バカとのび太の召喚獣   作:絆と愛に飢えるシリアス

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次の試練は・・・

辺りが煙に舞うなか僕は息が乱れながらもゆっくりと銃をおろした

 

「はぁはぁはぁ・・・なんとか・・・終わった・・・ぐっ」

 

「のび太君?!」

 

「大丈夫・・・多分特殊能力のフィードバック的なのだとおもう」

 

「そう・・・」

 

美子さんが心配そうな顔をして僕を見ていたが僕は恐らくは特殊能力のフィードバックだから腕が多少痛む感じだと答えた

 

「なかなかいい攻撃だった」

 

「「!」」

 

「安心しろ・・・もう戦う力は僕にはない」

 

その言葉通りに偽物のび太の体は消滅し始めた。どうやら、もう戦闘の意思はないみたい

 

「もう此方の体が消滅するのは明白だかは本物ののび太に伝えておく・・・闇はいつまでも闇なんだよ」

 

「「闇?」」

 

「いずれ貴様は・・・闇に飲み込まれる」

 

そう意味深い言葉を残して偽物のび太は消滅した・・・

 

「ふぅ・・・早くドラえもんを追いかけないと」

 

「待ちなさい。のび太君の体はまだ回復してないでしょ?1~2分はまだ休みなさい」

 

「でも追いかけないと・・・」

 

「のび太君の体はきちんと回復してないかはまだ休みなさい。・・・い・い・わ・ね?」

 

美子さんかとてもとてもいい笑顔で言っているがその笑顔は有無を言わさないと物語っていた

 

ーーつまり僕のとるべき選択はというと・・・

 

「はい」

 

「宜しい」

 

素直に言うこと従うことだ

 

 

 

ドラえもんside

僕は走りながらここに入るときに試練の事を言われた時の事を思い出した

 

『《3ツノシレンヲコエテモラウ・・ソコヲコエルトワタシガイル。ソシテ、召喚獣ノルールトオナジダ》』

 

ーー3つの試練を越えてもらう。そこを越えると私がいる。そして召喚獣のルールと同じだ

 

って言っていたあれの言葉の意味はもしかって・・・

 

「わかったぞ!!この試練の意味が!!」

 

「え?どうしたの?」

 

「三人とも走りながら聞いてね!?この試練の意味がわかったかもしれない!」

 

「「「え?」」」

 

僕は走りながら自分の考えられることを話した

 

「まずジャイアンが戦ってくれている敵は君達の先生なんだね?!」

 

「あぁ」

 

「なら、ジャイアンの試練はおそらく力技の試練!つまり、3拍子のつもりで向こうは本物ではないのを配属させたのだよ!」

 

「なら、のび太のは?」

 

スネ夫君が気になり聞いてきたので僕はあくまでも予想だけどと前置きして話を続けた

 

「あくまでも予想だけど、のび太君のは心の試練!・・・そもそも、あれが配属された時点で心おれていたのは僕もだけどね・・・」

 

「そういえば、のび太もだけどドラえもんもさっき何で震えていたのさ?」

 

「話せば長くなるけど・・・一言で言えば、僕とのび太君はトラウマなんだよ!」

 

「良く分からないが・・・まぁ、そこは触れないでおこう。となってしまえば、残りは体の試練?」

 

「普通に考えればね・・・心技体のつもりで向こうは配属してるね」

 

僕らは走りながらも次の試練も考えていた。最初に残ったジャイアンはもうのび太君達と合流できたのかな・・・?とにかく心配だ!!

 

「次の扉が見えた!!」

 

「明久!!頭から扉にタックルしろ!」

 

「なんで!?それだと僕が痛むでしょ!?」

 

「敵に奇襲かけれる!お前が苦しむ姿見れる!まさに一石二鳥だ!」

 

「「「君は最低だ!!」」」

 

本当に雄二君と明久君は僕と知り合ってそんなにたってないけど、これは信頼関係があるからいっているのかな?それとも本気でいっているのかな?

 

「とにかく開けるよ!」

 

「明久がつつこんでくれるのか?」

 

「普通にだよ!!」

 

もうこのままでは時間がないと思い明久君が扉を開けると共に最後の試練の部屋が明かりついた

 

「ここが最後の試練だ!!」

 

明久君が扉を開けてそう声大きく言うとーー

 

ーー侵入者排除、侵入者排除!

 

無数のロボットがいた。こ、これは!?!

 

「ロボットがたくさん!?」

 

「最後の最後でこんな数々のロボットがいるなんて聞いてないよ!?」

 

「いや、ロボットだけどロボットじゃない!」

 

あれは見覚えがある!!

 

「どういうこと?」

 

「あれは昔僕らの冒険で苦戦した敵の一つだよ!名前はたしかーー」

 

「ギ~ガ~!!」

 

「!ふせて!!」

 

僕が言うと明久くん達もとりあえず伏せると辺りに衝撃が走った!

 

「あれは・・・ツチダマだ!!」

 

「「ツチダマ?」」

 

「「「「「ギ~ガ~」」」」」」

 

「うわ、最悪だね・・・」

 

「うん」

 

僕とスネ夫君は嫌な顔をするのと対象に無数のツチダマは叫んでいた。つまりここの試練は・・・体力の試練!?




ここまで読んでいただきありがとうございます!次回も宜しくお願いします!

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