四回の裏から僕らの攻撃ジャイアン、スネ夫、秀吉という打順から始まるのでとりあえずベンチに戻ったのだが・・・・
「おっしゃテメェら!こっちの攻撃はあと2回!きっちり点数もぎ取って、俺らのお宝を奪い返すぞ!」
「「「おうっ!!」」」
「お宝って・・・僕やジャイアン、スネ夫は奪われたものは無いよね?」
「僕はないよ。ジャイアンは?」
「あー、俺は実はあるんだよな」
「「あるの!?」」
あれ?ジャイアンは没収されたのはないと聞いていたのだけど?
「いや、荷物検査は問題なかったんだ。まぁ、そのあとに取られたんだよ。返してくれる条件はこの試合を優勝したら返してくれると聞いていたからな」
「ちなみに何を取られたの・・・?」
「そいつは内緒だ。まぁ・・・とりあえず勝つぞ」
「だな」
僕らがそう話してると、雄二が皆に高らかに声あげた
「ここから先、俺は全力を出す!だから、お前らも協力してくれ!没収された大事な物を取り戻すために!いいか!!合言葉は―――」
「「「取り戻せ!我らのエロブック!!」」」
「やるぞぉおぉぉ!野郎共ぉぉぉ!!」
「おぉぉぉぉぉ!!!!」
・・・・何かまだやってるな・・・・・。
「とりあえず、ジャイアン、スネ夫。二人に託すよ!」
「「任せろ!!」」
とにかく、一番、二番、三番が頑張ってくれないと・・・頼むよ
「エロ本、エロ本、エロ本・・・・」
「抱き枕、水着写真、シャワーカーテン・・・・」
僕の傍らではFクラスの仲間が呪文のように言っていたが、正直・・・・こんなクラスはイヤだな・・・・
結論からいうとジャイアンとスネ夫も西村先生の前では粘ってもヒットは出ずにアウトになった。現在は三番秀吉だが、僕は雄二と話をしていた
「・・・雄二、仕込みをしたの?」
「おう。・・・・まぁなんとかなるだろう」
すると・・・
ーーファール!
話をしている間にも、3番の秀吉が短くバットを持ちコンパクトなスイングで教師陣の剛速球に食らいついていた
「向こうもフォアボールくらい出してくれたらいいのに・・・・」
「相当慎重に投げてるみたいだからフォアボールは期待できそうにないよ」
この回の投手は英語の山田先生。因みに、二番のスネ夫は粘って粘っていたのだが・・・最後には三振取られたのだ
「それにな、こっちが反応できないような剛速球は放ってこないものの、コントロールが良いみたいでフォアボールは期待しようにも期待できない」
「コントロールがいいからお陰で際どいたまに手を出せず三振したしね・・・。それにセカンドもショートも異常だよ」
「だよね。大島先生、寺井先生があそこに守っているから厳しいよね」
その会話をした後、3球連続でファールとなり、カウントは2ストライク1ボール
「む・・・?」
「雄二・・・何か異変感じない?」
「何?仕掛けにはまだ早いはずだが・・・・?」
雄二が怪訝した顔になったが、秀吉は三振に倒れた。すると・・・
「「「「は?」」」」
召喚獣が突然消えたのだ。これは・・・・僕らが仕掛けていないのになんで・・・?
「先生、これは・・・・?」
「あー・・・・すまん、学園長に確認してみる」
西村先生はすぐに学園長の方に走っていき、すぐ戻ってきた
「「「「速っ!?」」」」
「あー・・・学園長曰く緊急事態だからこの回・・・つまり、最終回は野比、お前の提案していた召喚獣なしの純粋な試合となった」
「え・・・・ってことは・・・」
「そういうことだ・・・」
つまりこの回は実技・・・・本気の対戦と言うことか
「「「「おしゃぁぁぁぁ!!」」」」
後ろで喜んでる仲間を僕はスルーしながら、西村先生に質問した
「試合球とか道具は用意するの手伝いましょうか?」
「試合球は問題ない。それと走って帰ったついでにバッドは用意したから問題ない。グローブはそれぞれ選べ」
「「「用意よすぎ!?」」」
余りの用意がいいのに僕らは突っ込みを入れた。まぁいいや・・・
「勝たせてもらいます・・・先生」
「・・・受けてたとう・・・野比!」
僕は先生に宣言すると西村先生も強気に笑いながら腕組んでいた
このチャンスは大きいよ・・・勝つぞ!Fクラス!!
ここまで読んでいただきありがとうございます!!次回もよろしくお願いします!