黒髭物語   作:biwanosin

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何話になるか分からない
オリジナル特異点やるのが確定してるから設定が大丈夫か分からない
オリジナルサーヴァントも出すけど設定的に行けるか分からない
そして、なにより

黒髭がちゃんと気持ち悪いか分からないのが最大の問題である!


ただただキモい

始まりの印象は、最悪だった。

見た目は小汚い。半裸なのはまあちゃんと鍛えられている体だったからいいとして、しかしその見た目が小汚い。髪とか髭とか、もうこれはねえだろって思わずにはいられなかった。

もうその時点でげんなりとしていた私としては、もう口を開くのを待ちたくもなかったのだが、相手がそんなことを気にしてくれるはずがない。さあコイツは初対面で何を言うのか。その内容次第では評価を上向きに更新してもいいかななんて思ったところで。

 

『おやおや、これはこれは奇遇ですな。デュフフフ。黒髭、参上ですぞー!緑は敵ですぞー!』

 

これである。下向き修正せざるを得なかった。緑は敵とか言われても誰のことだその緑って、となるしかない。そんなツッコミをしながら、うん?と何かが引っ掛かった。その正体を自分の中で探っていると、『黒髭、参上ですぞー!』の一文が頭をよぎる。黒髭、すなわちエドワード・ティーチ。海賊とかの方面に全然興味の無い私でも知っているその名前、海賊の代名詞、最も有名な海賊。それが、これか、と。絶望すら抱いた。海賊が好きな人が知ったらと考えると合掌せざるを得なかった。そんな思考のもとつい無言で合掌したら『おやおや、もしやマスター、拙者のファンでしたかなー?だったらー、普段は絶対にしてないんですけどー、サインとかハグとかサービスしちゃおっかなーwwww』とか言い出したので反射的に令呪で『黙って』『頭を床にめり込ませろ』と命じてしまったが、私は悪くない。なのにドクターには怒られた。解せぬ。しかも変質者のサーヴァントには気にしない心の広さを見せつけられた。ますますイラついてきた。

 

そして召喚で来たのがそんなサーヴァント(変態)だったため、また英霊の生前の力を再現できるだけの素材がカルデアになかったためにフランスやセプテムには連れていかなかった。もちろんメインの理由は前者である。さすがに私情だけで一切素材を渡さないでいたらロマンとかダヴィンチちゃんとかに怒られてしまうので適度に渡していくが、まあ連れていくことはないだろう。だって変態である。一体何の役に立つというのか。変態だぞ変態。

 

とか思っていたら、まさかのオケアノスで敵側に黒髭である。さすが黒髭、敵でも味方でも気持ち悪いとは恐れ入った。

 

 

 

 =○=

 

 

 

マスターからかなり嫌われたらしく、召喚されてからほとんどやることがない。エドワード・ティーチ、通称黒髭はそんな生活を送っていた。

もちろん、何もしなくていいというわけではない。特異点攻略のためマスターとマシュが色々とやっている間、彼は別行動で素材回収に励んでいた。

様々な英霊を召喚できるよう、独自に開発されたカルデアの英霊召喚システム。マスターの紡いだ縁があれば本来召喚できないような英霊すら召喚しうるそのシステムは優れていたが、召喚の幅を広げた分のツケは存在する。それが素材だの種火だのである。

格落ちした状態でサーヴァントを召喚し、召喚後に手を加えることでその力を全盛期のものへと移行させる。サーヴァントによっては生前以上に強くなることもあるらしいが、まあそれはいいだろう。

なんにせよ。黒髭は、そういった素材を回収していたわけだ。

 

当然、彼としても不満はあった。最初のあれがダメだったと言われても、それが黒髭と言う男であり、エドワード・ティーチという海賊である。人理を救うためにと呼び出しをかけられそれに応じたのだから、それくらいは許容してほしい。

それ以前に、彼は海賊である。それを小間使いのように扱うマスターに対して不満がないはずがない。だって海賊だぞ、海賊。自由を求め、死と隣り合わせの海へ出た大ばか者の集団、そのトップだ。不満がないなんぞありえない。そんな彼はその日のノルマ量の回収が完了し、ダヴィンチちゃんへそれを届けていた。同室にいたロマンが悪いねと本当に申し訳なさそうに言い、ダヴィンチもそれに続く。黒髭はそんないつも通りのやり取りに対して、鷹揚にも、いつも通りに返した。

 

『いえいえ、構いませんぞー。むしろ美少女に完全無視アーンド放置プレイ、その上で顎で使われるこの状況、ゾクゾクしてきますなーwwww』

 

………………………………………………………………………………

まあ、うん。一応マスターよりも年上であるのだし、スタッフが多くいるこの部屋では緊迫した雰囲気に満ちている。そんな空気をちょっとでも軽いものにしようという気配りも含まれている……はずだ。

そうして彼はその場から去る。向かうのは自分に与えられた部屋、マスターやマシュ、女性スタッフの部屋からマスターの意向によって離されたその部屋は完全防音であり、監視カメラの類も存在しない。すなわち、彼だけの空間。大男はベッドに腰かけた。誰からも邪魔されず干渉されないこの空間であれば、彼の本音も、

 

『いやーっと今日の分のノルマが終わったことですし!アニメの続きが見れますなー。あ、ちょっと待った、今一瞬スカートの中映った!巻き戻し、コマ送り……っしゃー!お宝発見ですぞー!!』

 

………………………………………………………………………………

えっと、うん。ちゃんと不満を抱いている……はずである。

そして、そこから日曜朝の女児向けアニメマラソンを開始して6時間後。

 

『すまない黒髭、緊急事態だ!管制室まで来てくれ!』

『えー。拙者、今忙しいのですがー』

『思いっきり後ろからプリ○ュアのOP聞こえてきてるんだけども!?』

 

むしろ呼び出しに対して不満そうにするとは、黒髭、どういった了見だこのヤロウ。

 




次回、オケアノス
期待はするなよ!
更新時期もな!

ぶっちゃけ就活に卒論に忙しいんだよ!!
癒やしをよこせコラー!

と言いたくなるくらいには疲れてます。まる。
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