バカとのび太の召喚獣   作:絆と愛に飢えるシリアス

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試験当日の朝・・・

 

僕と三上さんは朝早くに登校してた。ジャイアンはあとで学校いくから先に行って欲しいと連絡をもらっていた

 

「今日の試験は世界史があるのかー。明久が勉強していた科目だね」

 

「そうね。のび太くんは今回は勉強した甲斐がありそう?」

 

「うん。苦手な科目も三上さんに教えてもらったから以前よりは点数上がるはずだよ。三上さんは?」

 

「私はのび太くんの得意科目で勉強を教えてくれたから今回はその科目が自信あるわ!」

 

三上さんが可愛らしくガッツポーズしていた。・・・似合うなー

 

「?のび太くん?」

 

「あっ、ご、ごめん!ボーとしていた!」

 

「?変なのび太くん」

 

クスクスと笑っているけど勘弁してほしいなー。三上さんが可愛かったのは事実だけどね!

 

「試験で吉井くんの勉強の成果出ればいいけど・・」

 

「明久だから最後まで気を抜かなかったら行けると思うけど・・・」

 

「「はぁ・・・」」

 

なんとも言えない心配さが出てきた。本当に大丈夫かなー

 

「じゃあ頑張りましょ!」

 

「うん!またね」

 

僕と三上さんは別れて、僕は自分の教室に向かうと明久が既に来ており、教科書を広げていた

 

「あれ?明久、顔色も悪いけど大丈夫?」

 

「そうよ。フラフラしてるけど大丈夫なの?まだ一日目だっていうのに」

 

「大丈夫だよ・・・。ただ、あまり話しかけないでもらえるかな?昨夜必死で詰め込んだものが出て行っちゃうから」

 

「そ、そう・・・・」

 

「アキがそう言うならいいけど」

 

明久の表情からは完全に疲労が見えていた。恐らくだが、昨日の夜からほとんど飲まず食わずで勉強したんだろう

 

まぁ、それだけ気合が入ってるって事だろ僕も少し復習するか!因みにだが今日の科目は現代国語・英語(リーティング)・世界史・数学Ⅱ・化学・保健体育というラインナップで、残りの科目は明日の二日目に行われる

 

さて、特訓の成果はでるかな・・?

 

 

「よしお前ら、席につけ。今日は期末テスト一日目だが──」

 

いつもの時間通りに西村先生がやってきて簡単な連絡事項を告げる。と言っても大した話がなかった為に朝のHRは五分もせずに終了したのだ

 

「はい、勉強道具をしまって下さい。一時間目のテストを始めます」

 

適当に復習していると、いつの間にか監督の先生がやってきた。どうやら高橋先生のようだ。言われた通りに勉強道具をしまってテストの用紙が回ってくるのを待つ

 

「毎度のことですが、注意事項です。机の上には筆記用具以外は置かないこと。また、机に何かが書かれている場合はカンニングと見なされることがありますので、自分で書いた覚えがなくても確認するようにして下さい。それと、途中退室は無得点扱いとなりますので、よほどのことが無い限りは──」

 

テストでの決まり事を高橋先生は言っていたが、実際にカンニングした人はいるのだろうか?

 

こうして期末試験は始まった

 

~現代国語~

 

『四面楚歌』という言葉の正しい意味を次の選択肢の中から選びなさい。

 

①孤立して助けがないこと

②歌ばかり歌って何もしないこと

③楚という国の歌のように、四方に伝播しやすい物事を示す喩えのこと

④四面のBGMが楚歌であること

 

 

のび太:三上さんが教えてくれていたから答えれる!

 

ジャイアン:皆とやっていたから答えれる!

 

三上:選択肢だし、きちんと考えたら間違えない!

 

 

~英語(リーディング)~

 

 

(  )内の“It”の意味する内容を日本語で書きなさい。

(It)won't take you more than ten minutes to your home.

※警告『それ』と書いた生徒は問答無用で職員室への出頭を命じます

 

のび太:うん!勉強の成果が出てる!

 

ジャイアン:なんとか答えれたがこれは皮肉なのか?

 

三上:問題同じだけど、恐らくこの警告はのび太くんたちがいるFクラスに向けていってるのね

 

 

そして・・・

 

「よしお前ら。テストを始めるぞ。筆記用具以外は全部しまうように」

 

監督は西村先生か、カンニングするバカはいないはずだけど・・・

 

「一枚ずつとって後ろに回すように。問題用紙はチャイムが鳴るまで伏せておくこと。いいな?」

 

先ほどと同じく、明久から回答用紙と問題用紙が回ってくる。この世界史のテストは明久にとって勝負の分かれ目だから、頑張ってほしい!

 

さて世界史だが・・・

 

紀元前334年アケメネス朝ペルシアの最後の国王となるダレイオス3世を破った(  )による(  )が始まる

 

のび太:うん!こんなの常識!

 

ジャイアン:名前だけが思い出せない!?やべー!

 

三上:紀元前334年アケメネス朝ペルシアの最後の国王となるダレイオス3世を破った(アレクサンドロス大王)による(東方遠征)が始まる。うん!これでいいはずよ?

 

キーンコーン――

 

 

そして、俺がハイになっていると、テスト終了のチャイムが鳴り響く。

 

 

「よし。ペンを置け。解答用紙を後ろの生徒が集めてくるように」

 

 

クラスの皆が大きく息を吐く音が響き、西村先生に言われたとおり、僕はテスト用紙を回収を開始する

 

『おい朝倉。往生際が悪いぞ。早く渡せよ』

『ま、待ってくれ!ここだけ直してから』

『朝倉!チャイムは鳴ったぞ!諦めてペンを置け!』

 

チャイムが鳴っている間に間違いを見つけたようで、朝倉が解答用紙を渡さずに粘って鉄人に怒鳴られていた。

 

実にバカだなー

 

そんなことを思いながら回収を再開する。

 

 

「明久。回収するよ?」

 

「あ」

 

明久の手から回答用紙を回収する。そこに書いてあったのは回答を見ると・・・

 

心の中の涙が止まらないよ・・・

 

そう思いながら、西村先生に渡したのだ。そんな明久はというと・・・

 

「・・・・・」

 

大き過ぎるミスを犯し、明久は為す術もなく、去り行く鉄人の背中を見送っていた。

 

「おう明久。勝負の世界史はどうだった?きちんと解けたのか?」

 

そんな明久のところに席を立って雄二がやってくる

 

「ああ、うん。ちょっと間違えちゃったけど、今までで一番良くできたよ」

 

「そうか。それはつまらんな。折角お前が真っ青になって今後の対策を考える姿を笑いに来たってのに」

 

「何を言ってるのさ雄二。まったく、洒落にならないよ」

 

確かに洒落にならない間違いだったね・・・

 

明久と雄二は朗らかに笑い合う。それを見ながらさっき回収されてしまった明久の解答用紙を思い出した

 

・・・あのミスは、やっちゃったなぁ・・・

 

クラス:紀元前

 

学生番号:334年

 

名前:アレクサンドロス大王

 

 

因みにジャイアンはあの問題の答えが「閻魔大王」と答えたらしい

 

 




ここまで読んでいただきありがとうございます。次回も宜しくお願いします!
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