バカとのび太の召喚獣   作:絆と愛に飢えるシリアス

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言葉はきちんと選ぼう!

僕らは今目の前の状況に戸惑っていた何故なら・・・・

 

「えぇー!!!?!!っちょ!?僕の首がぁぁぁぁ!!!?」

 

「明久の召喚獣がいきなりお茶の間にはお見せできない姿になっているんだけど!?」

 

「何てこったーー!?!坂本が明久の首をはねたー!?」

 

「人聞きの悪いこと言うんじゃねぇ!?軽く叩いたのにこうなるとは・・・」

 

そう、雄二が明久の召喚獣の頭を叩くと首が飛んだのだ・・。

 

「それはそうと、いくら明久の点数が無いに等しいくらいだからと言って、登場と同時に戦闘不能にならなくてもいいだろ」

 

「え?コレってそういうことなの?」

 

確かに明久は記入ミスで無得点扱いだったが、そのせいでこんなことになってるのか?

 

 

総合科目

 

 

Fクラス

 

吉井明久  1053点

 

 

点数はしっかりとあるようだし、雄二の説は間違いのようだ

 

「明久よ。どうやらお主の召喚獣は首は外れるものの、戦闘不能というわけではなさそうじゃぞ」

 

「うん。そうみたいだね」

 

秀吉の言う通り、頭が外れてしまっても動くようで、明久の指示に従い、手を動かしていた首の着脱が可能な召喚獣なの?

 

「この状態が何でなのか分かるよな?鉄人」

 

「・・・」

 

雄二がわざとらしく目を背けている先生に問いかける。諦めたように大きく溜め息をつくと、西村先生は訥々と説明を始めた

 

「・・・俺にはよくわからんが、今呼び出される召喚獣は化け物の類いか何かになっているという話だ」

 

「お化け、ですか?」

 

首が外れる化け物っていえば、騎士の格好もしていることだし、明久の召喚獣はデュラハンあたりかな?

 

「お前らも知っての通り、試験召喚システムは科学技術だけで成り立ってるわけではない。幾ばくかの偶然やオカルト的な要素も含まれているんだ」

 

「???つまり、どういうことですか?」

 

明久が理解してないからフォローするか・・

 

「要するにーー「調整が失敗してしまったんだろ?」ーー雄二言い過ぎ!」

 

「身も蓋もない言い方をするな」

 

雄二の言葉に西村先生が仏頂面で答えた。確かに、前からシステムの調子が悪いとか言っていたが、こんなことになってたのだね

 

「明久の召喚獣を見る限り、どうやら調整はオカルトの部分が色濃く出たようだな。これはこれで面白いけどね」

 

「確かに、オカルトは妖怪だよな?」

 

「けど、僕の召喚獣はどうしてデュラハンなんだろう?お化けなら、海の妖狐みたいに、日本の妖怪とかもいっぱいいるはずなのに」

 

「学園長の話を聞く限りでは、どうも召喚者の特徴や本質から呼び出される妖怪が決定されるらしい」

 

腕組みしながら先生が説明するなるほど、だから明久の召喚獣はデュラハンなのだね

 

「特徴や本質ですか?そうなるとデュラハンが選ばれたっていうのは、僕の騎士道精神が召喚獣に影響を与えたからってことですね」

 

 

「明久。現実から目を背けるな」

 

「雄二の言う通りだぞ」

 

「え?違うの?そうなると他に考えられるのは、甲冑の似合う男らしさとか、大剣を振るう力強さとか・・・」

 

「「「明久のは《頭がない=バカ》ってことだ(よ)」」」

 

「言ったぁー!僕が必死に目を逸らしていた事実を三人が包み隠さずに言ったぁー!」

 

「「「「事実だ(よ)」」」」

 

「鉄人まで同調!?泣きたい!!」

 

だって、事実だもん

 

「でも、明久君の召喚獣は以前よりも強そうに見えますね」

 

「そうね」

 

「以前とは違い、武器も金属のようじゃし、鎧もつけておる」

 

見た目はね・・・

 

「でも問題もあるぞ?明久」

 

「?どういう事?ジャイアン」

 

「その取り外しができる頭が問題だろ?考えてみろ。戦っている最中に頭が取れたらどうなる?」

 

「・・・・頭を確実に狙われるね」

 

そう、そうなれば確実に片手で頭を抱えながら戦わなければいけない

 

僕らがそうやって騒いでると、ようやく鉄人の悪夢から目覚めたクラスメイトが数人こちらにやって来た

 

「さっきからなんか面白そうなことをやってるな」

「これ召喚獣か?特徴や本質がどうとか言ってなかったか?」

「なるほど。だから吉井の召喚獣は頭がないのか」

 

明久も君らには言われたくないと思うよ

 

「そう言うならそっちも呼び出してみなよ。きっと僕のより酷い召喚獣がでてくるからさ」

 

明久がそういうと、三人は揃って口の端を歪めて嫌な笑みを顔に浮かべた

 

「おいおい吉井。そんなこと言っていいのか?」

「俺たちの召喚獣がバカ日本一のお前に負けるわけないだろ」

「俺の本質はなんといってもジェントルマンだからな。酷い召喚獣なんかが出てくる訳がない。いいか、見てろよ――」

 

「「「試獣召喚《サモン》!」」」

 

彼らが召喚して出てきたのはーー

 

・・・・ズズズズズ

     ↑

     ゾンビ登場(×3)

 

 

「「やっぱりゾンビか!?」」

 

「はぅぅぅぅ・・・こ、怖いです!」

 

「あ、あんた達!その汚いものを早くしまいなさいよっ!」

 

本質を汚いと言われた三人は互いの肩を抱き合って泣いている

 

「しかしまぁ、これはこれで面白いもんだな。秀吉はどんな召喚獣なんだ?」

 

「んむ?ワシか?そうじゃな……ワシの特徴と言えばやはり演劇じゃからな。妖怪ではないが、舞台で有名なオペラ座の怪人あたりが妥当じゃろうか?・・・試獣召喚《サモン》!」

 

・・・ポンッ

    ↑

    猫又登場

 

「猫又か~」

 

「秀吉の本質は」

 

「可愛いということだね」

 

「つ、ついにワシは召喚システムにまでそんな扱いを・・」

 

僕、ジャイアン、明久と言う順番で評価すると秀吉は落ち込んでいた

 

「わ、私だって負けません!!見ててください!試獣召喚《サモン》!!」

 

・・・・ボンッ

    ↑

 サキュバス登場

 

「きゃぁあああーっ!?あ、明久君っ!見ないで下さいっ!」

 

「くぺっ!?」

 

「「明久の首がぁぁぁ!?!」」

 

姫路によって明久の首が180度くらい回された。明久、本体の首まで取れるちまうんじゃないかな?

 

「そこまで露出が多いわけでもないのに、随分と大きさが強調されているもんだな」

 

「と、とにかく上着を!!あぅっ!通り抜けちゃいます・・・」

 

「・・・倒れてる場合か・・・!立つんだ!明久!」

 

そしていつの間にか明久の横では康太が顔を鮮血に染めながら必死にカメラを構えつつ、明久に予備のカメラを渡していた

 

「召喚獣を隠したいなら俺から離れろ?フィールドの有効範囲から出たら自然に消えるぞ」

 

「そうします!!」

 

そういうと急いで出ていくと姫路の召喚獣は消えた

 

「はぅぅ、は、恥ずかしかったです・・・・」

 

「姫路の本質がそれに出たんだろうな?」

 

「わ、私の本質って・・・・」

 

姫路が不安げに表情を曇らせつつ、俺たちを見る。これは・・答えにくい・・・

 

「胸がデカいってことだろ」

 

「うわぁああんっ!」

 

流石雄二!僕らじゃ言えなかったことを平然と言った!

 

「そ、そんなことないですっ!確かに私は全体的にちょっと太ってますけど、特徴になるほど大きくなんて全然ないです!」

 

「よすんだ姫路さん!それ以上言えば特定のだれかを傷つけることにあれ?急に視界が暗くなったような?」

 

「アキ、言い残しあるなら今のうちに言いなさい」

 

「島田!?明久の命が危ないからそれは駄目!」

 

「えっ?あ、ごめん!アキ!!」

 

「うぅぅぅ・・・翔子ちゃんにいいつけますぅ・・・」

 

「!!?悪かった!!俺の発言が悪かったから翔子は呼ぶなぁぁぁぁ!!」

 

なんか状況がおかしくなってきた・・・とりあえず話を戻そう!

 

「外見の特徴はおいておくとして、あと他に考えられる特徴は『大胆』とかじゃないかな?なんせサキュバスだからね」

 

「大胆ですか?」

 

「思い当たる節沢山あるのじゃないか?」

 

「・・・・はぅ!?」

 

姫路は顔を真っ赤にして恥ずかしそうに俯いた。結構仕掛けてるらしいのに姫路の気持ちに気づかないなんて、明久はどこまで鈍いんだろう?

 

「ふふっ。瑞希ってば、可哀想に。そんな大きな胸をしているからあんな格好の召喚獣が出てきちゃうのよ」

 

「美波ちゃん酷いですぅ・・・」

 

「でもその点、ウチなら何の心配もないから大丈夫よ。きっとそういうエッチなのじゃなくて、妖精とか女神とか戦乙女とか、そういった可愛いのが出てくるはずだから」

 

 

・・・破壊神とかないよね?

 

「見てなさい――試獣召喚っ!《サモン》」

 

ゴゴゴゴゴ

  ↑

ぬりかべ登場

 

 

「「「「「・・・・・」」」」」

 

「ねぇ、アキ」

 

「な、なにかな美波」

 

僕らに背を向けたまま話しかけてくる島田が怖い。他の化け物なんて目じゃないくらいに・・

 

「この召喚獣、ウチに何を言いたいのかしらね?」

 

「な、なんだろうね?」

 

明久から助けを求めるような視線が向けられたが、なんて言ったらいいかわからないし、目を逸らす

 

「そ、そうだっ!きっと、美波とぬりかべは硬いってところが似ていて・・」

 

――明久なら、間違いなく地雷を踏むだろう

 

「へぇ~ウチが硬いって、どこがかしら?」

 

島田がそう言うと、明久は決心したような顔になり言った

 

「うん!きっとね・・・胸が硬いとあがぁっ!そ、そうだっ!拳だよ!美波は拳も硬かったんぎゃぁああっ!」

 

こうして明久は星になった・・・・




ここまで読んでいただきありがとうございます!次回も宜しくお願いします!
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