バカとのび太の召喚獣   作:絆と愛に飢えるシリアス

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サボった分、痛い目に会う!

学園長がため息つきながら教室に入ってきたのだ。何故こちらに?

 

「まったく・・吉井のバカについてシステムが原因なんて言われたらたまったもんじゃないさね。それは正真正銘このジャリ自身のミスさ」

 

まぁ、学園長はシステムの調整失敗を認めるわけにはいかないから、不具合呼ばわりを否定せずにはいられないのだろうね。

 

「けど、こっちのミスと思われるのも癪だしね。その名前の部分くらいは後で直しておいてやろうかね」

 

そんな事情も手伝って学園長らしくない優しい提案が出てきた

 

「お話し中失礼します。学園長はどういったご用件でこちらに?」

 

「(その礼儀正しい対応あいつらに爪の垢を飲ませたいね)話があってきたのさ。坂本はいるのかい?」

 

「ん?どうした?ハバァ」

 

さっきまでニヤニヤと眺めていた雄二が呼ばれて学園長の方に向かってあるいっていったのだ。ババァって・・いくら口悪いからってその呼び方は・・・

 

「この肝試し、学園側が援助してやろうじゃないか。大掛かりな設営も召喚の為の教師も応援する。せいぜい派手にやるこったね」

 

スルーした!?何て懐の広い学園長なんだろう?

 

「そいつはまた、随分と気前がいいな。どういうことだ?」

 

「その代わり、作ったものはそのままにしておくこと。盆休みあたりに一般公開でもしてやろうかと思っているんでね」

 

もしかって・・・

 

「一般人に見せることで評価を高めるってことですか?」

 

「そこにいるガキ共がどんどん評判を下げてくれるからねぇ。こっちも苦労するさ」

 

宣伝効果を狙ってその案か・・・。イメージアップするには確かにいいかもしれない

 

「元々この召喚獣の変更はそれが目的だったからね。それと、折角だからね。三年もこの肝試しに参加したらどうだい?こんなところで小競り合いをしているよりはその方が有意義さね」

 

「冗談じゃねぇ。こんなクズどもと仲良く肩を並べて肝試しなんてやってられるか」

 

「だよな。胸くそ悪ぃ」

 

その後ろにいる先輩方も声には出さないが同様の意思を態度で示している。

 

「クズ共って・・今回のいざこざはまずそちらの補習をサボっていた事を西村先ーー」

 

「「クズ共っていったのは悪かった!だから鉄人にそれをいうのは止めてくれ!」」

 

「おや、受験生でありながら勉強をサボっていたのかい?・・・・よし、決めたよ。明日の夏期講習・補習最終日は全員参加の肝試しにするよ?」

 

「「なっ!?」」

 

西村先生にサボっていたの報告しょうとしたら、サボっていた三年生が真っ青になって止めようとしたが、サボっていたと聞いた学園長は涼しい顔で決めたのだ

 

「異論は認めないねぇ。サボっていたと聞けば余計にそうしてやりたいし、・・・西村先生の方で勉強したないなら三年生全員そうしてあげるさ」

 

「「「「それは遠慮する!」」」」

 

「さて、これはあくまでも補習と夏期講習の仕上げだからね。補習と講習の参加者は余すことなく全員参加すること。いいね」

 

そう告げると学園長は満足したかのように颯爽と教室を出ていった。にしても、西村先生の名前をだしたらここまで震えるなんて西村先生の補習はどんなんなのさ?

 

「さて、先輩方?話はわかりましたか?」

 

「ぐっ・・・て、鉄人に補習されるぐらいなら仕方なくお前らの方を選んでやる!!」

 

嫌々オーラを出しながら、無理矢理納得していた。でもね?皆は知らないと思うけど、この二人の先輩方は三上さんに痴漢したり、自分達の受験が楽したいがために学校を崩壊させる危険を招いたりもしてるんだよ?明久らの事をクズという前に自分達の行いも棚をあげないでほしいなー。あっ、ヤバイ。怒りそう

 

「の、のび太・・・?」

 

「ん?どうしたの?ジャイアンったら、そんなに震えていて」

 

「い、いや・・・(今ののび太は冗談抜きで怖い!修羅のような・・・絶対に触れてはいけないやつだ!!)」

 

 

そうしてる間に話は進んでいて、雄二が先輩方にプリントを見せていた。僕らも一枚見せてくれた

 

ルールはこうだ

 

①二人一組での行動が必須。一人だけになった場合のチェックポイント通過は認めない。(※一人になっても失格ではない)

 

②二人のうちどちらかが悲鳴をあげてしまったら、両者ともに失格とする

 

③チェックポイントはA~Eの各クラスに一つずつ。合計五箇所とする。(※Fクラスは狭すぎる為チェックポイントはなし)

 

④チェックポイントでは各ポイントを守る代表者二名(クラス代表でなくとも可)と召喚獣で勝負する。撃破でチェックポイント通過扱いとなる

 

⑤一組でもチェックポイントを全て通過できれば驚かされる側、通過者を一組も出さなければ驚かす側の勝利とする

 

⑥驚かす側の一般生徒は召喚獣でのバトルは認めない。あくまでも驚かすだけとする

 

⑦召喚時に必要となる教師は各クラスに一名ずつ配置する

 

⑧通過の確認用として驚かされる側はカメラを携帯する

 

⑨驚かされる側にはゲストが1名参加する

 

「へぇ~結構凝ったルールだね。面白そうだよ」

 

「あとはこれに設備への手出しを禁止するって項目を追加する予定だ。学園長がうるさそうだからな」

 

明久が面白いといい、雄二が更にそこに付け加えると言ったのだ。まぁ、ねー? 

 

「坂本、この悲鳴の定義はどうなっている?」

 

常村先輩がプリントを見ながら雄二に尋ねた

 

「ん?そこの部分か。そうだな・・・そこは声の大きさで判別するか」

 

「カメラを携帯するんだし、そこから拾う音声が一定値を越えたら失格ってことでどうだ?」

 

雄二とジャイアンが問題ないと言わんばかりにいうと、ムッツリーニが後ろでグッとしていた

 

「チェックポイントの勝負科目はどう決める?」

 

「それは互いに一つずつ科目を指定ってことでどうだ?」

 

「一つずつ?」

 

「ああ。もう既に化学と現国、総合科目の教師には話をしちまったからな」

 

「化学と現国は受験で選択されやすいし、総合科目は言うまでもない。そこまで互いに有利不利もないし問題ないですよね?」

 

「チェックポイントは合計五箇所。そのうち三箇所は現国、化学、総合科目で決定済みだから、残る二箇所をそれぞれ選ぶことになるがな」

 

ジャイアンが確認しつつ雄二が理解してない明久のためなのか、説明を付け加えていた

 

「あと、このゲスト1名ってのは?」

 

「僕らの友人で、学園長からもきちんと許可貰いました。一応、テストも受けてもらってるので大丈夫です」

 

「なるほどな。ま、参加は問題ないぞ?」

 

僕の説明に先輩は納得して許可くれた。よかったー

 

「坂本よぉ。それよりさっさと負けた側の罰を聞かせろよ」

 

「そうだな。負けた側は二学期にある体育祭の準備や片付けを相手の分まで引き受けるってことでどうだ?」

 

「おいおい坂本。お前にしちゃ随分ヌルい提案じゃないか。さてはテメェ、勝つ自信がねぇな」

 

先輩の言う通り、雄二にしては簡単すぎる罰ゲームだな。まぁそりゃそうか

 

「アンタらと勝負するって話自体、皆に知らせてないからな。勝手に決める罰ゲームとしちゃこの程度が妥当だろ?俺たちも、アンタも」

 

「報連相。まさにそれをしっかりしないとね?こちらが勝手に決めては皆が不満を持ちますよ?それでもいいのですか?」

 

「「「「ホウレンソウ?、」」」」

 

先輩もジャイアンと明久も????となっていた。いや!?わかるでしょ!?

 

「報連相ってのは、報=報告、連=連絡、相=相談ってことです!社会でたらこれ絶対!」

 

「「「「なるほどな。メモメモ」」」」

 

いや、こういうときだけ仲良くメモするなーー!

 

「まぁまぁ、勝負がしたいならアンタらはチェックポイントにいてくれたらいい。そうしたら、俺と明久が個人的な勝負をしてやるからさ」

 

あっ、明久が巻き込まれた。まぁ妥当かな?この二人で

 

 

「チェックポイントで直接対決か・・・面白れぇ。その話、乗ったぜ」

 

「そんじゃ、勝負は明日ってことで。楽しみにしてるぜ、センパイ?」

 

「クズどもが。年上の怖さを思い知らせてやる」

 

そういって先輩らが帰ったのだ・・・・。さて、みんなにも報告しないと・・・

 

 

 

オマケ

 

三年の教室に戻った常村と夏川は現在正座されていた・・・

 

「「・・・・」」

 

「・・・・お二方・・・」

 

「「は、はい・・・・」」

 

「・・・今日は学校に何してるのですか?」

 

「「・・・べ、勉強です。補習があるので来ていたのです」」

 

「そうですよね・・・」

 

正座されていた二人はガタガタと震えながら、目の前の女性、小暮葵が微笑んでいた。しかし、彼らは気づいていた。

 

「「お、怒ってますか?」」

 

「怒らないとでも思いますか?あなた方がサボったせいで、私達は西村先生の補習をさっきまでしていて怒らないとでも?」

 

「「す、すいませんでした!!」」

 

彼らの残された選択はただ一つ・・・謝ることしかない

 

「私のお話はここまでです。」

 

「「(ホッ)」」

 

「では、西村先生。あとはよろしくお願いします」

 

「「・・・・へっ?」」

 

小暮の言葉に二人は固まり・・・

 

「さぁ!サボった分の補習するぞ!」

 

「「っちょ!誰か助けて!!!!!」」

 

西村先生(鉄人)に引きずられながら二人は、その日はグロッキーになっていたのはまた別の話と書いておこう・・・

 

「あら?そういえば、もうすぐ夏休みですからあの子らが帰ってくるのですよね・・・。ふふ、武さんは覚えてるのかしら?」

 

そう、誰もいない廊下でそう呟いたのだ。




ここまで読んでいただきありがとうございます!次回もよろしくお願いします!
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