この回はしっかりと失点を押さえたい・・・。そのためにはまず西村先生を押さえないとね
「雄二、次の科目はなに?」
「次の科目はたしか・・・英語だったな」
「英語か・・・・どうしたものか・・・」
「押さえる方法はひとつだけあるよ」
僕らが考えているとスネ夫が案を出してきた。スネ夫が提案出すのは珍しいな・・・
「なんだ?骨川」
「この回の英語Wの科目での西村先生相手は・・・僕に考えがあるから任せてよ」
「お前が考えあるなら、その考えでいくか。・・・剛田、お前からは何か考えはないか?」
「うむー・・・・考えはないぞ」
「ないの!?」
「明久うるさい。だが・・・この回は西村先生を三振にして流れをこちらに引き寄せるぞ!いいな?!」
「「「っおぉ!!」」」
ジャイアンの気合い入った声にみんなも自然と気合いはいって返事していた。どうにか最悪の士気は抜け出せそうだ・・・。そう思いながら主審にメンバー交代のコールをいった
スネ夫side
さて、真理亜さんをキャッチャーに変更して雄二はピッチャーからレフトへと配属された。ジャイアンは真理亜さんのいたポジションに
つまりピッチャーは・・・・
「まさかお前がピッチャーをやるとは予想外だな・・・。驚いたぞ、骨川」
「・・・やる予定ではなかったんですけどね(里緒菜さんから聞いていた話では真理亜さんは英語がかなり凄いと聞いていたよね・・・)」
そう答えながら真理亜さんから出るサインを待つ
「(インコースに速い球。なるべく低めに放ってください)」
「OK・・(きちんとジャイアンが時間の合間に真理亜さんに野球のルールやサインをを教えていたから、分かりやすい)」
真理亜さんのサインに頷き、構える。呼吸を整え、小さいテイクバックからサイドスロー気味でボールを投げるとーー
「むっ!?」
「「「・・・・え?」」」
「・・・あっ、やっちゃった・・・・」
放たれたボールは自分も予想外の速度で西村先生の召喚獣の胸元を抉って真理亜さんの構えるミットに収まった
「っちょ!?真理亜さんは大丈夫なの!?」
「安心しろのび太・・・真理亜さんはな・・・」
ジャイアンがのび太の慌てた声に落ち着いた口調で答えをいった
「真理亜さんはな・・・大きな家の財閥の長女で令嬢であるが・・・英語は凄いぞ」
英語
Fクラス
氷華真理亜 360点
骨川スネ夫 365点
「「「「・・・・・えええ!?!!」」」」
「まぁスネ夫は数学と言うよりも英語が話せないと大変だとぼやいていたから点数高いのは納得だな」
・・・さっきからジャイアンは誰に説明をしてるんだろう・・・?
「ナイスコースですわ♪」
真理亜さんは褒める言葉をかけながらボールを返球してくる
「(次のコースはどうするのですか?)」
「(もう一度インコースに速い球。今度は高めに)」
「(高め?駄目ですよ)」
「(ここは強気にいきましょう)」
強気にか・・・とにかくここは流れを引き寄せたいからね
そう決意して要求されたコースに思いきり投げると・・・
キィン!!
「「!」」
「・・・ぬぅ・・・!」
打球は真理亜さんの真後ろのフェンスに当たった。あれを当てるのはさすがだね・・・
「(タイミングぴったりですわね)」
「(そうだね。次はコースを変えよう。できればボール球とかにしたほうがいいね)」
「(でしたら・・・・アウトコースでーー)」
僕はそのサインを見て驚いた。でも4球でアウト取るための布陣としてはありかもしれない・・
コースのサインにうなずいて今度はさっきよりも腕を早く振る。西村先生の召喚獣は先ほどと同じタイミングでスイングを始動させたが・・・
「よし・・・」
「なに!?!」
西村先生の召喚獣がスイングを完全に終えてもまだボールが真理亜さんのミットに到達していなかった
ポスッ
西村先生の召喚獣がスイングを終えてコンマ数秒後、ボールはミットに到達した
「ス・・・スローボールだと・・・!?」
ーーストライク!バッターアウト!
主審のコールが響いた瞬間・・・・
「「「うぉぉぉおぉぉ!!」」」
Fクラスの大半がビックリしたように大声をあげていた。これで一つ山を越えた・・・
「・・・助かったぞ。骨川、氷華」
「礼はいいですわ。あとは頼みますよ」
「あぁ、ここからは俺がきっちり押さえる。お前達が引き出してくれた流れをものにしてやる」
「ーーー主審、ポジション交代します」
雄二の決意の顔を見て、ひと安心した僕は審判にポジション交代を言った。ここ三人のポジションをもとのポジションに交代して僕は雄二とバッテリー組んで残り二人を挑んだ
さっきのジャイアンたちとのやり取りで吹っ切れたのか、前の回とは比べ物にならない球威と球速で5、6番を打ち取った
この流れは大きいよ・・・絶対に勝つぞ!Fクラス!
ここまで読んでいただきありがとうございます!!次回もよろしくお願いします!