「つ、つかれた・・・・」
僕の部屋の(用意していた)机で明久が畳の上で倒れていた。まったく・・・普段から勉強をきちんとしていたら、そこまでしんどくないのになー
「まぁ、さすがに少しは休憩いれていいんじゃないか?」
「そうね。美波に瑞希もいいかしら?」
「そうですね・・・少し休憩しましょう」
「えぇ・・・。頭が疲れていてしんどいわ・・・」
ジャイアンと三上さんの意見に女子二人は休憩に賛成のようだ。他の面子も見ると、疲労が見られるから少しやすんだ方がいいね
「わかった。少し休憩入れる代わりに・・・のび太、少しだけお前の過去を話してくれないか?」
「・・・いいよ。でもそんなに細かく喋らないと思うけどいいかな?」
「構わない」
「のび太!?」
ジャイアンが心配そうに僕の方を見ていたが大丈夫だよ?もう受け入れているから・・・
「え?!本当!?」
「起き上がりはやっ!?」
「・・・・驚異の起き上がりの早さ」
「そうじゃのう・・・」
明久の起き上がりにジャイアンは思わずつっこみを入れてしまい、それに同意するムッツリーニと秀吉とは別で・・・
「のび太君・・・良いの?」
「うん。そんなに多く語ることはないけど・・少しぐらい話して良いかなって思ったのさ」
「ならいいけど・・・」
僕は三上さんに心配されていた。そんなに心配しなくって良いのに・・・
僕は明久たちに向き合いながら何を話すべきか頭のなかで回転させていた
「ドラえもんの事を話す前にまずは昔の僕の事を話さないとダメだね。昔の僕はね・・・いつも遅刻していて廊下立っていて、テストではいつも0点をとるし泣き虫なダメな少年だった・・」
「「「「「!!?」」」」」
「のび太君が・・・?(今の彼にはまったく想像つかないぐらいの人だわ・・・そういえば、昔、遅刻記録最高を取った男の子がいるって聞いていたけど・・・それがのび太くんだったなんて・・。考えてみたら彼の過去は初めて聞くわね)」
「話続けるね?そんなダメな少年の元にある人物が来たのさ・・・。そいつはね、22世紀の未来からきた猫型ロボットだったのさ。彼の目的は僕の子孫の事を考えてしっかりとしてもらうために、僕のいる時代にきたのさ」
「それが・・・お前とドラえもんの邂逅か」
「うん。ドラえもんはね、いつも僕がジャイアンとスネ夫に苛められていた時に秘密道具を貸してくれたのさ」
「「「「「「秘密道具???」」」」」」
「あー、のび太。そこの説明は俺がした方がいいか?」
「うぅん。僕が言うよ」
さて・・・秘密道具と言えば色々あるけどなにを説明したらいいかな
「んー、そうだね。例えばタケコプターかな?僕らはよく使っていたね」
「あー!確かによく使っていたな」
「タケコプター?なんだそれは?」
「ドラえもんの秘密道具の一つで空に飛ぶこともできるのさ。他にはどこでもドアっていって、それでドア開けるとハワイとかそれこそ記録されていたら遠い星も行けるしね」
「まって?!今さらりと、とんでもない事に聞き流しそうになったけどー?!」
「え?あー、僕らってねけっこう冒険していたのさ。宇宙の果てまでいったこともあるし、未知の世界に行くこともあったよ。あれ?今思えば何回か世界の危機起こりかねないのあるよね?」
「あっ、確かに・・・。今思えば俺達よく生きてるな~」
「「「「「「いや!?何か不穏なキーワードあったし、聞き流せないのある(わ)よ!?」」」」」」
「まぁ、話それたけど、たくさんの冒険と共に楽しい日常を過ごしていたの・・・僕ら五人はずっとこんな風に続けばいいと思ったのさ・・・」
「だがな、そんな幸せな時間は長く続かなかった・・・六年のあるときだ」
僕の言葉に引き継ぐようにジャイアンが重々しく口開いてくれた
「何かあったの?」
「・・・ドラえもんが未来に帰ることになったのさ・・・元々は一度帰っていたけど、残してくれた道具でその言葉の嘘が本当になるという道具で僕が[もうドラえもんはかえってこない。二度と会えない]といったらドラえもんが帰ってきたのさ」
「・・・・だったらなぜ?」
「ドラえもんの体に異常が見つかったのさ」
「「「「異常が?」」」
「・・・・うん。度々のメンテナンスをサボっていた事も原因だけど・・一番は体に限界があったのだよ」
「えっ?でも、一回帰ってきたのなら・・・まさか!?」
三上さんは言ってからなにかに気づいたみたいだ。そう・・・
「体に異常が見つかった以上、22世紀に病院で見てもらわないと危険な状態だし、このままほっといたら記憶も失ってしまうだけじゃなく、ロボットの生命にも危険が及ぶとわかってしまった・・・」
「えっと・・・?」
「明久に分かりやすく言うなら、生命活動に危険が見られると言うことだ」
雄二の説明に明久も納得してくれた。良かった・・・続きを言わないと
「その事を聞いた僕は一週間引きこもっていた。ドラえもんの別れも受け入れる時間もかかっていたのさ・・・」
「俺らはのび太の気持ちも知っているからこそ、ドラえもんのいないときに四人できちんと話あった」
「話し合った結果、ドラえもんを未来に帰ることに説得した。勿論揉めたよ。でも、僕ら五人がきちんとまっすぐとぶっかって意見を出しあって・・・ドラえもんも受け入れてくれた」
「「「「「「・・・・・」」」」」」
「その写真は別れる前の写真さ。みんな笑顔で彼を22世紀に送り帰したのだ」
「ねぇ?つまり、治療をきちんと受けたら記憶失うことも心配ないのね?」
「うん。僕らが聞いた話ではね・・・・」
「あの・・・その・・・ドラえもん君が未来に帰っても皆さんは仲良しだったのですか?」
「「・・・・・・痛いことを聞いてくれる」」
「え?!あ、あの!?」
姫路がてんぱってるのは分かってるよ?だけどさ・・・悪意もなく純粋な質問だから何か心に来るよね・・・?
「ドラえもんがいなくなってからみんなバラバラになったのさ。むしろ高校になって再びこういう繋がりが出来たのは正直嬉しいよ」
「いつもいた親友がいなくなったのは寂しいし・・・俺達五人がいると本当に家族・・・いや、それ以上に言い表す事できないぐらい大切な仲間だった・・」
「まぁ・・・これぐらいかな。今の事で話するのは・・・」
「「「「「「「・・・・・」」」」」」」
僕とジャイアンの説明に皆は絶句していた。あれ?何で絶句してるのさ・・・
「いや、まぁ・・・お前らって小学校でなんていう人生送ってるんだ・・・」
「ねぇ、ドラえもんはどうなったの?何で帰ってこないの?」
「・・・危険な状態なの話したよね?メンテナンスサボっていたのもツテがあったのかもしれない。それにもし帰ってこれない可能性もあるかも?って言われていたけどすでに覚悟していた」
「今あいつがどうなってるのかは俺達にはわからないが・・・今も見守ってくれてるような気がしてるんだよなー」
「さっ、話は終わり!明久!休憩十分にしたから勉強するよ?」
「えー!まだ聞きたいのにー」
「姫路の料理作るように指示出そうか(ボソッ)?」
「やります!!」
「全く・・・明久が頑張らないと意味ないんだから」
「おし!続きがんばろうぜー!」
「「「「「「おぉー!」」」」」」
ジャイアンの掛け声に僕らは気合いいれて再び勉強し始めたのだ。今日の明久は帰りは燃え尽きていたことだけ追記しておきます・・・
オマケ
???side
「全く・・・すっかり大人になってきて」
「お兄ちゃん、状態はどう?」
「あっ、うん!もう大丈夫だよ」
「良かった・・・。あら?のび太さん・・・?」
「うん。今の彼は高校生だよ?」
「うわー、しっかりしてきたわね。会いに行かないの?」
「もう大丈夫だと思うよ・・・もうのび太くんは子供じゃない。でも・・・22世紀で完治するまで戻ってはいけないなんて退屈だよー」
青いロボット・・・そう。彼こそ話題になっていたロボット・・・ドラえもんだ。お兄ちゃんと読んでいたのはドラえもんの妹・・・ドラミちゃんだった
「仕方ないわよ・・・。お兄ちゃんは無理しすぎていたのもあるからね」
「トホホホ・・・ん?」
ドラえもんの見据えた先には・・・
「チュ?」
「ね、ねねねねねねねねねね・・・・・ネズミーーーー!?!!!」
目の前の(ドラえもんにとって)天敵のネズミが出てきたのだ。今日も22世紀は平和だった・・・・
ここまで読んでいただきありがとうございます!次回も宜しくお願いします!