バカとのび太の召喚獣   作:絆と愛に飢えるシリアス

104 / 403
ご無沙汰しています!長らくお待たせして申し訳ございません!久しぶりに書いたので文章おかしいのあるかもしれませんが・・・是非お楽しみください!


勉強と葉月の寝言

目的地の家について僕らはいま何してるかというとーー

 

「ただいまー。葉月、いる?」

 

玄関の扉を開けて島田が呼びかける。すると・・・

 

「わわっ、お姉ちゃんですかっ。お、お帰りなさいですっ」

 

廊下に面した部屋から、葉月ちゃんが勢いよく飛び出してきた

 

「?葉月、今お姉ちゃんの部屋から出てこなかった?」

 

どうやら今葉月ちゃんが飛び出してきた部屋は島田の部屋らしい

 

「あ、あぅ・・・。実はその・・・独りで寂しかったから、お姉ちゃんの部屋に行って・・・」

 

言い難そうにしながらパーカーの大きなポケットに何かを隠す葉月ちゃん

 

「ぬいぐるみでも取ってこようと思ったの?そのくらい、お姉ちゃんは別に怒らないのに」

 

「そ、そうですか?お姉ちゃん、ありがとですっ」

 

よしよし、と葉月ちゃんの頭を撫でている島田。

 

 

「葉月ちゃん、こんにちは」

 

「あっ! バカなお兄ちゃんっ!」

 

「うぐっ!?」

 

明久が姿を見せるなり、ドンッと勢いよく腰にしがみつく。そしてそのまま葉月ちゃんは額をぐりぐりと明久のお腹に当てていた

 

「(流石は島田の妹・・・。おでこが的確に明久の鳩尾に食い込んでいるね)こんにちは、葉月ちゃん」

 

「(あれは痛いな。明久は一応笑顔だが、あれは見せかけの我慢だな)お邪魔するな?葉月ちゃん」

 

「こんにちは、葉月ちゃん。お邪魔しますね」

 

「わぁっ。綺麗なお姉ちゃんにカッコイイお兄ちゃん達まで。今日はお客さんがいっぱいですっ!!」

 

僕達を見ると、葉月ちゃんは全身で喜びを表現していた。本当に天真爛漫な子だね

 

「ほらほら、葉月。アキから離れなさい。皆が中に入れないでしょ?」

 

「あ、はいです。それじゃ、バカなお兄ちゃんたち、こっちにどうぞっ」

 

葉月ちゃんが明久の手を引いて歩いていくのでその後ろをついて行く。その時に明久は扉が開いていた部屋を見る

 

「ちょ、ちょっとアキっっ!?」

 

「ほへ?」

 

「「あっ、このパターンは・・・」」

 

その瞬間、島田が明久の脳天・鼻先・下顎の三ヶ所に素早い一撃を叩き込み、バランスを崩した明久の両手首の関節を一瞬で外していた

 

「何見てるのよ!」

 

「うぎゃぁぁぁあ!!」

 

「?」

 

「「葉月ちゃんは良い子だから今の光景は見ないでね?」」

 

僕らは葉月ちゃんにこちらの方に意識向けさせて一瞬の惨状を見せないようにした

 

「いい?この部屋は絶っっっ対に、入ったらダメだからねっ!」

 

島田は大急ぎで開いていた扉を閉めると、外された両手はジャイアンとムッツリーニにはめてもらっているがまぁ大丈夫でしよ?その扉が文字通り地獄の扉だってことは、明久もよくわかっただろうから

 

「やれやれ。お前らは何をやっているんだか・・・。チビッ子、元気だったか?」

 

「はいですっ。おっきいお兄ちゃん」

 

「そうかそうか。それは良かった」

 

「それで葉月ちゃん、リビングはこっちでいいのか?」

 

「はいですっ。こっちですっ」

 

僕らは葉月ちゃんに案内してもらっていた。その間に島田が勉強道具を広げる為のテーブルを取りに行こうとする

 

「?お姉ちゃん、テーブルなんて何するです?トランプですか?」

 

それを見て、葉月ちゃんが首を傾げていた。そういえば葉月ちゃんには何も話してなかったね

 

「葉月。今日はお姉ちゃんたちね、うちでテストのお勉強をするの」

 

島田がそう言うと、葉月ちゃんは少し寂しげに目を伏せた

 

「あぅ・・・。テストのお勉強ですか・・・。それじゃあ、葉月は自分のお部屋でおとなしくしてるです・・・・」

 

察しが良いと言うか、気が回ると言うか。葉月ちゃんは俺たちが何かを言う前に、勉強の邪魔になるまいと部屋に行こうとした

 

「まって?葉月ちゃん。良かったら、僕らと一緒にお勉強しよっか?学校の宿題とか予習とかはないかな?」

 

「えっ? 葉月も一緒にお勉強していいですかっ?」

 

パッと表情が輝く

 

「勿論だよ。ね?」

 

「ああ。どうせ一人に教えるのも二人に教えるのも変わらないからな」

 

「雄二。それは僕が小学校五年生レベルだと言っているのかな?」

 

え?違うの?まぁいいや

 

「葉月ちゃん。一緒にお勉強しましょうね」

 

「ワシはあまり教えてやれることはないかもしれんが、一緒に勉強するのは大歓迎じゃ」

 

「僕もジャイアンもOKだよ。折角だし皆で勉強しょうよ?」

 

「だな!」

 

「・・・・保健体育なら教えてあげられる」

 

お巡りさんー!一人だけ危ない発言をしてますよー!来てくださーい!

 

そんな僕の心の叫びとは他所に・・・

 

「葉月も一緒に勉強したいですっ!」

 

「おう。それなら勉強道具を持ってくるといい」

 

「はいですっ」

 

葉月ちゃんが自分の勉強道具を取りに行ってる間に僕らは夕飯の事を話し合っていた

 

「ところで、テーブルはいいとして夕飯はどうするんだ?」

 

「・・・・何か作る?」

 

「だったら手伝うが?」

 

「僕は別にそれでもいいよ」

 

現在時刻は午後五時だし、何かを作るんなら買い物に行った方がいいね。

 

「今日はピザでも取りましょ。作る時間が勿体無いし」

 

「そうですね。特に明久君は頑張らないといけませんから、ご飯を作っていちゃダメです」

 

ん?この二人にしては意外な反応だね?けっきり作るというと思っていた 

 

「なんじゃ。ワシはてっきり島田が手料理を振る舞うのかと思っておったのじゃが」

 

「ほら・・・つい最近、プライドを打ち砕かれたからちょっと、ね・・・」

 

「なるほどのぅ」

 

あー、女性としてのプライドがズタズタになったんだね・・・

 

「ほら、いいから皆適当に座ってて。今テーブル持ってくるから」

 

島田が一旦リビングを退室すると、入れ替わって葉月ちゃんが両手に勉強道具を抱えて戻ってくる

 

「お待たせしましたですっ」

 

「葉月ちゃん、やる気いっぱいだな」

 

「はいですっ。あ、バカなお兄ちゃん、ここへどうぞです」

 

葉月ちゃんは勉強道具をテーブルに置くと、カーペットの上にクッションを置いた。どうやら明久の席はあそこのようだ

 

「ありがとう、葉月ちゃん」

 

「いえいえです!」

 

明久がクッションの上に座ると、

 

「葉月の席はここです!」

 

明久の膝の上に葉月ちゃんが乗っかった。なるほどね・・・

 

「お待たせ。このテーブルをそっちに──って、コラ葉月っ。何してるの」

 

「えへへー。葉月はここで勉強するです!」

 

「ダメ。アキのお勉強の邪魔になっちゃうでしょ?」

 

「美波。僕なら別に大丈夫だよ。葉月ちゃんなら小柄だし」

 

「バカなお兄ちゃん、優しいですっ」

 

「それならいいけど・・・アキ。変な気は持ってないわよね?」

 

「明久君。万が一変なことをしたら、大変なことになりますからね?」

 

「イエス、マム。下心はございません!!」

 

そうやって準備を整え、僕らは葉月ちゃんを交えてテスト勉強をすることになった

 

 

 

二時間ほど勉強してからピザを堪能し、また勉強をしていると

 

「ん?もうこんな時間か。そろそろ今日は終わりにするか」

 

いつの間にか、時計は九時半を指していた

 

「なんじゃ。あっと言う間じゃったな」

 

「早いよなー」

 

「・・・・・・集中してた」

 

「すっかり暗くなってますね」

 

僕も苦手な科目をより克服するためにしっかりやったからしんどいね・・・

 

「あとはまた今度にするとして、今日はもう帰ろうぜ」

 

「そうだね。島田、今日はありがとう!」

 

「あ、ううん。こっちこそ色々とありがと。ほら葉月、お礼を言いなさ──葉月?」

 

「Zzzz……」

 

「あはは。疲れちゃったみたいだね」

 

葉月ちゃんはいつの間にか明久の膝の上で眠っていた

 

「疲れて寝たのか・・・・」

 

「みたいだね。あっ、島田が明久に指示だしているけど離さないね」

 

どうやら葉月ちゃんは明久のシャツを握りしめたまま寝ているらしく、明久が苦笑いを浮かべていた

 

「こら葉月、起きなさい。アキが帰れないでしょ?」

 

美波が葉月ちゃんの肩を叩く

 

「んぅ……」

 

すると葉月ちゃんは少しだけ目を開けて・・・

 

「帰っちゃ、嫌です・・・」

 

そう言って更に強くシャツを握りしめた

 

「葉月。あんまり我が儘言うと、お姉ちゃん怒るからね」

 

島田の口調が少しだけ強くなる。どうやら怒るときはちゃんと怒るようだ

 

「お姉ちゃんには、わからないです・・・・」

 

「え?何が?」

 

「・・・・お姉ちゃんは、いつも一緒にいられるからいいです・・・。でも、葉月はこういう時しか、バカなお兄ちゃんと一緒にいられないです・・・」

 

「「「「「「「・・・・・」」」」」」」

 

寝惚けているからこそ聞けた、葉月ちゃんの本音に思わず僕らは顔を見合わせる。かなり明久を慕っているようだ

 

「仕方ない。明久は今ここで残ってもらおう?」

 

「だな」

 

「そうじゃのう」

 

「・・・・(コクコク)」

 

「そ、それじゃあ、悪いけど、もう少し葉月に付き合ってもらえる?」

 

「うん」

 

「あ、あのっ、それなら私も・・・っ!」

 

姫路がおずおずと手を上げたのだ。すると明久が・・・

 

「え?姫路さんはダメだよ。女の子があまり遅い時間に出歩いちゃ危ないからね。雄二かのび太かジャイアンにでも送ってもらって早く帰らないと」

 

「でも、心配なんです。その、イロイロと・・・」

 

「心配なのはわかるけど」

 

「いいえっ。明久君は私が何を心配しているのか全然わかってませんっ」

 

「???」

 

それはまぁ、明久だからね

 

「それで、俺とのび太が姫路を送るなら、ムッツリーニと剛田は秀吉を送るってことでいいか?」

 

「・・・・引き受けた」

 

「ワシはいまいち釈然とせんが、致し方あるまい」

 

「あの、やっぱり私も……っ!」

 

それでも尚、食い下がる姫路。まぁ気持ちは分かるが・・・

 

「明久の意見は正しいよ。何かあったとき親が心配するからね」

 

「でも!!」

 

「でもも何もないよ。最近は危ない人も多いんだからね?こういったことはきちんとしないと。それに明久が意見曲げることはないよ?」

 

「うぅ・・・そうですけど・・・」

 

「それじゃ、島田。今日はありがとうな」

 

「大勢で押し掛けてすまなかったのう」

 

「・・・・良い勉強になった」

 

「ありがとうな!」

 

「美波ちゃん、ありがとうございました・・・」

 

「じゃあ、また明日」

 

どこか納得いかない姫路も含め、皆でお礼を言って玄関に向かう。

 

「うん!また明日だね」

 

葉月ちゃんがまだ寝ているので明久は座ったままで挨拶をして・・・

 

「待って、外まで送るわ」

 

島田は立ち上がって僕らについてきてくれた

 

 

結果から言うと、明久もあの後すぐに合流したのだ。因みに姫路は明久が合流するまでごねていたのはここだけの話・・・・

 

 

あれ?そういえば何か忘れてるような気が・・・・なんだろ??まっいいか!




久しぶりに書いたので色々と不安ですが、これからもよろしくお願いいたします!そして、今日まで待っていただいた皆様に心より感謝します!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。