異世界はシーカーストーンとともに。 作:愚の骨頂だよねぇ?
ハイラルの大地を逞しく駆け、他の生物に畏怖させるほどの強大さを誇るライネルの名は、100年前からも知れ渡っていた。しかし100年前のリンクは、ゼルダを守りつつも3体のライネルを一人で倒して見せたことがあった。それはひとえに、リンクが眠りによって力が衰える前の全盛期であったから、であろう。100年経った今では、まだ取り返せていない力はあるはずだ。
故にリンクは戦慄している。今回は、生きて帰ることができるのだろうかと。
ライネルは、リンクと八重、エルゼを認識するや天に咆哮する。大気が激しく揺れ、木々がざわつき始めた。そしてリンクは思い出す。白銀に光るライネルは、戦う際こうして吠える癖がある。そしてーー周囲を爆発させるのだ。
「――皆! 出来るだけ奴から距離を取れ! 爆発する!」
「うそでしょっ!?」
リンクたちはだっと駆け出して、ライネルから逃げ出す。吠え終わったライネルは剣を地面に突き立てた。
刹那ーーライネルを中心に、爆炎が沸き上がった。爆発があった範囲の草木はあっという間に焦げ消え、平地と化してしまっている。突風がリンク達を靡き、熱がじわじわと襲いかかる。離れていなければ、全身火だるまになっていただろう。
「何て奴なの……? リンゼの炎属性の魔法とは比べ物にならないわ」
「こんな化け物が、この世に存在するとは……」
「話している場合じゃない! 来るぞっ!!」
リンクが注意を促すと、ライネルは逞しい下半身を稼動させ、勢いよくこちらへと迫る。手には巨大な大剣が握りしめられ、3人を裂こうと刃を光らせる。そして剣のリーチに入ると、ぶんと空気ごと薙ぐように剣を震った。3人とも剣で受けることはせず、横に飛んでかわしていく。あれを受け止めていたら、ただではすまないだろう。戦闘経験のある3人は、体で理解をしていた。
かわされたライネルは走る速度を緩めることなくぐるっとリンク達の背後を回り、再び正面へと躍り出ようとする。だが、大剣故にすぐに追撃には出られない。そう判断した八重は、踏み込んでライネルの下半身に斬り付けた。気合いも威力も十分、これで勝負は決したか。
だが、ライネルは意も介さずそのままリンク達から離れていき、再び冷徹な瞳でこちらを睨み付けてきた。まるで、蚊にでも刺されたのかと問うようだった。
「そんな馬鹿なーー」
「ヤエの剣が効いてないの!? ーーなら!」
エルゼは地面を思いきり蹴り飛ばし、無属性魔法《ブースト》で限界まで身体能力を上昇させた。そして無防備なライネルの顔面に拳を浴びせた。大抵の魔物はこれ一発でダウンを取れるほどだ。ライネルとて、ただではすまない。
だが、ライネルは確かに顔は背けたが、エルゼの拳が離れた途端、すぐに睨み付けてきた。痛みで顔を歪ませることもなく、戦闘開始と変わらない、氷のように冷たい目線を浴びせられる。飛び上がり、宙に浮かぶエルゼはその視線に釘付けになってしまう。故に、ライネルが返すように剣を振ろうとしているのを視認できなかった。
果たしてライネルの大剣はエルゼの体を軽々と裂いた。体こそ二分はしなかったが、腹に深い裂傷を負わされることとなった。声にならない悲鳴をあげながらエルゼはごろごろと転がり、動きが止まるやすぐに血を吐いた。
「エルゼ殿! しっかりするでござる!」
「大丈夫だ、生きているならこいつで治る!」
リンクはそういうと、シーカーストーンから《マックス串焼き肉》を取りだし、無理矢理エルゼの口に入れる。すると、すぐにエルゼは立ち上がり、はぁはぁいいながらもきっとライネルを睨み付けた。腹の裂傷から溢れ出す血も止まっているようだ。
「……ありがとうリンク。治してくれたの?」
「その料理には体力を全快させる効果がある。あまり数はないから、簡単にやられるなよ?」
「無茶言うわね……アンタの言うように、一撃でも食らったらお陀仏だわ」
その通りだ。リンクとて3発も喰らったら持たないと思う。八重もまた奴の尋常ではない耐久力と攻撃力に震えを隠せない。
「あんな奴、どうやって倒せばよいでござるか……」
「弱点とか、一撃必殺のなにかとかないのかしら……」
ある。
いや、正確にはあった。ハイラルのアッカレ古代研究所で作成できる《古代兵装・矢》を以てすれば一撃でライネルを葬れる。本来はガーディアン用の武器なのだが、基本威力も高くどんな魔物でもかなり効果を発揮する。
だが、ハイラル城に入る前に立ちふさがった複数のガーディアンを倒した時にすべて使いきってしまった。故に、必殺の一撃を今リンクは持っていないのだ。
ただ、だからといって希望が潰えたわけじゃない。目が弱点と言うのは、変わらないのだ。
「来るでござるよ!」
八重が叫ぶと、ライネルは体を屈めて猛スピードでこちらへと突進してきた。奴の攻撃は、止まることを知らない。しかも一度でも受けたら致命傷だ。いつまでもかわし続けることなど、出来はしないだろう。早めに奴のペースを崩したい。
突進をかわされたライネルは、木々にぶつかる前にブレーキを掛け、こちらへと向き直った。そして大剣を振りかざし、地面を叩き割った。揺れ動く地面に身動きが取れず、ライネルはその隙に斬りかかった。
こうなったらーーリンクはシーカーストーンを掲げ、ビタロックを発動した。
すると、黄色い光が照射され、天から幾つもの鎖が伸びていくとライネルを縛り付けた。ライネルの動きはピタリと止まり、巨大な大剣もまた静止している。
「エルゼ、ヤエ! 攻撃しろ!」
リンクが指示すると、二人は止まるライネルに重い一撃を与えた。すると、ライネルを縛り付けていた鎖にもヒビが入り、ライネルは解き放たれた。だが、突如ライネルは地面に膝をついてしまった。
「ーーなるほど、あの時のやつでござるか」
八重は突如敵の動きが止まる状況を経験していた。初めてリンクと出会ったとき、チンピラに囲まれていたが、そのときリンクが、こうして動きを止めてくれたのだ。
「攻撃するわよ!」
「御意!」
エルゼが叫ぶと、八重は再び剣を構え、息絶え絶えになっているライネルへと斬り込んだ。エルゼもまた拳を振るい、ボコボコ殴っていく。
「でやぁっ!」
そこへリンクが背後へと回り、ライネルの背に飛び乗った。ライネルはそれに気づくと、リンクを振り払うべく暴れ始める。しかしリンクとて伊達に暴れ馬は扱っていない。そう簡単には振り落とせず、その間に背に剣を叩き込んだ。
「ガァッ!!!!」
ダウンから回復したライネルがリンクを弾き飛ばすと、天に大きく咆哮した。大気が揺れ、枯れ草が飛び散り始める。
「マズイッ!! 皆離れろ!」
そうリンクは指示するが、攻撃していた二人が離れても、ライネルの爆発の範囲からは逃れられない。並大抵の攻撃では、奴の注意をそらすことはできない。どうすればーー
そうリンクが駆けながら思索していると、すぐにライネルは爆発を起こした。リンクは範囲に入ってしまった二人の方を見つめ、名前を叫んだ。
煙が立ち退き、視界がクリアになっていく。二人は消し炭になってしまったのか。リンクは目をわなわなと震わせながら注視する。
しかし、リンクは意外なものを見つけた。
なんと、先程まで無かった氷の壁が、ライネルとふたりの間に現れているではないか。無論二人は無事である。
リンクは咄嗟に後方を見つめた。するとそこには、リンゼが両手を翳していた。
「ありがとう、リンゼ」
「いえ……ですが、私の氷を溶かすほどなんて、恐ろしいですね」
見ると確かにリンゼの出現させた氷の壁は溶け始めている。ライネルの攻撃は、すべてが規格外だ。
「ユミナは?」
「馬車に残ってもらっています。王様の護衛を頼んだら、渋々ですが引き受けてくれました」
「助かる。こんな化け物を相手にはさせられない」
そういうとリンクは剣をチャキッと構えると、ばっと駆け出した。同じくライネルもこちらを視認すると、だっと蹄を鳴らし、疾走する。
「グルゥゥァッッ!!」
ライネルは、下弦の月を描くように、地面すれすれに剣を振った。リンクの足を吹き飛ばすつもりなのだろう。
ーーそうはいくか!
リンクは、剣が足を薙ぐ直前に軸足を捻らせ、体全体を左に回転させながら飛んだ。剣は見事に宙を掻き、焼け焦げた土が剣風で舞う。リンクは回転する勢いを利用して、腕を全力で振りきる。マスターソードの切っ先は、ライネルの逞しい顔面に傷を付けた。
両膝で衝撃を和らげ、すぐに背後を振り向く。同じく振り向いたライネルの表情は憤怒に満ちている。誰もが認める百獣の王たる自身の顔に傷を付けた。それは何物にも変えがたい屈辱。
「ガァァァッッ!!!!」
ライネルは、怒りに任せてリンクへと大剣を横に振った。しかし、リンクは冷静に剣をバック宙でかわしていく。軌道を返した二擊目も、同様にかわす。
かわされたことに苛立ち、ライネルはわずかに剣を溜めた。タイミングをずらし、先読みしたリンクがバック宙したのを狙って刈り取る気なのだろう。だが、そうはいかない。
「ガァァッ!!」
先程よりも威力の増した一撃が振るわれる。リンクはその動きをじっと見つめる。ピリピリと服に伝わる殺気、そのピークを、見極めるんだーー
「ーーここ!!」
リンクはばっとバック宙で飛んだ。途端、リンクを除く全ての生けとし生けるものの動きが遅くなった気がした。揺れる草木も、仲間達の叫ぶ声も、ライネルの、絶大な力を秘めた剣も。
片足から着地し、その衝撃をバネにするように蹴りあげた。今のリンクは、極限まで追い込まれたことにより、肉体時間を大幅に加速されている。故に他の者より疾く動ける。
「ーーおおっっ!!」
リンクはマスターソードを、ライネルに当てていく。そして間髪入れず二発目、三発目と止まらない。飛び散る血潮がゆっくりと宙に漂い、体は軋み始める。だが、この程度で音を上げるほど、柔ではない。
とどめの横凪ぎでフィニッシュすると、リンクは息を思い切り吐いた。すると、肉体の加速から解放され、世界は元の時間を取り戻す。ライネルもまた突如襲いかかってきたダメージに呻き、ばっと飛び退いた。
「グアァッ!」
しかし、ダメージを受けたからといって止まる奴じゃない。奴は、口を大きく開け、思い切り息を吸い始めた。
「リンゼ! 氷の壁を頼む!」
「ーーはい!」
リンクはリンゼへと叫ぶと、すぐに両手をかざした。
「氷よ来たれ、永遠の氷壁、アイスウォール!」
するとリンゼは、リンクの眼前に大きく太い氷の壁を張った。
ライネルはその直後、口から炎の弾を吐き出した。地面を焼きながらまっすぐリンクへと飛んでいく。しかし、氷壁がそれを阻み、その度に砕片が飛び散っていく。
炎の弾は一発では終わらず、3発放たれた。ぶわっと蒸気が舞い、氷が猛スピードで溶けていく。
だが、リンクはそれを予想していた。壁の向こうでリンクは弓をつがえ、水蒸気が舞うなか、ライネルの光る目だけを見つめていた。そして、弦から指を離した。矢はまっすぐ水蒸気の中を貫き、そのままライネルの目へと吸い込まれ――なかった。
「なっ!?」
ライネルは、矢が命中する寸前、顔を反らした。それにより弱点の目を守り、顔の頬に刺さっただけだった。ライネルの頬に当たっただけでは何ら意味をなさない。ライネルは筋肉をこわばらせ、刺さった矢を落とすと、地を揺らすほどの踏み込みでリンクへと突進した。横にかわしたところで、後ろに控えているリンゼに直撃してしまう。かといって直接受けるには余りにリスクが高すぎる。ゴロン族の英傑の力を借りる余裕もない。もはや目前に迫り、せめて後ろのリンゼだけでも守るべく、盾を構えた。
だが、リンクの後ろ髪を、風がするどく揺らした。リンクは一瞬目を見開く。すると、目前には一筋の輝きが、彗星のごとく現れた。そしてそれは――ライネルの瞳を貫いた。
「ガアァァッッ!?」
あまりの激痛にライネルは悲鳴をあげ、その場で崩れ落ちる。とっさに後ろを振り向くと、リンゼの遥か後ろに、小さな金髪の少女が弓をつがえていた。
「ユミナ――隠れてろって」
助けてもらった身にも拘らず、リンクは叫ぶ。しかし、ユミナは毅然と言い返した。
「お父様に言われました。リンク様たちが戦っているのに、将来の妻になる予定のあなたはこんなところにいていいのか、と。私は、貴方にどう思われようと、貴方と共に戦うことを選びます」
「しかし王様たちは――」
「お父上も多少の剣の鍛錬はあるとおっしゃっていました。故に、大丈夫です」
何ともぶっ飛んでいる。自分の護衛などいいから、敵をやっつけてこいなどと抜かす王様がどこにいる。
リンクはどこかおかしくなり、ふっと笑った。
「――だったら早く終わらせないとな。ユミナ、支援頼んだぞ!」
「分かりました!!」
ユミナの返事により、再び皆がきっとライネルを見つめ、駆け出した。八重とエルゼ、そしてリンクがダウンしているライネルに攻撃を畳みかけた。徐々にだが、三人の攻撃が効き始めており、終わりはそう遠くないと感じた。立ち直ったライネルが咆哮し、三人が逃げ出す間にリンゼが氷壁でリンク達を守る。そしてその陰でユミナが矢でライネルを射抜くべく、狙いを定めた。
爆炎が引き、一筋に飛ぶ矢が奴の目を捉える。しかし、ライネルはリンクの時のように躱し、猛突進してきた。狙いは幼き少女、当たったら絶命待ったなしだ。ユミナは戦慄し、慌てて逃れようとする。
だが、その直線に、リンクが赤いバリアを纏って割り込んだ。岩のごとく固い障壁に阻まれ、ライネルはその場で跪く。リンクはすぐに彼女の安否を確認するとライネルを切り込んだ。
「ユミナさん、行きましょう!!」
「――わかりました!!」
猛反撃を叩き込むリンクから距離を取り、二人そろって両手をかざす。すると、二人の上空にいくつもの槍が現れた。しかし色は二人とも違う。リンゼのは炎を表す赤色、ユミナは電気を表す黄色だ。
「雷よ来たれ、白蓮の雷槍、サンダースピア!」
「炎よ来たれ、紅蓮の炎槍、ファイアスピア!」
詠唱を終えると、一斉に槍は放たれ、ライネルへと突き刺さった。爆発が起こり、その周囲を電気が奔り回る。
そして――リト族の英傑の力で二人の魔法を避けたリンクは、オオワシの弓を取り出して、煙の中に包み込まれているライネルを睨んだ。すさまじい熱と電気に呻くライネルは、少しでも逃れようと空を仰ぐ。だが、そこには――きらきらと光る透明な氷の力が見えた。ライネルの表情は、もはや強者のそれではなくなっていた。リンクは目を限界まで細め、狙いを定めて氷の矢をありったけ放った。
炎、電気、氷。3つの力がライネル一体に襲い掛かり、包み込んでいき、跡形もなく消し飛んでいった。
ユミナ、リンゼ、そしてリンクの連携攻撃によってライネルは、自身が使っていた武器や素材を残して消えていた。リンクはそれをシーカーストーンにしまい込み、息を吐いた。
「お疲れ様。とんでもない化け物だったわ」
「本当でござるな。ああいう化け物はもう二度と戦いたくはないでござる」
戦った皆はその場にへたり込み、リンクもさすがに疲労を感じ、燃えていない木々に寄りかかった。リンゼとユミナは国王たちを連れてくるべく離れ、今は3人だけとなっている。
八重とエルゼが先ほどの戦いについて語り合っている中、リンクは一人で考える。なぜ、ライネルまでもが現れたのか。
ボコブリンたちが大量発生し、今度はライネルときた。ボコブリンなんかはこの世界の人間でも簡単に倒せるだろうが、ライネルとなればそうはいかない。現に5人がかりでも相当な苦戦を強いられた。
早くこの流れを食い止めなくては、この世界は本当に大変なことになってしまう。戻ってきたら早速話そう。リンクはマスターソードを背に仕舞い込んだ。
少し経つと馬車がこちらへと戻ってきた。王にこの件に関してきちんと説明しなくては。そう思い、リンクは立ち上がった。
だが――
「あ、あれは何でござるか!?」
八重が突如指をさした。その方向には、天高くキノコ型の爆炎が浮かび上がっていた。爆発音こそ小さいが、煙の大きさからみるに、威力はすさまじいものだと予測できる。そしてその方向は――ミスミド王国の兵士たちが向かっていった村の方だった。
「まさか、さっきの奴なのかしら?」
エルゼが勘弁してくれというように顔をしかめながら言った。だが、リンクはそうではないと思った。ライネルも爆炎を出すことはできるが、それなら村全体を焼き払う。キノコのような形の雲にはならないだろう。
リンクはシーカーストーンの望遠機能で拡大してみる。爆発は何度も起こっており、先ほどのライネルのそれとは頻度が違いすぎる。薄まることのない煙に、逃げ惑う村人、剣を持って応戦しているミスミド王国兵士たちで敵は覆い隠されている。
だが、突如白い光が村人たちへと照射されたのが見えた。
「――!!」
村人たちがいたところは、炎で包まれており、面影は一茶感じさせない。望遠機能の視界は炎で包まれてしまい、良く見えない。接近するしか術はないようだ。そう思い、解除しようとしたその時――何かが炎の中を横切った。
それは人でも獣でもない。機械で出来た足だ。何本も生えており、かさかさと炎の中を平然と動き回る。そしてそれはひとつだけじゃない。群れのようにぞろぞろと現れる。奴等は、上部から紅い光を発し、その軌道上に太く白い光を放ち、爆発させる。
その挙動を、リンクは知っていた。ライネルよりもずっと深く、脳裏に刻まれている存在だ。
「――エルゼ。ひょっとしたら……いや、間違いなくさっきの奴なんかよりもずっと厄介だぞ」
「え――どうしてよ?」
リンクはじっとエルゼを見つめ、こう言い放った。
「――俺たちの国は、今襲っている奴らによって破壊されたんだ。《ガーディアン》によってな」
リンクの仲間たちは息を呑み、黙々と煙が上がる村を見つめた。
ガーディアンなんて、盾で跳ね返せばいいじゃん?
――盾もってるのリンクだけですね。しかも複数。