ジャパリ・フラグメンツ   作:くにむらせいじ

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 まえがき

 いまさら感が強いおはなしです。アニメ2期ネタでフウチョウコンビが会話しているだけです。
 筆者の勝手な考え(ちょっと毒を含むかも)を、上から目線でしゃべらせている個所があります。気分を悪くされたらごめんなさい。



〈 黒い楽屋 〉

 

 無限の時間。真っ黒な世界。

 

 真っ黒な世界に、カタカケフウチョウとカンザシフウチョウの姿が浮かび上がった。

 

カタカケ 「われわれは、“にじそうさく”では扱いにくいらしい」

カンザシ 「唐突だな。そのようなこと、ヒトの勝手ではないか」

カタカケ 「たしかにそうだが、あまり触れられんのもどうかと思ってな」

カンザシ 「よいのか? このような、“めたふぃくしょん”的な会話をして」*1

カタカケ 「もとより、われわれはそのような存在であろう」*2

カンザシ 「たしかに、ペパプやどうビスのように、作品の中と外をまたぐ存在だな」

カタカケ 「ただ、少々性質が異なるが……」*3

カンザシ 「その疑問は、考えない方が良さそうだな」

 

カタカケ 「われわれには個性がないとの話もあるな」

カンザシ 「交互に語りかけていると、どちらが話しているのか分からなくなるらしい」*4

カタカケ 「それこそがわれわれの個性ではないか?」

カンザシ 「たしかに、意図的に双子のように描かれた存在だな」

カタカケ 「だがやはり“にじそうさく”では扱いにくくなる。見ろ!」*5

カンザシ 「これを書いているヒトも混乱しているな」*6

カタカケ 「混乱を(もたら)す黒い鳥、か……なかなかいい響きだな」

 

 

カタカケ 「参考までに、アニメ2期に登場する、ふたり組たちを見てみよう」

 

カタカケ 「まずは、サーバルとカラカルだ」

カンザシ 「サーバルは天真爛漫、カラカルはツンデレ」

カタカケ 「じつにわかりやすい、と言いたいところだが……」

カンザシ 「サーバルはドジに見えて、案外しっかりものだ」

カタカケ 「むしろカラカルの方がドジに見えるぞ」

カンザシ 「カラカルの個性が強すぎて、サーバルがかすんでいるかもな」

カタカケ 「よくある漫才のような関係ではない」

カンザシ 「仲がいいのはたしかだがな」

カタカケ 「自覚はないだろうが、ふたりは旧知の仲で」

カタカケ&カンザシ 「“つよくてニューゲーム”状態」*7

カタカケ&カンザシ 「ふふふふ……」

 カタカケとカンザシはちょっと楽しげに笑いあった。

 

カタカケ 「つぎは、パンダとパンダだ」*8

カンザシ 「それぞれ、強い個性を持っているな」

カタカケ 「おっとりすぎる過眠症と、誰かの役に立ちたい泣き虫」

カンザシ 「口調を変えるだけの、安直な個性付けではないな」

カタカケ 「全く方向性が異なるが、かみ合っている」

カンザシ 「このふたりは百合になるしかなかろう」

カタカケ 「なぜここで花の名が出てくるのだ?」

カンザシ 「キスシーンが似合いそうだな」

カタカケ 「待てカンザシ、ゆりとはなんだ?」

カンザシ 「竹でポッキーゲームとか」

カタカケ 「ゆりとはなんなのだ?」

 

カンザシ 「つぎは、バンドウイルカとカリフォルニアアシカだ」

カタカケ 「なぜフルネームで言ったのだ?」

カンザシ 「イルカはほかにもいるからな」

カタカケ 「…………」

カンザシ 「ダジャレではないぞ?」

カタカケ 「……はたしてほんとうにそうか?」

カンザシ 「ごほん……このふたりは、なかよしの友達、という感じだな」

カタカケ 「ヒトの考え方を借りれば、仕事仲間、同僚とも言える」

カンザシ 「それは昔の話だ。今はそこまで堅苦しい関係でもあるまい」

カタカケ 「無邪気なイルカと、知的な感じのアシカ」

カンザシ 「だが両方とも無邪気に見えるぞ?」

カタカケ 「たしかに、そうとも言えるな」

 

カンザシ 「仕事仲間といえば、探偵のふたりであろう」

カタカケ 「きまじめな探偵と、能天気な相棒」

カンザシ 「ふたりとも、仕事に生きがいを見出すタイプだな」

カタカケ 「熱心すぎて、行きすぎることもあるがな」

カンザシ 「対照的な性格だが、臆病さは共通しているな」

カタカケ 「大きく異なる部分と」

カンザシ 「共通する部分」

カタカケ 「そのバランスが、コンビとして重要なのかもしれん」

カンザシ 「そういえばこのふたり、だれかに声が似ているな」*9

カタカケ 「似ているといえば似ているし、全くの別物とも言えるだろう」

 

カタカケ 「アリツカゲラとアードウルフはどうだ?」

カンザシ 「不動産屋とその客だぞ。コンビとは呼べまい」

カタカケ 「だが近くに住むことになったし、食べ物の共通点*10 もある。仲良くなる可能性はあるぞ」

カンザシ 「コンビとした場合、少々バランスが悪いな」

カタカケ 「アリツカゲラは個性的だが……」

カンザシ 「アードウルフが普通すぎる」*11

カタカケ 「個性的な方が、普通な方を振り回して……」

カンザシ 「普通な方は、突っ込み役になるような関係が良さそうだな」

カタカケ 「われわれは、どちらが突っ込み役なのだ?」

カンザシ 「それはもちろん…………むぅ……」

カタカケ 「……次に行こう」

 

カタカケ 「ワニコンビと」

カンザシ 「ヒョウ姉妹」

カタカケ 「この4人、反転コピーのように思えるな」

カンザシ 「たしかに、似た関係のふたり組同士が対立しているな」

カタカケ 「セリフのやりとりも似ている」*12

カンザシ 「両者とも、食物連鎖の頂点に近い動物だ」*13

カタカケ 「似た者同士、という面白さはあるが、個性が薄まっているとも言える」

カンザシ 「ヒョウとイリエワニは仲良くなれそうだな」

カタカケ 「すでに仲良しだぞ? カメラに映らないところでは……」

カンザシ 「ところでは?」

カタカケ 「えっと……していた……」

 カタカケが、ちょっと頬を赤くしてそっぽを向いた。

カンザシ 「?」

 

カタカケ 「アフリカオオコノハズクと、ワシミミズク」

カンザシ 「なぜ正式な名で言ったのだ?」

カタカケ 「あのふたり、はかせと助手などと名乗りおって……」

 カタカケは、不機嫌な様子で眉をひそめた。

カンザシ 「いいではないか。たしかにあのふたりはものをよく知っている」

カタカケ 「しかし、われわれと、キャラがかぶっているのだ……」

カンザシ 「断じてそのようなことはないぞ! いっしょにされては困る」

カタカケ 「そして、われわれとは、比較にならないほどの人気が……」*14

カンザシ 「…………うぅ……」

 カンザシは、泣きそうな顔になった。

 

カンザシ 「チーターとプロングホーン」

カタカケ 「プライドの高い天才スプリンターと、スポーツバ……実直なアスリート」

カンザシ 「性格はかなり違うが、それが見事にかみ合っているな」

カタカケ 「大きく異なる部分と、共通する部分のバランスがちょうどよい」

カンザシ 「このふたりは、すでに百合な関係だろう」*15

カタカケ 「また言ったな。ゆりとはなんだ?」

カンザシ 「百合については、あとで教えてやろう」

カタカケ 「今ではいかんのか?」

カンザシ 「ふぇ!?」

カタカケ 「なんだその反応は?」

カンザシ 「か、かまわんが……いや、やはりあとがいいな……」*16

カタカケ 「最近、カンザシに引っ張られている気がするな」

カンザシ 「そんなことないぞ。昔と変わらん」

 

カタカケ 「そういえば、走り屋には、もうひとりおまけがいたな」

カンザシ 「オオミチバシリか。人気があるそうじゃないか」*17

カタカケ 「あいつ、妙なあだなをつけられていたな」

カンザシ 「『じー・えす・けー・びー』で」

カタカケ 「『ゴマちゃん』とか」

カンザシ 「アザラシのフレンズでもあるまいに」

カタカケ 「動物の名前とのつながりは薄く、セリフからの引用でもない」*18

カンザシ 「当人の知らぬところで、不名誉なあだなをつけたものだ」

カタカケ 「楽しければよい、という、ヒトの浅はかな考えであろう」*19

カンザシ 「やれやれ。ヒトというのは、本当に勝手なものだ」

カタカケ 「群れになるとさらに厄介だな」

カンザシ 「一度広まってしまったものは、取り消しがきかないらしい」

カタカケ 「これもまた、ヒトの長所であり、短所でもある」

カンザシ 「まあ、あれだけ個性的なフレンズだからな。いじりたくもなるであろう」

カタカケ 「……いじられるのもまた、しあわせなこと、か……」

 カタカケは、ため息をつくように言った。

カンザシ 「……う、うらやましくなど、ないぞ?」

 

カタカケ 「アライグマとフェネックは……」

カタカケ&カンザシ「夫婦」

 

カンザシ 「キュルルとイエイヌ」

カタカケ 「もどかしいな、このふたりは。いいコンビになれそうなのに、なれない」

カンザシ 「当人たちが決めたことだ。われわれがとやかく言う事ではあるまい」

カタカケ 「キュルルは旅を続け、イエイヌは待ち続けることを選んだ」

カンザシ 「イエイヌには、キュルル達についていきたい気持ちもあったかもしれんがな」

カタカケ 「キュルルに、『おうちにおかえり』と言ってもらうことで、未練を振り切った……」

カンザシ 「ヒトの命令には、絶対服従だからな」

カタカケ 「キュルルが、『いっしょにおいで』と言わなかったのは、キュルルの幼さゆえか、イエイヌの気持ちをわかったうえで言ったのか……」*20

カンザシ 「たしかに、もどかしいな」

カタカケ 「このふたりには、まだまだ先がある。見守ることにしよう」

カンザシ 「そうだな。今は少し離れただけだ」

 

カタカケ 「では、キュルルとリョコウバトはどうだ?」

カンザシ 「このふたりは、コンビとは呼べぬであろう」

カタカケ 「たしかにそうだが、おもしろい関係だと思わんか?」

カンザシ 「遠い昔の、被害者と加害者、しかも両者ともに自覚がない」

カタカケ 「一方は絶滅、もう一方は絶滅寸前」*21

カンザシ 「キュルルにヒトの罪を背負わせるのは、酷ではあるな」

カタカケ 「……リョコウバトは、全て知っていたのではないか?」

カンザシ 「だとしたら大したものだ。一族を根絶やしにした相手にあの絵を渡されて『これでさびしくないでしょう?』なんて言われたら、怒り狂ってもおかしくない」*22

カタカケ 「許すまでもなく、恨みも怒りもしない。相手の善意をよろこんで受け取る」

カンザシ 「フレンズとは、そういうものだな」

 

カタカケ 「キュルルとカラカル」

カンザシ 「キュルルばかりだな」

カタカケ 「主人公だからな。絡むキャラも多い」

カンザシ 「キュルルとカラカルは、パークでは珍しい関係だな」

カタカケ 「キュルルにとってカラカルは、初めて出会った女の子」

カンザシ 「気になるが、少しうっとうしくもある」

カタカケ 「カラカルは、“好き”を怒りに変えて、キュルルにぶつけた」

カンザシ 「背伸びしたカラカルと、子供そのものなキュルル」

カタカケ 「ヒトの幼い恋愛のようだな」

 

カタカケ 「ホテルの従業員3名」

カンザシ 「ふたり組ではないぞ?」

カタカケ 「だが、仲のよいふたり組を作れるぞ」

カンザシ 「オオミミギツネとハブ」

カタカケ 「ハブとブタ」

カンザシ 「三角関係も悪くないな」

 

カタカケ 「サーバルとかばん」

カンザシ 「このふたりは別格だな」

カタカケ 「その関係は “ともだち” だが、結びつきの強さは、恋人をはるかに超える」

カンザシ 「記憶を失っても、生まれ変わっても、世界が変わっても」

カタカケ&カンザシ 「その絆は、永遠のもの」

カタカケ 「サンドスターの(ことわり)や、時間や次元、物理法則をも無視できるほどの」

カンザシ 「途方もなく深いところにある(えにし)

カタカケ 「公式でも“にじそうさく”でも」

カンザシ 「ふたりの仲を断ち切ることはできん」

カタカケ 「われわれの理解を超えているな」*23

 カタカケとカンザシは微笑み合った。

 

 

カタカケ 「ひと通り見てきたが、われわれはどうしたらよいのだ?」

 

カンザシ 「いい案があるよ! カタカケちゃん! 明るくたのしげにしゃべるんだよ!」

 カンザシは言葉通り、明るく無邪気な感じに豹変した。

カタカケ 「なあにそのしゃべりかた? カンザシちゃんへんなのー!」

 カンザシに合わせるカタカケ。

カンザシ 「カタカケちゃんは、おねえちゃんっぽくしてね!」

カタカケ 「しょうがないなー。カンザシに付き合うよ」

カンザシ 「あははっ! おねえちゃんだいすきー」

カタカケ 「ふふっ、もう、この子ったら」

カンザシ 「あは……」

 

カタカケ&カンザシ 「はあ……」

 ふたりはため息をついた。

 

 

カタカケ 「ほら、コンビなら一発ギャグとか……」

カンザシ 「ならば……」

 

カンザシ 「れい!」

 カンザシは、左ひざを上げ、両腕を斜め下にのばしたポーズをとった。

カタカケ 「わっ!」

 カタカケは、マントを丸く広げた。

 

 奇妙なポーズをとるふたり。*24

 

カタカケ 「……ほんとうにこんなので笑いがとれるのか?」

カンザシ 「そのはずだぞ?」

カタカケ 「それに、これはパクリではないか?」

 

 

カンザシ 「……不毛だな」

カタカケ 「ああ、もう終わりにしよう」

 

カタカケ 「われわれを書いてくれる作家も、たしかにいる」

カンザシ 「絵を描いてくれるヒトもいる」

カタカケ 「人気なんて、大した問題ではない」

カンザシ 「誰かがわれわれのことを憶えていてくれれば、それで十分であろう」

 

 

 真っ黒な世界に同化するように、カタカケとカンザシの姿が消えた。

 

 

 

 

 

 

*1
 これはメタフィクションとは違うような……。

*2
 このふたりは、“あんたら神様かよ!” って思うような言動をしていたので、メタ的なものが似合うと思います。

*3
 ゴクラクは声優ユニットなので、フウチョウコンビとは別の存在と言えます。極楽鳥と引っかけたネーミングではありますが……。

*4
 カタカケとカンザシは、性格も口調も違うのですが、微妙な差なので書き分けにくいです。舞台版などでは性格が違うようですが、ここではアニメ2期準拠です。

*5
 見ないで!

*6
 混乱するというよりも、どのセリフをどちらに言わせるかで迷います。これは、はかせ&助手にも言えます。

*7
 違うと思います。

*8
 元の動物は両方ともぬいぐるみみたいで、凄まじくかわいいです。「レッサーパンダ 威嚇」で画像検索すると、しあわせになれるかも。

*9
 “卒業”のニュースはショックでした。その理由は理解できるし、仕方ないことですが。

*10
 このふたりが元の動物の時に食べていたのはシロアリなどですが、フレンズ化したら食べなくなるかもしれません。

*11
 アードウルフは、オドオドした臆病なキャラとして描かれることが多いですが、アニメ2期ではそうでもなく、個性が弱くて、もったいなかったです(見た目は割と良かったし、出番も多かったのに)。別に臆病でなくてもいいから、もっと個性的なキャラにしてもよかったと思います。

*12
 この4人は、しゃべる順番などがパターン化しすぎている気がします。意図的にやっているのは分かりますが。でも私も似たようなものを書いているような……。

*13
 食物連鎖では、ワニよりもヒョウの方が上かもしれません。

*14
 悲しいかな、その人気も過去のものになってしまったようです。(2019/06/25)

*15
 筆者は、お姫様抱っこのシーンが好きです(特に第7話の方)。

*16
 このあと、逆にカタカケが教える側になってしまったようです。

*17
 この人気も過去のものになってしまったようです。(2019/06/25)

*18
 これは筆者が知らないだけで、何か元ネタがあるのかもしれません。

*19
 娯楽の話なので、楽しければいいのですが、悪ノリが苦手な人は、「ごますりクソバード」のような呼び方には拒否反応が出そうです。

*20
 あそこでキュルルが、『いっしょにおいで』と言うのはありえないですし、イエイヌもそれを望んでいません。ただ、イエイヌの中ではものすごい葛藤があっただろうな、と思うんです。また、これは制作者が“3人の旅”にこだわった(4人の旅にはしたくなかった)からこうなった、という風にも思えて、ちょっと嫌な感じもします。

 あとは、イエイヌがボロボロになっている点ですが、あれは作画ミスというか、“やりすぎてしまった”んじゃないかと筆者は思っています。傷っぽい線が入っていますが、傷の入り方が不自然です。テクスチャ-とかで適当に汚してしまったんだと思います(筆者は素人なので間違いかも)。汚れているだけで、血の描写が無かったですし(あれで血の描写があったら最悪ですが)、第10話では、何事もなかったかのようにきれいになっていましたし。でも、ちょっと汚れた程度だとインパクトに欠けるので、加減が難しいところです。

*21
 かばんを含めれば、パーク内にヒトはふたりいます。ただ、かばんは、(おそらく)ヒトのフレンズなので、キュルルとは違います。また、パークの外にヒトがいる可能性もゼロではありませんし、キュルルと同様に“眠っている”ヒトもいるかもしれません。

*22
 けものフレンズのアニメ版には、トキ、シロサイ、オーロックスなど、ヒトにひどい目にあわされた動物も登場します。(考え方によっては、ロイヤルペンギンやブタもここに入るかも)ですが、彼女たちは怒りをヒト(かばんやキュルル)にぶつけたりはしません。それどころか親し気に接しています。幸か不幸か、“何も知らない”ようです。絶滅種を復活させようとする動きもありますが、それもまたヒトの勝手さと言えます。

*23
 えらい大げさですが、このくらい言ってもいいんじゃないかと思います。永遠とまでは行かなくても、世界のどこかに、けものフレンズの記憶や記録が残っている限り、サーバルとかばんを切り離すことは出来ないでしょう。

*24
 2期の最終回は「令和」が発表された日でしたね。




 あとがき

 読んでいただきありがとうございます。

 このおはなしは、カタカケとカンザシをしゃべらせてみたかったから書きました。ふたりの会話の内容は、当たり前なことばかりです。
 このふたりは書きにくい、と思っていましたが、意外となんとかなりました。

 アニメ本編では、カタカケとカンザシが語り合うセリフが無いため、このふたりが会話する時の口調がどうなるのか分かりません。とりあえず、キュルルに問いかける時のしゃべり方をまねて書きました。このふたりが会話する時は、もっとくだけた感じになるのかもしれません。

 勝手にキャラを味付けしています。キャラが壊れています。本当は、カタカケの方がちょっとお姉さんぽくて、カンザシをリードするようにしたかったのですが、逆になった気がします。

 1期に登場する“ふたり組”にも触れようか、とも思ったのですが、長くなるので2期に限定しました。



 [ 初投稿日時 2019/06/26 16:36 ]







 「誰かがわれわれのことを覚えていてくれれば……」というのは、カタカケとカンザシのことだけではありません。何年も先、「けものフレンズ」自体が忘れ去られた頃に、“あの人”が作った“にじそうさく” の1.5期が……。なんて夢物語を、私は考えています。ありえないですけど、待ちますよ。イエイヌのように。(2019/06/25記)

 

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