バカとのび太の召喚獣   作:絆と愛に飢えるシリアス

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喧嘩と理由

三回の裏になり、僕らはそれぞれの意見言い合いながらはなしていた 

 

「ここで何とかして1点返したいね」

 

「そうだね。この回の打順ならできそうだし」

 

「この回って確かアキ、坂本、瑞希の順番よね?」

 

「傍から見たら下位にではなく完全にクリーンナップの打順じゃな」

 

明久はともかく、雄二は本来の調子ではないし姫路は野球をしたことがないから厳しいよね・・・

 

「とにかく明久たちは頑張って一番のジャイアンに繋げてね!」

 

「うん!」

 

「はい!」

 

「・・・・」

 

相変わらず雄二の反応はひどい・・・・というよりもイライラしてるのが明らかに伝わるよ・・・

 

化学

化学教師

布施文博 269点

 VS

Fクラス

吉井明久 77点

 

相手投手は布施先生か・・・・。明久とにかくなんでもいいから出塁してね!!そう思ってると・・・

 

「ぐぼぉ!?!」

 

「「「おぉぉぉ!?」」」

 

先生の投げた球が運悪く明久の体に当たった・・・消滅してないよね?!

 

化学

化学教師

布施文博 269点

 VS

Fクラス

吉井明久 47点

 

耐えていた・・・・でも本人は体を丸めていた。まぁいたいよね・・・

 

とりあえず・・・・完全試合はなくなったのとノーアウト、ランナー1塁・・・・。これであとは雄二が打ってくれれば1点返せる

 

「・・・よし・・・いくか」

 

「雄二!!」

 

「あ・・・・?なんだ・・・」

 

「(うるさいと思わんばかりの目付き・・・)・・・やっぱりいい」

 

「ケッ・・・」

 

雄二がバッターボックスをはいるの見送った僕は今の雄二は明らかに試合に影響及ぼしてる・・・

 

「(明久、先生が投げるモーションに入ったら二塁に走ってね?)」

 

「(え?でも・・・)」

 

「(そこまで本格的にできると思えないからね。わかった?)」

 

「(・・・OK!)」

 

さて、アドバイス雄二の点数と運動能力、身体能力なら打ち返してくれるだろうし、こっちはチャンスを広げるだけだ。布施先生の召喚獣が投球姿勢に入るその瞬間!

 

「なっ!?(走った!?)」

 

走った姿を見て驚いたのか、放たれたボールはど真ん中の絶好球

 

「(よし!雄二ならうてる!!)っえ?」

 

「・・・・っ」

 

雄二はその球を見てピクッと動き・・・・そのまま見送った

 

ーーストライク!

 

でも・・・・どうしてさっきの絶好球を見逃したのだろうか?

 

そう考えてると先生は投げるモーションに入り明久が三塁に走った

 

「っちょ!?まだ指示だしていないのに!?」

 

「こ、の・・・・っ!」

 

一瞬だけ身体を震わせてから雄二はバットを動かした。でも、打つかどうか判断が遅れたため中途半端なスイングになり、ボールの下に当たったのでピッチャーフライとなり、布施先生はボールを素早く2塁に送球した

 

しかもボールは高く飛んでいないのと明久が走っていた為二塁に戻る時間がなかった

 

 

ツーアウトでノーランか・・・最悪だな

 

 

「くそっ!」

 

ベンチに戻る時に雄二が悔しそうに吠えた。そんならしくない雄二を見て・・・

 

「坂本・・・」

 

「なんだ・・・剛田」

 

「はっきりいって試合でそんなのは迷惑だ。勝つ気がないなら下がれ・・・そして霧島さんに謝ってこい」

 

「なんだと・・・!」

 

ジャイアンの言葉にイラついた雄二は胸ぐらをつかんでジャイアンに怒鳴った

 

「今のもう一回いってみろ!剛田!」

 

「あぁ・・何度でもいってやるよ。勝つ気がないなら下がれって言ってるんだよ!そんで謝ってこいと言ってるんだよ!」

 

「何で俺が謝らないといけないんだよ!だいたい、どうして俺が、本人の同意もない紙切れ1枚没収された程度であそこまで怒られなきゃいけないんだ!あぁ?!」

 

「本当にそう思ってるのか・・・お前!」

 

ジャイアンと雄二がそれぞれ胸ぐらをつかんで睨んでると・・・

 

「紙切れ、ですか?」

 

打席に向かっていた姫路だがアウトになり戻って首をかしげていた。

 

「なんだ姫路。人の大事なものを紙切れ扱いするなとでも言いたいのか?」

 

「何お前人に八つ当たりしてるんだよ!坂本!!」

 

「黙れ!」

 

あぁもう!この二人は・・・!止めようと思ってると・・・

 

「いえ、そうじゃなくて・・・・私の聞いた話とは違うと思ったので」

 

「っ!?」

 

姫路の言葉に雄二は驚いていた。もしかって・・・やっぱり明久や雄二が何を思っていたのかは大体検討ついたけど・・・鈍感だなー・・・

 

「姫路さん、それってどういうこと?」

 

「えっと・・・・私は、翔子ちゃんが没収されたのは如月ハイランドで坂本君から貰ったヴェールだって聞いたんですけど」

 

「「・・・・・は?」」

 

「・・・・そっちかー」

 

聞き返す2人を見てとても残念に感じてしまった

 

「そっちかーって・・・のび太知っていたの?」

 

「うぅん。何となく婚約届けとかではないと思ったのさ。そんなのとられてもまた新しいの追加しそうと思うしね。でも、まさかヴェールとはね・・・」

 

本来持ち歩くものではないよ・・・・

 

「前に、翔子ちゃんが嬉しそうにお話をしてくれました。翔子ちゃんが大勢の前で夢を笑われたあとに、坂本君が『俺はお前の夢を笑わない』って言いながらプレゼントをしてくれた大切な思い出のヴェールだって」

 

「あ、それはウチも聞いたわ。お泊まり会をやった時に幸せそうに言ってたのは凄く印象的だったもの。そっか・・・・あれ、没収されちゃったんだ・・・・それはショックよね・・・・」

 

「「・・・・・・・・」」

 

2人は今の話で完全に言葉を失っている様子だ

 

「ですから、その思い出のヴェールつまらないものと言えば起こるのも当然かと思われますね。・・・坂本さんはご存じなかったのですよね」

 

「・・・・ああ。知らなかった」

 

今回はどちらが悪いかなんて言えないだろう。雄二は没収品を勘違いしていたんだし、霧島さんは雄二がヴェールを没収されていた事実を知らなかったんだし・・・・

 

まぁどちらにしてもあとで雄二にはきっちり謝ってもらおう

 

「坂本・・・どうするんだ?」

 

「どうもこうも・・・・きっちり守って、点数を取って勝つだけだ」

 

そういった雄二はいつもの顔つきに戻っていたのを見た僕らは安心した・・・

 

なら・・・もうここからが僕らの試合だ!!

 

 

 

 

 




ここまで読んでいただきありがとうございます!次回もよろしくお願いします!
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