東方銃神録   作:照喜名 是空

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あらましで語るガンマンへの道

 

高句麗の遠征はとりあえず隋が高句麗を鎮圧したという形で終わった。

俺たちはたんまりと畏怖を稼いださ。

問題の東南アジアだが、精霊が人間と共存し、祟りがあれば供物を捧げると言う古い神道と似通った形態だった。

神々は精神的な世界にいてこちらには手出しをしないものらしい。

ある程度の仏教は伝わっていたので俺は「仏教神に仕える精霊」という形で売り出すことにした。

 

祟りをなす精霊がいればこれ幸いと集団で暴行拉致洗脳してザミエル教徒にしていった。

友好的な精霊にはやんわりとした勧誘から徐々に洗脳を行った。

 

世界観は俺の現代人の知識を利用してそれっぽいものを作り上げ仏教と織り交ぜて説明した。

彼らにはあの壮大な世界感は新鮮だったらしくそれなりに受けた。

 

あとは友好の証として銃や鉄器を渡した。

さらにこちら側の技術者によって技術を伝播させる。

 

このへんは昔やった事と大して変わらなかった。

 

そうして伝えた。

 

「これから1000年の先、金色の髪に白い肌をした侵略者たちがやってくるだろう。

彼らに気を許してはならない。彼らはあなた方を捕らえ、奴隷とするだろう」

 

口をすっぱくして言った。

彼らへの警告をもたらし、一種の終末思想を伝えた。

 

「あなたがたは彼らに屈してはならない。そのとき思い出してほしい。

われわれがいるのだということを。われわれに助けを求めてほしい。

彼らは敵だから、われわれもまたあなたと共に戦うだろう」

 

そんなことを言った。

数十人の技術者を残し、それと引き換えに数百の精霊をつれて俺たちは帰還した。

奴隷扱い?まさかだろう。後世に悪名が響くようなことはあんまりしない。

 

帰還した後、南洋の神々は街の様子に驚いていたがそれもしばらくのこと。

すぐに慣れていった。

 

そうして数十年が過ぎ、日本と東南アジアの交流は盛んになった。

俺が国策ならぬ教策として宣教師の真似事を奨励したせいだ。

南方の豊かな作物が市場に溢れ帰り、俺はまたそれで一儲けした。

 

人口があまれば南方で一山あてろとこちらで教育された連中を南方に次々に送った。

これには航海技術の向上を狙ってのことでもある。

河童によって開発された蒸気船はだんだんとそれらしくなっていった。

 

銃の開発でいえばついに、とうとうリボルバー拳銃と弾丸が完成した。

俺は熱心に拳銃を流行らし、一人一丁を目標に売り出していった。

 

リボルバー拳銃ができたことでそれより構造が簡単なボルトアクションライフルも完成した。

これは官軍向けに高品質な奴、火力の高い奴を何千丁も作って収めた。

 

これにより日本はサムライならぬガンマンの国になったのだ。

 

そうして。ある日月からの珍客が訪れる。

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