バカとのび太の召喚獣   作:絆と愛に飢えるシリアス

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やり返すときはきちんとやり返そう

ムッツリーニと工藤さんが教室出た直後に僕は三上さんを呼び掛けた

 

「三上さん、起きて?」

 

「っん・・・のび太く・・ん?」

 

「良かった・・・」

 

「私は・・・そうだ。あの先輩の何かを見て気を失っていたんだ」

 

三上は思い出したように言うとのび太は頷いていた

 

「立てる?」

 

「えぇ・・・」

 

そう言うとゆっくりと立ち上がった

 

「(ねぇ、ジャイアン)」

 

「(なんだよ?スネ夫)」

 

「(のび太と三上さんって付き合ってるの?)」

 

「(?付き合っていないが)」

 

「!?」

 

?なんかスネ夫とジャイアンが話していて、スネ夫が驚いていたけど、どうしたのだろ?

 

「(嘘でしょ!?)」

 

「(何驚いてるんだよ?)」

 

「(え?!ジャイアンはあの光景見てなんとも思わないの!?)」

 

「(ほほえましいじゃねぇか?)」

 

「(もう頭が痛くって仕方ないよ・・・)」

 

スネ夫が人知れずに頭抱えてるのは誰も気づかなかった

 

「しかし・・・なかなかグロいの見せられたお陰で何人かダウンしてしまったぞ?・・・ウップ」

 

「「「・・・・ウップ」」」

 

雄二がそういうと、思い出してしまったとか吐きそうになっていて、それに感染したかのように明久たちも吐きそうになっていた

 

ここまで被害が与えられているとは想定外過ぎる・・・

 

「ここまで被害の爪痕がつよいなんて・・・」

 

「のび太君は何で平気なの?」

 

「いや・・・正直平気ではないよ・・・」

 

そう。思い出さないように気を付けてる・・・

 

「おいそろそろだぞ?」

 

雄二の声で僕らは全員モニターの方を注目していた。ムッツリーニと工藤さんの持つカメラが例の場所に近づいていく

 

「皆!もうすぐあの衝撃映像がくるよ!」

 

「女子は目を閉じとけよ!」

 

「三上さんも見ないように」

 

「う、うん」

 

来るとわかっていても耐えがたい恐怖。モニター越しでも錯乱しそうなプレッシャーだ

 

「つ、土屋君たちがダメだったら、あとはこちらも対抗して明久くんがフリフリの可愛い服を着ていくしかありませんね・・・」

 

「そ、そうね。それしか手はないものね。仕方ないわよね」

 

「二人とも。そのおかしな提案は恐怖で気が動転しているせいだよね?本当に僕にそんな格好をさせようなんて思ってないよね?」

 

「「・・・・」」

 

どうやら本気だったそうだ・・・

 

『ムッツリーニ君。あの先だっけ?さっきの面白い人が待ってるのって』

 

『・・・準備はできている』

 

『なら行こうか』

 

恐怖に怯える皆がいる教室とは対照的に、目的地に向かっていく二人は落ち着いている。カメラを構えているのは工藤。ムッツリーニは何か別のものを抱えているようだ。ゴスロリ坊主対策だろう

 

「突然現れる方が効果があるだろうからな」

 

「タイミングを見計らってスポットライトをいれるだろうね」

 

カメラは暗闇の中の人影をぼんやりと映す

 

「そろそろくるぞ」

 

「うんっ!」

 

僕たちはグッと下っ腹に力を入れ、衝撃に備える。

 

頼む!ムッツリーニ!!

 

 

バンッ!

(スポットライトのスイッチが入る音)

 

 

ドンッ!

(ムッツリーニが大きな鏡を置く音)

 

 

ケポケポケポッ

(ゴスロリ坊主が嘔吐する音)

 

 

『て、てめぇ!なんてものを見せやがる!思わず吐いちまったじゃねぇか!』

 

 

『・・・・吐いたことは恥じゃない。それは人として当然のこと』

 

『くそっ。想像を絶する気持ち悪さに自分で驚いたぜ・・・。どうりで着付けをやった連中が頑なに鏡を見せてくれねぇワケだ』

 

『ムッツリーニ君。この先輩、ちょっと面白いね。来世でなら知り合いになってあげてもいいかなって思っちゃうよ』

 

『ちょっと待てお前!俺の現世を全面否定してねぇか!?っていうか生まれ変わっても知り合い止まりかよ!』

 

『あ。ごめんなさい。あまり悪気はなかったんですゲロ野郎』

 

『純粋な悪意しかねぇ!?俺の行いそんなに悪いか!?』

 

『自分の行い・・・もとい、前の日の女子の怒りを思い出してみて?それで行いは良かったと言えるのかな?』

 

『何も言えねぇ・・・!!』

 

工藤さんに言われて夏川先輩は明らかに落ち込んでいた

 

『ん?てめぇナニ人のこんな格好を撮ろうとしてやがるんだ!』

 

『海外のホンモノサイトにUPする』

 

『じょ、冗談じゃねぇ!覚えてろぉおっ!!』

 

これでDクラス最大の脅威は取り除かれたはずだ

 

「それにしても、工藤さんって意外と厳しいこと言うんだね」

 

「ゴスロリ坊主も涙目になってやがったもんな」

 

「・・・普段愛子はああいうことは言わない」

 

「となると、誰かの入れ知恵か」

 

「そう言えば、工藤は突入する前に清水に何かを聞いておったな」

 

「美春が?」

 

「となれば、清水さんが罵倒術を教えたんだね」

 

他のみんなは色々と言っていたがスネ夫は、さっきのあまりにもグロいのを思い出したのか汗まみれだった

 

これで脅威は過ぎ去ったはず・・・・まだ不安かあるけどね・・・

 

オマケ

 

画面で工藤が先輩にかなり毒を吐いてるのみた清水はというと・・・

 

「美子お姉さまに痴漢した豚野郎に情けなど無用・・・。そして、汚い映像で美子お姉さまが気絶させたのは私は許さない!!」

 

満足そうに笑ってうなずき

 

「美春は美子お姉さまとお兄様の仲が進展するのが楽しみです!!」

 

妄想で二人が仲良く何かしてるの想像したのか清水は嬉しそうにクネクネしていた・・・。

 

清水は清水だった・・・・




ここまで読んでいただきありがとうございます!次回もよろしくお願いします!
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