私を助けたのはとある店長兼ヒーローだった   作:水被り

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この日、この時間、大阪で地震が起きました。



大阪にいる方々の皆さん、もし暇でしたら見ていってください。





No14 隠していた傷

魔理華達の訓練が終わり、一旦モニタールームにやってきた。

そこで聞かされたのは、この訓練での一番の成績は上流と緑谷だったこと。

どうしてかは八百万百が説明してくれた。

 

「爆豪さんはほぼ私怨で動き、建物の損壊を招き、七咲さんも同じように後半からの一人で勝手に動いたことです。あの勝利は爆豪さんの大規模攻撃の影響があってこそ勝てたのです」

 

魔理華は建物の損壊はヒーローやヴィランにとって愚策だということは昔の経験で知っていた。一人で勝手に動いたこともチーム連携が取れていない証拠である。

 

「ですが、矢那雲さんも七咲さんとの戦闘で遊んでいるような節がありました。その油断で負けたことを自覚してください」

 

「はい、そうですね......」

 

上流も確かにと顔に出してそう言った。

 

「よし、みんな場所を変えて第2戦を始めよう」

 

魔理華達は別の場所に移ることになり、オールマイトについて行った。魔理華が後ろを振り返ると爆豪が正論を叩かれたことでショックで動かなかった。

 

 

_________________________

 

 

 

学校から家に帰った魔理華は『冒険の書』を書き終え、戦闘訓練について振り返っていた。

 

轟の個性は魔理華の個性を強化したような感じで建物全体を凍らせた時はびっくりした。飯田は両足が離れていた時に地面を凍らされて、盛大に滑って転んで壁に激突、打ち所が悪かったかその場で気絶してしまった。その後に飯田は悔しがっていた。他にもいろんな個性が戦闘でどう使えるのか見れて良かった。緑谷がブツブツと呟いていた時はクラス全員引いていた。

 

『冒険の書』には二つの呪文が出て、ゲージも増えていた。これで新しい戦い方ができると魔理華は少し笑った。

 

それともう一つ、気になることがあった。戦闘訓練が終わって、みんなと遅れて教室に戻っていると、校門前で緑谷と爆豪が何か話をしていた。遠くからで何も聞こえなかったけど、気のせいか、あの爆豪が泣いているように見えた。

 

そうこう考えていたら、時間が結構過ぎていた。修哉がお風呂を沸かしていたことを思い出し、着替えを用意して風呂場に向かった。

 

「あ、魔理華お姉ちゃんそこは......」

 

途中で千代が風呂場に行くのを止めようとしていたが、魔理華は緑谷と爆豪のことをもう一度考えていて耳に入ってこなかった。そして、風呂場のドアを開けると

 

 

お風呂から上がったばかりの全裸の修哉と真斗がいた。

 

 

後ろを振り向いた修哉は思考が一瞬止まり、沈黙が続いた。

 

「何入ってきたんだよ!ドアにちゃんと『入浴中』って札があっただろ!!普通こういうイベントを男女逆だろーーー!!!」

 

修哉は急いでバスタオルを取って体を覆い隠した。魔理華はその場から動かなかった。

 

いや、動けなかったと言うのが正しい。それは決して修哉の裸に興奮したからではない、修哉の裸よりも衝撃的なものが目に入っていたからだ。

 

 

 

 

 

修哉の背中を覆い被さんと言える丸く大きい茶色くなった傷跡があった。

 

 

 

 

 

「修哉さん、その傷は......?」

 

修哉は魔理華の言葉に答えなかった。その顔は困っているように見えていた。

 

「とにかく服に着替えさせてくれ、話はそれからだ」

 

決意した顔でそう言うと、扉を閉めた。

着替え終わると、魔理華たちはソファーに座って修哉は魔理華たちと面と向かって椅子に座った。

修哉は上着を捲って腹を見せた。その腹には背中にあったのと似ている大きな傷跡があった。

腹部の傷跡と背部の傷跡、それを見た魔理華はこう思った。

 

この傷、まるで...。

 

土手(どて)(ぱら)に風穴が開いた後、みたいだろ」

 

修哉は魔理華がそう思う前に言った。魔理華はそれはヘドロ事件でできた傷なのですかと聞いた。

 

「いや、この傷は6年ほど前に凶悪なヴィランから受けた傷の跡だ」

 

修哉はとあるヒーローと一緒に闘い、そのヴィランを倒すことができたが、修哉とそのヒーローは大きな傷を負った。風穴が開く程の怪我を負いながら、なぜ生きたいられたのですかと聞くと、修哉の『直す個性』のおかげで助かったからだ。修哉の個性は物だけではなく、生き物の傷を治すこともできる。

 

他者の身体の傷を治すことには問題はない、自分の身体を治すことになると問題が起こる。それは傷跡に更なる痛みが来ることで、その行為は傷口に塩を塗って治すようなものだと修哉は言った。

 

ヴィランを倒した後、修哉は真っ先にもう一人のヒーローの怪我を治そうとした。だがもう一人のヒーローは自分より先に修哉の怪我を治すよう頼んできた。修哉はすぐに自分の怪我を治してからそのヒーローの怪我を治そうとしたが、修哉の傷は今までにないもので、想像を超えた激痛が走った。あともう少しで完治するところであまりの痛みに気を失ってしまった。

 

目を覚ますと病院の中にいて、残っていた傷はリカバリーガールに治してもらっていた。修哉は急いでもう一人のヒーローのところに向かったが、修哉は何週間も眠っていて、その時には修哉の個性では治せない状態になっていた。

 

「俺の個性は手を加えられたり、異物が入った後だと効果が出ないんだ。簡単に言うと割れた茶碗をボンドでくっつけて治そうとした後だと治せないってことだ」

 

真斗は修哉の傷跡について知っていて、修哉から男同士の約束だと言われて黙っていた。

 

「それで話は終わりだ。さっさと風呂に入ってこい」

 

「一つ、聞いていいですか?」

 

「......何だ、言ってみろ」

 

「話に出てきたヴィランは本当に倒せたのですか?」

 

魔理華はその敵がどうなっているか気になり、修哉に聞いた。

 

「倒したって言ったがあまり自信はない。だが相手も深手を負ったんだ、早々に動けないだろう」

 

それ以上は聞かずに、修哉がキッチンに向かうのを見ていた。

その後ろ姿は何か重いものを背負っているように見えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

_________________________

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから数日後、魔理華は知ることになる。

 

魔理華が知ることができなかった(ヴィラン)の奥底の恐怖を......。

 

「見たかこれ、教師だってさ」

 

「本当に、オールマイトって馬鹿みたいだなこりゃ。兄貴、やっぱり」

 

「ああ、楽しみだな。オールマイトが(ヴィラン)に殺されるところ」

 

「どうなるか、楽しみですよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、自分の無力さを。

 

 

 

 

 

 

 

 




次回予告

「今回は委員長と副委員長を決めてもらうのだが」

「私は緑谷さんに投票しますので関係ないです」

「さて、それはどうかな?」

次回 ガンバレ魔理華

「更に向こうへ」

「「plus(プルス) ultra(ウルトラ)!」」



設定更新

魔理華の個性 マジシャン

ゲージ 28 >>> 36

スガロ(5) 一定時間身体を鉄並みに硬くできる。

ミルエ(4) 一定時間透視ができる。


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