バカとのび太の召喚獣   作:絆と愛に飢えるシリアス

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約束を果たすとき・・・

思い出すのはあの日のアイツが帰ってこなくなった日の事だ・・・。今思えばあれが最後だったんだね

 

『のび太君、僕は今未来に一回帰るけど念のためにこいつを置いていくね?』

 

『・・・・うん』

 

『僕がこちらに帰れなくなった場合のためにこいつをおくけど、たった一回しか使えない』

 

一回しか・・・・そう復唱しているとアイツは心配そうに言っていた

 

『やっぱり僕は帰らないでーー『うぅん大丈夫だよ』ーのび太君』

 

『約束するよ・・・きっと一人でも立ち上がれることをね』

 

『・・・』

 

『本当に困ったときには使うかもしれないけど・・・・でもね、そのときが来たときは頼むよ?』

 

『わかったよ・・・必ずまた会おうね?のび太君』

 

アイツは僕に手をさしのべてきたので僕も手を出して力強く握り約束した

 

『約束するよ・・・・ドラえもん!!』

 

そしてアイツは未来に帰り・・・僕はアイツの約束を破ることなく頑張ってきた・・・

 

そして・・・今・・・・

 

あのときの本当に困ったときが来たのだから頼るよ・・・

 

ドラえもん・・・・

 

 

 

 

「のー太」

 

君は・・・この約束を覚えてるかな?

 

「おーー」

 

本当に約束をしていたこと今の君の届くかな?

 

「のび太君!」

 

「っうわ!?!」

 

僕は気がつくと美子さんの顔が目の前に迫っていたのに慌ててしまった

 

「急に遠い目になってどうしたの?」

 

「あ、ごめんごめん」

 

「で、それが22世紀の道具って言うけど・・・何て言う名前なの?」

 

「タイム電話っていってねこれで電話を繋げることをできる手段だよ」

 

「「「「はっ!?」」」」

 

「そんな手段あるの!?!」

 

明久は驚いて声を高く上げていた。他のみんなもビックリしていた

 

「・・・・言ったでしょ?現在と未来へ繋げるための唯一の連絡手段とはこれさ」

 

「なら何で今までそれで連絡しなかったのさ?」

 

「しなかったんじゃない・・・出来なかったんだ」

 

「「「「「出来なかった??」」」」」

 

みんなが疑問を言っていたので僕はゆっくりと大切な親友との別れ間際の話をした。たった一回しか連絡できない事も

 

「じゃあ・・・」

 

「そう。たった一回だけしか連絡しかないけれど今しかない・・・」

 

「なんで??犯人を追いかければそれを使わないで済むでしょ?」

 

「「・・・・(ズゥゥゥン)」」

 

「ちょっ?!二人ともどうしたの?」

 

「美波はバカだなー。だからFクラスにーーって美波様?私の間接はそこまで曲がりませんが・・・?」

 

「だ・れ・が・・・バカよぉぉぉぉ!!」

 

「あんぎゃぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

「さそり固め!?女性がやる技じゃないよ!?」

 

「「いつもの事だからスルーしょう?スネ夫」」

 

「・・・・それもそっか」

 

「タスケテー!!」

 

明久の悲鳴があるが知らないふりにしておこう。自業自得だから

 

「さて・・・コントはおいといて」

 

「コントとか言うな!!」

 

雄二の言葉に明久がそういうが明らかに見慣れたコントしているとしか思えない・・・

 

「まぁまぁ、時間もないからとにかく連絡いれてみたら?」

 

「確かにそうですよね」

 

「ま、話を聞く限り事を急いだ方がいいみたいね」

 

美子さんと姫路、島田が冷静なコメントでごもっともな意見を出していた。ムッツリーニは何を想像したのか血まみれになっていたし、そのとなりには秀吉がケアしていた

 

「この数分で何があったの!?」

 

「・・・・・想像は偉大(ピクピク)」

 

「お主は何を想像したのじゃ・・・」

 

ムッツリーニの言葉に秀吉はごもっともな突っ込みいれていた。確かにその通りだけど正直問い詰めたいがまっいいか

 

「まぁいいよ・・・。とにかく電話するから黙ってね?」

 

「やり方わかるの?」

 

「まぁ・・・・何となくね」

 

僕はタイム電話をいじろうと思っていたが・・・怖くって震えていた

 

「「のび太・・・」」

 

「ごめん・・・・何か電話繋がるか不安になって・・・あははは、なに弱気になってるんだろうね。情けない・・・」

 

「大丈夫よ・・・」

 

「美子さん・・?」

 

「きっと繋がるよ」

 

「・・・うん!」

 

僕は美子さんの言葉に不思議と心が落ち着いた。やっぱり僕は彼女がいないとダメだなーと本当に思うよ・・・

 

「じゃあ・・・連絡するね」

 

「「「「・・・・(ゴクン)」」」」

 

ピロリン♪ピロリン♪ピロリ

 

「「「「「・・・・」」」」」

 

《・・・・まさか、君から連絡してくる日があるなんてね・・・驚いたよ》

 

「「!」」

 

通信が繋がり懐かしい声が聞こえた。その声にジャイアンとスネ夫は目を見開き、僕はにやけそうな気持ちを押さえながらもしっかりと返事した

 

 

「うん、こういう日が来るなんて僕も思わなかったよ。・・・・久しぶりだね、ドラえもん」

 

 

画面の向こうでは僕以上に嬉しそうに笑っている大切な親友・・・・あの別れた日以来の会話・・・ドラえもんが嬉しそうに笑っていた・・・・

 

 

 




ここまで読んでいただきありがとうございます!次回も宜しくお願いします!
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