刀剣たちと過ごす日々   作:ペンギン隊長

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一週間か二週間くらい後 終剣の前倒し 
時間軸どうなってるんだこれ 未だ微かに覚えてた
膝99、髭80位の時に髭折れて発狂して残滓を取り込んだ結果の限界突破的な ロスありで150レベルくらい



君の手、僕の手2

 

 

 

「…?」

「どうした、小鳥」

「んー…ちょっと見に行って来る」

小鳥はそう言って、如雨露をその場に置いて門の方へ向かってしまった。慌てて膝丸も手にしていた農具をその場に置いて追いかける。

二人が門に来た時、そこには一人の真っ白な青年と管狐がいた。膝丸はその青年が鶴丸国永という太刀だと知っていた。

「…一体、何の用だ?」

問いかけつつ、膝丸は気が付いていた。先日の件で政府が動いたのだと。

「そんなおっかない顔しなくてもいいだろう。敵ってわけじゃないんだから」

「・・・」

「余所の刀剣さん?」

「こちらの本丸の審神者の方でしょうか」

「うん。僕に何か用?」

「私、管狐のこんのすけと申します。此の度、改めてこの本丸に配属されることになりました」

「僕は小鳥だよ。…って、こんのすけ?」

「はい、こんのすけです」

小鳥はむう、と口を尖らせる。

「僕、此処に来る時、霊力認証したらこんのすけの指示を聞いたらいいって言われたけど、こんのすけいなかった。膝丸が教えてくれるまで何もわからなかった」

「え、ええと…」

「あの人、嘘つきだった」

「・・・」

「…何でこの本丸はこんのすけがいなかったの?」

「…さあ…おそらく、元いたこんのすけは破壊されてしまっているのだと思われますが…」

こんのすけが歯切れ悪く言う。小鳥は小さく、そう、と返した。鶴丸が小鳥の肩を叩く。小鳥がそちらを向くと鶴丸はにかりと笑った。

「よっ、鶴丸国永だ。俺みたいなのが突然来て、驚いたか?」

「俺は小鳥だよ」

さくっと主従契約を結ぼうとする鶴丸の頭を膝丸が鷲掴みする。

「小鳥に馴れ馴れしいな…お前は一体何なんだ」

「まあ、ざっくり言えば俺も主を亡くした身の上でな。そちらに問題がなければこの本丸に移ることになった、というわけだ。ちなみに、そういうのは俺で仕舞ではないぞ」

「それは何の冗談だ」

膝丸には、鶴丸が所謂ブラック出身だとわかった。禊きれない穢れの残滓が見てとれるのだ。

「神が偽りを口にできないことくらい、君も知っているだろう?」

「・・・」

「そういえば、何で今日になってこんのすけと鶴丸が来たの?本丸の維持は問題ないよ?」

「此の度、この本丸の凍結を解く事になりまして…」

きょとん、と小鳥は首を傾げる。そしてそのまま少し考え、合点が行ったというように言う。

「膝丸がこの本丸は政府によって閉ざされてるって言ってた。前に来た審神者は気が狂って死んじゃったって」

「…その件は、政府のブラックさを謝罪申し上げる他ないのですが…」

「そうだよ、ちゃんと先に説明してくれないと。所属先がどんな所で何をすればいいのか、とか」

「…おや、閉じ込められたことそのものはいいのかい?」

「ちゃんと先に説明してくれてたら良かったよ。ひざまるは悪いひとじゃなかったもん」

「「・・・」」

「・・・」

鶴丸とこんのすけは膝丸を見る。膝丸は僅かに目を逸らした。客観的に、一般的な視点から見て、己が"良きもの"でなかった自覚はあるらしい。

 

 

 

「そりゃあ、一番最初に顔を合わせた時は威圧感?があって怖かったけど、その時こっちが変なことしなければ何もしない、って言われたし。狂ったら介錯してやるとも言われたけど」

「実際一度も暴力振るわれたり斬られたりしてないし、色々手伝ってくれるし、気遣ってくれるし、ひざまるはいいひとだと思うよ?」

本丸メインシステムの所へ向かう道中、二人になったので改めて小鳥に話を聞いたこんのすけは神妙な顔をする。小鳥が膝丸に悪いイメージがないのは、本人の立ち回りが良かったという面もあるのだろう。小鳥の性格価値観による物事の受け止め方も勿論あるのだろうが。

「…主さまが善良な方なので膝丸も影響を受け(かんかされ)たという面もあるのでしょうねえ…」

「僕は別に善良じゃないよ」

「主さまが善良でなければ、どのような方が善良だというのですか」

「オンナノコは無意識に狡猾なものだよ?まあ、僕言う程うまくオンナノコできないんだけど。でも、普通の感性してると"良い人"って扱われると"良い人"として振る舞わなきゃって気になるのは知ってるもの。特に日本人はね?」

「…一種の言霊ですね」

「でもそれで"良い人"になったんだからやっぱりひざまるはいいひとなの」

そういえば、と小鳥はこんのすけに問う。

「鶴丸、仕舞じゃないって言ってたけど、他にも来るの?」

「ええ、主さまは鍛刀が出来ませんし、現状では差し障りがありますので、何振りか引き取ることになると思います」

「そっか。じゃあちょっと思考レベルアップチューンしないとかな。普通のヒトと意思疎通するのは少し難があるみたいだし」

「…ええと」

「難しく考え過ぎると気が狂いそうだったから、式神さんたちと同レベルまで思考レベル下げてたの。別にそれで支障なかったし。"狂人の振りをすると狂人になる"の理論的な?」

「どういう理論ですかそれ…」

 

 

 

 

 

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