現在僕らはモニター越しで明久達の様子をみていたのだがーー
《あ、明久君。手を離さないで下さいね》
《う、うん。わかってるよ》
《・・・雄二。怖いから手を握って》
《却下だ》
明久、姫路ペアと雄二、霧島ペアが突入してから数分・・・・
二組の男女ペアのイチャつきっぷりに、クラス中から舌打ちや――
ガガガガガガガガッ!
――カッターを床や机に刺す音が聞こえる
バキッ
「「「ヨシイ、サカモト、コロス!」」」
Fクラスメンバーに至っては、片言で喋りながら近くの物を破壊していた
「いやー、いつも通りの光景だ」
「そうね・・・」
「あらあら、とても賑やかですね」
「あいつらはまた・・・はぁ」
「ジャイアンとのび太が大人に見える理由が分かった気がする・・・」
この光景をみて、僕らはそれぞれ感想を言うとスネ夫が疲れた顔で呟いていた
「でも、中々幽霊遭遇していないわね」
「いや、正確には驚かし役だよ!?」
三上さんがキョトンとしてそういうと、思わずつっこみいれてしまった
「でも、確かに出てこないな」
「そうじゃな。もしや、何か不具合でもあったのじゃろうか?」
「もしかって・・・」
「ん?どうした?スネ夫」
「仮説だけど・・・」と前置きして説明してきた
「多分迷路を作り替えてペアを入れ替える作戦だと思う。つまり、誘い込みだと思う」
「なるほどね・・・。向こうは、うちの戦力を把握してるわけで霧島さん対策ってことですよね?葵さん」
「えぇ、間違いはございません」
となるとタイミングはどこでやるのだろう?
「あれ?姫路達の方が何か重い雰囲気だぞ?」
「ん?本当ね」
どんな会話をしてるんだろう?
《前から・・・明久君に聞きたかったことがあります・・・》
《な、何かな。何でも聞いてよ》
《・・・明久君は私のこと、どう思っているんですか?》
《ほぇ?》
あら?!雲行きが怪しくなってきた・・・
《私、ずっと気になっていたんです。明久君は私のことお姫様みたいに大事に扱ってくれているけど、実はそれって、私との間に距離を取っているからじゃないかな、って・・》
《姫路さんとの距離?》
あ、これマジで重い話だ!二人とも生中継されてんの忘れてるね・・・
ー(ジャイアンとスネ夫わかってるね?)
ー((了解))
ジャイアンとスネ夫はとっさに行動起こしてくれて音声コードを一回切ってくれた
《ーーー》
《ーー》
「よし!これでいいな!」
「ごめんね?」
「・・・・仕方がない」
「全くあやつらは・・・」
これで一安心と思ったら・・
ガゴーン
「「「「「あっ・・・・」」」」」
ポタポタ・・・
「あわわわわ・・・(ガタガタ)」
「・・・・ジ、ジャイアン(ダラダラ)」
何処かの生徒がモニターに向かって飲みかけのボトルを投げたらジャイアンに頭が掛かったのと小さなタンコブできていた
何処と無くジャイアンの様子をみると
「・・・・(ポキポキ)」
あっこれは・・・騒いでいた全員終わったね
「のび太・・・スネ夫・・・」
「「は、はひ!!」」
「少し悪いが席を外すな・・・」
「「Yes,sir!」」
ジャイアンのあの微笑みは・・・かなりキレている。僕らは長い付き合いだからわかる。
投げた生徒終わったね・・・-
「や、やべ・・・」
「少しいいか?な-にすぐ終わるから」
「っちょーゆるーー」
最後まで言わせず、モニター室から外へと連れ出され・・・・・・・
『よくもやってくれたなーーーーーーーー!!!!!!!』
『ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーー!!!』
ジャイアンの怒気とそのやってしまった生徒の悲鳴を聞こえたが僕らは敢えて聞かなかったふりして、モニターの動きを見て叫んだ
「モニターが消えたと言うことは・・作戦実行か!」
「?これが三年側の作戦かの?」
「おそらく次に明かりがついたときには、ペアが明久と雄二、姫路と霧島に入れ替わっているはず。ムッツリーニ、コードを繋いで?」
「・・・わかった」
そういい、てきぱきとコードを繋いでいく。そしてーー
《ごめん姫路さん》
再び、突入組の声が聞こえるようになり明久が姫路がいると思い声を出していた
《怖かったよね。もう大じょう――》
どうやら、明久は姫路の手を掴め――
パッ(照明点灯)
《―ーゴリラ?》
《殺すぞ》
――てなかった
哀れ・・・
そう思うと外に声が聞こえた
『まだまだー!!!!!』
『ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーー!!!あかーーーーーん!!!!誰かーー』
まだジャイアンのお怒りが静まっていなかった。はぁ・・・前途多難・・・・
ここまで読んでいただきありがとうございます!次回も宜しくお願いします!