西村先生が明久らを追いかけていため、教える先生がいないから皆はだらーとしていた
「暇だ~」
「暇だねー・・・・」
僕とジャイアンは穏やかな風が吹いてる窓の方に持たれながらぐったりしていた
「明久たちは逃げ切れたと思う?」
「さぁなーってか?あいつらがきちんと学園長に敬語使えると思うか?」
「・・・・」
ジャイアンがいった言葉に僕は彼らが敬語使うかと想像してみたのだ。
「「絶対にあいつらは敬語使わない。・・・はぁ・・・」」
そう思うときが重くなってきた・・・。本当に失礼のない対応してほしい
さて・・そんな彼らはというと・・・
明久side
「んで、どうなんだ学え――ババァ」
「教えてください、学え――ババァ」
「・・・どうしてアンタたちはアタシを素直に学園長と呼べないのかねぇ・・・」
僕らの言葉に学園長が呆れたように溜め息をついた。何で?
「すいません。学園長」
「はンッ。今更言い直しても教えてやるもんかい。このクソガキどもが」
「そんな!?酷いですよババァ長!」
いくら何でも言って良いことと悪いことはあるよ!?教えてくださいよ!
「で、正直なところどうなんです。きちんと復旧するんですか?」
「はぁ?復旧?何を言ってるんだいボウズども。それだとまるで召喚システムに欠陥があるみたいじゃないか」
あれ?僕がそういうとバカにされたような目で見られた
「だって、まるでも何も、見るからに調整失敗しているじゃないですか?」
「いいや、違うね」
通販番組の外国人のように首を振る学園長。違うってどういうことだろ?
「アレはちょっとした遊び心さ」
「遊び心?どういうことですか?」
「今は夏だからねぇ。肝試しにはもってこいの季節だろう?」
「は?ど、どういうことですか?」
「つまり、ババァは肝試しの季節に合わせて召喚獣も妖怪仕様にカスタマイズしたと言いたいのか?」
「そうさ。あれは夏休みでも登校する可愛い生徒たちへの、アタシからのささやかなプレゼントさ」
??と混乱していた僕に見かねた雄二が教えてくれた
「あのな?ここでババァに『実は調整失敗だった』なんて言わせたところでメリットはないだろ。それより、学園長のありがたい心遣いに甘えさせてもらおうぜ」
「つまり、さっき言っていた肝試しを召喚獣を使うってこと?」
「そうだ。学園長もそれを考えた上でプレゼントって言ってるんだろ?俺たちに召喚獣の異変が伝わった以上は、世間体を考えると学園側も何もしないわけにはいかないだろうしな」
雄二が学園長に視線を送ると、学園長は小さく嘆息して頷いた
「やれやれ、本当にアンタはこういうことにだけは頭が回るねぇ・・・」
「つまり、試験的なシステムとして運営している以上、学園側は召喚システムの調整を失敗したとは言いたくないってことだ」
「??」
「もっとわかりやすくいえば、隠しきれるならそれで良かったんだが、生徒にバレた以上はそうもいかないってことだ」
「なるほど!だから肝試しをやることで『元から計画していた出来事』にしようってわけだね?」
「じゃあ、そういうことで残りの二日の補習期間は肝試しってことでいいんだよな?」
雄二が嬉しそうに学園長に問う。相変わらず悪い性格してるなぁ・・・
「いいや、ただの肝試しなら却下さね。あくまで召喚獣は学習意欲向上の為のツールだからね。見た目だけで楽しむのは授業の一環とは認めないよ」
「それならチェックポイントでも作って、そこで勝負でもさせるか。それなら文句はないだろ?」
「そうさねぇ・・・。ルール次第だけど、それなら認めていいかもしれないね」
「よし。決まりだな」
こうして、学園と試験召喚システムを使った一風変わった肝試しが行われることになった
こういうのって大抵なにか起こりそう・・・
ここまで読んでいただきありがとうございます!次回も宜しくお願いします!