最悪だ・・・
その一言につきる・・・。呻くように僕は無理やり痛む体を起こした
「くっ・・・」
「まだ無理に動かない方が懸命だと思う・・・。英雄野比のび太」
「っるさい・・・はぁはぁ・・・」
「ここで俺は失礼させてもらおう。去らば・・」
そいつは僕から背を向けて暗闇へと逃げた・・・。体が痛むせいで止めることができなかった・・・
「畜生・・・止めることができなかった・・・。っ・・・体が痛むなんて・・・フィードバックなのかな・・・?」
「のび太!!」
「スネ夫・・・なんでここに・・・」
僕はここにいないはずのスネ夫がいることに驚いたが、今は体が痛むせいか動くのもしんどい・・・
「のび太大丈夫か!?」
「大丈夫に・・・見えると思う・・・?」
「いや・・・みえないよ。兎に角一緒に帰るかそれとも・・・病院いくか?」
「とりあえず・・・僕の家の方まで・・・お願い・・・。この件は・・・明久たちにも知られたくないからね・・・」
「分かってるよ。それにしても・・・いったい何があったのさ・・・そんなボロボロになるのは冒険以来じゃないか・・・」
肩を組んで僕はスネ夫と一緒に帰りながら質問してきた。確かに・・・冒険以来だね・・・
「犯人は・・・何1つわからなかったけど・・・1つだけ確信できたことがあるよ」
「本当か、のび太!」
「可能なら・・・ジャイアンにも話さないと・・それと・・・ごめん。犯人には逃げられた・・・」
「なっ・・・そうか・・・お疲れ様、のび太」
スネ夫が何言いたいのかは大体わかる・・。兎に角話さないと・・・何が起こったのかを・・・
暫くして僕の家につき、スネ夫は僕の部屋まで着いてきてくれた。そして、わざわざジャイアンも夜遅くなのに僕が負傷したと連絡してくれていたのか急いで来てくれた
「のび太、生きてるか!?」
「いや、連絡したときに負傷したって連絡したから生きてるでしょ・・・」
「あははは・・・」
ジャイアンの言葉にスネ夫は呆れながら突っ込みをしていた。それを聞いたのび太は苦笑していた
ジャイアンはほっとした顔で安心したように座り込んだ
「ふぅ・・・・良かった。しかし、何があった?のび太・・俺が知る限りお前もそこまで弱くないはずだが・・・」
「それに犯人に何となく目星着いたみたいなこと聞いたけど・・・それ本当?」
「・・・まずひとつ覚悟して聞いてほしいけど犯人は・・・恐らく未来人。それも時空犯罪の可能性がある」
「「!?!」」
僕の言葉にジャイアンもスネ夫も驚いていた。当然だろう・・・明久たちは馴染みがなくっても僕らには聞いたことがある言葉なのだからこの二人にしか話せない
「そいつは・・・確かに最悪だな。しかし、時空犯罪の証拠はあるのか?」
「奴が取り出したのはショックガンだった・・・」
「はっ?ま、まってよ!?ショックガンってドラえもんの道具のあれだよね?!それがそいつ持っていたの!?」
「うん。・・・証拠はこれだよ・・」
そういってみせると二人も驚いていた
「確かに・・・」
「いつの間に回収していたの!?」
「戦いの最中にね・・・」
「これを見たら現代の技術では不可能だから時空犯罪の可能性が高いよね?」
「むむ。・・・明日は俺が動いて調べようか」
僕らはジャイアンの言葉に驚いていた。何で驚いていたのかジャイアンも分かっているのか苦笑していた
「実は母ちゃんから連絡もらってよ・・・。この三連休営業は休みにすることにしたのと最近事件が多いから営業成り立たないというので3日間しなくっていいことになった」
「なるほどね。・・・のび太、ドラえもんに連絡とる方法はないのか?」
「今はない・・・。あっても難しいと思う」
「なんかまるで連絡とれる手段があるに聞こえるんだけど・・・まぁいいや。もうひとつこちらが聞きたいのはあるけど・・」
「・・・その前にジャイアン・・・これを渡す」
「む、これは・・・?」
「学園長が特別に作ってくれたんだ。スネ夫も密かに関わっていたんでしょ?」
「うん。とりあえずジャイアン・・・サモンっていって?」
「?まぁいい・・・サモン!!」
ジャイアンが学園でのお馴染みの召喚の合図を言うとーー
「うぉ!?!俺の体が召喚獣と変わらん感じになってる!?嫌、なんかおかしいぞ!?」
「しかも、なんかバージョンアップしてない!?武器がおかしいよ!?」
「衣装に至っては青いタイツ!?なんで!?」
あっ、そういえば僕もなぜか青色のになっていたな・・・。システムのエラーなのかな・・・それとも学園長が趣味走っているのかな?
「バットがめちゃくちゃ軽い・・・。戦うなら槍の方がいいけどなぁ・・・」
「なんで?」
「バッドで人を殴るのはのび太だけときめているからな。召喚獣ならまだしもなぁ・・・」
「あれ?さらりと僕限定と言わなかった?それも武器で殴るって・・・」
「まぁまぁ、ジャイアン。それの腕輪のは完成してる訳じゃないんだよ」
「んっ、どういうことだ?」
「元々これは今回の件だけのために作ったのだけど、なんもない場所での召喚は回数が限られてる。つまり結界みたいなのがなくってもその姿で保つことはできるがーー」
「まぁ早い話だが、町中でそれを召喚したまま保つことができるって言うことでいいんだな?」
おぉ、きちんと理解してる・・・・。まぁもっと言えばイベントのために考えていたとスネ夫がジャイアンにくるまえにおしえてくれた
「しかし・・・のび太がやられたほどの敵か・・・。これは気を絞めないとな」
「のび太、戦っていて犯人のやり方とかは気づかなかった?」
「・・・腕輪をあいつは持っていたよ。恐らく時空犯人なら未来の道具で作り上げることもハッキングすることも簡単だったと思う」
「腕輪か・・・。他に気を付けておくことは?」
「・・・召喚獣が自分達の体に纏ってるからかそいつがそう弄ったのかは知らないけどフィードバックが存在してるよ」
「だからのび太もボロボロだったわけか・・・。兎に角、俺が明日捜査向かうからのび太は安静してろ」
「じゃあ僕は帰るね。のび太何かあったら連絡をして、ジャイアンも」
「うん。ありがとう」
「またな!」
スネ夫は僕らにそう言って帰った。ジャイアンも帰ろうとしていたが部屋から出ようとしてなかったので疑問におもっていたのか僕にきいた
「のび太・・・この件は俺らだけの秘密にしてるが・・・本音を言えばドラえもんがいてくれたらいろいろな方法はあったよな」
「・・・うん」
「のび太よ・・・お前の痛みは俺らの痛みだ。つまりお前の戦いは俺達の戦いだ。俺達の戦いは俺達の戦いだ」
「ジャイアン・・」
ジャイアンは笑いながら僕の方に振り向いた
「安心しろ!このジャイアン様は負けない!お前の仇はしっかり討ってそいつになぜショックガンを持っていたのか問い詰めてやる!」
「・・・相手は手強いから気を付けてね」
「おう!またな!」
そういったジャイアンは自分の家へ帰った・・・。願わくば美子さんや明久らに知られることなくこの件を早期に解決しないと・・・
そう思った僕は回復するべく横になり寝ようとおもったがスネ夫がそういえば僕の枕元に食べ物をおいたからっていっていたね?たべようか
「いただきまーす」
このとききちんと確認すれば良かった・・・。久しぶりに戦ったからなのかきちんと見てなかったことに後悔した・・・
ジャイアンside
俺はのび太と別れて帰ったが・・・正直今の俺様は怒り心頭だ・・・・。親友がボロボロになった姿を見たとき自分の怒りもあったが一番は・・・
「よくも俺様の大切な心のともを傷つけてくれたな・・・!絶対にギタギタのメッタメッタにしてやるぅ・・・!」
俺はのび太を倒した敵に必ずぼこぼこにすると誓ったのだ・・・。覚えておけよ・・・!!
只ですむと思うなよ・・・!
「あっ、そういえばスネ夫に俺様の手作りをのび太に渡してくれたのかな?あいつ今日家で一人と聞いていたから折角だし作ったけど」
まぁ、きちんと食べてくれてるだろう。ジャイアンスペシャル料理の一つだからな。今頃のび太は喜んで食べてるだろうな!
・・・・今度姫路と料理してみるか。あの独特の味はなかなかよかったからな!そう思ったら俺は早くこの事件を解決しょうときめた・・・・
ここまで読んでいただきありがとうございます!次回もよろしくお願いします!