私を助けたのはとある店長兼ヒーローだった   作:水被り

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遅れてすいません、異世界モノの小説に夢中になってしまいました。とにかく読んでいってください。


No13 魔理華VS上流

「おい爆豪!今の状況を教えろ、爆豪!」

 

上流は勝手にどこかに行った爆豪に小型無線で確認を取っていた。

 

「黙って守備してろ、ムカついてんだよ俺は今」

 

「そうか〜、ムカついてたのか〜ってダァホ!気分を聞いたんじゃねえんだよ!俺の個性は足も早くなるから捜索は俺が有利なんだからオレに任せろって」

 

ブツンッ

 

「おい!切るんじゃねえよな!」

 

上流はノリツッコミをしながら返信したが途中で切れてしまった。それによって怒りが更に込み上がってきて、大声を出した。

 

「なんだよ、アイツ!」

 

 

_________________________

 

 

 

魔理華は爆豪の話を聞いておそらく爆豪の勝手な暴走で動いていると推測した。上流の方が機動力があるのは上流自身もわかっているはず。

 

爆豪が構えて攻撃を仕掛けてきた。緑谷は魔理華に言った。

 

「魔理華さん、行って!」

 

「ピルア」

 

魔理華は呪文を唱え、核兵器がある場所を探した。

この建物の構造を見た時、広い空間が何ヶ所かあった。核兵器確保に戦闘があるなら広い空間で戦うのが一番、魔理華は見取り図にあった広い空間を重点的に探した。

 

そして、魔理華は核兵器がある場所を見つけた。すぐに緑谷に報告しようとした。だが、あることが頭の中によぎった。

 

 

 

このままだと緑谷が無理して大怪我を負うかもしれない。

 

緑谷の個性は自身にとって危険なもの、絶対に腕を壊すかもしれない。

 

緑谷の性格から見て、そんな事態になるのは確実だ。

 

だったらどうする、どうすればいい。

 

緑谷が大怪我をしないでこの訓練で勝つ方法。

 

答えは簡単だった。

 

 

 

緑谷が大怪我をする前に終わらせる。

 

 

 

緑谷と爆豪の喧嘩に水を差して、今この場で、自分一人でできる方法はそれしかない。

 

魔理華は前に出てきて、上流は魔理華が来たことに少しガッカリしていた。

 

「なんだお前か、緑谷って奴と戦いたかったが、仕方ねえな」

 

上流は準備運動して余裕の表情で足に力を入れた。

上流の姿が一瞬で消えてしまった。魔理華はどこから来るか警戒していると後ろに何かいると感じた。

 

すぐさま回し蹴りで繰り出したがそこには誰もいなかった。辺りを見回していると腕に白いテープが見え、確保テープだとわかり、その場から離れた。

 

魔理華がいた後ろに上流が確保テープを持っていた。あのまま気づかなかったらテープを巻かれて終わっていただろう。

 

「体力テストの時は4倍ぐらいしか出してなかったからな、本気のマジでいくからな!」

 

言い終わると上流は魔理華のすぐ目の前にいて、蹴りを入れるところだった。

 

「フレイ!」

 

魔理華は腕で防いだあと、地面に向かって炎を出した。

炎が地面に当たり火が周りに飛び散り、上流は条件反射的に火から離れた。

 

上流は落ちている小石を拾って投げつけようとした。

 

「大きさ10倍!」

 

投げた小石は大きくなり、少し大きめの石になった。

 

「バイガス、ピルア」

 

少しびっくりしたが呪文を唱え、その石を砕こうと拳を振り上げた。

だが、その攻撃は当たらなかった。急に石が元の大きさに戻ってしまったからだ。

後ろから強い衝撃が背中からきて、体勢が崩れてしまったが、魔理華はすぐに起き上がり、体勢を整えた。

 

石を大きくして投げたのは一時的に自分から石に視線を逸らさせるためで、身構えたり、攻撃しようとして空振りをしたりなどでできた隙を突いて、後ろから攻撃した後で捕まえる算段だったんだと、魔理華はそう理解した。

 

このままだと負けてしまう、そんな時、魔理華は上流を捕獲する作戦をふと思い浮かんだ。

 

(一か八かの賭けになるけど、やってみなきゃ)

 

「そっちから攻撃しないなら、いくからな!」

 

上流は姿を消して死角から攻撃を仕掛けてきた。魔理華は感覚だけを頼りに攻撃を避けていった。現れては攻撃をし、攻撃したら姿を消す、それの繰り返しだった。

 

続けていけば個性の効果がなくなる、呪文を言えば何とかなるけど、相手はそれを知っていて、連続的に攻撃をしてくる。もうすぐしたら

効果は切れる。

 

ドゴーーーーンッ!!!

 

するとどこからか大きな爆発音と何かが崩れていく音が響き、強い振動が伝わってきた。

 

「な、何だ!?地震!?」

 

急なことに上流は魔理華の目の前で止まってしまい、隙だらけの状態にあった。

 

「ピルア!」

 

この状況はチャンス、今しか勝機がないと確信した魔理華はすぐに作戦を実行した。呪文を唱えて、レザーマントを脱ぎ、全力のスピードを出した。

 

僅か数秒で上流の頭にレザーマントを巻きつけ、脱げないようにボタンをつけ、マントの口についている紐を引っ張って口を小さくした。上流は視界が暗くなって驚きつつレザーマントを取ろうとしたが、力強く引っ張っても、ボタンを外そうとしても、レザーマントが外れることはなかった。

 

レザーマントの材質は相澤の布に似た特殊な繊維で編み込まれていて、力任せに引っ張っても破れないようになって、ボタンも特殊な仕組みになっていて、つけると自動でロックがかかるようにできていて、普通に外すことはできない。

 

「コール」

 

そして念のために呪文を唱えて、上流の足を凍らして、地面から離れなく身動きが取れないようにして、動かせない足に捕獲テープを巻いて完全に行動不能にした。

 

魔理華は少し早歩きで進んでいった。

 

「七咲さん、状況は?」

 

「大丈夫、もう終わるから」

 

緑谷から連絡がきて、そう伝えたら魔理華は核兵器にタッチした。

 

「ヒーローチーム、Win!」

 

これで魔理華のチームの勝ち、緑谷に悪いかなと魔理華は苦笑いをした。

 

 

 




次回予告

「偶然か必然か、私は修哉さんの傷を見た」

「どうして今まで言わなかったんですか!」

「そんなに私のことが信じられなかったんですか......?」

次回 隠していた傷

「私は修哉の傷について、知ることになる」

「更に向こうへ、plus(プルス)ultra(ウルトラ)
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