めてドン」

追記。
( °壺°)「土曜更新してたぁ……」

更なる追記。
( °壺°)「【七天罰刀】を【七天抜刀】に変更しました」
( °壺°)「ギャラルホルンの伝承からして、天罰は少し違うと思ったので」
( °壺°)「だったら神話的には『九』とか『笛』とか取り入れろという話ですが」
( °壺°)「七はビフレスト(以前出た虹のやつ)から。抜刀は楔を引き抜く事から来ていますので」
( °壺°)「長くなりましたがまぁ……ご了承ください!」


第七十五話

 かつて、世界には果てがあった。フェルディナンド・マゼランが世界を周るまで、世界は平坦で、水平線は世界の果てで、その『果て』には滝があると、そう信じられてきた。

 遥か昔から信じられてきた、そうした神話のような物語は、度々証明される事により塗り替えられる。天ではなく、地が動いていたのと同じように。完全にアレがその理論を受け入れたのは1992年の出来事だが、それはそれ。

 

 世界は、いとも容易く変換される。それも、神話の世界体系ならば尚のこと。

 『神がそう決めたから』。そんな理論が通用するのは、中世以前の世界であり、近現代の事ではない。

 それでも現在、神話大系が失われようと神話そのものは生きている。

 奇妙な話だ。

 神としては死んでいる。だがそれそのものとして確かに生きている。いや、現代に於いては『生かされている』と、そう表現するのが正しいだろう。正義の女神だろうが復讐の女神だろうが、だ。

 そこにどんな概念や裏話があるのかは、最早関係ない。ただただ、そこに神として存在してさえいればいい。逆にそれ以外視野にない。

 神は人の信仰によって誕生する。ともすれば、神は人を創造した主にして、人の奴隷とも言える。

 神が人を創り、人の信仰によって神が生まれたならば、どちらが先かなどという鶏と卵のような禅問答は今更すまい。

 ここで重要なのは、神話大系の否定により、神が人の隷属と化した、という点だ。

 そうした隷属化が進んでいた筈の、神話の終わりに。

 最後まで人間にあるものを訴えた神がいる。

 それは、人類史に寄り添った最後の神。寄り添おうとして、擦り切れてしまった愚かな神。

 最後まで、最後の最後まで、その身が、その手にある天秤が星になるまで、正義を良識に訴えた愚かな女神。

 もう誰もが分かりきっているだろう。

 その女神こそが、アストライアなのだ。

 

□■□

 

 《上皿の如き世界に審議を(アース・トライアル)》。

 そこにあるのは絶対的な公平(、、、、、、)

 そこに幸福はなく、不幸もない。腕力に差異は生まれない。身の硬さに差異は生まれない。絶対的且つ強制的な平等。世界は平等に不平等だ。ならばと無理矢理に捩じ込んだあまりにもあからさまな平等。

 エイル・ピースの鋸とカタルパ・ガーデンの銀剣は、衝突し、拮抗した。

 これはエイルの知る事ではないが、《左舷に傾く南方の凶爪(ズベン・エル・ゲヌビ)》による補正は現在のカタルパにはない。それは《右舷に傾く北方の真爪(ズベン・エス・カマリ)》の発動30秒後のデメリットで確実に解除されたからだ。

 ともすれば、非戦闘職でAGI特化のこの【数神】が、鍔迫り合いを行える原因は、何だというのだろう。

 そこで初めて、ではないが、目が合った。正義の味方の深淵のように黒い眼が、此方を見ていた。

 

「へぇ、あんた【諸悪王(キング・オブ・オールイヴィル)】なんつー変なジョブ持ってんのな」

「――っ!?」

 

 有り得ない。エイルは息を呑んだ。呼吸をほんの一瞬忘れ、【オステオトーム】を握る右腕が、ほんの少し力んだ。

 一定以上のレベル差がある事でステータスやジョブなどを隠蔽するMVP特典の枷【禁牢監叉 デルピュネー】を所有している為(本来の能力はステータスの奪取だが、隠蔽能力もあった)、以前のカタルパはエイルのステータスを《看破》出来なかった。

 それは今でも同じ筈だ。なのにカタルパは、直感でも何でもなくただの事実として、【諸悪王】というエイルのメインジョブを言い当てた。つまり、《看破》が成功している。

 レベル差を埋めた?そんな筈は無い。こんな短期間で、そこまで非戦闘職とは言えどもレベルが上昇する訳が無い。

 どこまで考えても、事実を否定する要員にはならない。『何か』理解を越えた行動をした、としてエイルは切り捨て、【オステオトーム】を起動させる。

 途端距離を置くカタルパ。普段よりもその行動が遅いようにエイルは感じた。30秒間だけ速かった。それはもう終わったのだろう。だがそれでも、発動前より遅くなっている気がした。どうなっているのか。まさかその30秒の代償として鈍くなったのだろうか、と的外れな推理を重ねる。

 

「『《音信共鳴(ハウリング)》――《感情は一、論理は全(コンシアス・フラット)》』」

 

 遅いと感じたのも束の間、再び目にも止まらぬ速さで駆け回る。だがそこで、もう一つの違和感に気付く。

 

(普段よりも、私が(、、)目で追う速度が速くないか……?)

 

 無論、カタルパの動きに完全には着いて行けていない。だがそれを目で追う速度が速い。違和感で片付けられる、そんな程度だったかもしれないが、そんな微妙な差異に気付けるのが、エイルの才能とも言えるものだった。

 そこで初めてエイルは自身のステータスを確認し――唖然とした。

 

 エイル・ピース

 職業:【諸悪王】

 レベル:555(合計レベル555)

 HP:8094

 MP:420

 SP:1006

 STR:5555

 AGI:5555

 END:5555

 DEX:5555

 LUC:55

 

 敢えて言うが、本来のステータスはこんなではない。

 

 エイル・ピース

 職業:【諸悪王】

 レベル:720(合計レベル870)

 HP:8094

 MP:420

 SP:1006

 STR:2864

 AGI:3024

 END:1167

 DEX:96

 LUC:100

 

 上記が本来の【諸悪王】エイル・ピースのステータスである。

 なんと簡単な間違い探しか。有り得ない程に、『5』が溢れている。

 HP、MP、SPを除いた全てのステータス――レベルも含めて――が『5』に塗れている。驚くべきなのは、レベルが下がっているのにLUC以外の全てのステータスが上昇している点だろうか。いやそれでも、ただ只管に『有り得ない』を連ねる事しか出来ない程にその光景が信じ難い。

 この時になって漸く、《上皿の如き世界に審議を》の全貌が見え始めた。

 上皿。つまり上皿天秤。矢張りどこまで敷き詰めても、【絶対裁姫 アストライア】は、戦闘の中で公平を求めている。

 ならばもう、驚く事はない。種が割れればどうということはない。《看破》は使えないが、それを使うまでもない。もうカタルパのステータスは割れている。

 言葉を交わしていないのに、カタルパは「その通り」と言って笑った。

 そう、今のカタルパのステータスは。

 

 カタルパ・ガーデン

 職業:【数神】

 レベル:555(合計レベル555)

 HP:6092

 MP:2391

 SP:106

 STR:5555

 AGI:5555

 END:5555

 DEX:5555

 LUC:55

 

 勿論これも、カタルパの本来のステータスではない。

 この《上皿の如き世界に審議を(アース・トライアル)》は、世界を書き換える(、、、、、)スキル。

 イカサマだ。いつものようなインチキだ。だからこそ、代償がいる。

 効果時間は一分。そして効果上、カタルパは殺してはならない(、、、、、、、、)し、殺されてはならない(、、、、、、、、、)。一分以内に、つまり発動中に対象を殺した時、自分自身もデスペナになるという代償。そして、デスペナルティになった際の、再ログイン可能時間の増加だ。

 装備補正の解除、ステータス変動を起こすスキルの強制解除、HP、MP、SPを除いた全てのステータスの統一。

 それが、《上皿の如き世界に審議を》の全容だった。《右舷に傾く北方の真爪》の解除を待ったのは、もったいなかったからなのだろう。

 互いに同じ。絶対的な平等。強制的な平等。一対一だからこそ出来る、そうでしか行えない、釣り合う天秤。

 だが互いに同じでは、補正が無くては、ただ一分を浪費するだけではなかろうか。

 

(いや――違う!)

 

 先程《感情は一、論理は全》を使用していた!一分間という制限時間をエイルは知らないが、この状況下でもスキルによってステータス上昇は行えるらしい。

 

「『《左舷に傾く南方の凶爪》』」

 

 またあのスキルだ。あれが使用されている間は、【オステオトーム】の刃は届かない。ましてや今のSTRでは、全体攻撃並の衝撃波を生み出すと余計な破壊を招く。それに、エイルのSTRとカタルパのENDは同数値。更にステータス補正がかかっている。

 勝ち目(、、、)が無い。

 だがそれならば、カタルパは確実に勝てる事になる。それは、公平(フェア)じゃない。それはカタルパらしくない(、、、、、、、、、)。ならば、何かしらデメリットがある筈だ。それこそエキシビション故に死なない、というような。

 

(ならこれは、死合に非ず、と。そういう事か)

 

 諸悪を前に手緩い事を、とエイルは笑う。自分が、カタルパが淘汰すべき悪である事を、エイルは理解している。

 いや寧ろ、理解しているからこそここに来た。体系の違う(、、、、、)正義と悪。果たして、強者はどちらだろうか。左肘辺りに移動していた紋章に手をかけ、フィルムのように張り付いていた薄い膜を剥がす。瞬時にそれはドロリと溶け、アイテムボックスに入っていった。

 何をしたのかと怪訝そうに見つめるカタルパの視線を無視し、ここで初めてエイルは己が〈エンブリオ〉を呼び覚ました。

 

「さぁ、起きろ。【■■・■■■■】!!」

 

 フィルムが剥がれた事で、先程まで見ていた紋章が紛い物であった事を、そして剥がれたアレこそが【転移模倣 ミミクリー】の正体であった事を悟ったカタルパは、その紋章と、呼ばれた名を、現れた『モノ』を前に、ただ戦慄した。

 恐怖すらステータスに変換してしまうカタルパは、冷や汗の温度をもう知らない。滴り落ちる雫、鎖から伝わる相棒の恐怖心。そして忘れた頃から頬を伝う汗の温度を思い出す。それは止まらない。そして恐怖心がステータス変換の許容を越えて溢れてきた。

 

 怨嗟の鎖は引きちぎられた。

 幻想の書は傍観している。

 濃霧の虫は霧散した。

 石化の眼は逃避したがる。

 ならば、と鎌首をもたげたのは。

 終点の楔だったモノ。

 

『此方を眠らせてはくれないのか』

「……生憎、ブラック企業なもんで」

 

 軽口を叩くも、余裕はない。エイルの影が伸び、紅い瞳がその中で輝く。のたうつように影から這い出て、その巨躯を街中で晒す。

 【転移模倣 ミミクリー】は、〈エンブリオ〉ではなく――特典武具だったのだ。

 鵜呑みにしていた。〈エンブリオ〉である事が真実だという確証など何処にもなかったというのに!

 

「成程……だから【諸悪王】」

 

 どちらかと言うと、諸悪の根源(ルーツ・オブ・オールイヴィル)の方が合っている気がするのだが、それを指摘してやれる余裕もない。

 つくづくカタルパは、運命に愛されて、毒されている。お誂え向きのラスボスが、目の前に顕現しているのだから。

 

 目の前にいる灼眼の化け物。その名は――――

 

「これこそが私の〈エンブリオ〉、【龍幻飛後 アジ・ダハーカ】だ」

「そうか……そうか。なら……だったら出し惜しみはしねぇよ!時間稼ぎみてぇな事ありがとよ!お陰で一分が経った!」

 

 AGI以外のステータスが下がる感覚。5の縛りが解けて、融けて、溶けていく。

 これで、殺される事も、殺す事も許される。

 一分を無為にしたのは痛いが、コレを前に、尻込みしたくはなかった。

 何せこの手にある鎖は恐怖していると同時に、どうしようもない程に昂っているのだから。

 俺も同じだ、と内心で笑う。目の前の強敵を前に、死の恐怖と気の昂りが拮抗し、後者に傾いているのだから。《感情は一、論理は全》の効果は続いているのに、どうしようもない程に今のカタルパは感情的なのだ。

 

「【霧中手甲】起動、《一寸先は霧(ミスティック)》!」

 

 掌から噴霧される霧。暴龍を前に、目くらましになるのかどうか危うい霧。だがその霧は噴霧それきっても晴れず、立ち込めている。その濃霧の中、人影が幾つも映っている。

 

「本物ではないもの全てが虚像か……姑息な手を……」

「まだ終わらせない。《架空の魔書(ネクロノミコン)》」

 

 《学習魔法》のストックが削られるのをネクロは認識する。ストックが1000を越えている、完全に模倣出来るスキルのストックを切った!であれば【実在虚構 ヨグ=ソトース】が喚び出される時間は、今迄の比ではない!

 

「まだだ、《型呑永愛(ガタノトーア)》」

 

 一秒だけ、【龍幻飛後 アジ・ダハーカ】が停止する。そして。

 

「《怨嗟の感染(シュプレヒコール)》――《揺らめく蒼天の旗(アズール・フラッグ)》!」

 

 蒼い穹。一転して映し出される水墨画。

 再び色付いた時には既に、光弾が【怨嗟連鎖】から放たれている。

 《型呑永愛》が解け、躱そうと動いた【アジ・ダハーカ】を触手の化け物が堰き止めた。【ヨグ=ソトース】を妨害目的のみで使用したのだ。

 そんな状況で回避が間に合う筈もなく、光弾は暴龍を飲み込んだ。

 三つの首全てが光に埋もれた頃、改めて霧を見詰める者と、霧の中から向こうを窺う者の、視線が交わった気がした。

 片や諸悪の王。

 片や数式の神。

 その関係性は交わらない。何処まで行ってもねじれの位置にいる。

 暴龍の咆哮。霧が晴れ、カタルパの姿が顕になる。矢張り倒せてはいなかった。ストック分の時間を使い切った【実在虚構】が姿を消す。

 打つ手はない。確かにそうだった。その筈だった。

 今、正義の味方の手には、銀剣ではない、そして【怨嗟連鎖】の刀でもない、何かが握られている。

 銀盾と対になるように装備されているそれは、水晶の輝きを放つ、(つるぎ)だった。

 

「さて、行くぜ【七天抜刀】」

『此方は剣だと言っているのに、刀と呼称するのは如何なものか』

「知るか、ミルキーに聞け」

『ふむ、そうしよう。では行くか、我が所有者よ』

「あぁ、全力を見せてくれ」

 

 大地が鳴動する。

 陽光を乱反射して、水晶の剣は煌めいた。

 

 嗚呼、まるで悪しき龍に立ち向かう勇者のようではないか。

 

 あまりに稚拙な正義だが、この瞬間に限っては、神々がそれを祝福しているようだ。少なくとも、傍らに居る鎖の少女は、祝福してくれている。

 一撃で沈める。その意志が感じ取れる。

 握る力は強い。もう二度と手放さないようにするかの如く、大地の鳴動で取り零してしまわないようにするかの如く。

 そのまま天上に掲げ、暴龍の猛威を前に、目の前に迫る三つの顎を前に叫ぶ。

 

「《天地均し響け(ラグナロク)――

 

 光が人を、龍を、街を、国を照らす。世界の最期に幻視するような、眩しい、されど暖かい光。慈悲に溢れた、至上の幸福とはこの事だと知らしめるかのような確かな輝き。

 神はここに居た。救済は此処に在った。それを証明するかのように、爛々と、第二の太陽のように世界を照らす。

 

 それを偶然――街中で極光を見て、見ない振りなど出来やしないだろうが――見た少女が涙した。

 側近のように控えていたペットのネズミ(?)は、その光を見て目を細めた。

 

「……ああいうちからじゃないと、わたしはだめだとおもうわ」

「…………ドー」

 

 その声は、部屋の外には届かない。

 

 国を呑みかねない光だというのに、誰一人として逃げ出そうとはしなかった。寧ろ立ち止まり、喧嘩さえ止めてただ見上げた。静寂。光が天に昇る、神々しい光景を誰もが固唾を飲んで見守った。

 人々の、正義を信じる心を力に、光は輝く。

 神を信じなくなったとしても、正義を信じる心は、確かに此処に存在したのだ。

 

(アイラ……いや、正義の女神(アストライア)。貴女の行動は、間違ってはいなかった)

 

 遥か彼方の神話世界に、カタルパは感謝する。地から天へと伸びる光。天と地を繋ぐ楔。星に座した彼の者へ届けと、カタルパはアイラと共に叫ぶ。

 

「『――終末の笛の音よ(ギャラルホルン)》!!』」

 

 絶対なる悪を、正義の光が包み込む。霧を払い、全てを照らし、天へと祈りを届かせる、そんな光が――――




《上皿の如き世界に審議を》
 アース・トライアル
 自分と対象一人のステータスをバグらせたかのように統一させる。レベルは555に。LUCは55に。HP、MP、SPを除いたその他全てのステータスが5555に。装備補正が消え、ステータス変動を起こしているスキルがある場合も解除される。
 発動時間は一分。リキャストタイムは10日。
 発動中に相手を殺すと強制デスペナ。発動中に殺されてもデスペナ。発動中にデスペナルティになった場合、15日間戻ってこれなくなる。また、その期間中《上皿の如き世界に審議を》のリキャストタイムは加算されない。

《一寸先は霧》
 ミスティック
 辺り一帯を霧で覆い、虚像を作り出す。MPを使用せず、リキャストタイムは24時間となっている。逃走用スキル。

【諸悪王】
 キング・オブ・オールイヴィル
 系統不明の超級職。
 悪行を成したからなれるジョブ、ではなく、どうやら唆して悪人を作り出したからこそなれるジョブ、らしい。詳細はエイル本人しか知らないのだろう。

【転移模倣 ミミクリー】
 エイル・ピースの〈エンブリオ〉……ではなく、【拮抗障武 ミミクリー】のMVP特典。紋章の上に張り付くペラペラのフィルムのような形で、剥がれるとスライム状になり、半自動的に所有者のアイテムボックスに入っていく。相手の装備品一つを模倣し、拮抗を作り上げる。《紋章偽装》ではないが紋章を偽装する。また、貼り付けている間は〈エンブリオ〉の使用が出来ない。

【禁牢監叉 デルピュネー】
 【監獄龍姫 デルピュネー】のMVP特典。枷の形をしていて、相手を噛む事でステータスを奪う。また、一定レベルの差がある者に対して、所有者のステータス隠蔽を行う。これはギリシャ神話においてデルピュネーが、ゼウスの権能の一部を隠し持っていた事による。

【歯車鎖刃 オステオトーム】
 【結合祖式 オステオトーム】のMVP特典。電動鋸。ステータス補正が高い。エイルのお気に入りの武器。

【龍幻飛後 アジ・ダハーカ】
 エイル・ピースの〈エンブリオ〉。
 TYPEはラビリンス・ギア。
 三つ首による物理攻撃は強力。
 必殺スキル《三種の辛苦(アジ・ダハーカ)》は相手を半強制的に異界へ幽閉し、苦痛、苦悩、死に準ずるものをそれぞれ与える。その後一瞬にして現実世界に帰されるが、行く前と行った後では別人となるだろう。


【七天抜刀 ギャラルホルン】
 【終点晶楔 ギャラルホルン】を改修した姿。どうしてこうなった。
 剣の形をしているが刀と銘打たれている、ややこしい武器。

《天地均し響け、終末の笛の音よ》
 ラグナロク・ギャラルホルン
 詳細不明。
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