Fate/crescent 蒼月の少女【完結】 作:モモのすけ
もしよろしければ、評価、感想、お気に入りなどよろしくお願いします。
〈第六次聖杯戦争の時系列〉
【8月26日】
・繭村倫太郎が令呪を獲得、聖杯戦争の勃発が明らかになる。
【9月1日】
・聖杯戦争の緒戦、セイバーvsライダー。決着付かず。
【9月2日】
・志原楓がキャスターを召喚、同時刻に繭村倫太郎がアサシンを召喚。
・合計七騎が揃い、聖杯戦争が本格的に始まる。
【9月4日】──運命の夜。
・セイバーvsバーサーカー。→セイバーは敗北。マスターも失う。
・運悪く、志原健斗もバーサーカーに殺害される。
・健斗とセイバーが契約を結ぶ。
【9月5日】
・志原健斗、セイバーと再会。
・セイバーvsライダー。→決着寸前で戦闘中断。
【9月6日】
・倫太郎、楓による宣戦布告を受ける。
・健斗が誤って令呪を一画使用。
・セイバーvsランサー。→ランサーは撤退。
・キャスターと志原楓、アナスタシア、及びアーチャーに初遭遇。→戦闘は起こらず。
・夜、窮地に陥った健斗をセイバーが救出。
・セイバーvs十二天将「勾陳」。→セイバーの勝利。
・セイバー、聖杯に託す願いを健斗に話す。
・倫太郎、アサシンが掲げる正義を認める。
・倫太郎&アサシンvs十二天将「天空」。→アサシンの勝利。
【9月7日】
・衛宮士郎が倫太郎を訪ね、聖杯の汚染や今回の調査について報告。
・セイバーと健斗がお祭りに行く。
・アナスタシア&アーチャーvs黒化アサシン。→黒化アサシン消滅。
・セイバーvsキャスター。→キャスター苦戦、決着付かず。
・健斗vs楓。→健斗の辛勝。
・健斗、敵対するマスターが己の妹であったと知る。
・セイバー陣営とキャスター陣営、休戦。兄が死亡しているために聖杯を求めている事を知り、楓は協力を誓う。
・健斗はセイバーの笑顔を見たことで、自身の恋心を自覚する。
【9月8日】
・自身の変化に戸惑うアナスタシアと、それを肯定するアーチャー。
・健斗とセイバー、映画館に行く。
・自分を悪と断じるセイバーを見て、彼女の自己認識を変えてみせると健斗は決意する。
・楓、学校の屋上でアーチャー(?)による攻撃を受ける。
・倫太郎の根本的な歪みがアサシンによって看破される。
・楓と倫太郎が遭遇し、戦闘。→楓の勝利。
・二人の前に黒化バーサーカーが襲来。→アサシンとキャスターは敗北。が、運良くバーサーカーは姿を消す。
・仙天島の女魔術師vs代行者たち。→女魔術師の勝利。
・仙天島の女魔術師&ライダーvsランサー。→女魔術師の勝利。
・衛宮士郎&遠坂凛vs黒化セイバー。 →ランサーの力を借り、撤退。
・アーチャーvsライダー。→ライダーの勝利。が、アナスタシアを見逃す。
〈登場人物、及びサーヴァント〉
【志原健斗&セイバー】
・
一般人、17歳の少年。ボサボサの黒髪に若干悪い目つきが特徴。特に親しい友人に
サーヴァントの戦いを目撃してしまったことで殺害されるも、瀕死のセイバーから宝具を受け渡される事で辛うじて死を免れる。「身体は死亡したが魂が離れない」という生と死があやふやな状態で活動しているため、セイバーが消滅して宝具の効果が切れれば死に至る。よって、聖杯に託す願いは自己の蘇生。……それとは別に、「自分を絶対の悪として捉えるセイバーを否定したい」という強い思いを持つ。また、良家の魔術師の「余りもの」として産まれたため、魔術回路の質は倫太郎に次いで高い。
魔術は当然ながら使えない。が、父親から貰った拳銃やら手榴弾やらを持ち出して武装している。着ているジャケットは父の知り合いであるライオンなんちゃらさんのお手製らしい。
志原楓と戦ったとき、セイバーを押し倒したときなど、時おり何かに取り憑かれたように変貌する事があるが、彼自身はその変化をあまり記憶していない模様。
内心ではセイバーを大切に思い、自覚するくらいには強く惹かれているが、それを表に出すまいと頑張っている。
・セイバー(真名:???)
〈筋力A、耐久A、敏捷B、魔力A+、幸運C、宝具EX〉
蒼髪が美しい小柄な少女。外見は健斗の一、二歳下くらいのイメージ。かなりの童顔なので中学生に間違えられたりするが、本人は「魔王」を自称している。ワガママかつ甘いもの好き、自由奔放な行動で健斗を振り回す独裁者。
ただし戦闘能力は非常に高く、敵に対しては容赦のない冷酷無比な一面を覗かせる。特に「神性」を持つものに対しては無敵とも言える強さを発揮し、クー・フーリンの槍を皮膚のみで弾き、神霊級かつ各々が英霊数騎ぶんの力量を誇る十二天将を相手に、たった一騎で圧倒してみせた。「魔王特権」による物体への干渉により、さまざまな武装やクラス的に所持しない宝具でさえも再現可能と、戦術の幅が広いのも彼女の強み。「魔王」で「神性特攻」と、やたら某第六天魔王さんと設定被りが激しい。
聖杯に託す願いは、志原健斗に出会った時点で「もう既に半分叶った」らしく、彼女はそれで満足している。その願いが彼女の過去と志原健斗にどう関係しているのかは今のところ不明。
【繭村倫太郎&アサシン】
・
16歳にして繭村家十九代目当主を継いだ天才魔術師。容姿は髪を長くして、気弱な感じにした士郎というイメージ。魔術回路の質は非常に良質で、単純な貯蔵量だけなら遠坂凛をも上回る(起源や属性を考慮すると、総合的には凛の方が優秀)。
魔術師でありながら魔術が苦手という致命的な欠点があり、自分を三流だと感じている。また、自己よりも「繭村家」総体を優先すべきだと教え込まれてきたため、自己の目的や願いといったものが非常に稀薄。一見普通の少年のように見えても、その思考回路には自分というものが存在せず、完全に歪んでいる。アサシンと楓の言葉で、ようやく自分の歪みと向き合う覚悟を決めた。
用いる魔術は
・アサシン(真名:魔眼のハサン)
〈筋力D、耐久D、敏捷A+、魔力C、幸運D、宝具EX〉
目元にボロボロの包帯を巻きつけた、山の翁の名を継ぐ暗殺者。
紫陽花色の短髪に褐色の肌が特徴。実にマイペースで、話し方は非常にゆっくりとしている。かつて「正義」に憧れながらも、人を殺す事でしか己の正義を成せなかったため、暗殺者である自分をなにより嫌悪している。「気配遮断」などに頼らず真正面から戦おうとするのは、その自己否定の表れ。そんな自分を認め、「僕の正義の味方だ」と言ってくれた倫太郎に対しては、非常に良い感情を抱いている。
彼女の最大の武器は、神ですら死に至らせる「直死の魔眼」。
普段は包帯である程度抑えているが、本気の戦闘時には包帯を解いて戦う。彼女の宝具は諸刃の剣、実質的に自爆宝具とも言えるものらしいが、詳細は今のところ不明。
【志原楓&キャスター】
・
志原の家に生まれた魔術師。容姿は髪を短く、茶髪に染めてツインテールに変えた凛のイメージ。魔術回路の質は悪く、量で比較すると士郎にも普通に負ける。
また、使えるのは「
一見すると気が強くて明るい少女のようだが、内側では大きなコンプレックスと劣等感、魔術師への嫌悪を抱えている。メンタルが超人クラスの凛に比べると、楓は嫌なことがあったら盛大に凹むし泣く。しかも若干卑屈なので慎二っぽいところも。過去に色々あった倫太郎には特に強烈な敵意を向けるも、彼の歪みと苦悩を知って、なんとも言えない複雑な感情を抱いている。
戦闘時には自分が使える唯一の魔術である「徒手魔術」を活かせるよう、もっぱら徒手空拳で戦う。忍者の末裔なので、一応クナイの扱いにも長けているが、奥の手は無骨な手榴弾。現代兵器への適応と伝統の遵守という、まるで本職の魔術師みたいなしがらみに悩まされている彼女の心の表れともいえる武装。
・キャスター(真名:安倍晴明)
〈筋力E、耐久D、敏捷C、魔力A+++、幸運B、宝具A〉
人外の美貌を持った和装の優男。平安時代に君臨した都の守護者にして、最強の陰陽師。強力なサーヴァントだが、楓が大好きな映画のパッケージを触媒に召喚されるという適当っぷり。本人の性格も気楽かつ能天気で、聖杯に託す願いはなく、ただ「楽しそうだし、かわいい声が聞こえたから」という理由で召喚に応じた。マスターである楓をよくからかったりするものの、彼女を守る為には全力を尽くす。
知名度補正が最大に働くこともあいまって、その実力は非常に高い。千里眼による過去把握や真名看破に加えて、多種多様な術を用い、小型の式神を最大千体まで使役する。また、一匹一匹がサーヴァント1〜5騎ぶんの力を持つ「十二天将」を使役できるため、本来の戦力では最強を誇る。ただ、マスターの魔力量の関係から全力で戦うことは難しい。
【アナスタシア&アーチャー】
・アナスタシア
本名はアナスタシア=グレチニシコワ=イリイーニチナ。ロシア出身の、白い肌にブロンドの髪を持った少女。大学の留学生という身分を偽りながら、喫茶店「
その正体は聖堂教会から送り込まれた代行者見習いであり、別働隊による聖杯奪取が失敗した際にマスターとして聖杯を掴む役割を与えられている。幼い頃に教会非公認のNo.13、「第十三聖典」と融合して代行者の力を手に入れてから、復讐を果たすためだけに生きてきたという過去を持つため、初めて享受する平穏に戸惑いながらも、それに対して悪くないと感じている。特に最近は店主の槙野が気になるらしいが、常に仏頂面なのでそれを知る者はアーチャーくらいしかいない。
代行者だけあって身体能力はかなり高い。キャスターの式神を素手で握りつぶしたり、アーチャーと共にビルからビルへと高速移動したりと人間離れした動きを見せる。「黒鍵」と呼ばれる代行者の武装を用いることが多い。
・アーチャー(真名:シモ・ヘイヘ)
〈筋力D、耐久B、敏捷B、魔力B、幸運A、宝具B〉
灰色の短髪に軍服を着た剛毅な男性。武器のモシン・ナガンが示している通り、真名は「白い死神」と呼ばれた狙撃手、シモ・ヘイヘ。
皮肉屋だが仕事屋、戦場に慣れているので常に冷静さを失わない。アナスタシアの真面目気質には若干うんざりしているものの、何だかんだ望まれた役目はきっちり果たす。叶えたい願いは「戦争で失った戦友たちに再開する」というものだが、第三次聖杯戦争の顛末を把握しており、得体の知れない聖杯という願望機に頼る気は無い。召喚に応じた理由は、もう一度かつての愛銃と戦いたいという願いから。
【ランサー(マスター無し)】
・ランサー
〈筋力A、耐久B、敏捷A+、魔力C、幸運C、宝具A〉
おなじみクー・フーリン。抑止力の後押しによって、前回の聖杯戦争の記録からサルベージする形で限界している(帝都聖杯奇譚におけるライダーの形に近い)。特殊な召喚の影響によって、前回の記憶(UBWルート)をそのまま引き継いでいる。
抑止力ブーストによって全体的にステータスが引き上げられ、槍の宝具だけでなく地元でしか使えない「城の宝具」を行使可能。マスターが世界も同然のために実質的な魔力無限も加わり、並みのサーヴァントでは相手すらならない。スキルや加護を無視した純粋な戦闘能力を比較すると、魔王を名乗るセイバーすら上回っている。
【謎の魔術師&ライダー】
・謎の魔術師
長い金髪に黒いローブを纏った女性。仙天島に大聖杯を模倣した基幹システムを敷設し、大塚の龍脈を乱用することで、第五次聖杯戦争から十年という短期間で第六次聖杯戦争を実現させた。
ライダーが「
目的は「魔王を再誕させる」ことらしいが、詳細は不明。セイバーの存在が密接に関わっているらしく、予想外の強敵によりセイバーが脱落しかけた際には、ライダーを遣わして存命を確認させていた。
・ライダー(真名:イヴァン雷帝)
〈筋力B、耐久C、敏捷A、魔力D、幸運C、宝具A〉
金髪に白肌の少年。見た目は常に荒っぽい子ギルみたいなイメージ。
真名はイヴァン雷帝。子供の姿でも、広く知られる彼の残虐性は確かに残っている。むしろある程度成長すると「狂戦士」のクラスに振り分けられてしまうため、「騎兵」のクラスで召喚された際は必ず子供の姿で現界する。
宝具「雷帝」による肉弾戦を好むが、「
【男魔術師&バーサーカー】
・男魔術師
今ところ正体不明。茶色いあご髭がナイスなおじさん。健斗を殺害せよという指示を出したのはこの人。
・バーサーカー(真名:???)
ステータス、真名ともに不明。毎夜毎夜大塚市を巡回しており、自信家のセイバーをして「満月でもなければ倒せそうにない」とまで言わしめる強力な英霊。セイバーに効果バツグンの剣を持っているらしい。