魔法少女リリカルなのは~虹の魔法使い~   作:レシル

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6話 決別

決別

 

それから、余り覚えてない

誰かが私を洗ってくれたのだろう

私は何もできない

 

 

心の整理を付いたら、忍さんに会い行こうと部屋をでる

出るとそこにすずかちゃんがいた

 

すずかちゃんは私に抱きついてきた、泣いていた

「ひっく、茜ちゃん、おじさまとおばさまが」

 

私は頭を撫でて彼女が泣き止むのを待った

 

「ごめんなさい、私より辛いのに」

私は首を振る

 

そこで私の異変に気付いたすずかちゃん

 

「あ、茜ちゃん、もしかしてしゃ、喋れないの?」

 

私は頷く

 

すずかちゃんは私の手を握り走り出した

 

(え、ちょっと待って、すずかちゃん運動神経かなりい

 

のに!)

 

私は引きずられるように廊下を疾走する

 

 

「お、おねえちゃん!大変!!」

 

「ど、どうしたの!?また暗殺者!?」

 

「ち、違うけど茜ちゃんが!」

 

荒い息継ぎをしてる私を見て

 

「すずか、茜は私達より弱いんだから少し手を抜きなさ

 

い」

「あ」

 

後ろで未だにぜぇぜぇしてる私を見て、しまったって顔

 

しないですずかちゃん

 

5分ほどたってやっと息が整ったところで話がすすんだ

「なるほど、つまり茜は喋れなくなったのね」

「うん」

「失語症だろう・・・・原因は今日のやつだな・・・」

恭也さんは暗い表情をしていた

 

「失語症?なんですかそれ?」

 

自分もよく分かったのですずかと一緒に首を傾けた

 

「失語症とは、精神病の一種だ色々はしょるが大体が事

 

件や事故がショックで喋ることが出来なくなる症状のこ

 

とだ」

 

それを聞いてみんな顔を歪める

 

仲良くしただけで殺された夫婦が自分たちが原因で殺さ

 

れたただ仲良くしていただけで、その理由は月村家全員

 

が知っていた

 

「話すべきでしょうね」

「いいのか忍」

 

「私達が原因なんですから、茜に殺されたって文句言え

 

ないわ」

「そうか、君が決めたことだ見守ろう」

「ありがとう恭也」

 

そのやりとりをただぼーと見ていた

 

「茜、今日の事件の大本は私達が原因なの」

 

その言葉に私は憎悪の感情がわいてきた

 

「私達月村は夜の一族、吸血鬼と呼ばれる存在よ」

 

そこから聞かされた事は想像を絶する話だった

今の時代では吸血鬼が実はさほど危険な存在では無く今

 

では輸血用パックさえ購入しているから人から直接吸う

 

必要が無いただ運動神経と寿命が少し長い程度の存在だ

 

と言う事、そして人と少し違うだけで命を狙われ続けた

 

こと

 

 

 

私は、彼女達を恨みたい自分、今まで仲良くしてくれた

 

彼女達を恨みたくない自分がいる、私は今決めないとい

 

けない

 

彼女達を殺すか、殺さないかを

 

 

 

私は話しをする前に受け取っていたスケッチブックに

文字を書き始める

 

それをみんなは静かに待っていた

 

「何故、私にその事を?」

 

「私達は逃げない、自分たちの生で被害を受けた人から

 

、そして自分の運命から」

 

 

それを聞いて決心した

 

「私の応えは、貴方たちを許します、前よ同じように過

 

ごすのは少し難しいかもしれません、ですが私は強くな

 

らないといけません、復讐に捕らわれないために」

 

これは前世で復讐する事を生き甲斐にしていた自分との

 

決別、私は柊 茜としての人生を描くために

 

 

「分かちました、現当主、月村 忍貴方のやることを全

 

てアシストすることを誓うわ」

 

「私、月村 すずかはあなたと共に歩むことを誓います

 

 

「俺は、月村じゃ無いから何か困ったことがあれば相談

 

にのるよ」

 

「はい、御願いします」

 

 

ここからは前世とは関係ない柊 茜としての人生よ

 

 

 

私の物語の始まりだね

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ねえ、まだ小学生に入ってないのによく難しい字知っ

 

てるわね?」

 

「勉強してましたから」

 

勉学は前世を使っとこ

 

 

 

 

 




まとめた作品投稿終了

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