この素晴らしい?不死身の全身爆弾に祝福を!! 作:モルゲッソヨの人
~爆破の部屋~
部屋には爆破と女神と名のるシスター服を身に纏った少女が顔を会わせている。
[…で何の用事?俺を殺した女神サマ?]
爆破は寝起きを起こされたせいか、少し不機嫌な様子で女神を睨んでいる。
「私とあなたは初対面ですよ。」
女神穏やかな表情で爆破に返す。
[冗談はその胸だけにしとけ、何詰めたらそんなに膨らむんだよ。]
「何も詰めてませんよ。」
少し額にピキッとヒビが入る。
[嘘つけ、昼は絶壁だったじゃねぇか。]
ブチン…何かが切れるような音が聞こえる。
「絶壁じゃ無いです!寄せればあるんです!」
[バカ言え!寄せるも何も、寄せる物がねぇじゃねぇか。]
「ありますよ!」
[そうか…それはすまなかった。謝るよ。]
「解ればいいんです!」フンス
[で、昼に会った絶壁の少女よ。]
「だから絶壁じゃないですよ!でも地上に降りる時はあの姿に成るんです!…あ!!」
[なるほどね、降りる時はあの姿なんだ。]ニヤニヤニヤ
「あぅーー」
女神は自分の失言に気づき、四つん這いになり項垂れている。心無しか女神の周りが暗いのは気のせいだろう。
[で?そろそろ本題に入ってくれよ女神様。]
「ゴホン、では改めて私は【幸福を司る女神エリス】です。」
[飯田爆破だよろしく、幸福の女神様。]
「いきなりですが、爆破さん…貴方は何者ですか?」
[誰が何と言おうと人間…それ以外何でもないよ。]
「ですが私は、貴方を殺めてしまいました。でも貴方はここで私と話しています。死んだ人間が生き返る【神器】なんて聞いたことありません。」
[【神器】じゃねぇよ、俺の体質だ。産まれた時からこうなんだ。]
「へぇ、何処で産まれたんですか?【空から降ってきたのに】」
[...!]
「貴方を殺めてしまってから、少し過去を見せてもらってら、すると貴方が何も無いところから降ってきたんです。」
[時を越えてまでのストーカーかよ。物好きだねぇ。]
「ふざけないでください。この世界では死んでしまった人は私の所に来るんです。ですが貴方は私の所に来なかった。」
[当たり前だ。死んでないからな。]
「…詳しく理由を聞かせてもらっても良いですか?」
~少年女神に説明中~
「女神ではなく、神と自称するお爺ちゃん、そして3つの特典ですか。」
エリスは爆破から転生と特典の話を聞くと、片手で頭を抑えてため息をついた。
[そゆこと、神器とかじゃ無くて悪かったな。]
「そんなことは無いです、にしてもその特典は最早呪いなのでは。」
[その件はもう諦めてるから。]
前にもこんな事を言われた気がする、なんて思いながら遠い目をする爆破。
「にしても解せません、特典があるにしても、貴方の戦いはおかしいです。確かに【電光石火】は早く動けるとしても、あそこまで早くは動けるはずがありません。」
[それは色々と【死物狂い】でやってるんだよ。]
ニヤリと笑う爆破にエリスは少し後ろにたじろぐ、まるで黒い【ナニカ】を見せられたような、背中に氷柱を入れられた様な寒気を感じた。
「…解りました、これ以上は聞きません。ですが貴方はこの世界で何をするんですか?」
[それは…]
爆破が続きを言をうとするとエリスの体が光る
「え!もう時間ですか!?あっあぁーー……」
そのままエリスは光とともに消えていなくなった。
[何だったんだ一体…あーあもう朝じゃないか。もう一回寝よ。]
それからだいたい1ヶ月後
~ギルド~
[(お…これでいいかな。)]
爆破はクエストボードを見てちょうど良さそうなものを、手に取る。すると隣からミツルギが爆破の隣に顔を覗かせる。
「師匠!修行にいきましょう!」
[御剣、丁度いいお前ら3人でこのクエストいってこい。]
爆破は先程手に取ったクエストをミツルギに渡す。
「えっクエストですか?【ミラード・ドラゴンを討伐せよ】って、伝説のドラゴンじゃないですか!」
「さっ流石にこれは難しいんじゃ。」
ロゼオは顔を引き攣らせながらミツルギの肩に手を乗せる。
[つべこべ言わずに行ってこい、クリアしたらまた風呂に連れてってやるから。]
「本当ですか!?約束ですからね!行こう二人とも!!」
「ロゼオー早く来ないと置いてっちゃうよー。」
ミツルギとベルデはギルドの扉へと走り出していた。
「ちょっとキョウヤ!?ベルデ!待ってよーー!」
[お前らー、昼めしにステーキサンド持っていけ。]
爆破は3人に籐で編まれた箱を渡す。中にはギッシリとサンドイッチが詰められている。
「流石です師匠!ありがたく貰います。」
「「爆破さん!ありがとうございます!」」
「それでは師匠!行ってきまーす‼」
3人は元気よくギルドを出ていった。
[(元気ダナー)さてと、俺は昼めし食べに行きますか。]
~アクセルin商店街~
[おばちゃん、日替りフライ定食1つちょうだい。]
「あら?爆破ちゃんステーキサンドは?」
[ステーキサンドは御剣に渡したよ、あいつには少し難しいクエストに行ってもらったから。]
「なるほどねぇ、アンタ!日替りフライ定食1つ!」
「あいよー!お!?爆破の兄ちゃんじゃねぇか!」
[よぉ!コロッケオヤジ久しぶり。]
「おう!少し待ってな!今すぐにウマイの揚げてやるよ!」
〜20分後〜
[あー美味かった!やっぱりオヤジの揚げ物は上手いな!]ゴチソウサマデシタ
「ありがとよ、また来てくれよな。」ヨウオアガリ
[あぁ次は、あいつらも連れてくるよ。]
爆破はそのままアクセルの街を散歩し、自分の部屋に戻った。
~宿in爆破の部屋~
[久々に静かな1日だったな。]ピコーン
何かが立った
≪モルゲッソヨ!≫バシターン
[クソッタレが!!]
爆破の静かな日は来るのだろうか。
2度目になりますが遅くなってすみません。