私を助けたのはとある店長兼ヒーローだった   作:水被り

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ヒロアカの映画が公開されてるのに自分はまだ行ってないんですよ。
最近、いやこれからも忙しいので当分は見に行けません。
トホホ。


No17 油断でうっかり

みんなと離れてしまった魔理華たちは(ヴィラン)の一人を捕まえて問いただした。

 

「私たちの他に子供を見ませんでした?」

 

「知らねえなそんなの」

 

上流(あがる)さん、耳元で叫んでください」

 

「わかったよな、ワアアアアアアアアァァァァァッ!!!」

 

(ヴィラン)の耳元でグレードアップした大声を出した。それは(ヴィラン)の苦痛の声がかき消される程の大声だった。

 

「吐かないともう一度しますから」

 

「言う言う!言うからそれ以上はやめてくれ!」

 

(ヴィラン)は涙目になりながら知っていることを言った。

二方向に子供がいるとわかった(ヴィラン)たちは二手に分かれて、片方が魔理華達と出くわした。魔理華達はもう片方の(ヴィラン)が行った方向を聞き出してそこに向かって行った。

 

走り続けて行くと、遠くに二人の誰かが魔理華達に向かって来た。

どんどんと近づき、赤い髪が見えるところで切島だとわかった。

 

「おーい、やっぱりお前らも来てたのか」

 

「ええ、切島くんの他に誰か」

 

「爆豪と一緒にいるんだ。今は(ヴィラン)がいるか警戒しているが」

 

「爆豪ですか......、大丈夫ですか?」

 

「あぁ、爆豪の奴凄え強えぞ。目に見えない相手を一瞬で倒したんだからな」

 

そんな話をしているのを他所(よそ)に話に出ていた(ヴィラン)が3人を狙っていた。

 

(クックックッ、あのガキがいねぇ今、あそこのガキどもだけでも殺っておけば)

 

(ヴィラン)は一番油断してそうな上流(あがる)に狙い定め、ナイフで突き刺そうとする。

 

(死ねえぇぇぇ!!)

 

「死ねえぇぇぇ!!」

 

上流(あがる)が襲われる寸前に爆豪が爆発で(ヴィラン)を吹き飛ばし、間一髪で防ぐことができた。

 

「さっきぶっ潰した奴が見えなくなってここに来てみれば、てめえらもちいとは気をつけろ!」

 

(わり)いな、ありが」

 

「てめえも何もしねえなら引っ込んでろ!俺だけで充分だからな」

 

「ほんとお前頼りになるなぁ」

 

「........................」

 

「ん、どうしたんだ上流(あがる)?」

 

急に黙り込んでしまった上流(あがる)に切島は話しかけた。

|上流は「......何でもねぇ」と言って先に進んだ。進みは(あら)

乱暴に変わっていた。

 

「とにかく、ここから出ないとみんなが危ねえ」

 

切島が言ったことにみんな同意し、急いで出口を探していった。

 

「爆豪......君、あなたどうして緑谷(みどりや)さんに強く当たっているの?」

 

魔理華は自分の中の疑問を晴らすために、今この場で聞いてみた。

 

「あぁ!てめえには関係ねぇだろが!」

 

「それでも聞きたいの、鬱陶(うっとう)しくても聞きます。あなたはどうして緑谷(みどりや)さんに......」

 

「舐め腐っていたからだ。中学の時、デクは無個性だった。だと思ってた」

 

「........................」

 

「入学初日に急に個性が使えるようになるなんざありえねえからな」

 

「........................」

 

ここから聞くと爆豪は自分が一番でいることに、緑谷が気に入らなかったんだと魔理華はちょっと理不尽に思えた。

 

「戦闘訓練で俺はデクに負けた。半分野郎に敵わねえと思った。ポニーテールの奴の言う通りだ。」

 

「........................!」

 

「だがこっからだ。あいつらを、完膚なきまでぶちのめす!俺は、こっから俺は強くなるんだ......!」

 

話を聞いてわかった。本当の爆豪は一番でいたいのではなく1番になりたいんだと。一体誰が彼をこうなるまでにしたのかはわからない。多分昔は純粋にヒーローに憧れ、1番になりたいと思っていたのだろう。今までの爆豪は一番でいないと気が済まなかったが、今は違う、彼は止めていたものを再び動かしてヒーローとしての道を進んでいる。

 

「そっ、大体分かったわ」

 

「あぁ!何がだ!」

 

魔理華はそう理解すると、一クラスの一人として接するように爆豪に(いだ)いていた気持ちを切り替えた。

 

「これからもよろしくね、勝己君」

 

「..................!?」

 

魔理華は満面(まんめん)()みで爆豪に改めて挨拶した。

それに対して爆豪は魔理華の笑顔にうっかりときめいてしまった。

爆豪は急ぎ足で魔理華から離れて行った。魔理華はそれに一つの疑問も(いだ)かなかった。

 

「おーい!もうすぐ出られるぞ!」

 

切島が指差すところを見ると、瓦礫(がれき)のない道があった。この先を進めばUSJの中心に着く、だがその先には強い(ヴィラン)がいるとしたら、こっちにとって不利な状況になる。魔理華は気を引き締めて瓦礫(がれき)エリアから出て中央部に向かった。

 

上流(あがる)さん、視力の強化を!何が見えるか教えて」

 

「うるせえ黙ってろ!」

 

「でも強い(ヴィラン)がいたら」

 

「ようは(ヴィラン)をぶっ倒せばいいんだろ!」

 

上流(あがる)は魔理華の指示を無視して戦闘訓練に使った移動術で姿を消した。今まで上流(あがる)が怒ったことはなかったのになぜか怒っていた。

 

魔理華達は上流(あがる)を全力疾走で追いかけているとその先に誰かがいた。はっきり見えるところまで来るといたのは黒い手の男に首を掴まれた上流(あがる)と黒い(もや)(おとこ)に飲み込まされそうな緑谷、脳をむき出した怪物と苦戦しているオールマイトがいた。

 

「俺は(もや)モブをぶっ殺す!」

 

「俺は手だらけの奴を!」

 

「私は上流(あがる)さんを助けます!」

 

爆豪は黒い(もや)を、切島は手だらけの男を、魔理華は黒い手の男に向かって行った。

 

「フレイ!」

 

魔理華の火の玉が噴き出すが、魔理華の呪文の声で気づいた黒い手の男にあっさりと避けられてしまった。

 

だが、黒い手の男の後ろにある男が現れ、蹴りを入れて上流(あがる)を助け出した。その男を見て魔理華はこう言った。

 

 

 

「修哉さん!どうしてここに!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




次回予告

「私の前に現れた修哉さん、一体どうしてここにいるのか」

「そして、ここまで来るまでに何があったか」

次回 ヒーローとしての力

「更に向こうへ、plus(プルス) ultra(ウルトラ)!」
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