あの後お店は大忙しになり沢山のお客さんが来ていた。また先程、常夏コンビさんが来店し来たので明久に相手任せたのだが、喧嘩になりコーヒーを明久にかけようとすると秀吉にかかり、秀吉は着替えのため抜けていた。尚、常夏コンビさんは明久の手によりお店を追い出した
ーーカラン
そんな中、次のお客様が店に入ってきたので、今現段階で動けるのは僕だけしかいなかった・・・
「(明久は今、他のお客さんと相手になっているから無理だしここは僕がいくか!)いらっしゃいませ。何名様でございますか?」
「一名です。可能なら窓側にお願いしたい」
「(この店女性が来るの多いなー)かしこまりました。ではこちらの方にどうぞ」
僕は席を案内して、その席に座らせるとその女性は何を思ったのか僕の顔を見て・・・
「あなた・・・いい男ね。私と付き合わない?」
「ぇ?!」
「私今ならフリーなの。ね?付き合わない?」
な、なんか女性の目がものすごく怖いのだけど!?と、とにかく回避しないと!
「お客様。申し訳ありませんが、私どもは彼女がいますのでお付き合いお断りさせていただきます」
「あら、残念・・・なら、むりやり事実でもーー」
「メニューが決まりましたら、お呼びください!!」
なんかとんでもない人に絡まれてしまったような気がする・・・僕が戻ると明久がいたわるようにこちらを見てきた
「のび太・・・なんかものすごい人に絡まれたね・・・」
「・・・・美子さんに見られたくない」
「もしも見られたらきちんと弁明するよ」
「・・・頼むね・・・。」
僕がそう落ち込んでいると来店の知らせる合図が来たので僕は明久に任せていた。そして、僕は先程の女性に注文が決まったと思い向かった
「ご注文はなんですか?」
「私のご注文は・・・・あなたよ♪」
「だから僕は彼女いるといいましたよ!?そして、そんな注文はありません!」
「いいじゃない!愛は不滅と言うじゃない!?なら、私と付き合いなさい」
なんでこの人こんなに強引な注文するの!?ドラえもん助けてーー!!?誰でもいいから!?
「・・・・何をしているのですか?」
・・・・あ、これ僕が怒られる奴だと思い振り返ると・・・そこには満面の微笑みで目が据わっていた美子さんが僕の後ろにたっていた・・・
あれー?これどのみち僕が死にかけるの間違いないじゃないか・・・
何故彼女がいるのかというと遡ること数分前になる・・・
明久side
変態な先輩達も追い出して落ち着くと来店の知らせる合図が聞こえた。本当ならのび太に手伝ってほしいけど・・・なんか、ものすごい怖い雰囲気の女性に絡まれている・・・
「(ごめん、のび太。助けれそうにない・・・)いらっしゃいませー」
友を助けれないことに心のなかで謝罪して、お客さんを迎えると意外な客だった
「こんにちは、明久君。遊びに来ちゃいました」
「あれ、姫路さん?」
「やってるわね、アキ。へぇ~。結構似合ってるじゃない」
あれ、美波も来ていたの?元々この二人は今日はどこかに遊びにいっていたのかな?
「ほらほら、店員さん。ぼーっとしてないで席まで案内してくれない?」
「あ、はい。何名様でしょうか?」
「5人です」
「え??5人って2人しかいなくない?」
「2人はちょっと遅れているわ。それと、もう1人は・・・」
美波が言いながら指で店の奥を示すとーー
『・・・雄二。妻への隠し事は浮気の始まり』
『なんだ!?いるはずのない翔子の声が聞こえるぞ!?呪いか!?』
うん、こういってはあれなんだけど軽くホラーだ。そもそも、雄二は絶対に霧島さんにバイトを教えていないはずだから
「元々私たちがここに来たのは霧島さんが教えてくれたから」
「(なるほど・・・あれ?でもどうやって知ったのだろう?)とにかく、こちらへどうぞ」
「「はーい」」
僕がお冷やとか出すと、霧島さんも戻って席に座った。そういえば、のび太はどうなっているのだろう・・・?
「あ、美子ー。こっちよ」
「え!?!」
僕は美波が呼んだ人がのび太の恋人の三上さんだとしたら・・・のび太は殺されないかな・・・?
「ごめんなさい。おまたせ」
「(あ、これはのび太死んだかもしれない・・・)いらっしゃいませ」
「吉井君、仕事しっかりしてるのね。てっきり、暴れたりするのかと思ったわ」
「あ、あははは・・・(頼む!!のび太の事は気づかないで欲しい!)」
笑顔で席に座った三上さんに僕は言えない!!僕には三上さんに今のび太が求愛されているなんて言えない!!!言ったら・・・
のび太が怒られるだけ・・・あれ?別にそう思ったら僕に被害はいかないよね?
そう思っているとーー
『私のご注文は・・・・あなたよ♪』
『だから僕は彼女いるといいましたよ!?そして、そんな注文はありません!』
『いいじゃない!愛は不滅と言うじゃない!?なら、私と付き合いなさい』
「「「「・・・・・・・・」」」」
突然の女性の告白が聞こえて僕らは全員沈黙していると・・・・
「・・・・(ピキッ)」
「「「「ヒィィ!?」」」」
「・・・皆さんごめんなさいね。私は少しだけ席外します・・・。えぇ、少しだけお話ししてきますから、ごめんなさいね?」
「「「「は・・・・・はい・・・」」」」
僕もきちんと返事できたか怪しいけど、あ、あの霧島さんでさえ三上さんの言葉に返事が遅れていた。三上さんのあれは・・・笑顔だけど怒っている笑顔・・・それも敬語を使っていた
・・・のび太・・・・骨は拾うよ・・・・・
のび太side
僕は現在人生最大の冷や汗が止まりません。ジャイアンリサイタル?そんなのが可愛いくらい今、僕の心は死にかけています
「あら、どなたなのかしら?」
「・・・・まずは私の質問にお答えしてくれませんか?『何しているのですか?』と私は質問したのですが?」
美子さんが冷たい目で女性を見ていたが、僕には分かる・・・これは完全に怒っているやつだ・・・・
「見てわからない?私は彼を注文といったのだけどなにか問題ある??」
「・・・問題ありますが?それといいこと教えましょう」
「何かしら・・・?・・!?」
「っちょ!?」
美子さんは相手に見せつけるように僕の腕を自分の胸に寄せていた。余りの突然の事で僕は顔真っ赤になり、かたや見せつけられた女性は驚いた顔になっていた
「私の彼氏に手を出さないでくれませんか?彼も断っているのですから」
「あら、それはほんとうかしら?その場逃れ的なのではないのかしら?」
「残念ですが、私と彼は恋人関係です。よって、あなたの注文は受け付けれません」
「(美子さんの胸がぼぼぼぼくの腕にぃぃ!?////)」
僕はこのとき冷静ではなかったので今の二人の回りの状態は把握できず、パニックになっていた
そんな回りはというと・・・
「「・・・・・・・(ゴゴゴゴゴ)」」
「「「「「あわわわわ・・・(ガタガタ)」」」」」
誰も助けてくれる様子はなく、震えていた。そして、最初に口開いたのはーー
「・・・いいわ。貴方が恋人としているのなら諦めるわ」
「・・・・」
「ですが覚えておきなさい。・・・・女は欲しいものがあったら奪いたくなるものよ。離したくなかったらしっかりと見張っておくことね」
「えぇ、ご忠告どうもです」
「店員さん、ご迷惑代としてお金はここに払っておくわ。お釣りはいらないので」
そういって女性はお金をおいて壮快と出ていった。余りの事で僕はボーとしていたが、すぐに気を取り直して外に追いかけるも・・・
「・・・・いない?」
その女性は足が速いのかもう姿は見えなかった
だが、このとき僕は忘れていた・・・・。そう、恋人の彼女を怒らしていたことに・・・
「のび太君・・・少しあっちでお話ししましょう?」
「・・・・・あ」
その笑顔は・・・・怒っている・・・つまりお説教コース確定・・・・・
それを自覚した瞬間、美子さんのお話しが始まったことだけ伝えよう・・・・
ここまで読んでいただきありがとうございます!次回も宜しくお願いします