僕らは今、霧島さんに案内されていた勉強部屋でそれぞれ教えあっていた
「ここの計算問題がこうなるから答えは√34となると思うよ?」
「あっ!たしかにそうね!じゃあそこも同じような問いかけ??」
「いや、それだとーーってなるわけでーー」
僕と三上さんとジャイアンは数学を教え合っていたが、ジャイアンの方がまだ数学は強いよね・・・
他の面子はというと、明久は姫路と世界史の勉強していたが・・・
「あれ?そういえば、今更だけど姫路さんの髪型今日は違うけど・・・・どうしたの??」
「じ、じつはポニーテールのつもりでやったのですが、慣れていないからうまくできなくて・・・へ、変ですか?」
「うぅん。とても似合っているよ!可愛い!」
「か、可愛いなんて・・・/////。明久君誉めるの上手ですね///」
「あはは。別にお世辞のつもりはないけどね」
「でも明久君の方が、私なんかよりよっぽど可愛いです・・・」
「それは僕にとっては全然嬉しくない台詞だからね!?」
明久はとりあえず、男らしい一面を頑張って見せないといつまでも評価変わらない気が・・・
雄二と島田と秀吉はというと・・・
「おい島田。世界史の方ばっかり見てないで集中しろ。お前は国語は明久レベルなんだからな。せめて二桁は取れるようになってもらわないと二学期の試召戦争の時に困る」
「わ、わかってるわよ!でも、その・・・世界史も、ちょっと自信がなくて」
「大丈夫だ。お前の成績は全体から見れば酷いがFクラスとしては普通だ。それよりも弱点を強化しろ。お前は問題が読めたら即戦力なんだから、暗記ものの世界史よりもこっちの方が効率的なはずだ」
あぁ・・・多分理由付けで明久の方で一緒に勉強したかったのだろうね。でも、古典は頑張って一桁は無くした方がいいね
「うぅ・・・ウチは別に畳と卓袱台も嫌いじゃないのに・・・」
「ワシも同感じゃ・・・。姫路が転校せずに済むレベルの設備さえあれば充分じゃから、もう少し手を抜いても」
「手を抜くのは俺が許さん!今回結果を出して必ずAクラスに、翔子に勝つんだ!そうしないと、いつまで経っても俺の立場が変わらないからな!」
「勝っても変わらないでしょ」
「その通りじゃ。もう籍を入れるべきじゃ」
「て、てめぇら・・!!そこまで言うなら、次の問題解けよ?【『はべり』の已然形を用いた例文】を答えろ」
「「以前食べたケーキはベリーデリシャスでした」」
「お前らちょっとそこに正座しろ・・・!!ついでにお前達の脳味噌に日本語と古典を叩き教えてやる・・・!!」
何をしてるんたか・・・そういえば、ムッツリーニーと工藤さんは大人しくなったかな?と思い、チラッと見ると・・・
「ムッツリーニ君。さすがにこの問題はわからないでしょ?」
「・・・・中一で70%。中二で87%。中三で99%」
「どうしてこんなことまで知ってるの!?」
「・・・・一般常識」
「うぅ・・・。正攻法で勝てる気がしなくなってきたよ・・・」
何かの議論をしていたようたが、工藤さんが地面に手をつけて悔しそうにムッツリーニーの方を見ていたしかし、直ぐに何かを企んだ顔でムッツリーニーの耳元に呟くと・・・
「・・・・!?(ボタボタボタ」
「え?何でかというとーーでーーしてるわけだからーーーなのさ」
「・・・殺す気かっ!?」
「殺すだなんて人聞きわるいなぁ。別にボクは、ムッツリーニ君が出血多量でテストで実力が出せなくなるといいのに、なんてことも考えてないし」
「・・・この程度のハンデ、どうということはない。お前に負けることはあり得ない」
「ふーん、なら遠慮なく続きをいうねー?」
またムッツリーニーの耳元で何かを呟くとムッツリーニーがまた血を出しまくっていたので顔色が悪かった・・。大丈夫かなー
「・・・・そろそろ夕御飯だから別の部屋に来て」
「え?もうそんな時間なの?」
「・・・うん(コクッ)」
僕の問いかけに霧島さんは頷いていた。皆でしていたからなのか時間があっという間に過ぎたんだね
「なら動こうか」
「なら、またこれは復習ね」
「だな」
僕とジャイアンと三上さんがそういう会話してる中、他のメンバーはというと・・・
「よし。島田、秀吉、とりあえず古典はこのくらいでいいだろ。飯にしようぜ」
「うぅ・・・。活用形ってなんなのよ・・・。知らなくても生活には困らないのに・・・」
「まったくじゃ・・・能や狂言をやるわけでもあるまいし・・・」
二人とも苦手な科目をみっちりと勉強されていたからなのか疲労感が出ていた。ムッツリーニーはというと・・・
「・・・生き残った・・・・!!!」
「ムッツリーニ君。また後で、じっくりボクとお勉強しようね」
「・・・断る」
この二人は仲が良いのか悪いのかよくわからないけど相性はいいはず
「案内するから、ついてきて」
「「「「「「「はーい」」」」」」」
僕らは先導する霧島さんについていく。部屋を出てから少し歩くと、段々ご馳走の良い香りがしてきた
「・・・この部屋」
霧島さんが一つの部屋の扉を開けると、良い匂いが一層強くなった
「うわー」
「ス、スゴイわね」
「めっちゃ豪華だぜ・・・」
一般家庭ではあまり見かけないようなサイズのダイニングテーブルに所狭しと並べられた料理に僕らは興奮していた。
香ばしい匂いを放つ北京ダックは姿焼で肉汁が滴っているし、チンジャオロースやホイコーロー、八宝菜に麻婆豆腐といった料理も中央の大皿に盛られているし、それぞれの席に置いてある小さな蓋付きの茶碗のようなものもある
「この茶碗の中身はなんだろ?」
「これだけ豪華じゃから中身も豪華ではなかろうか?」
「ってか、スネ夫と良い勝負になるのか?」
「いや、多分霧島さんの家の方が上かもしれない」
「・・・少し内緒にしとこうぜ。のび太」
「うん。どちらが上なんかは触れない方が良いね」
明久の疑問に秀吉が高級なのだろうと答える代わりにジャイアンが僕にどっちの家が上なのかという議論の結果、触れない方がいいと決めた
「アキがこんなの食べたら、慣れない味でお腹壊しちゃいそうね」
「あははっ。本当だよ」
「そういえば、翔子の家の人は留守なの?」
「・・・うん。私たちだけ」
三上さんの疑問に、霧島さんがゆっくりと頷いて答えてくれた。こんだけの料理お手伝いさんがいないとできないと思うけど・・・
「まぁ、翔子の家はそれぞれが自由に暮らしてるからな」
「・・・うん。だから気兼ねしないで好きに過ごして欲しいから座って」
言われた通りに手近な席に座り、そしてーー
「「「「「「「いただきまーす!」」」」」」
皆で手を合わせて、楽しい夕食タイムが始まった
タイトル可笑しいなと思うかもしれませんが許してください。これからも宜しくお願いします!