Fate/Grand Order 白銀の刃   作:藤渚

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銀さんと藤丸 其の二

 

 

「はーい、良い子の皆こんにちはー。不定期閑話『銀さんと××(チョメチョメ)』、はっじまっるよー。」

 

 

「わ~パチパチパチ~。」

 

 

「……ちょっと藤丸君。画面からこっちが見えないからって、シガレット咥えながらウ〇コ座りしてんじゃねえよ。失礼だろ?」

 

 

「だって、このコーナーつい先日始まったばっかじゃん?不定期っつったじゃん?少しは()を開けるとか考えようよ?こんな作品に訪れてくれてる、そんな優しい皆が本当に読みたいのは多分本編なの。こんなぐだぐだした暇潰しじゃないの。アンダースタン?」

 

 

「無理して英語使うこたぁねえだろ。これ書いてる奴、英検4級だって取れなかったようなマダオだぞ?そんなことより、今回のこの暇潰しぐだぐだ回が終わったらまた本編書き始めるらしいから、とっとと今日の題目片付けちまおうぜ。」

 

 

「ん、それもそうだね。えーと本日の暇潰しは………ズバリ、これだよ。(ドサッ」

 

 

「あ?それって確か、サーヴァントが食うと強くなれるヤツ……。」

 

 

「そう、皆大好き金の種火さん。正式名は『叡智(えいち)の猛火』と言います。」

 

 

「ほーん………で、それがどうしたよ?」

 

 

「うん、今日は銀さんにコレを食べてもらおうと思って。」

 

 

「え、やだ。不味そうだもんソレ。」

 

 

「はい口開けて、あーん。」

 

 

「待て待て待った!食いたくねえっつったじゃん!俺の意思はガン無視⁉」

 

 

「え~、でも食わないと強くなれないよ?強くなって、松陽先生のこと守るんでしょ?」

 

 

「ああその通り、その通りだけどよ………食うってまさか、本気でコレを口から摂取すんの?」

 

 

「モチのロンよ、ささっどうぞガブリと。」

 

 

「いやいやいや、無理でしょコレは。だってどう見ても食い物のビジュアルしてないもん、まさかこの金ピカはコーティングで中身はチョコだとか………ねえな、剥がれないわ。」

 

 

「ほら~遠慮せずにどんどん食べて、日々の周回とイベントで溜めに溜めた(セイバー)の種火、倉庫とプレゼントボックスにごっそりしまってあるから。」

 

 

「おおぉっ⁉何でそんな山積みなんだよ、ってうわ眩しい!」

 

 

「そんな警戒しなくても平気だって。神楽ちゃんなんか美味しそうに平らげてたんだから。」

 

 

夜兎(アイツ)を基準にして考えんのやめてくんないっ⁉サーヴァントになる以前から化け物級の胃袋持ってんだから!それよりもっとこう、普通の奴………そうだ新八、新八はどうだったんだ?」

 

 

「うん、新八君も普通に食べてくれてたよ。まあ流石にきつくなってきたのか、後半は虚ろな目で宙を見つめたまま、ひたすら咀嚼(そしゃく)してたけど………。」

 

 

「お。おう………とりあえず、新八が食ってたってことは味に問題は無いんだな。よっし。」

 

 

「お?銀さんイケそう?箸とか使う?」

 

 

「いんや、とりあえずこのまま………どれどれ。」

 

 

 

 ガリッ、

 

 

 ボリ、ボリ………

 

 

 

「……どう?美味しい?」

 

 

「ん~………食感は近いものだと、欠き餅に等しいな。だけど美味い不味い以前の問題だ、味が無ぇ。」

 

 

「何と、まさかの無味だと……⁉」

 

 

「ああ。食えねえことは無いし飽きることもないだろうが、こんな味のないものを延々と食わされりゃ、お前のさっき見た新八みたいになるわ。つーか、神楽はよく完食したな。」

 

 

「そういや、神楽ちゃんは種火をどんぶりに山盛りにして、そこに卵乗っけて醤油かけてたっけなあ。」

 

 

TKG(卵かけご飯)ならぬTKT(卵かけ種火)だな………にしても、このまま喰い続けんのも俺として辛いわ。おい藤丸、何か上にかけるモン持ってこい。」

 

 

「OK!タバスコとハバネロどっちがいい?」

 

 

「嫌がらせかっ⁉(ちげ)~よ銀さんといったら甘いヤツでしょ⁉メープルシロップとチョコソースと、あと氷蜜と山盛りの餡子もあると嬉しいな!」

 

 

「ったく、糖尿進行しても知らないよ~。」

 

 

 

 

 

 

 

「ああ~食った食った、もう入らねぇ………。」

 

 

「銀さん、種火摂取終わった?そいじゃ次はコッチもお願いね。」

 

 

「フォウ。」

 

「フォウフォーウ。」

 

 

「……え、何?何で両手にフォウを二匹も抱えてんの?そいつ実は分身の術とか出来たのか?」

 

 

「違う違う、よく見て。こっちのやたらと尻尾にボリューム感があるのが、星のフォウくん。そんでもってこっちの角の生えた方が、太陽のフォウくんだよ。」

 

 

「フォウフォウッ。」

 

「フォーウッ。」

 

 

「ふーん……で、次はそいつらをどうすりゃいいわけ?」

 

 

「うん、食べて。」

 

 

「また⁉いや、つーか食えんの⁉食ってどうなんの⁉」

 

 

FGO(こっち)はね、種火でステータスを上げる他にこの二種類のフォウ君を取り込ませることによって、HPとATK値を更に引き上げることが出来るんだよ。さあ食べて食べて、神楽ちゃんと新八君も多少(えず)きながらだけと、ちゃんと摂取してくれたんだから。」

 

 

「んな思いしてまでも強化されたかねーよっ‼つか今腹いっぱいなんだ、少し休んでからにして────」

 

 

「フォウッ!」

 

「フォウ~ゥ!」

 

 

「もがっ⁉もごごごごっ‼」

 

 

「あっコラ駄目だよフォウ君達!無理矢理口に頭を捻じ込もうとしちゃ………あれ?銀さん大丈夫?息してる?変だな顔色が真っ青に……うわあぁぁしっかりして銀さんっ!銀さぁぁぁぁんっ‼」

 

 

 

 

 

 

 

 


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