ジャイアンside
俺は現在スネ夫とクラスを制覇するべく歩いていたのだが
「なんか妖怪出てこねぇな?」
「多分、さっきの二人のお陰で向こうに集中がきてるんじゃない?」
「あー確かにな」
先に厄介な二人を仕留めるのは妥当な作戦かもな。そんなことを思っていると・・・
「うん?なんか聞こえない?」
「ん・・・?」
言われてみて静かに耳を澄ますと・・・・
『『『『『『眼福じゃぁぁ!!』』』』』』
!?なんかすげぇ叫び声聞こえた~!?
「ジャイアン、嫌な予感するからはしっこによろうよ」
「奇遇だな。俺も同じことを考えていた」
俺とスネ夫はすぐに壁のはしっこにかくれたら・・・
ドドドドドドッ!!
後ろから大勢の足音が響いてきて――
『『『『『いざ行かん!!!新体操!!もとい!我らのパラダイス!!』』』』』
―謎の雄叫びを上げながら、教室にいた大半の男が俺たちの横を駆け抜けていった
「「・・・・」」
いったい何があった?
「ワケわからないね」
「あぁ・・・」
そして、さらに歩くと・・・
「「・・・あぁ、なるほど」」
あの謎の叫びの理由が今になって分かったのだ。状況を説明するとこうだ
①血塗れで横たわってるムッツリーニ
②先ほどの叫び声をあげていた男達が血塗れで倒れている
③そして、薄明かりの中、レオタード姿の女性が着物を着直してる・・・
んん?あれは・・・
「葵さん?!」
失格にならないように気を付けて声を出したら向こうも気づいた
「あら?武さんと・・・そちらの方は?のび太さんではありませんね?」
「のび太とジャイ・・剛田武の友人の骨川スネ夫と申します」
「あらあら、ご丁寧にどうも。私の名前は小暮葵と申します。どうですか?向こうで畳があるので、お二方はお茶を飲みませんか?」
「ならお誘いに断る理由はありませんので頂きます」
「同じく」
俺とスネ夫は誘いに断る理由もなく、畳に座って世間話をし始めた。肝試しの最中だと三人とも忘れて喋り始めた
その様子を見ていたのび太達はというと・・・
「「「「・・・・なに?この、ほほほんな雰囲気は・・・?」」」」
面識あるのび太と三上は驚かなかったが、他の皆はそのやり取りに戸惑っていた
「えーと、ジャイアンとのび太はあの人と面識あるの?」
「うん。あのときの決勝戦で会ったの」
「私も面識はあるわ」
僕らがそう答えると、ジャイアンと葵さんとスネ夫が楽しそうに会話してた
《今回はこちらの三年生が失礼な発言をしてしまい申し訳ありません》
《いえ・・・》
《僕らは気にしてませんので》
《ありがとうございます》
《でも、葵さんは何でそんな格好を?》
ジャイアンが疑問を言うと葵さんが微笑みながら着物の肩を少しずらしていった
《うふふ、貴方はこれ効きますか?》
《葵さん、女の人がそう易々としてはいてないですよ?》
《・・・えーと二人は恋人?》
《いえ、知り合いです》
《昔のな?》
《なるほど・・・》
そんな会話をしてる他所では僕らの教室はというと
「・・・・(ピクッピクッ)」
「・・・・(ガクガク)」
「うわー、この光景は・・・」
「なんとも言えないね・・・」
僕と三上さんは今の光景に引いていた。なぜなら、一番最初に明久は島田と姫路のお仕置き+α(映像を見て倒れた)のと雄二が霧島さんに折檻くらってた
「しかし、次行くなら秀吉と木下優子さんがいいかもね?」
「え?」
「何となくだけどね?あの二人が今あの状態だからね」
「あーなるほどね」
そういうと、二人は準備して出ていった。行動早いな~・・・
あれ?また嫌な予感がするけど大丈夫なのかな?
《しかし、武さんもあいかわず元気で安心しました》
《まぁ元気なのが取り柄なので》
《確かに・・・》
《うふふ》
《あの、こんなことしていいのですか?今さらですが》
《構いません。目的はあそこの横になってる方を止めることでしたから》
うん。二人の言うとおりだよ。もう少し自分の体を大事にして男に見せない方がいいと思います
《あら?次の方が来ましたか》
あら?もう秀吉も木下さんも着いたんだ。
《おさきにいってよろしですよ?》
《う、うむ。そうか》
《ならお先にいかせていただきます》
そういうと二人は先いった。ありゃぁ?まぁいいか
秀吉たちも着物先輩のいた場所を通過していくと・・・
「あれ?常村先輩だ」
そう、すぐのところに、常夏コンビの片割れ――常村先輩が立っていた
「なんだろう?秀吉対策かな?」
「先程の先輩と違い変な格好をしているわけではないし、悲鳴を上げる要素は見当たらないけど・・」
僕と明久が気になり警戒していた。いや、いつの間に復活したんだ?
『来たか、木下。待っていたぞ』
『なんじゃ?ワシを待っていた?どういうことじゃ?』
『よくわからないけど、早く済ませてもらいなさい秀吉。アタシらは先に進まないと』
『そうじゃな。何の用か知らんが、手短に頼むぞい』
『ああ。大丈夫だ。時間は取らせねぇ。……いいか、木下秀吉』
『なんじゃ』
画面の中、常村先輩が真剣な秀吉に一歩近づく。そして、はっきりと、聞き間違えようのない口調で、秀吉に告げた
『俺は――お前のことが好きなんだ』
僕は生まれて初めて、秀吉の本気の悲鳴を耳にした
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