ジャパリ・フラグメンツ   作:くにむらせいじ

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〈 けもののもののフレンズ 〉

 かばん、サーバル、アライグマ、フェネックが、建物の中へ入った。

 

かばん  「お店、かな。ラッキーさん、ここはなんでしょう?」

ラッキービースト(腕時計型、以下ボス)「ココハ、おみやげ屋さんダネ」

 土産物店には、棚がいくつもあり、食べ物などがたくさん陳列されていた。※1

アライグマ「なんだかいいにおいがするのだ」

サーバル 「においが多すぎてよくわからないよ……」

 4人はお菓子コーナーの前に来た。

フェネック「このあたりは、甘いにおいがするねー」

サーバル 「これはなにかな?」

 サーバルが箱を手に取った。

かばん  「ジャパリまんじゅう……。ジャパリまん、かな? でもこの箱には入らないね」

 その箱には『ジャパリまんじゅう こしあん』と書かれていた。※2

ボ ス  「コレハ、昔ノジャパリまんじゅうダネ。今ノジャパリまんトハ別ノモノダヨ」

サーバル 「開かないよー!」

 サーバルが、ジャパリまんじゅうの箱を開けようとしていた。

かばん  「サーバルちゃん、むりに……」

 ベリっとジャパリまんじゅうの箱が裂けて、中身がぼろぼろとこぼれ落ちた。中身は、土産物としてよくあるタイプのまんじゅうだった。

 

 

かばん  「やめたほうがいいと思うんだけど……」

ボ ス  「チャントお金ヲハラッテカラ……」※3

 かばん以外の3人が、ジャパリまんじゅうを食べていた。

アライグマ「ジャパリまんとはちがうけど、おいしいのだ!」

フェネック「でも、なんかこれ固くない? ちょっとぱさぱさしてるよー」※4

サーバル 「そういうたべものなんだよ! ほら、かばんちゃんも」

 サーバルは、かばんにジャパリまんじゅうを差し出した。

かばん  「え? ぼくは遠慮……」

サーバル 「いいからいいから」

 サーバルが差し出したジャパリまんじゅうの底に、何かがくっついていた。それは床に落ちて、チャリンと音をたてた。

かばん  「あれ? これって……」

 かばんは、落ちたものを拾った。

ボ ス  「アタリダネ」

 落ちたものは、ジャパリコインだった。

アライグマ「それはなんなのだ?」

かばん  「ジャパリコインっていって、むかしの通貨……いろいろなものと交換できたらしいです。ツチノコさんが言っていました」

アライグマ「すっごいお宝なのだ!」

フェネック「アライさん、それはむかしの話だよ。いまは使えないんじゃないかなー」

アライグマ「えー!」

サーバル 「これ、ツチノコにあげたらすっごいよろこぶよ! もっとあるんじゃない? さがしてみようよ!」

 サーバルが、積んであった、ジャパリまんじゅうの箱を手に取った。

アライグマ「アライさんもさがすのだ!」

フェネック「はいよー」

 

 

ボ ス  「アワ、アワワワ……」

 床に、やぶれた包装紙や紙箱が散乱していた。

サーバル 「あった! ふたつも入ってたよ!」

 サーバルが、やぶれた紙箱から、二枚のジャパリコインを取り出した。

アライグマ「もうたべられないのだ……」

フェネック「アライさん、ぜんぶたべる必要ないんだってば」

かばん  「すごく、いけないことしてる気がするよ……」

フェネック「まー、長いことほったらかしみたいだし、いいじゃないかー」

サーバル 「うわ! これすっごく重い!」

 サーバルが、ジャパリまんじゅうの箱を持ち上げた。その箱には、

『ジャパリまんじゅう ブート・ジョロキア』と書かれていた。

フェネック「いい音がしたね」

 その箱を開けると、中にはたくさんのジャパリコインがつまっていた。

アライグマ「ほんとうのお宝なのだ!」

サーバル 「ツチノコが見たら気絶しちゃうね!」

かばん  「これ、見つけちゃいけないやつだよ……」※5

フェネック「こんなにあるのに、使えないのももったいないねー」

かばん  「ゲームとかなら使えるかも……」

ボ ス  「ムコウニ、ガチャガチャガアルネ」

 

 

 店の隅に、ガチャガチャ(カプセルトイ)の台がいくつか並んでいた。

かばん  「フィギュア? これが出てくるんだね」

 ガチャガチャの台には、景品の紹介として、動物(非フレンズ)のフィギュアの写真があった。

サーバル 「おもしろそうだね! どうやるの?」

かばん  「こうやって、コインをいれて……」

 かばんが、ガチャガチャの台にジャパリコインを入れて、レバーを回した。取り出し口に黄緑色のカプセルが落ちた。※6

フェネック「おー」

 かばんが、カプセルを開けた。

かばん  「これ、サーバルちゃんだね」

 カプセルには、リアルなつくりの、サーバル(元の動物)のフィギュアが入っていた。

サーバル 「えー ぜんぜん似てないよー」

かばん 「でもこれ、すぐにサーバルちゃんってわかったよ。すらっとしててかっこいいね」※7

アライグマ「アライさん、フェネックがほしいのだ!」

フェネック「……すごいこと言うねーアライさん」

アライグマ「?」

サーバル 「わたしもかばんちゃんがほしい!」

かばん  「ざ、ざんねんだけど、ヒトのフィギュアはないみたいだね……」

 かばんが苦笑いした。

 

 

アライグマ「フェネックが出ないのだぁ!」

 アライグマが何回もガチャガチャを回していた。

フェネック「アライさん、コインがなくなっちゃうよ」

 床には、たくさんの空のカプセルと、動物(非フレンズ)のフィギュアがあった。

 アルパカ……ハシビロコウ……シロサイ……マヌルネコ……トキ……ハシビロコウ……ハシビロコウ……メガネカイマン……ハシビロコウ……ジャガー……ハシビロコウ……ハシビロコウ……イッカク……トムソンガゼル……オジロワシ……ハシビロコウ……。

かばん  「なんでハシビロコウさんばっかり出るんだろう……」※8

フェネック「さっき一発でサーバルが出たのは、なんだったのかなー……。んー? これ、開けてないねー」

 フェネックが、床に転がっていたカプセルの一つを開けた。

フェネック「おお?」

 そのカプセルには、フェネック(元の動物)のフィギュアが入っていた。

フェネック「出たよアライさん」

アライグマ「フェネックぅー! 会いたかったのだぁ!」

サーバル 「なにこれすっごくかわいい!」

かばん  「かわいいねー。からだのわりに、おみみが大きいんだね」

フェネック「やー、てれるなー。……アライさんがほしかったんだけどねー(小声)」

アライグマ「フェネックぅ、それはアライさんが出したのだ! アライさんのものなのだ!」

フェネック「ほい。大事にしてねアライさん」

 フェネックは、アライグマにフェネック(元の動物)のフィギュアを渡した。

アライグマ「ありがとうなのだ! さっそく洗いにいくのだ!」

フェネック「よごれてないよアライさん。洗わないでねー。あと、食べちゃだめだよ」

アライグマ「たべないのだ!」

サーバル 「……やっぱりわたし、かばんちゃんがほしい! もういっかい!」

 サーバルが、ガチャガチャの台にコインを入れ、レバーを回した。

かばん  「ぼくはないんだってば」

 サーバルが、カプセルを取り出して開けた。

サーバル 「え……」

 サーバルが、驚いて一瞬目を見開いた。

かばん  「サーバルちゃん? なにこれ?」

アライグマ「かばんさんなのだ……」

フェネック「これはひどいねー」

 

 カプセルに入っていたのは、虹色の球体だった。

 

 かばんは、カプセルの中に入っていた、説明の紙を見た。

かばん  「……シークレット? かばん玉? これのどこがぼくなの?」※9

 

 サーバルは、虹色の球体を両手で包み込んで、目を閉じた。祈るような仕草だった。

サーバル 「これ、わたしの、たからものにするよ……」

 

 サーバルの指の隙間から、強い光と、四角い泡のようなものが漏れ出した。

 

かばん  「うわあっ!」

アライグマ「なんなのだ!?」

フェネック「サンドスター?」

 サーバルが目を開けて、手を広げた。4人がそこに見入った。

サーバル 「うそ……」

 

 そこには、2.5頭身ほどの、かばんのフィギュアがあった。それには帽子が無かった。

 

アライグマ「ふぃぎゅあが、フレンズになったのだ!」

フェネック「サンドスターをそそぎ込んだ、ってことかなー」

サーバル 「わたし、なにもしてないよ!」

かばん  「これが、ぼく?」

フェネック「かわいー」

かばん  「ぼく、こんなにかわいくないよ!」※10

サーバル 「そっくりだねー」

 サーバルが、右手でかばんのフィギュアを持ち上げて、かばんと見比べた。

アライグマ「どっちもすっごくかわいいのだ!」

サーバル 「ほんもののほうがかわいいよー」

かばん  「やめて……。はずかしいよぅ……」

 かばんは、顔を手で覆って、そっぽを向いた。

フェネック「ぼうしがないのがざんねんだねー」

 

サーバル 「あ」

 サーバルの左手から、小さな何かが落ちた。サーバルは、素早くパシッと、落ちたものを空中でつかんだ。

 サーバルが左手を広げた。サーバルがつかんだものは、かばんのフィギュア用の帽子だった。

※11

かばん  「あれ? さっきまでなかったよね?」

サーバル 「うわー! これでかんぺきだよ!」

 サーバルは、かばんのフィギュアに帽子をかぶらせた。

フェネック「まほうみたいだねー」

 

アライグマ「アライさんも、フェネックがたからものなのだ……」

 アライグマは、フェネック(元の動物)のフィギュアを両手で包み込んで、目を閉じた。

 

 アライグマの指の隙間から、光とサンドスターが漏れ出した。

 

サーバル 「わー! なにこれ!?」

フェネック「さっきとおなじだねー」

かばん  「ということは……」

 

アライグマが手を広げると、そこには、フェネック(フレンズ)のデフォルメフィギュアがあった。

 

アライグマ「おおー!!」

フェネック「なるほどー」

かばん  「にぎるとフレンズ化するんだね」※12

サーバル 「すっごーい!」

アライグマ「フェネックもかわいいのだ!」

フェネック「たしかに、ちょっとはずかしいねえ」

かばん  「ラッキーさん、こんなことってあるんですか?」

ボ ス  「フィギュアのフレンズ化……検索中……検索中……」

かばん  「わからないみたいだね……」

アライグマ「愛のなせるわざなのだ!」

 

かばん  「サーバルちゃん……だいすき……」

 かばんは、サーバル(元の動物)のフィギュアを両手で包み込んで、目を閉じた。

 

 かばんの指の隙間から、光とサンドスターが漏れ出した。

 

 かばんが手を広げると、そこには、サーバル(フレンズ)のデフォルメフィギュアがあった。

 

かばん  「か、かわいい……」

 かばんは、サーバルのフィギュアを見つめて、少し顔を赤くして、頬をゆるめた。

アライグマ「これは! ほんものよりかわいいのだ!」

サーバル 「ひどいよー!」

 

フェネック「………………」

 

 フェネックが、ものすごい勢いでガチャガチャにコインを突っ込み、何回も回した。カプセルがぽんぽんと次々に飛び出した。※13

サーバル 「なにしてるのー!」

アライグマ「どうしたのだフェネック!」

かばん  「こわれちゃいますよ!」

 コインが無くなった。ガチャガチャの台はほぼ空になった。

 床に転がったカプセルの中に、一個だけ、大きなものがあった。フェネックがそれを開けた。

 

フェネック「やっと出たねー」

かばん  「なに、これ……」

 そのカプセルに入っていたのは、アライグマ(元の動物)らしきフィギュアだった。それは後ろ足で立ったポーズで、なぜか前足が4本あり、上の2本の腕で、サツマイモのようなものを持っていた。前足が4本ある以外は、リアルなつくりのアライグマのフィギュアだった。※14

 

サーバル 「ふふっ、へんなのー」

アライグマ「きもちわるいのだ……」

フェネック「わたしはかわいいと思うけどなー」

 

 カプセルには台座が同封されていた。

かばん  「ニド…アラ…イ?」

 台座に書かれた文字(銘)は変色していて、全部は読めなかった。

 

 『ニドアライ○マ』『創作・著○ 松〇人〇』(〇は判読不能)と書いてあった。

 

フェネック「ニドアライさんかー」

アライグマ「こんなのまがいものなのだ!」

 

フェネック「ニドアラーイさーん、おいでー」

 フェネックが、『ニドアライ○マ』のフィギュアを両手で包み込んで、目を閉じた。

 

かばん  「やめたほうがいいよ……」

サーバル 「おもしろそうだから、見てみようよ!」

 

 フェネックの指の隙間から、光とサンドスターが漏れ出した。

 

 フェネックが手を広げると、そこには、ニドアライグ○(フレンズ)のデフォルメフィギュアがあった。それは、アライグマ(フレンズ)にそっくりだった。

 頭の左右の髪が長く伸びて、腕のようになっている以外は。※15

 

かばん  「そこがうでになるんだ……」

フェネック「いやー。かわいいねぇー」

サーバル 「か、顔はかわいいね!」

アライグマ「こんなアライさんはいやなのだぁ!」

フェネック「でも、うでがいっぱいあったら、べんりかもだよ」

アライグマ「ふたつでいいのだ!」

 アライグマが、ニド○ライグマのフィギュアをつかみ取り、『髪の腕』の片方(左側)を、引っ張って取ろうとした。

フェネック「だめだよニドアライさん。こわれちゃうよ」

アライグマ「ニドアライさんじゃないのだぁ!」

 アライグマが引っ張った、『髪の腕』が少し伸びた。そして、ビクビクと震え始めた。

アライグマ「ふぇ? な、なんなのだ!?」

 ニ○アライグマのフィギュアの『髪の腕』と『ヒトの腕』の計4本が、ビクビクと震えながらふくらみ始めた。

かばん  「なにこれ、きもちわるい、こわいよ……」

フェネック「なんか、あぶないかんじだねー」

サーバル 「みんな、にげて!!」

 突然、フィギュアの『髪の腕』と『ヒトの腕』が、シュルシュルと伸びた。それは、細いひも状で、どんどん伸びていった。

 『髪の腕』の片方(左側)が、アライグマに巻きついた。

アライグマ「なにするのだっ!!」

 もう片方(右側)は、フェネックに巻きついた。

フェネック「もー。くすぐったいよニドアライさん」

 『ヒトの腕(左)』は、かばんに巻きついた。

かばん  「うわあああ!!」

 『ヒトの腕(右)』は、サーバルに巻きついた。

サーバル 「うみゃっ! うみゃあっ!!」

 サーバルが、絡みついてくる腕を爪で切った。だが、切り口から腕が再生して、そこから枝分かれし、サーバルをぐるぐる巻きにしていった。

サーバル 「うぎゃー!」

 フィギュアの腕と髪が、4人の全身をぐるぐる巻きにしていった。

かばん  「たべないでー!!」

アライグマ「ごめんなさいなのだ! もうひっぱったりしないのだ!」

フェネック「まいったなー」

 4人に巻き付いたものが、ぐねぐねとうねったり、ブルブルと振動したりしはじめた。

フェネック「おお? なんかこれ、きもちいいねえ」

かばん  「きもちわるいよ……あれ? もまれてる……。んん、きもちいいかも……」

サーバル 「ちからがぬけちゃう……。うみゃあ……」

 サーバルが座り込み、すぐに横になった。他の3人も横になった。

アライグマ「あははは!! やめるのだ! くすぐったいのだ!」

 サーバル、かばん、フェネックに巻き付いたものは、肩、背中、腰、ふくらはぎ、足の裏などをつまむように揉んだり、ぐいぐいと押したり、ブルブルと振動したりした。

かばん  「きもちいーねー。つかれがとれるよ……」

フェネック「ツボがわかってるね。からだがほぐれていくよー」

サーバル 「わたし……ねむくなってきちゃった……」

 

ボ ス  「アワワ、アワ、アワワ……」

 かばんに巻き付いたものの一部が、ボスにも絡みついた。それは、ボスのレンズの表面で、蚊取り線香のようにうずを巻いた。

ボ ス  「モ、モア、モアア、ムアア、ムウ……」

 

 アライグマに巻き付いた、フィギュアの髪は、アライグマのわきの下や足の裏など、全身で細かく動いていた。

 

アライグマ「ひゃあぁ!……あは、あは、あははっ! ……やめ、やめるの、だっ! ……あっ ああっ、ははっ、なんでっ、ふぁっ! なんでアライさんだけっ、くすぐられて、るのだっ! ……あははっ、は、はあ、はあ……あはははっ!」

 

フェネック「たのしそうだねー、ニドアライさん」

 

 

 

 おわり

 

 

 

 

 

 

 

 

※1 キーホルダーなんかもあります。変わったものでは、鳥のフレンズの羽を樹脂で型取りした、アクセサリーがあります(型取りしたあと、羽は消えてしまいます)。四角い透明な樹脂の中に、羽が浮いているようなものもあります(これも羽自体は残っていませんが、羽の形の空洞が樹脂の中に残っています)。

 

※2 この箱は12個入りです。他には、6個入り、24個入りなどがあります。つぶあんやカスタードクリームなどもあります。

 

※3 フレンズたちはお金を知らないようですが、アニメ1期ではジャパリまんを通貨のように使っていましたね。でもあれは、お礼として渡しているだけで、通貨とは呼べないと思います。

 

※4 古すぎて変質しており、水分が飛んでしまっています。一応、個包装されていました。

 

※5 山吹色のお菓子です。ジャパリコインの他に、まんじゅうも数個入っていましたが、あんこが赤いです。危険です。

 

※6 カプセルは、大きいサイズのものです。我々の世界では400円くらいの商品です。この土産物店では、ジャパリコイン一枚で一回回せます。

 

※7 私が持っているサーバル(元の動物)のフィギュアは倒れやすいので、私はスタンドを自作しました。透明な硬質塩ビの下敷きを加工したものです。

 

※8 別にハシビロコウがハズレと言っているわけではありません。でも、かぶりまくって、無駄にお金を使ってしまうと凹みます。

 

※9 時系列が合っていません。かばんちゃんが生まれたのは、この土産物店が放置状態になったあとです。不思議なことが起きたようです。

 

※10 かばんちゃんは、鏡を見たことがあるのでしょうか?

 

※11 左右の羽飾りや、つばの穴も再現されています。

 

※12 フレンズがフィギュア握ることで、この現象が起きます。普通のヒトが握っても、この現象は起きません。(このおはなしでは、かばんちゃんはフレンズ扱いです)

 

※13 ガチャガチャの台は、カプセルが飛び出さない構造のはずです。カプセルを取り出さないで次を回すと、カプセルが詰まって取り出せなくなると思います。というかレバーが回らないかもしれません。ラッキードロップのような、らせん状にぐるぐる回って落ちるものを、連続で回したらどうなるのか気になります。(コイン投入に時間がかかるので、無理かも)

 

※14 私は、ニドアライグマのフィギュア(旧バージョン)を、リサイクルショップで見つけました。ただ、旧バージョンは台座が大きくて、カプセルに入らないかもしれません。

 『リアルなつくり』と書きましたが、ニドアライグマは、本物のアライグマとはかなり違うデザインです。毛の表現などのディテールは、それっぽくできています。

 

※15 『髪の腕』は、長くなった髪がねじれてまとまり、腕のようになったものです。これは、ニドアライグマの意思で動かせます。『髪の腕』の先端は手になっていて、これも動かせます。かなり器用です。

 




 あとがき

 読んでいただきありがとうございます。


 このおはなしは、元々はフレンズ化したフィギュアがみんな動き出して、騒動がおきる話でした(それの方がおもしろくなりそうですが)。でもそれだと1話に収まらなくなってしまうので、ニドアライさんだけ動かすことにしました。ちょうど腕が4本ありますし。触手でR-18な展開、なんて考えていません。


 海〇堂の策略にはまってしまいました。 ニドアライグマは〇洋堂の製品ではありませんが。
 ずるいです。かぷせるフレンズとワイルド・ラッシュの連動企画なんて。










 おまけ カットした部分です。

アライグマ「いたいっ! 痛いのだぁ!! くちの中がああ!!」
かばん  「わああ! だいじょうぶですか!?」
フェネック「どうしたのさアライさん」
アライグマ「のどがー!! のどがぁー!! けほっ! けほっ! うあああー!!」
 アライグマは、口元を手で覆って、顔を真っ赤にして、汗をだらだら流して、苦しんでいた。
かばん  「……これ、そんなにへんな味じゃないと思うけどなあ」
 かばんは、普通にジャパリまんじゅうを食べていた。
かばん  「ちょっと辛いけど、おいしいよ」
 ジャパリまんじゅうの中身は赤かった。
フェネック「かばんさんさすがだなー」
サーバル 「アライグマはおおげさなんだよ。……くんくん」
 サーバルは、ジャパリまんじゅうのにおいをかいだ。
サーバル 「…………」
かばん  「サーバルちゃん?」
サーバル 「あれ? あれ?」
 サーバルは、ぽろぽろと涙をこぼした。

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