魔理華の障害物競走の結果は10位、後からやってきた
「Bクラスの皆さん、大丈夫でしょうか......」
「大丈夫だと思う、脱落した奴がゴール近くで止まっていたのが妙だった、誰かの個性で止められていたんだろうな」
障害物でBクラスの数名が間に合わず第一種目で落ちてしまった。敵であるBクラスを心配する手和に永鬼は心配をなくすように言い、話に出た誰かを警戒していた。
そうこうしている間にミッドナイトが次の種目を発表した。
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ヒーロー達が集まる休憩室、第一種目が終わったのをテレビで見ていた修哉は頬を緩めていた。
「魔理華、頑張ってるなぁ」
「魔理華って誰ですか、もしかしてあの黒髪の女の子?」
「あぁ、あいつはうちの親戚から預かった子でな雄英高校に通うためにステイしてるんだ」
修哉はさらっと嘘を言うとMtレディは話を進めてきた。
「あの子とはどう暮らしてるの?」
「普通に、家族として暮らしてる」
「じゃああの子のことどう思ってるの?」
「妹、みたいな感じかな」
「じゃあじゃあさ、あの子の......」
「さっきから魔理華のことを聞いてきてるけど、どうしたんだ?」
「別にそうゆうのじゃないから......」
「そうゆうのってどういうこと?」
「う、うるさい!」
「あがっ!足を踏むなバカ!」
「しつこく聞いてきたからでしょ!」
「しつこく聞いてきたのはお前だろ!」
「なんだろ、俺たち空気になっているみたいだな」
「同感だ」
デステゴロとシンリンカムイを無視して修哉とMtレディは言い争いを始めていった。
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第二種目は騎馬戦、相手からポイントが書いてあるハチマキを奪い取り、取ったハチマキのポイントが高い4組が最終種目に参加できるシンプルな競技。魔理華は自分と協力してくれる仲間を再確認した。
一人目は
二人目は
最後の三人目は
魔理華は手和を支える左側に位置して後ろなどからくる敵を個性で近づけさせないように援護をする。作戦は手和の手袋を利用した遠距離からの奪取。
「手和ちゃん、私に協力してくれてありがとう」
「大丈夫だよ、魔理華ちゃんに信頼された分まで頑張るから」
「上流どこ行きやがったんだ?」
「僕のエレガントな活躍見せてあげる」
魔理華は手和にお礼を言い、手和ははりきり、永鬼ははぐれた上流を探し、青山は目立とうとしていた。そんな少しチグハグなチームで決まると
「スタートっ!」
ミッドナイトがムチを振るい騎馬戦の開始が会場中に渡っていった。
魔理華達の前に敵がやってき、
「青山さん永鬼さん、後ろに下がるよ、青山くんは弱めのビームを!」
「ノンノン、ビームじゃない。ネビルレーザーさ!」
まずは後ろに下がりビームで間合いを作る。魔理華が
やってきた相手はこの方法で対処し、後ろなどから来た相手は魔理華の個性で距離を取り手和の手袋で奪取。最初は順調だがこの先どうなるかはわからない。
「なぁ、聞いていいか」
「何、永鬼さん」
「10000000
ハチマキのポイントは第一種目の順位で決まり順位が高いほどポイントが高い仕組みになっている。しかし一位になった
「緑谷くんのハチマキはみんなが狙っている。私たちの今の現状だと近接と複数の戦闘は不利だから近づかない、それに常闇の個性が相手だと手和ちゃんの手袋が不利かもしれない。私たちが出来るだけ狙うのはハチマキ一つのチーム!」
「わかった!」
「オーケィ!」
青山と永鬼は話を理解し次の敵を探しに行った。大体の敵は得点の高い緑谷や轟などを狙っており、魔理華に近づいてくるのはハチマキを失った人ばかり。魔理華たちは逃げることに専念した。
他の人たちから逃げていると急に足元にぬかるみを感じた。足元を見ると地面が柔らかくなり、足が吸い込まれるように沈んでいた。青山や永鬼も同じように身動きが取れなくなっていた。
「カッカッカッ、引っかかったぞ」
「よっしゃ行くぞ!」
これを仕掛けてきたあろうチーム、Aクラスに他クラスが集まってきた時に見たBクラスの徹鐡だった。ここから抜け出すために魔理華は手和に二回頷く合図を出した。
手和はそれに頷くと手袋をたくさん作り出し、手袋全てが魔理華たちの足を掴んだ。
「バイカス!」
魔理華は個性の
「飛んでいったぞ!」
「くそっ、またやられた!」
「って徹鐡!ハチマキは!?」
「うおっいつの間に!」
徹鐡の頭と首にあったはずのハチマキは全て無くなっていた。それに気づいた徹鐡チームは持っていたハチマキを探していると魔理華の後を追う手袋がしっかりとハチマキを持っているのを見つけた。
「ビリディン!」
それを魔理華が個性で茨を阻止し、手袋が掴むハチマキは無事に手和の手元に渡された。
「魔理華お前、急に力が湧いたんだが何したんだ!?」
いきなりの感覚にびっくりした永鬼は魔理華に何が起きたか聞いてきて、魔理華は説明した。
「チームメンバー探しの時に手和ちゃんしか話していなかったけど、私の個性は強化系なら触れている人にも強化されることができるの。つい最近わかったことなんだけどね」
体育祭が始まる数日前に個性の効果の付加できるのではないかと思った魔理華は真斗を使った実験......もとい遊んでいる時に試してみたことで個性の効果の付加が可能だとわかった。
「攻撃に仲間への支援、いろいろ使えるじゃねえか!」
「ええ、そのかわり持続時間は極端に短いの」
「魔理華ちゃん、着地するね」
魔理華たちが着地すると移動しながら騎馬戦の終了までの行動について話し合った。ポイントも十分に獲得し順位も4位になっている。話し合った結果、終了するまで逃げることした。その矢先
「おいなんか霧が出てきたぞ......!」
「魔理華ちゃん......」
魔理華たちの周りに霧が発生し、どこもかしこも見えなくなってしまった。手和は不安を感じて魔理華の服を掴んでいた。急に現れた霧に
Aクラスに宣戦布告を言い渡した普通科の男の子だった。彼を支える人を見ると同じ普通科であろう二人ともう一人見知った顔の人がいた。
「上流!お前こいつと組んでいたのか!?」
普通科の人と一緒にいた上流にいち早く気づいた永鬼は上流に声をかけた。しかし上流は無表情で無反応でいた。
「おいお前、こいつの知り合いか?」
「上流はオイラの親友だ!上流に何を......」
男の問いかけに反応した永鬼の話が途切れた。魔理華は永鬼を見ると上流と同じ状態になっていた。
「お前は確か、さっきビームを出していたよな」
「ノンノンビームじゃない、ネビル......」
今度は青山に問いかけをし、訂正を言おうとしたところで途切れた。言葉に反応した人に何かする個性だと判断した魔理華は口を力強く閉じた。
「お前、黒魔女を知ってるか?」
「............!?」
男の口から出たのは昔の、
「黒いフードマントを着てヒーローに奇襲をした
「この前に起きたUSJの事件、もしかしたらだがそいつが関わっているのかもな」
淡々と話を続けていく男は最後にとどめの一言を言った。
「おまえ、まさかと思うが黒魔女なのか?」
魔理華は血相を変えて否定しようとした。
「違う!私は......」
そこで魔理華の意識が途切れていった。
「タイムアーップ!」
気がつくと騎馬戦は終わってしまっていた。青山や永鬼も今さっき正気に戻ったのか状況が把握できずにいた。手和の方を見ると泣きじゃくっていて、正気に戻った魔理華に打ち明けた。
「ごめん魔理華ちゃん......、ハチマキ、全部取られた。」
次回予告
「騎馬戦で敗退した魔理華」
「しかし、突然のチャンスがやってくるが魔理華は......」
次回 チャンスをどうする
「更に向こうへ、