バカとのび太の召喚獣   作:絆と愛に飢えるシリアス

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やっぱり頼れる男

結局あの後は明久が慣れたのかしっかりと三人ともアウトしてくれたのだ。山田哲夫は明久にデッドボール当てられたが、本人に痛みがないため大きい影響はなかったも、凹んでいたのはここだけの話だ

 

さて・・・今度は後攻の僕らが攻撃する番だ。とりあえず、ムッツリーニに指示を出さないと

 

「ムッツリーニ、いい?ホームランとか打てなくっていいからとりあえず、当てるだけね」

 

「・・・・任せろ(ぐっ!)」

 

サムズアップをしてバッターボックスに立ったムッツリーニは・・・

 

「・・・サモン」

 

お馴染みの召喚の合図を出したのだ。さて、ピッチャーはムッツリーニをどう押さえる?

 

その前に点数は?

 

古典

Eクラス

中林宏美 120点

   対

Fクラス

土屋康太 22点

 

・・・・点数の差が激しいよ・・・・

 

「ってか、中林さんの点数高いな」

 

「そうですわね」

 

「のび太が案外教えて高くなったとか?」

 

「あー、確か課題テストに向けて中林さんと美子さんと山田君とでテスト勉強した日もあったな。でもそうとはかぎらないでしょ?」

 

「「「いや、ありそうでこわい(ですわ)」」」

 

「なにげに酷いね・・・・」

 

そう話してるとムッツリーニは中林さんの投げた球を打つもピッチャーゴロでアウトになった

 

次は秀吉か・・・・

 

「秀吉、少しいいか?」

 

「む、なんじゃ?ジャイアンよ」

 

「ーーーってしたらどうだ?いけるか?」

 

「・・・わかったのじゃ。任せるんじゃ」

 

そういって秀吉はバッターボックスに立ったのだ。ジャイアンは秀吉に何をいったんだろ??

 

「二人目も押さえてあげるわ・・・・木下!!」

 

「負けるわけにはいかないのじゃ・・・」

 

闘志剥き出しにして、そう宣言する中林さんををみた秀吉もまた落ち着いてバッターボックスの入った。

 

 

秀吉がバッターボックスに入っていたのを確認してから初球が放たれる。秀吉はそのボールの球筋を見極めるかのように、じっくりと見極めた

 

ーーボール

 

 

第2球目

 

 

ーーボール!

 

 

1,2球ともにストライクゾーンを捉えられないでいる。慎重になりながら振りかぶった3球目

 

ーーストライク!

 

ようやくストライクが入ったものの、どこかやりにくそうな表情をしている。そのまま投球は続き、2ストライク2ボール

 

 

5球目、ここで初めて秀吉が動いた

 

 

キンッ!

 

「なっ!?」

 

「ぬ?!」

 

ーーファール

 

「(あまりに力ないスイング・・・そういうことね・・・・)」

 

中林さんがなにか気づいたいように僕も気づいた

 

「そういうことか・・・」

 

「なにかわかったの?のび太」

 

「僕もわかったよ」

 

「スネ夫も!?いったい何がわかったのさ」

 

「「ジャイアンが指示出したのはフォアボール狙いさ」」

 

「やっぱりね。僕もそう思っていたよ」

 

「「「嘘をつけ。このバカ」」」

 

「みんな酷いね・・・・」

 

そうしてる間にカウントが3-2になっていた。いいよ!そのままフォアボールになればチャンス増える!

 

「思いきり振れよ?木下」

 

山田君が秀吉に囁き戦法をしてきたのだが、秀吉は相手せずにスルーした

 

「(やっぱり、冷静ね)思いきり勝負しないのかしら?木下秀吉!」

 

「すまぬが、それはできん。なにせ、0対3という状況じゃ。5回までしかない以上ワシらは確実に点を取り返さないといけないのじゃ」

 

時間の都合上5回までしかなく、チャンスが少ない。言い方を変えれば、5回までにきたチャンスを如何に生かせるか相手のチャンスを如何に潰すかがこの試合の鍵となる

 

「残念ね・・・男らしく挑んでくれたら嬉しかったのに・・・残念だわ」

 

「!!男らしく・・・・じゃと・・・?!」

 

「「「「あっ・・・終わってしまった感じが・・・」」」」

 

ーーストライクッ!バッターアウトッ!

 

参ったな・・・・あとで少しでランナー出したのに・・・・残念だ

 

「とりあえず3番はだれだ?」

 

「明久だよ。ジャイアン」

 

「どちらにしてもこれで2アウトか・・・・で、次の打順は僕か」

 

「「「明久、アウトになったら帰ってこなくていいから」」」

 

「そんな・・・・これから打席に向かう人に言うセリフじゃないでしょそれ。しかもジャイアンにスネ夫、のび太三人とも口揃えてハモるなんて酷いよ・・・」

 

「「「一割冗談」」」

 

「あとの九割は本気!?!」

 

そんな会話といつもの反応をみせてくれた明久を見送った

 

「召喚獣の扱いに最も長けているであろう明久ならなんとかなるだろう」

 

「だな」

 

「とにかく、雄二とジャイアンは準備しなよ」

 

スネ夫がそういった瞬間に・・・・

 

 

ゴスッ

 

ーーデットボール

 

「痛みがっ!顔が陥没したような痛みがっ!」

 

初球から顔面へのデットボール。よりにもよってフィードバック機能のついている明久に対して・・・・

 

「ここから先、あんたの打席は全部デットボールよ・・・・!!覚悟しなさい・・・!!」

 

「ひぃぃ!?(宏美さん激怒してる・・・!!)」

 

山田君が震えてるのは僕は見逃さなかった。相当さっきの明久のピッチングに怒りがたまっていたんだね・・・

 

「兎に角、次は雄二だ!頼むよ!」

 

「任せろ。この馬鹿の犠牲は無駄にしない」

 

「僕は生きてるよ!?」

 

そんな明久をほっておいて、雄二は召喚した

 

「うっ・・・(こいつは怖いけど・・・ここで押さえておきたいわね)」

 

「(敬遠を使うてもあるよ?宏美さん)」

 

「(いいえ、ここは勝負するわ!)いくわよ!」

 

2アウトランナー1塁でセットポジションからボールを投げる

 

そんな球に雄二は・・・

 

「よっと」

 

金属の甲高い音と共に、雄二が思いっきり引っ張った打球は3塁線を通過していく。これで2アウトランナー1、2塁か・・・

 

「坂本に続きなさいよ?」

 

「武君大丈夫か心配です」

 

「そうですね。剛田君」

 

女性陣が心配していたがそんなの杞憂だよ・・・

 

「心配ないよ。皆」

 

「なんでじゃ??」

 

秀吉が疑問を言っていたがそんなのは決まってるじゃないか

 

「(ここはおさえる!!)いくわよ!!」

 

中林さんが低めのためを投げるが・・・

 

「!(もらった!!!)」

 

「えっ・・・・」

 

そんな様子を見た僕は続きを言った

 

「だって・・・ジャイアンは僕やスネ夫と共に野球をしていた仲間で・・・このFクラスでは頼れる主砲さ」

 

打球は山なりでもなければゴロでもない。まるで弾丸のように一直線に飛んでいき、遥か彼方へと消えていった

 

ーーーホームラン

 

Eクラス 3

   対

Fクラス 3

 

明久、雄二、ジャイアンがホームへ還り、これで同点。試合は振り出しに戻った

 

「「ナイスバッティング!」」

 

「おう!みたか!のび太にスネ夫!そして真理亜!」

 

「「うん!流石・・・ジャイアン!!」」

 

「流石武君ですわ!」

 

僕らは喜んでハイタッチしていたのだ。なお真理亜さんはジャイアンにハグしていたのだが・・・

 

「(真理亜さん!?胸があたってるぅぅぅ!!)」

 

顔真っ赤にしていたのはここだけの話だ。とりあえず試合は振り出しにこれで戻った・・・!




ここまで読んでいただきありがとうございます!次回もよろしくお願いします!
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