あのあと大会の閉会式で各クラスに並んでいたのだ。その中でも自分達のクラスFクラスがご機嫌だった・・・
まぁ、彼らが没収された物はよく考えてみたら何でこれのために頑張ったんだろう・・・?あれ、でも島田も姫路も没収されたのを聞いていたからなんとも言えないけど・・・うーんなんだろう?このモヤモヤはーー
ーー続きまして、今大会のMVPを発表します。呼ばれた選手は前に出てください
「あれ、そんなのあったって?」
「さぁ?明久がMVPならおかしいけどね」
「えー、ならのび太がMVPとでもいうの?」
「まさかー、僕じゃないでしょ?」
ーーMVPは2年Fクラス剛田武君です
「はい!!!」
呼ばれたジャイアンは前に出たけど明久は固まっていた。どうしたんだろ?
「なんでジャイアンが・・・?」
「さぁ・・・?」
「可笑しいな・・・僕も頑張ったのに・・・」
「いや、頑張ったかもしれないけど先生たちが話あって決めた可能性もあるから仕方がないかもね」
「はぁ・・・」
ジャイアンがMVP賞を受け取ったあとに、この大会の優勝名が2-Fと名前あげられたとき彼らは嬉しそうに興奮していた・・,。まぁ没収されたのを取り返すのはおいといて・・・久しぶりの野球楽しかったなー
ーーそれでは、これにて文月学園体育祭を終了します
こうして体育祭が終了となった。・・・・昔なら“帰るまでが体育祭だからな!”と教師に言われたことあるような気がする・・・
そんなことを考えながら、他のクラスが帰宅の途に付く中、僕らは担任教師である西村先生のところへ集まった
「鉄人!俺たちの聖品を返してくれ!」
「そうだそうだ!約束だろ!」
「返せ、返せ!」
西村先生はそんなバカな生徒たちを見てため息を吐いた
「はぁ・・・まぁ、約束は約束だ。没収品は返還しよう」
「「「よっしゃぁぁぁぁぁ!!!」」」
西村先生は仕方がなさそうにいうのと喜ぶFクラスの仲間達・・・
「では、この紙に没収された品と名前を書いて提出しろ。一両日中には返還する」
「「「はーい」」」
なんでこういう時だけ良い返事をするんだろう・・・・
全員が書き終えると西村先生に書いたのを提出した
「さて。それでは、ここに書かれた没収品は、後日きちんと“郵送”する」
「「「「へっ?」」」」
僕もだけど、皆も鉄人の言葉を聞いてポカンとした表情をした
「宛名はお前たちの保護者になる。全員、到着を楽しみにしているんだな」
「「「はぁあああっ!?」」」
「良かったなお前ら。海外からのゲストも大満足だったようで、学園長は機嫌良く返還を快諾してくれたぞ」
いや、学園長は機嫌よくっても悪くってもそのような対応しそうだけどなー
「それと学園長からの伝言だ。“学園として返還してやるけど、子供として持っていて良いものかどうかの判断は、あんたらの保護者に一任する”とのことだ」
「「「ごもっとも・・・」」」
「じゃあ解散!」
西村先生の言葉に全員渋々で戻ろうとしていた。西村先生が職員室に帰ったが・・・
「「「「やっぱり力付くで取り返すぞぉぉぉ!!」」」」
無謀にも西村先生がいるところへ明久と雄二が先導して襲撃しにいった
「さぁて僕は美子さんと帰るね。みんなも一緒に帰ろう?」
「だな。返り討ちになるのが落ちだしな」
「私も一緒に帰ります」
「やれやれ・・・」
僕の言葉にジャイアン達だけではなく島田も一緒にねーー
「「「「うぎゃぁぁぁ」」」」
彼らの叫び聞いたのはきっと気のせいのはず・・・・
学園長side
ーー学園長室ーー
やれやれ・・・ガキどものおかげでゲスト達も大喜びだった・・・。にしてもあの決勝戦であの回だけシステムに問題あったのは気になるねぇ・・・
気になりパソコンを見ると
「ーー!?」
これは・・・・!
「・・・暫くは召喚獣戦争全面禁止だね。それと召喚することもね」
この件は最悪だねぇ・・・・さて・・・どうしたものか・・・
アタシは痛くなる頭を押さえながらどうするか考えた・・・
ここまで読んでいただきありがとうございます!そして次回なんですが、色々とご批判がありそうかもしれませんがこれからもこの作品をよろしくお願いします!