ある日の夏休みに午前中だけの補講が終わり、Fクラスをはじめとする皆がいない中・・・放課後に残っていた。
僕は・・・、いや僕らは今、何をしてるかというと、それぞれが向かい合いながら睨んでいた
そして雄二が回りを見ながらゆっくりと話していた
「お前ら準備はいいか・・・・?」
雄二は緊張した声で僕らに問いかけてきたのに対して答えるように返事した
「「「勿論!」」」
「「・・・(グッ)!」」
「無論じゃ!」
「「大丈夫(です)!」」
「うん!」
それぞれの返事を聞いた雄二は一回溜めながら、周りを見て・・・
「よし。・・・それでは・・・第一回!!王様ゲーム!!始まるぞーーー!」
「「「「「「いえーーーい!!」」」」」」
雄二の始まりの合図の言葉に僕らは声揃えて大歓声を上げた。ここでの王様ゲームの参加者をまず説明する
参加者は秀吉、明久、島田、姫路、雄二、僕、ジャイアン、ムッツリーニで8人+霧島さんと工藤さんと・・・そ、そして美子さん・・が計11人が参加してる。雄二が目をキラッとさせながら明久に指示だした
「明久!ルールの説明を!」
「OK!ここに1~10番の紙と王”と書かれたクジがあります。この“王”のクジを引いた人は他の1~7番の人に命令ができます。例えば1番が王の肩を揉むとか、2番が3番にしっぺをするとか・・・そして王様の命令は――」
「「「「「「「絶対!!!」」」」」」」
「それじゃあ・・・お前ら覚悟はいいか?」
勿論!!
このはりつめた緊張感の中・・・僕らは気を張っていた
「それじゃあーーせーの!」
『『王様はだれーだ!!』』
・・・・・
「よし!!!!」
最初の王様は雄二!?いったいどんな命令を・・・!?
「それじゃあ、命令だ!そうだなーー、5番と!6番と!8番が!鉄人に『好きです。付き合ってください』と告って来い!」
5番→明久
6番→ムッツリーニー
8番→ジャイアン
「「「貴様ーーーー!!!」」」
どうやらあの三人が当たったみたいだ・・・。
「なんて命令するんだ!そんなことしたら完全に誤解されちゃうじゃないか!」
「・・・不名誉なっ!」
「恐ろしい命令だすなよ!?」
ジャイアン達は当然、この命令に抗議していたが・・・残念だけど・・
「ダメよ、アキ! さっき自分で説明したばかりでしょ?」
「そうだよ、3人とも。何故ならね・・・」
『『『王様の命令は・・・絶対!!』』』
「「「ぐぐぐ・・・くそーーー!!!!」」」
血の涙を流しながら、教室出ていったのだ。うん・・・
「鬼だね?雄二」
「ははは!なんとでも言え!王様の命令は絶対なんだからな!!」
「後でどうなっても知らないよ・・・」
「「「うぎゃぁぁぁぁぁ!!!」」」
・・・・西村先生に告白して、ボコボコにされたのかな・・・?
数分後、彼らが教室戻ってくると・・・【私は教師をからかった事を反省しています】と、いう看板を下げて教室に戻ってきた
彼らはおそらく今果てしなく、雄二に憎んでいるはずだ・・・。あわれ・・・
「2回戦! 行くぞおおおっ!」
「「いぇぁぁぁぁぁぁ!!!」」
明久の掛け声に先程の二人も憎まんばかりに大きく叫び上げた。相当、怒ってるなー
「せーのっ!」
『『王様!だ~れだ!』』
・・・・くっ、また外れか!!
「あ。ボクだね」
さてどんな命令を下してくる?と思いきり警戒すると・・・・
「それじゃあ――2番が、4番のホッペにチューを♪」
「ホントですかーー!?」
姫路が4番だけど明久は2番なのかな・・・?僕の疑問に姫路がドキドキしながら明久に寄っていった
「あ、明久君・・明久君のクジの番号は――2番ですよね・・・?」
「姫路さん・・・」
明久はゆっくりと自分のクジを姫路に見せる。そこに書いてあった番号は――
明久→3番
・・・・あちゃ・・・。どうやら、姫路と明久のは無かったのか・・・ってことは誰なんだろ??
そう思うと・・・
「・・・え?」
「・・・」
島田が無表情に姫路に紙を見せたら、姫路は顔真っ青になっていた・・・。つまり・・・
「いらっしゃい・・・・瑞希・・」
「イ、イヤアアアアアアアアアッ!」
こういうことである・・・・
島田との罰ゲームを終えた姫路はというと・・・
「わかりました。そういうちょっとHな罰ゲームもありなんですね?それならもう!私だって・・・・容赦しません・・・!」
「普通は女の子はそういう罰ゲームは嫌がるものなんだけど・・・」
「姫路じゃからのぅ・・・」
「まぁ、続きをやろう?」
「じゃあいきますよ!せーの!」
『『王様だ~れだ!!』』
・・・・くっ!はずれか!?いったい誰が!!
「・・・俺様だぜ!!」
「!?!ジャイアン!?」
まさかのジャイアン!?ってことは・・・嫌な予感が・・・!?
「そうだなーー2番には・・・この俺様の手作りの飲み物を飲め!!」
・・・・僕2番・・・・・・
「僕が飲むことになった・・・」
「おぉ!心の友が飲むのか!?」
「あははは・・・うん」
もう諦めよう・・・王様の命令は絶対だから・・・
「ジャイアン、廊下で飲んでいいかな?」
「うむー・・・はかなかったら良いぞ!」
僕はジャイアンにそれの確認をして、廊下出ていったのだ。尚、皆が何故僕の顔色が真っ青なのかは知らないから不思議そうに見ていた
臭いが・・・・あのジャイアンシチューの臭いが感じる!?もう後戻りできない・・・
さぁ・・・
「生きて帰れますようにーー」
僕はそう口にしながら飲むと・・・・
バタン!!!
数秒間だけ天国にいるおばあちゃんと再会したような気がする・・・・。数秒間だけ意識は飛んでいたが、無事に明久達のところに戻れた・・・
尚、皆が不思議そうに見ていたのはここだけの話だ・・・・
ここまで読んでいただきありがとうございます!次回もよろしくお願いいたします!